3/4〜3/10のSANFRECCE Diary


<18.3.10> 「ホットニュース」によると城福監督は鹿島について「どんなシチュエーションでも"鹿島は鹿島だ"と言う誇りというか自負があるチーム」とリスペクトしながらも「明日は"鹿島だからな"と言うせりふは無しにしたい」と思いを語っています。チームでは浦和戦とG大阪戦の2試合の映像を共有したそうで、リーグ戦メンバーとカップ戦メンバーの「お互いにとってもすごく良い刺激になった」とのこと。今日はおそらく「リーグ戦メンバー」で戦うことになりますが、この2試合で学んだことを生かして良いサッカーで最後まで力を合わせて戦い抜いて欲しい、と思います。
 今日の試合会場はカシマスタジアムで午後3時キックオフ。試合中継はDAZNで生放送が予定されています。今日もブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&DAZNを見れない方はそちらをどうぞ。
<18.3.9> 明日はJ1リーグ戦第3節。サンフレッチェはアウェイで鹿島アントラーズと対戦します。
 昨年は第21節から第33節までずっと首位を保っていたにも関わらず最後の2試合で引き分け、川崎Fに逆転優勝を許してしまった鹿島。今季は鹿島らしい勝負強さを取り戻すことを目的に黄金期を知る内田を獲得。また犬飼や安西らをDFラインに補強してシーズンをスタートしました。そして開幕戦こそスコアレスドローに終わったものの、ACLは着実に勝ち点を積み重ね現在グループ首位に立っています。ここまでの公式戦の戦績は次の通り。
ACL1 △1-1 上海申花 【鹿】遠藤、【上】モレノ
ACL2 ○2-1 水原   【鹿】金崎2、【水】クリストヴァム
1A △0-0 清水
2H ○1-0 G大阪  【鹿】金崎
ACL3 ○2-0 シドニー 【鹿】土居、植田
 前節は小笠原が半年ぶりにリーグ戦に出場したこともあって落ち着いてゲームを展開し、前半から何度も相手ゴールに迫ると後半33分に鈴木のクロスから金崎が決めて勝ち切りました。また水曜日のACLシドニーFC戦はG大阪戦から8人を入れ替えて戦い、後半は押し込まれる時間もあったものの手堅い戦いで勝ち点3を持ち帰っています。明日はシドニーから帰国した翌々日の試合となりますが、小笠原、金崎、ペドロ・ジュニオールらは遠征に参加していないためコンディションは整えているはず。明日はホームということで、当然勝つつもりで広島を迎え撃とうとしているに違いありません。
 対するサンフレッチェですが、ルヴァンカップの先発メンバーが良いパフォーマンスを見せたためメンバーの入れ替えの可能性はあります。ただこちらも中2日で、しかもリーグ戦のメンバーも2連勝と結果を残していることを考えると、ここは浦和戦のメンバーをそのまま起用する、と考えるのが妥当だと思います。
       林

和田  野上  水本 佐々木

   青山    稲垣

 川辺         柏

    パト  ムイ
    
SUB:中林、丹羽、吉野、馬渡、柴崎、渡、工藤
 ここまで公式戦3連勝と好調のサンフレッチェですが、これまでの相手はどちらかというと調子の悪いチームばかり。「強い鹿島」相手でも同様に良いサッカーができるか、が問われることになります。明日は「城福広島」の現在地を測るためにも、また更に上を目指すためにも、チーム一丸となって戦って勝ち点3を持ち帰って欲しい、と思います。
<18.3.9> タイサッカー協会は昨日、3/22-25にバンコクで開催されるキングスカップのタイ代表メンバーにティーラシンを選出した、と発表しました。このキングスカップはタイ代表と招待チームが対戦するもので、今年は1回戦でガボン代表と対戦し、勝てば決勝でスロヴァキアとUAEの勝者と対戦することになります。
<18.3.8> 昨日吹田で行われたYBCルヴァンカップグループステージ第1節は、工藤と柴崎がそれぞれ2ゴールずつを挙げて4-0で圧勝し、浦和とともにグループ首位に立ちました。
 日曜日から中2日と言うことで浦和戦から全員を入れ替えて、次の布陣で戦いました。
      中林

