11/25〜12/1のSANFRECCE Diary
<18.12.1>
中国新聞によると、6連敗の状況を打開するため千葉をリベロに入れた3バックを採用するとのこと。また森崎和が今季初めて先発することになりそうです。3バックと言えば、ペトロヴィッチ監督と森保監督の下で作り上げてリーグを3回制覇した戦術。札幌との「ミラーマッチ」を制して、今季の有終の美を飾って欲しいと思います。
今日の試合会場は札幌ドームで、キックオフは午後2時。テレビ放送はDAZNと北海道文化放送となっています。今日はブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&TVを見れない方はそちらをどうぞ。
<18.11.30>
激動のJ1リーグ戦も明日が最終節。サンフレッチェはアウェイでコンサドーレ札幌と戦います。
今季からペトロヴィッチ監督が就任した札幌は、ここまで得点も失点も46といずれも「中位」の成績ながら、後半のアディショナルタイムの勝ち越しゴールが4回を数えるなど驚異的な粘り強さを発揮。チーム史上初めて4位以上を確定して、次節に勝てば初のACL(プレーオフの)出場権を獲得する、と言うところまで来ています。リーグ後半戦の戦績は次の通り。
19A ○3-2 長崎 【札】ジェイ、チャナティップ、都倉、【長】米田、バイス
20H ●1-2 柏 【札】ジェイ、【柏】瀬川、江坂
21H △1-1 C大阪 【札】チャナティップ、【C】ヨニッチ
22A △1-1 G大阪 【札】都倉、【G】倉田
23H ○3-2 FC東京 【札】都倉、白井、チャナティップ、【東】ディエゴ・オリヴェイラ、チャン・ヒョンス
24A ○2-1 清水 【札】宮澤、都倉、【清】OG
25H ○3-1 神戸 【札】菅、都倉、福森、【神】長澤
26A ●0-7 川崎F 【川】家長、中村、阿部、下田、小林、知念、田中
27H ●0-2 鹿島 【鹿】遠藤、鈴木
28H ○2-1 鳥栖 【札】三好、都倉、【鳥】小野
29A ●1-2 横浜FM 【札】ジェイ、【横】仲川、ウーゴ・ヴィエイラ
30A △2-2 湘南 【札】ジェイ、チャナティップ、【湘】山崎、杉岡
18A ○1-2 名古屋 【札】ジェイ2、【名】ジョー
31H ○1-0 仙台 【札】三好
32H ●1-2 浦和 【札】進藤、【浦】武藤2
33A ○2-0 磐田 【札】OG、三好
前節は前半のうちにOGを誘発して先制すると、その後は攻め込まれながらも身体を張った守備で失点を防ぎ、後半の良い時間に追加点を奪って完勝と言って良い内容で勝利しています。明日は勝てばクラブ史上初のACL出場権が獲得できるのに対して、引き分け以下に終われば4位が確定すると言う重要な試合。ここまでのシーズンの集大成のつもりで、必勝体制で迎え撃とうとしているに違いありません。
対するサンフレッチェですが、前節出場停止だったパトリックが戻ってきます。ただ中国新聞によると古傷の右膝の状態も良くないそうで、ベンチスタートの可能性もあるとのこと。他の選手の状態も含めて、城福監督の起用法が勝敗を分けることになりそうです。と言うことで、私のメンバー予想は次の通り。
林
和田 野上 水本 佐々木
柴崎 稲垣
柏 馬渡
川辺 ムイ
SUB:中林、千葉、吉野、森崎和、青山、ベリーシャ、パトリック
8試合勝ち無しで6連敗中とトンネルから抜け出せないサンフレッチェですが、積み上げてきたものは必ず花が開くもの。開幕時から勝ち続けてきた戦術は機能しなくなりましたが、いずれそうなることは初めから分かっていたこと。城福監督はそれに備えたチーム作りをしていたわけですから、その戦い方に自信を持って、最後の戦いに臨んで欲しいと思います。
<18.11.29>
報道によるとリーグ最終戦の札幌戦のチケットの売れ行きが急激に伸びているそうです。札幌は前節の勝利で史上初めて4位以上が確定し、次節はACL出場権を賭けた大事な試合。前売り券は一昨日の時点で既に26,000枚が売れているそうで、一日あたりの売れ行きも通常の1.5〜2倍に上っているそうです。今日の時点ではアウェイ指定席はまだ残っているようですが、アウェイ自由席は残り少なくなっているようですので、行く予定でチケットの無い人は早めに購入した方が良さそうです。
<18.11.27>
