11/11〜11/17のSANFRECCE Diary


<18.11.17> 日本代表は昨日ベネズエラとの国際親善試合を戦い、1-1で引き分けました。日本代表のメンバーは、GK:シュミット、DF:酒井宏、冨安、吉田、佐々木、MF:遠藤、柴崎、南野(→伊東77分)、中島(→原口68分)、堂安(→杉本77分)、FW:大迫(→北川68分)。立ち上がりから両者とも切り替えが速く一進一退の攻防となりましたが、その中で日本は相手のDFラインの裏を突いてチャンスを作りつつも決めきれない、と言う時間が続きました。しかし前半39分、中島のFKに飛び込んだ酒井宏が足で押し込み、1点リードでハーフタイムを迎えました。そして後半も堂安のシュートや中島の突破などでチャンスを作ったものの、大迫、中島に代えて北川と原口、堂安と南野に代えて杉本と伊東を投入するとなかなかチャンスが作れなくなり、逆に後半36分に酒井宏が与えたPKを決められそのまま引き分けました。この試合は「森保ジャパン」のこれまでの3試合通り、前線の4人の積極的な動きでチャンスを作って先制点を奪うなど、順調に仕上がってきていることが分かる出来だったと思います。しかしその一方で途中からその4人を代えると攻撃が停滞し、逆に不運なPKから失点すると取り戻せずに終わりました。つかまり、代表の「基本形」はできたもののオプション作りはこれから、ということが分かった試合だったと言って良いように思います。火曜日に行われるキルギス戦は、このオプション作りをどこまで進めるか、を確認する試合になるのではないでしょうか。
<18.11.16> プレスリリースによると、来週末に行われる名古屋戦の前売券が順調に売れていて、セブン・イレブンフィールドシート、SS指定席、ホーム側SA指定席に続いて、ビジター側のSA指定席も完売となったそうです。またバックスタンド自由シートやサポーターズシートも50%の販売率となっているなど、他の席も残り少なくなっています。「俺たちの誇り」森崎和幸選手の引退セレモニーも予定されていると言うことで、満席になる可能性も高いホーム最終戦。観戦予定の方はぜひとも早めにチケットを確保してください。
<18.11.15> 昨日ドバイカップの初戦を戦ったU-21日本代表は、ウズベキスタンに2度リードを許しながらもその度に追いついて2-2で引き分けました。ゲキサカによると日本のメンバーは、GK:小島、DF:大南、立田、板倉、MF:松本、中山、藤谷(→長沼45分)、杉岡、三好、伊藤達(→岩崎61分)、FW:小川。試合早々に迎えたピンチは小島の好セーブで凌ぎましたが、前半14分に小島が止めたシュートのこぼれを押し込まれて先制点を許しました。それに対して日本はその3分後に藤谷のクロスがそのままゴールに飛び込み同点に追いついたものの、29分に立田のボールロストからカウンターを受けてミドルシュートから勝ち越されたそうです。しかし前半終了間際に藤谷がPKをゲットすると、小川がきっちりとゴールに蹴り込み同点でハーフタイムを迎えました。後半は日本が何度も相手ゴールを脅かし、33分には岩崎のシュートのこぼれを三好が押し込んだもののオフサイドの判定で取り消されたとのこと。逆に小島の好セーブ連発でウズベキスタンに追加点を許さず、そのまま勝点1ずつを分け合いました。
<18.11.14> 先週発売の紫熊倶楽部12月号(Vol. 250)を紹介します。表紙は先日今季限りでの引退を発表した森崎和幸選手で、今月号全体が彼の大特集となっています。まず最初の記事は森崎和幸選手のインタビューで、タイキャンプで離脱した今季はどのような状況だったか、そしてその中でどのような想いで引退を決断したのか、などいろいろな想いを語っています。続く記事は、「紫熊倶楽部」のバックナンバーの中から森崎和幸選手を取り上げたページを並べた「ドクトルカズの物語」。続いて、双子の弟でもある森崎浩司アンバサダーのインタビューと、足立強化部長、エルゴラッソの寺田記者、日刊スポーツの中上記者、中国新聞の日野記者が、それぞれの立場から森崎和幸選手について書いています。
 「READER'S AREA」を挟んで、後ろのカラーページの最初の「僕の好きな○○」も森崎和幸選手で、温泉について語っています。「MATCH REPORT」は清水戦と磐田戦。その後のページでは、城福監督と選手たちが森崎和幸選手へのメッセージを述べています。またピッチレポーター・掛本智子さんの「FACE TO FACE」も森崎和幸選手について。「カバンの中身を教えてください」では、サポーターの河野雄哉さんがカズへの思いを語っています。そして「SIGMA CALENDER」と「紫熊短信」を挟んだ最終ページでは、「森崎和幸が未来を託す若者たち」と言うタイトルで、川辺選手を取り上げています。
 サンフレッチェオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は定価360円。ホームゲーム会場とオフィシャルショップV-POINTのほか、広島県内の主要書店と東京・銀座のアンテナショップtau、及びe-VPOINTで発売中です。
<18.11.13> プレスリリースによると、青山選手が右膝痛のため代表を辞退することになりました。青山の右膝と言えば、W杯に向けての代表に選ばれながらも断念せざるをえなかった古傷。完全に治すのは難しいのかも知れませんが、リーグ戦の残り2試合に備えて養生して欲しいと思います。
<18.11.12> 昨日吉田サッカー公園で仙台との練習試合を行い、0-2で敗れました。得点は後半18分に古林、21分にハーフナーでした。モバイルサイトによるとこの試合は「希望と課題、その両方をものの見事に表現した試合」だったとのこと。梁勇基、冨田、阿部、関口、金正也、菅井、矢島ら経験豊富な選手を並べた仙台に対して、広島は森崎和、千葉、工藤、フェリペ・シウバ、中林以外は若手が多かったそうですが、それでも前半は内容的に上回っていたそうです。しかし「不思議なもので、リーグ戦のチームとは全く違う攻撃を構築しているのに、チャンスを得点につなげられないと言う症状は全く同じ」だったとのこと。そして後半、森崎和と馬渡が交代してシステムを変えた後の混乱を突かれて続けざまに失点してそのまま敗れる、と言うパターンまでトップチームと同じながら、吉野、松本泰、川井、川村らが良い動きを見せていたそうです。次の名古屋戦はホーム最終戦だというだけでなく、森崎和の引退セレモニーも行われます。そこで未来に繋がるような戦いをして、今季を良い形で締めくくって欲しいものです。
<18.11.11>  昨日ホームで行われた第32節仙台戦は、またもや1点を取り返せず無得点のまま敗れ、川崎Fに優勝をプレゼントすることになりました。
 前節体調不良でベンチスタートだった青山が先発に復帰して、以下の布陣で戦いました。
       林