馬渡  丹羽  吉野  川井

   松本泰   森島

 柴崎     F・シウバ(→川辺74分)
 (→柏60分)
    工藤  渡
        (→川村82分)
    
SUB:廣永、野上、稲垣、松本大
 対するガンバは、GK:東口、DF:米倉、三浦、ファビオ、藤春、MF:福田、市丸、遠藤(→矢島HT)、FW:ファン・ウィジョ、アデミウソン(→長沢61分)、倉田(→中村HT)、と言うメンバーでした。最初のチャンスは前半6分で、馬渡のシュートがポストを叩き、こぼれをフェリペ・シウバがフリーでシュートしましたがバーの上。続いて8分には藤春の横パスをカットしたフェリペ・シウバがシュートしましたが、これも枠を外れます。そして前半9分、柴崎のフリックでフリーになった馬渡のクロスを渡が受け、ペナルティエリア内からシュート。これは東口が反応したもののこぼれ球を工藤が押し込んで、広島が先制点を奪いました。
 その後も広島が攻め続け、10分には渡のミドルのこぼれからフェリペ・シウバが決定的なシュートを放ちましたがクリア。20分にもカウンターで抜け出したフェリペ・シウバがGKとの1対1からシュートしましたが惜しくも枠外に外れます。そして前半24分、左サイドからのスローインを渡が胸で落とし、これを受けたフェリペ・シウバが左サイドからクロスを送ると柴崎が押し込んで追加点を挙げました。
 その後ガンバも反撃し、25分には左サイドを崩されファン・ウィジョのシュートを中林がファインセーブ。その後もクリアを拾われてアデミウソンに危ないシュートを打たれましたが枠外で助かります。しかし前半30分、左サイドの崩しから渡の横パスを柴崎が決めて、リードを3点に広げました。そしてその後はガンバがボールを持つシーンこそ多かったものの広島の守備は堅く、逆に37分にはフェリペ・シウバがカットインから決定的なシュートを放つなど追加点を狙いつつハーフタイムを迎えました。
 前半良いところの無かったガンバはハーフタイムに2人入れ替えて立て直しを図ってきます。そしてアデミウソンがあちこちに顔を出してボールを動かし、広島陣内に攻め込みます。しかし広島は落ち着いて対応してチャンスを作らせません。そして後半16分、ガンバの攻撃を凌いだところからカウンターを発動させ、森島が繋いで馬渡のシュートは止められたものの、こぼれを繋いで右から柏がクロス。これを工藤がDFと競り合いながら頭に当てて流し込み、決定的とも言える4点目をゲットしました。
 その後も広島は前に出る積極的な守備が奏効してガンバに形を作らせません。そして後半に入ってガンバの運動量が落ちたこともあって広島がボールを支配する時間が長くなります。22分には森島がミドルを狙いましたが枠外。30分には馬渡が左足で狙いましたが枠を外れ、34分には工藤のシュートから最後は渡が押し込みましたが微妙なオフサイドを取られて取り消されます。ガンバは両サイドからのクロスで何とか1点を取ろうとするものの中林が立ちはだかり得点を許さず、4点リードを保ったまま試合終了のホイッスルを聞くことになりました。
 先発全員を入れ替えてきた広島に対して、前節鹿島戦から2人を入れ替えただけのほぼベストメンバーのG大阪。広島は中2日でしかもアウェイ連戦と言うことで、ガンバ圧勝、と言う結果もあり得たと思います。ところが蓋を開けてみるとピッチ上で躍動したのは広島の選手たちだけ。東口、藤春、倉田ら日本代表クラスの選手相手でも全く問題なく自分たちのサッカーを披露して見せました。得点は4点とも素早いパスワークと人数をかけた攻撃で相手の守備陣を完全に崩していましたし、それ以外にも決定的なシーン(特にフェリペ・シウバのシュート)が5〜6回はありました。キャンプからほとんどの練習試合でこの「Bチーム」は得点を量産してきましたが、それが決して相手が弱かったからではないと言うことを自ら示したことになります。城福監督がチーム全体のレベルアップを図りながらここまでチーム作りを進めてきた効果が出た、と言って間違いありません。今週は中2日で鹿島戦があり、更に中3日で名古屋戦と磐田戦が続くことを考えるとすぐにレギュラー交代、と言うことにはならないとは思いますが、その間の結果次第では「Aチーム」を大きく入れ替える、と言う可能性もあるかも。この勝利はカップ戦とは言えチームに勢いをもたらすとともに、リーグ戦のメンバーにプレッシャーをかけることになるに違いありません。