先週末に行われた高円宮杯プレミアリーグウェストの第16節で、サンフレッチェ広島ユースはアウェイで米子北高を下して2位をキープしました。メンバーは、GK:佐藤海、DF:鈴、大越、中谷、山崎、佐藤幸(→伊藤81分)、MF:渡部(→松本太86分)、土肥、FW:桂、鮎川(→福崎85分)、棚田(→細谷HT→竹内83分)。先制点は前半4分で、桂のパスを受けた棚田が右足で決めました。続いて2点目は前半13分で、佐藤幸のパスを受けた鮎川がドリブルからシュート。いったんは弾かれたもののこぼれ球を押し込みました。3点目も鮎川で、後半32分に細谷の浮き球のパスを決めました。第16節の全結果と順位表は次の通り。
【第16節】
G大阪ユース 1-2 京都U-18
C大阪U-18 2-1 東福岡高
神戸U-18 2-1 阪南大高
名古屋U-18 2-2 福岡U-18
米子北高 0-3 広島ユース
勝点 試合 勝 分 負 得失差
1京都U-18 33 16 10 3 3 +9
2広島ユース 31 16 9 4 3 +20
3G大阪ユース 29 16 8 5 3 +15
4名古屋U-18 28 16 8 4 4 +14
5C大阪U-18 26 16 8 2 6 +4
6東福岡高 25 16 7 4 5 +5
7神戸U-18 21 16 7 0 9 -11
8福岡U-18 20 16 6 2 8 -6
9阪南大高 11 16 3 2 11 -15
10米子北高 3 16 1 0 15 -35
<18.11.26>
来季のACLのグループステージの抽選会が22日に行われ、日本のクラブが入るグループが決まりました。それによるとJリーグ王者の川崎Fが入るのはH組で、同組になるのはシドニーFCと上海上港に加えてプレーオフ5(韓国第4代表×予選勝者)の勝者。また天皇杯優勝クラブはG組で、韓国王者の全北現代と中国第2代表、ブリーラム・ユナイテッドと戦います。そしてリーグ戦の2位と3位は日本第3代表と第4代表としてプレーオフからの出場となり、第3代表は2回戦7(チェンライ・ユナイテッド×(セレス・ネグロス×ヤンゴン・ユナイテッド))の勝者と、第4代表は2回戦8(ニューカッスル・ジェッツ×(ホーム・ユナイテッド×インドネシア1))の勝者と戦います。そしてここを勝ち抜くと、第3代表は広州恒大、韓国第2代表、メルボルン・ビクトリーのF組、第4代表は韓国第3代表、ジョホール、プレーオフ6の勝者(中国第4代表×(バンコク・ユナイテッド×ハノイFC))と同じE組に入ります。
因みにサンフレッチェはリーグ戦の4位以上が確定しているため、仮に最終節が最悪の結果になったとしても鹿島が天皇杯で優勝すればプレーオフに出場できます。ただ、やはりここまで来たら何としても自力で出場権をつかみたいところ。ここまでこれまで負けてもまだ2位にいるのは間違いなくチャンスなので、最終節はとにかく引き分け以上の結果を出して、ACLプレーオフの出場権を確保しなければなりません。
<18.11.25>
昨日ホームで行われた第33節名古屋戦は、先制点を奪ったもののすぐに逆転を食らってそのまま敗れ、森崎和の引退試合を飾ることができませんでした。
代表を辞退した青山はベンチスタート。また千葉と馬渡を先発起用して、次の布陣で戦いました。
林
和田 野上 千葉 佐々木
柴崎 稲垣(→東75分)
(→青山80分)
柏 馬渡
川辺 ムイ
(→森崎和64分)
SUB:中林、水本、吉野、ベリーシャ
対する名古屋は、GK:ランゲラック、DF:中谷、丸山、和泉(→櫛引90+1分)、MF:相馬、小林、エドゥアルド・ネット、秋山(→前田73分)、FW:玉田(→新井82分)、ジョー、ガブリエル・シャビエル、と言うメンバーでした。立ち上がりは名古屋のパス回しに翻弄され、なかなかボールを奪えません。そして1分にはガブリエル・シャビエルのクロスにジョーがヘッドを合わせ、そのこぼれを拾われクロスからジョーに決定的なシュートを打たれます。しかし徐々に落ち着きを取り戻すと高い位置でボールを奪えるようになり広島のチャンスが増えます。8分には馬渡がドリブルで仕掛けてドリブルからクロスを入れましたがクリア。9分には相手パスをカットして和田が遠目から狙いましたが上に外れます。続いて10分には佐々木、13分には馬渡がクロスを入れましたが味方に合わず、14分にも高い位置でのカットから馬渡のクロスをティーラシンが狙いましたがGKの正面を突きます。名古屋もその後反撃して、11分にはエドゥアルド・ネットに危ないシュートを打たれましたが枠外。20分にはジョーの力強いプレーから危ういクロスを入れられましたが合わず、29分〜30分にもゴール前に攻め込まれたものの守備陣が集中してはね返します。そして前半36分、中盤でのパスカットから右に展開して和田がクロスを入れるとティーラシンがダイビングヘッド。これはランゲラックに弾かれたものの、詰めていた柏が押し込んで先制点を奪いました。