和田  野上  水本 佐々木

   青山    稲垣
         (→馬渡72分)
 川辺        柴崎
(→松本泰79分)   (→柏65分)
    パト  ムイ

SUB:中林、千葉、森崎和、ベリーシャ
 対する仙台は、GK:シュミット、DF:平岡、大岩、板倉、MF:奥埜(→冨田86分)、椎橋、蜂須賀、永戸(→矢島65分)、FW:ハモン・ロペス(→阿部82分)、中野、石原、と言うメンバーでした。ファーストシュートは仙台で、前半7分に蜂須賀のクロスに大岩が頭を合わせましたが左に外れます。また17分には混戦から奥埜に打たれますが林が防ぎます。広島の最初のシュートは21分で、クロスのこぼれを青山が打ったものの枠外。また26分には柴崎のCKにパトリックが合わせましたがGKの正面を突きます。後半は仙台にボールを握られなかなかチャンスを作れなかった広島。7分にはティーラシンのスルーパスで抜け出したパトリックがGKと1対1になりましたが、飛び出してきたGKに止められてしまいます。そして後半22分、スローインのボールを左サイドに展開されると中野のクロスがハモン・ロペスへ。これを胸で落としたボールを石原にボレーで決められ、先制点を奪われてしまいました。
 その後広島は選手を入れ替えつつ攻勢を強め、後半38分にはCKから佐々木がヘディングで狙いましたがGKのファインセーブに阻まれます。またアディショナルタイムの馬渡の強烈なシュートもシュミットの素晴らしい反応で弾かれ、最後は右からのクロスにパトリックが飛び込んだものの当たり損なって枠外へ。広島の必死の攻撃も及ばず無得点に終わって、連敗は5に伸びました。
 この試合は途切れ途切れにしか見ていないのですが、全体的に仙台の思い通りに試合を進められてしまった、と言う印象。序盤は裏を狙う長めのパスとサイドからの攻撃に押し込まれ、後半はボールを支配されてなかなか良い形で奪えず、攻撃の形を作れませんでした。そして先制された後は引いてブロックを作る相手をなかなか崩せず、終盤は決定的なシーンを作ってもわずかなところで合わなかったり相手の好守に阻まれたりと言う、9月以降の試合で良く見られたシーンが繰り返されました。まさにこのところの広島の苦しい状況が濃縮されたような、そんな試合だったと言えるでしょう。
 今節は川崎Fも敗れたものの広島も負けたことによって勝点差7は縮まらず、残り2試合での逆転は不可能となって川崎Fの連覇が決まりました。一方前節3位だった札幌が敗れて勝点51に留まり鹿島が3位に浮上。広島との勝点差は4となっています。残り試合は2試合で、しかも得失点差はまだ広島が上回っている(広島が+13で鹿島が+8、札幌が-2)と言うことでまだ有利は保っているものの、ここまでの流れを見れば広島の2位も安泰とは言えません。賞金とACLプレーオフ出場権がゲットできる2位確保のためにはとにかく1勝すること。2週間後のホーム最終戦は何としても勝利して、今季を笑って終わらせなければなりません。

広島公式サイト  仙台公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ  戦評
日刊スポーツ  スコア速報  石原
サッカーダイジェストWeb 採点&寸評  城福監督「あれが入らないのか」  古巣に引導を渡した石原
SANFRECCE Diaryトップページに戻る