ブログ速報  前半  後半
広島公式サイト  G大阪公式サイト
Jリーグ公式サイト
ゲキサカ  戦評
日刊スポーツ  スコア速報  戦評  圧勝の広島  G大阪惨敗
サッカーダイジェストWeb  Cグループ第1節まとめ
<18.3.7> 「ホットニュース」によると城福監督は「トレーニングを頑張っている選手にチャンスを与えたいと思っている」と語っているので、これまで出場機会がなかった丹羽やフェリペ・シウバ、森島らが出場するのは間違いなさそう。対するガンバも怪我で戦列を離れていたアデミウソンが昨年9月以来久々に実戦に復帰するほか、中村や西野ら若手を起用する様子です。カップ戦とは言え広島にとっては3連勝を賭けた、ガンバにとっては半年ぶりの勝利を賭けた大事なゲーム。今日は両者ともに最後まで勝利を目指して激しい戦いが展開されることになりそうです。
 今日の試合会場はパナソニックスタジアム吹田で、午後7時キックオフ。前半戦終了後に当日券を半額で販売するそうですので、仕事等の関係で遅くなりそうな方はご利用下さい。試合中継は今日はDAZNではなく、スカパー!のch580とCS800で生放送が予定されています。今日はブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&TVを見れない方はそちらをどうぞ。
<18.3.6> 明日はYBCルヴァンカップのグループステージ第1節。サンフレッチェはアウェイでG大阪と戦います。
 昨年はJ1復帰以降最低の10位で終わったG大阪は、5年間続いた長谷川体制を終わらせてレヴィー・クルピ監督が就任しました。そして井手口が流出したものの、矢島やユース育ちの菅沼らを補強して今シーズンに臨みました。しかし今のところ新戦力の台頭はなく、開幕から2連敗と苦しい立ち上がりとなっています。
1H ●2-3 名古屋 【G】遠藤、長沢、【名】ガブリエル・シャビエル、ホーシャ、ジョー
2A ●0-1 鹿島  【鹿】金崎
 名古屋戦から先発2人を変更して戦った前節は序盤から鹿島の攻勢を受け、耐える展開が続きます。そして後半33分に鈴木のクロスを金崎に押し込まれてついに失点すると、その後はゴールを奪えずそのまま敗れています。高卒ルーキーを抜擢するなど世代交代しつつチーム作りを進めようとしているガンバですが、昨年9月のルヴァンカップ準々決勝以来半年間勝っていない、と言うことで勝利を渇望しているのは間違いないところ。明日はホームの利だけでなく試合間隔が1日長い利も生かして、勝利を目指してくるに違いありません。
 対するサンフレッチェですが、試合出場に飢えている選手が多いことから大きくメンバーを変える可能性が高そうです。ただDFラインに怪我人が多いことを考えると、全員入れ替えるかどうかは微妙なところ。と言うことで、私のメンバー予想は次の通り。
      中林

