12/23〜12/31のSANFRECCE Diary


<18.12.31> 昨日サンフレッチェは、東京Vとの契約が満了したドウグラス・ヴィエイラ選手を完全移籍で獲得した、と発表しました。ブラジルのリオデジャネイロ州出身のドウグラス・ダ・シルバ・ヴィエイラは、ブラジル国内とスウェーデンでのプレーを経て2016年に東京Vに完全移籍で加入しました。そして初年度は28試合出場で6ゴールとそこそこの成績だったものの、2年目はほぼ全試合に出場してチーム最多の18ゴールをゲット。また今年もシーズンを通して13得点をマークし、J1参入プレーオフの横浜FC戦でも決定戦進出を決めるゴールを決める活躍を見せました。ポストプレーや裏に抜けるスピードを兼ね備えた万能型のFWで、ティーラシンの穴を埋める、と言うだけでなく、場合によってはパトリックに代わってトップでプレーする力も持っている選手なのではないでしょうか。
<18.12.31> プレスリリースによると、ムアントン・ユナイテッドから期限付き移籍していたティーラシンの期限付き移籍期間が満了し、退団することになりました。ティーラシンは開幕戦で初ゴールを決めるなど、32試合で6得点とパトリックに次ぐゴールを記録して、タイ代表のエースとしての力を見せました。中国新聞によると広島としては来季の戦力と考えて契約更新を目指してムアントンと交渉していましたが、条件面で折り合わなかった、とのことです。
 昨年の記事によると、もともとムアントンと結んでいた契約は、2017年からの4年契約で総額1億バーツ(約3.5億円)。それを年俸25万ドル(約2,800万円)でレンタルしていたわけで、相当格安だったのは間違いありません。従ってムアントンとしては残りの2年間の年俸分と違約金を含めた数億円を要求するのは当然で、サンフレッチェとしてはとても出せなかった、と言うのが実際のところなのではないでしょうか。1年間Jリーグでプレーして、能力が通用することを見せたティーラシンとしてもここで帰国するのは残念なのではないかと思いますが、またチャンスがあったら、広島に戻ってきて欲しいと思います。
<18.12.31> サンフレッチェは昨日、林、稲垣、松本泰、川井との契約更改を発表しました。中国新聞によると、リーグ戦全試合に出場した林は500万円増の4,000万円でサイン。C大阪から獲得のオファーがあったと言う稲垣は、600万円増の2,500万円で広島でのプレーを選択しました。また松本泰は150万円増の650万円、川井は現状維持の500万円で契約更改しました。
<18.12.30> サンフレッチェは昨日、中林、川辺、森島、東、松本大との契約更改を発表しました。中国新聞によると、川辺の年俸は500万円増の2,200万円。G大阪や磐田などから獲得オファーを受けていましたが、残留を決断しました。リーグ戦の出場はなくルヴァンカップの出場のみに留まった中林と、リーグ戦1試合、ルヴァンカップ6試合の出場だった森島はそれぞれ現状維持の2,000万円と800万円。またリーグ戦1試合、天皇杯1試合出場の東と、ユースに専念していた松本大は、それぞれ460万円で契約しました。
<18.12.29> サンフレッチェは昨日、柏、野上、渡の3人と来季の契約を更新した、と発表しました。中国新聞によると、柏は700万円増の年俸5,400万円。野上も700万円増の2,200万円で、渡は200万円増の2,200万円となっています。柏は2シーズンぶりに全試合出場して自己最多タイの4得点を挙げる活躍で、「今季2位なので目指すは優勝。チームを引っ張っていきたい」と語っています。また野上は広島入りして最多となる30試合に出場してチームを牽引しました。一方渡は17試合で1得点とやや不完全燃焼だったのではないかと思われます。
