2/25〜3/3のSANFRECCE Diary


<18.3.3> 明日はJ1リーグ戦第2節。サンフレッチェはアウェイで浦和レッズと対戦します。
 昨年の浦和は好スタートを切って序盤は首位に立ったものの夏場に不調に陥り、7月にペトロヴィッチ監督を解任。コーチを務めていた堀氏が監督を引き継いでACLで2度目の優勝を果たしてクラブワールドカップにも出場しました。しかしリーグ戦は7位に終わるなど国内タイトルには届かず、今季のACL出場権も逃しています。と言うことで国内に専念できる今季は、国内での戴冠を目指して武富、マルティノス、岩波ら即戦力を獲得。堀監督がユースを指導していた時代から採用していた4-3-3を熟成させて今季に臨んでいます。
1A △1-1 FC東京 【浦】槙野、【東】東
 前節は序盤から主導権を握ったものの攻撃のアイディアが乏しく、前半終了間際の興梠のボレーシュートも枠を外れて無得点で前半を終えました。逆に後半3分には高萩のスルーパスで抜け出した東が槙野と宇賀神を振り切って先制ゴール。その直後にCKから槙野が同点弾を決めたものの、その後は両者とも決め手を欠いて勝ち点1ずつを分け合っています。明日はホーム・埼玉スタジアム2002での開幕戦と言うことで、真っ赤に染まったスタンドからは相当なプレッシャーがかけられるはず。浦和の選手たちはその応援を力にして、絶対に勝ち点3を取ると言う気持ちで戦いを挑んで来るのは間違いありません。
 対するサンフレッチェですが、前節怪我で途中交替した千葉は全治3ヶ月と言うことで、代わりに野上を起用して戦う可能性が高そうです。
       林

和田  野上  水本 佐々木

    青山  稲垣

 川辺         柏

    パト  ムイ
    
SUB:中林、丹羽、吉野、馬渡、柴崎、渡、工藤
 開幕戦ではティーラシンのゴールを守り切って勝利したサンフレッチェでしたが、後半はほとんどボールを持つことができずに耐える時間が続きました。昨年のことを考えれば攻められながらも1点を守り切った、と言うのはポジティブですが、守ってばかりでは事故が起きる可能性もあるだけに改善したいところ。明日も浦和にボールを持たれる時間が長くなる可能性が高いと思いますが、そこを耐えるだけでなく機を見て逆襲して点を取って勝つ、と言う試合展開に期待したいと思います。
<18.3.2> U-17日本代表は一昨日UAE Football Cupの第2戦をU-17 UAE代表と戦い、5-0で勝ちました。メンバーは、GK:板橋、DF:畑(→山崎大85分)、馬場(→松本75分)、木村、橋本、MF:有田、岩本(→山本64分)、小林、宮城(→松田71分)、FW:藤尾(→ブラウンノア71分)、山崎稜(→斉藤53分)。日本サッカー協会のサイトによると前半3分で、岩本のCKを馬場がヘッドで決めました。追加点は28分で、宮城のクロスに藤尾が合わせました。そして後半も日本がペースを握り続け、後半11分に斉藤がFKを直接決めて3点目。後半19分にはワンツーでペナルティエリアに侵入した斉藤がゲットし、34分にはクロスのこぼれを有田が決めて5点目を奪いました。ただその後は守備を固めたUAEに対してボールを持てるもののシュートまでは行けなくなったそうで、大勝しながらも課題の残った試合だったようです。
<18.3.1> UAE Football Cupに参加中のU-17日本代表は月曜日にU-17ロシア代表との初戦を戦い、2点差を追いついて2-2で引き分けました。この試合のメンバーは、GK:三井、DF:山崎大、岩井(→畑84分)、馬場、半田、MF:松田、山崎稜(→岩本HT)、松本(→宮城60分)、山本、FW:ブラウンノア(→藤尾67分)、斉藤。日本サッカー協会のサイトによると立ち上がりから激しいボールの奪い合いになったそうです。そして8分にCKから先制点を奪われ、1点のリードを許して前半を折り返しました。そして後半も5分にパスミスから追加点を許してリードを広げられましたが、その後は徐々に前線に繋がるようになり12分には斉藤のキープから松田が決めて反撃を開始。何度もチャンスを作り、またPK失敗もありながら粘り強く戦って、後半終了間際にシュートのこぼれを藤尾がボレーで決めて引き分けに持ち込みました。
<18.2.28> サンフレッチェは昨日、札幌戦で負傷退場した千葉選手が広島市内の病院で「右橈骨遠位端骨折、右尺骨茎状突起骨折」と診断され、手術を受けたと発表しました。中国新聞によると実戦復帰まで3ヶ月かかると言うことで、ワールドカップによる中断前の復帰は厳しい状況となりました。
<18.2.27> U-17日本代表は現在UAEに遠征していますが、そのメンバーにサンフレッチェから山崎大、鮎川の2人が選ばれています。今回選出されているメンバーは次の通り。
【GK】三井(名古屋U-18)、板橋(鳥栖U-18)
【DF】山崎大(広島ユース)、橋本、畑(市立船橋高)、岩井(横浜FMユース)、
    木村(FC東京U-18)、馬場(東京Vユース)、半田(山形ユース)
【MF】岩本(G大阪ユース)、松田、小林(横浜FMユース)、山崎稜(清水ユース)、
    鮎川(広島ユース)、山本(東京Vユース)
【FW】藤尾(C大阪U-18)、ブラウンノア(横浜FMユース)、宮城(川崎U-18)、
    齊藤(横浜FCユース)