ところがそのわずか3分後、右からのパスを受けた小林がペナルティエリア内左から低いクロスを入れると、ジョーがDFに身体を寄せられながらも胸トラップからシュートを決めて同点に追いつかれます。更に前半44分に右サイドを崩され、ガブリエル・シャビエルのパスを受けた小林がシュートを放つとこれが千葉の頭に当たってゴールに飛び込み、逆転を許してハーフタイムとなりました。
後半はジョーを残して自陣に引きこもる名古屋に対して広島がボールを支配して攻め込みます。しかし名古屋ゴール前の守備ブロックを崩せず時間だけが過ぎて行きます。後半18分に城福監督は、最初の交代カードとして森崎和を投入。そしてそれによりパスの回りが良くなり、決定的な場面が増えて行きます。後半23分には佐々木のパスに柏が走り込み、ダイレクトでクロスを入れたもののGKが処理。24分には森崎和のクサビのパスから柴崎がバイタルで前を向くと、スルーパスに馬渡が飛び込みましたがランゲラックがわずかに早くボールを抑えます。前田を投入してカウンターを狙う名古屋。しかし広島は左足の威力を持つ東を投入して攻撃の圧力を強めます。後半31分には柴崎が左足で狙いましたが枠外。続いて浮き球に馬渡が強引に頭を合わせに行きましたがオフサイドを取られます。続いて33分にはクリアのこぼれを拾った和田がシュートしましたがDFにブロックされます。相手を自陣に釘付けにして攻め続ける広島。両サイドから何度もクロスを入れますが、なかなか味方に合いません。また45分の東のミドルも枠を捉えることができず。47分にも東がシュートしたもののDFに弾かれます。広島は最後まで攻め続けたもののわずかなズレや判断の甘さから決めることができず、また運にも恵まれずに同点弾は生まれないまま試合終了。今季最多の22,000人近く入った観客は、ため息をつくしかありませんでした。
この試合、立ち上がりこそ危ういシーンを作られたものの先制点を奪うまでの展開は完璧だったと思います。高い位置からの守備が機能して何度も相手パスをカットし、コンビネーションからチャンスを作りました。先制点もまさにそのような流れで、柏の高い位置でのパスカットから右サイドに展開し、正確なクロスにティーラシンが合わせたシュートは弾かれたものの、パスを出した後も動き続けてペナルティエリア内に詰めていた柏が押し込みました。ただ、逆に最悪だったのがその直後の流れ。同点・逆転を狙って圧力をかけてきた名古屋のパスに振り回され、あっという間に逆転を食らってしまいました。点を取られた直接の原因はジョーの個人技であり、またシュートが千葉の頭に当たってコースが変わってしまった不運があったからではあるのですが、そこまでボールを持ち込まれてしまったのは中盤の守備が機能していなかったからでしょう。連敗が始まってからの広島はちょっとしたことから失点してしまう、と言うことが続いているわけですが、その悪癖がまた出てしまった、と言う試合でした。今季のリーグ戦も残り1試合となってしまいましたが、この課題は何としても解決しなければなりません。
ところでこの日が「引退試合」となった森崎和幸選手ですが、プレーそのものは往年を彷彿とさせるものだったと思います。後半に入って名古屋は完全に自陣に引いて守りを固めたため膠着状態となっていましたが、森崎和が入って以降は明らかに広島のチャンスが増えました。何気ないパス交換で相手の選手を動かしてスペースを作り、ここぞと言うところでの縦パスやサイドチェンジでチャンスを広げました。前回出場した磐田戦では試合勘の不足が散見され、彼らしくないパスミスや判断ミスが見られたのですが、この試合はほぼノーミスで守備と攻撃のタクトを振るいました。試合後に城福監督も「少なくとも磐田戦とは様子が違うものを見せてくれた」と語っていて、時間をかければもっと良いプレーができるようになる、と示唆していますが、次の札幌戦も試合展開によっては早めに投入して流れを変える、と言う役割を与えられるかも。ホームではもうプレーすることはなくなりましたが、現役最後の試合でもチームの勝利に向けて貢献してくれるのではないでしょうか。
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