<18.12.29> サンフレッチェは昨日、清水航平選手が清水エスパルスから期限付き移籍する、と発表しました。中国新聞によると、年俸は2,000万円。2008年に広島でプロとしてのキャリアをスタートさせた清水は、5年目の2012年に左WBとしてポジションを確保して初優勝に貢献しました。そしてその後も両WBだけでなくストッパーとしてもプレーするなどユーティリティープレーヤーとして重宝されていました。しかし昨年はシーズン途中から出場機会が激減したこともあってエスパルスに期限付き移籍し、シーズン後に完全移籍しました。ところが今季はシーズン当初からベンチ入りもできずに8月に甲府に期限付き移籍して、9試合に出場したものの終盤は出場機会を失っていました。ヨンソン監督の評価が低かったことからエスパルスに移籍したにも関わらず、そのヨンソン監督がエスパルスに就任すると言う「不運」に見舞われた清水ですが、本来の力を考えればまだまだやれるはず。来季は古巣に戻って、元気いっぱいのプレーを見せて欲しいと思います。
<18.12.29> サンフレッチェは昨日、工藤壮人選手の山口への期限付き移籍を発表しました。2017年にバンクーバー・ホワイトキャップスから広島入りした工藤は、開幕戦となる新潟戦で先制ゴールを決めてエースの期待に応える広島デビューを果たしました。その後も第6節G大阪戦と第8節の仙台戦にゴールを挙げて勝点奪取に貢献したものの、結局はシーズンを通してゴールはその3つだけ。第12節以降は先発を外れ、第26節以降はベンチ入りも叶わないままにシーズンを終了しました。そして柏時代の背番号9を背負ってスタートした今シーズンも、ベンチスタートやメンバー外が多く12試合出場で1ゴールに終わりました。日本代表にも選ばれた柏時代の輝きを取り戻せないままに終わった工藤ですが、まだ28歳と老け込む歳ではないはず。まずは山口で試合に出続けてゴールを奪う感覚をとり戻して、また広島に戻ってきて欲しいと思います。
<18.12.29> サンフレッチェは昨日、岐阜に期限付き移籍中のイヨハ理ヘンリー選手のレンタル期間延長を発表しました。開幕戦と第2節に先発した後はなかなか出場機会をつかめなかったイヨハですが、第29節に先発フル出場するとその後は9試合連続で先発起用されて、プロとしては最も出場試合の多いシーズンとなりました。来季はぜひともシーズンを通してポジションを確保して、経験を積んで広島に戻ってきて欲しいと思います。
<18.12.28> スウェーデンメディアによると、IFKイェーテボリのエミール・サロモンソンがサンフレッチェとの契約を結んだ、とのことです。サロモンソンは1989年生まれの29歳で、右サイドを主戦場とするDFだとのことなので、事実だとすれば馬渡が移籍した穴を埋めることができそうです。
<18.12.28> サンフレッチェは昨日、東京Vから井林章選手を完全移籍で獲得した、と発表しました。中国新聞によると、年俸は推定で2,200万円。東広島市出身の井林は、サンフレッチェびんごJrユースから広島皆実高校に入学し、3年生の冬には高校選手権優勝に貢献しました。そして関西学院大を経て2013年に東京Vに加入すると、プロ初年度から主力として活躍して4年にわたって主将も務めていました。約10年ぶりに地元・広島に戻ることになった井林は、「広島でまたサッカーをすることができる喜びと希望を胸に、広島のために全力を尽くして戦っていきます。J1という舞台でも活躍できるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」とコメントしています。1990年生まれの井林は廣永、和田、工藤と同年齢で、サンフレッチェの全選手の平均よりやや上。従って単に試合に出るだけでなく、DFリーダーとしてチームを引っ張って欲しいと思います。
<18.12.27> サンフレッチェは昨日、増田卓也選手の町田への期限付き移籍と、長沼洋一選手と川村拓夢選手の愛媛への期限付き移籍を発表しました。