※鮎川は怪我のため招集を辞退し、有田(川崎FU-18)に変更
 このメンバーは昨日から始まった「UAEフットボールカップ」に参加中で、ロシア、UAE、バーレーンの各U-17代表と対戦します。
<18.2.26> 昨日行われたIPU・環太平洋大学との練習試合は、5-1で勝ちました。モバイルサイトによると前半のメンバーは、GK:中林、DF:丹羽、野上、吉野、馬渡、MF:森島、松本、柴崎、フェリペ・シウバ、FW:渡、工藤。3分に馬渡のCKを渡がヘッドで決めると、24分には馬渡のCKのこぼれを丹羽が叩き込み前半を2-0で折り返しました。後半は、GK:廣永(→大迫77分)、DF:馬渡、丹羽、吉野、川井、MF:柴崎、松本、川村、フェリペ・シウバ、FW:渡、工藤、と言うメンバーに代わり、19分にはフェリペ・シウバが相手からボールを奪ってそのままゴールを決めました。その後31分にカウンターから失点したものの、36分に渡がテクニカルなシュートを沈めると42分には渡のクロスを工藤が決めて試合を終えました。TSSサンフレッチェ広島には詳しい試合内容や城福監督のコメントが掲載されていますので、ぜひそちらをご覧下さい。
<18.2.25> 昨日ホームで行われた札幌戦は、ティーラシンのゴールを守って逃げ切り3年ぶりにリーグ開幕戦勝利を挙げました。
 先発メンバーは山口とのPSMと同じで次のような布陣でした。
       林

和田  千葉  水本 佐々木
    (→野上62分)
    青山  稲垣

 川辺         柏
 (→柴崎88分)
    パト  ムイ(→渡84分)
    