 広島皆実高から流通経済大を経て2012年にサンフレッチェでプロとしてのキャリアをスタートさせた増田は、西川や林の壁を破れず5年間の広島在籍中にリーグ戦出場はわずか4試合に終わり、出場機会を求めて昨年から長崎に期限付き移籍。全試合にフルタイム出場して長崎初のJ1昇格に貢献しました。そして今季も開幕から4試合は先発出場したものの、その後は徳重にポジションを奪われ計6試合に出場しただけに終わっていました。町田はベテラン高原が守護神として君臨していましたが、今季の途中から新人の福井にポジションを奪われるなど激しいポジション争いが続いていたので、増田が割って入る可能性は高そう。来季はまたJ2が舞台となりますが、新しいチームで出場機会をつかんで経験を積んできて欲しいと思います。
 2016年にユースからトップ昇格した長沼は、2017年のシーズン途中に山形に期限付き移籍。そこでは3試合の出場に留まると、今季は岐阜にレンタルされて主に途中出場で17試合に出場していました。一方の川村は今季ユースからトップ昇格してルヴァンカップの3試合に出場したものの、怪我の影響もあってリーグ戦も天皇杯も出場無しに終わりました。長沼も川村もそれぞれU-21代表とU-19代表の常連で、特に長沼はドバイカップのクウェート戦で3アシストの活躍を見せるなど来季の成長が期待されています。二人ともまずは愛媛でポジションをつかんで、成長して戻ってきて欲しいと思います。
<18.12.26> 中国新聞によると、東京VのDF井林章選手を獲得することが明らかになった、とのことです。東広島市出身の井林はサンフレッチェびんごから皆実高に進学して高校選手権では優秀選手にも選ばれたことのあるCBで、関学大から2013年に東京V入りしてプロとしてのキャリアをスタート。1年目から28試合に出場するなど6年間の通算出場試合数は227試合で11得点の実績を残しています。そして2015年には主将に任命されるなど、東京Vでは中心選手として活躍しています。28歳と言う年齢を考えれば、「千葉の穴を埋める」(中国新聞による)のみならず、チームを引っ張る存在になることが期待できる選手だ、と言えるのではないでしょうか。
<18.12.26> プレスリリースによると、千葉に期限付き移籍中の茶島雄介選手の移籍期間が2020年の1月末まで延長されることになりました。今季は千葉でプレーした茶島は、チームで3番目に多い39試合に出場して3ゴールを挙げるなど、J2とは言えプロのキャリアの中では最も活躍したシーズンとなりました。茶島のコメントによると「復帰の選択肢もあった」とのことなのでサンフレッチェとしても復帰のオファーは出していたようですが、J1昇格が叶わなかったことで「ジェフでの仕事を中途半端にしたくない」と来季も千葉でプレーすることを選択した模様です。
<18.12.26> サンフレッチェは昨日、千葉和彦選手の名古屋への完全移籍を発表しました。高校卒業後にオランダに渡ってプロとしてのキャリアをスタートさせた千葉は、新潟で6年間プレーした後に2012年に広島入り。リベロとしてDFラインを統率して3度の優勝に貢献しました。そして2013年には東アジアカップの日本代表に選出されてオーストラリア戦で初キャップを記録。2014年には選手会長を務めるなど、広島を代表する選手の一人となりました。しかし今季は開幕戦での骨折の影響と野上の成長もあって出場機会が減り、リーグ戦の出場は2006年以来最少の11試合に留まっていました。出場機会が少なくなったとは言え、リーグ最終節では3バックの中央に位置して勝点1ゲットに貢献するなどまだまだ戦力として期待できる選手ですが、しかしサンフレッチェとしては世代交代が急務となっているのも確か。来季は今年以上に厳しいポジション争いになるであろうことを考えると、ここで新天地を目指すことを決断したことも理解できます。足下の技術の高い千葉であれば名古屋のパスサッカーに適合するのは間違いないところなので、是非とももう一花咲かせて欲しい、と思います。