SUB:中林、吉野、馬渡、工藤
 対する札幌は、GK:ク・ソンユン、DF:進藤、キム・ミンテ、福森、MF:駒井、宮澤、深井(→小野71分)、菅(→石川59分)、三好、チャナティップ(→ヘイス71分)、FW:ジェイ、と言うメンバーでした。立ち上がりはやや緊張が見られた広島でしたが、慣れるに従ってパスが回るようになり相手ゴールに迫るシーンが増えます。前半12分にはCKに佐々木が飛び込みましたがシュートは枠外。14分には川辺がシュートしましたがDFにブロックされ、15分には佐々木のクロスに飛び込んだ千葉が右足を合わせましたが上に外れます。また19分には柏が左足で狙いましたが惜しくも枠外。20分にはパトリックが、21分には柏が、22分には水本がシュートしましたが決めることができません。更に25分にはショートコーナーからのクロスに佐々木が合わせましたがヘディングシュートはバーに弾かれます。逆に27分には菅のふわりとしたボールをクロスバーが弾く、と言うシーンを作られますが、その直後に先制点を奪ったのは広島。前半27分、柏の右足のクロスにティーラシンが中央で高く跳んで頭を合わせ、タイ人選手として初となるJ1リーグ初ゴールをゲットしました。
 その後は札幌の反撃を受け、39分には三好と宮沢に続けざまにシュートを打たれましたがゴールを許さず。また前半終了間際にも三好に抜け出されましたがハンドの判定に救われます。前半は広島の1点リードでハーフタイムを迎えました。
 後半いきなり攻め込んできたのは札幌で、1分には駒井のクロスに三好が頭で合わせましたが上に外れます。また6分には三好がドリブルからシュートを放ちましたが枠外。10分にはチャナティップにフリーでシュートを許しましたが林が倒れ込みながら抑えます。続いて13分にはチャナティップにシュートを許しましたが千葉に当たって枠を外れます。広島は19分に右からのクロスにパトリックが頭で合わせ、26分には柏が遠目から惜しいシュートを放ちましたが後半のチャンスはそのくらい。セカンドボールを拾えず球際で勝てず、また札幌にパスに振り回されてゴール前ではね返すだけになります。33分にはクリアミスから小野に危ういシュートを打たれましたが枠外に外れるなど、終盤には札幌に何度もゴール前に迫られ、またシュートを打たれます。しかし危ないシーンでも全員が集中してはね返し、1点差を守って逃げ切りました。
 試合終了とともに城福監督は思わず大きなガッツポーズをしていましたが、「勝点3がどうしても欲しかったので、そのミッションをクリアできて良かった」と語っているように、やはりかなりの重圧があったのだろうと思います。「内容を見ると課題があった」とは言うものの、チームが完成するまでは時間がかかる、とは監督が最初から言っていたこと。むしろそのような状況でもしっかりと形を作って狙い通りに先制点を奪ったこと、そしてその後は押し込まれる時間が長かったにも関わらず集中を切らさず結果を出したことは評価して良いと思います。少なくとも昨年の開幕戦で、良い流れから先制点を奪ったもののロングボールから追いつかれ、その後は数的優位を活かせず勝ちきれなかったことを考えれば、大きな前進だったと言えるでしょう。
 ただ試合全体を通しての印象を言えば、まだまだ物足りないのは確か。例えば守備はもっとラインを高くしてコンパクトに保って走る距離を短くし、消耗を抑えるような戦い方をすべきだし、また後半のように劣勢に陥ったときももっと落ち着いてボールを回して様子を窺うような時間帯を作るべきでしょう。やはりもっとチーム全体で戦術理解を深めることが、戦い方を安定させることにも繋がるはず。そしてそれによってこそ着々と勝ち点を積み重ねていくことができるのだろうと思います。
 なお今季加入した新戦力では、ティーラシン、川辺、和田が先発して渡が途中出場、と言うことになりました。この中で決勝ゴールを挙げたティーラシンだけでなく、セットプレーのキッカーを務めた川辺や右サイドを激しく上下動しながら攻撃と守備で貢献した和田も、貴重な戦力となっていることを示したと思います。ただティーラシンについて城福監督が「彼の持っているポテンシャルを考えたらもっともっとやれると思う」と語っているように、この点でも物足りないのは確か。それぞれの選手がもっとフィットして、コンビネーションもできてくればチーム全体の力もアップするのではないでしょうか。次節以降は浦和、G大阪、鹿島と強敵が続きますが、自分たちがやろうとしていることを信じて、しっかりとした準備をして臨んで欲しいと思います。

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