<18.12.25> 中国新聞によると、千葉和彦選手に名古屋から完全移籍での獲得オファーが来ていることが明らかになった、とのことです。関係者によると千葉は移籍を希望しているそうで、「チームを去ることが濃厚になった」とのことです。2012年に広島入りした千葉はリベロとして森保体制の要として活躍し、V3の原動力の一人となっていました。しかし今季は開幕戦で右手首を骨折した影響もあってリーグ戦の出場は11試合に留まっていました。ただ、リーグ戦終盤の2試合に先発出場したこともあって広島としては戦力と考えて契約交渉を行っていたらしく、移籍することになれば痛い流出、と言うことになりそうです。
<18.12.25> ブラジル遠征中のU-19代表はU-19ブラジル代表との親善試合に勝利し、今年の活動を締めくくりました。JFAのサイトによると40分×2本で行われたこの試合のメンバーは、GK:谷、DF:菅原(→喜田68分)、橋岡、小林(→瀬古60分)、宮本(→中村拓HT)、MF:山田(→中島68分)、齊藤未(→平川60分)、伊藤、斉藤光(→中村敬58分)、FW:田川(→宮代68分)、久保(→西川60分)。試合は開始早々から緊迫感あるゲームだったそうですが、日本は互角以上に戦ったとのこと。前半は両者ともチャンスを作ったものの守備も堅く、スコアレスでハーフタイムを迎えました。そして後半はメンバーを交代してきたブラジルに攻め込まれたものの集中して跳ね返すと、後半13分、田川がふわりとしたパスを前線に送ると抜け出した久保がGKとの1対1を制して先制点をゲットします。その後は相手に攻め込まれて厳しい場面を作られたものの凌ぐと、後半40分にはカウンターから抜け出した中村敬のクロスを宮代が決めて、2-0で勝利しました。
 なおこの2日前に行われたU-20CRフラメンゴとの練習試合も2-1で勝利しています。JFAのサイトによると30分ハーフで行われたこの試合のメンバーは、GK:大迫、DF:菅原(→中村拓HT)、瀬古(→橋岡43分)、小林、喜田(→宮本43分)、MF:中村敬(→久保HT)、平川、伊藤(→山田HT→齊藤未43分)、中島(→斉藤光43分)、FW:西川(→郷家43分)、宮代(→田川43分)。得点は前半29分に宮代、後半30分に久保。失点は後半17分でした。
<18.12.24> サンフレッチェは先日、来季の開幕前スケジュールを発表しました。それによると全体トレーニング開始は今季よりもちょうど1週間早い1/15。また一次キャンプは昨年と同様にタイ・バンコクで行われますが、こちらも今季よりも約1週間前倒しで1/20〜2/2となっています。そして二次キャンプも約1週間早い2/4〜2/13で、長年(たぶん2001年から)続けてきた宮崎シーガイアではなく、鹿児島県の指宿いわさきホテルで行われることになりました。開幕前スケジュールをまとめると次の通り。
1/12(土)13:30〜  キックオフイベント(広島文化学園HBGホール)
1/15(火)11:00頃〜 必勝祈願・清神社参拝(安芸高田市・清神社)
1/15(火)午後    トレーニング開始(吉田サッカー公園)
1/20(日)〜2/2(土)1次トレーニングキャンプ(タイ・バンコク)
1/26(土)18:00   2019Jリーグアジアチャレンジinタイ チョンブリFC戦(チョンブリ・スタジアム)
2/4(月)〜2/13(水)2次トレーニングキャンプ(指宿いわさきホテル内サッカー場)
2/11(月)14:00   プレシーズンマッチ 山口戦(維新みらいふスタジアム)
2/13(水)18:30〜  サンフレッチェ広島を励ます会(リーガロイヤルホテル広島)
2/19(火)      ACLプレーオフ
2/22〜24       J1リーグ開幕戦

<18.12.23> Jリーグは来シーズンから外国人の登録枠を撤廃し、出場枠も5人に拡大しますが、中国新聞によるとサンフレッチェはこの流れには乗らず「日本人選手の育成を軸とする従来のチーム編成を変えない方針を固めた」とのことです。来季の外国人選手の編成ですが、パトリックの残留が濃厚なもののティーラシン、フェリペ・シウバ、ベリーシャは流動的だとのこと。3人の動向次第では、新外国人FWの獲得を検討する方針だとのことです。
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