馬渡  野上  吉野  丹羽

   松本    森島

 柴崎     F・シウバ

    工藤  渡
    
SUB:廣永、佐々木、和田、稲垣、川辺、柏、ティーラシン
 キャンプでの練習試合では良い結果を出し続けてきたのはむしろ「Bチーム」の方だったので、明日はその成果を出して欲しいところ。ここで良いプレーでチームを勝利に導いて、「Aチーム」の選手たちにプレッシャーをかけるようなゲームを見せて欲しいと思います。
<18.3.5> 昨日アウェイで行われた第2節浦和戦は、後半に川辺の2アシストで逆転勝利で2015年以来3年ぶりに開幕から2連勝しました。
 怪我の千葉の代わりに野上が先発した以外は前節と同じで、以下の布陣で戦いました。
       林

和田  野上  水本 佐々木

   青山    稲垣
   (→吉野71分)
 川辺         柏
 (→工藤88分)
    パト  ムイ(→柴崎56分)
    
SUB:中林、丹羽、馬渡、渡
 対する浦和は柏木がベンチにも入らず、GK:西川、DF:遠藤、マウリシオ、槙野、宇賀神、MF:阿部、長澤(→李83分)、青木、FW:マルティノス(→ズラタン74分)、興梠、武藤(→武富79分)、と言うメンバーでした。試合は全体的に堅い立ち上がりで、両チームともになかなかチャンスを作れませんでしたが、最初に流れをつかんだのは浦和で、前半24分には青木、26分には遠藤に危ういシュートを打たれたものの林がセーブします。広島はカウンターからチャンスを作り、38分にはパトリックがペナルティエリア内に抜け出したものの槙野がぎりぎりでカット。40分にもパトリックのパスに川辺が走り込んだもののミートできずに終わります。そして前半43分、浦和の右サイドからの攻撃はいったんは凌いだもののこぼれを拾われ、遠藤のクロスを青木にヘッドで決められ1点のビハインドでハーフタイムを迎えました。
 後半も立ち上がりは一進一退が続き、浦和はマルティノスの突破からチャンスを作ります。そこで城福監督は後半11分、ティーラシンに代えて柴崎を投入し、川辺をサイドハーフからトップ下に移します。そしてこれが実ったのが後半21分で、青山のスローインを受けた川辺が右から縦に仕掛けてマイナスのクロスを送ると、西川の足に当たったボールを柴崎が冷静に蹴り込んで同点に追いつきました。
 その後浦和も反撃して、23分には長澤に危ういシュートを打たれたものの林が反応。その後のCKも落ち着いてはね返します。青山に代えて吉野を投入し、中盤を引き締めるとともに稲垣を前に出して追加点を奪いに行く広島。浦和もズラタンを投入すると、そのズラタンが32分に決定的なシュートを放ちましたが林が好反応でセーブします。そして後半33分、パトリックの落としを受けた川辺が仕掛けて潰されたものの、そのこぼれを稲垣が押し込んで広島が勝ち越します。その後42分には武富にバー直撃のシュートを打たれて肝を冷やしたものの、守備の集中を切らさず工藤も前線で役割を果たし、そのまま広島が逃げ切りました。
 試合後に城福監督は「前半はボールを持たれる時間が少し多かったとは思いますが、決定的に崩されるシーンは少なかった」と語っていますが、確かにボール支配率37:63と言うスタッツほどの差は無かったように思います。全体的に浦和がボールを持っているときにはDFラインで回している時間が長く、広島陣内に入り込んだシーンはそれほど多くなかったように思います。興梠は試合後に「完全に孤立してしまった気がする」と語っていますが、それは広島の守備が機能していたから。マルティノスや宇賀神らのドリブルにはやや苦心していたものの、それ以外の部分ではしっかりと対応していました。逆に攻撃では前を向いてのパスが多く、速い攻撃で浦和の守備を崩そうとしていたと思います。城福監督は常にチームの完成はまだ先、と言い続けていますが、そのためにまずはしっかりした守備を構築し、それをベースに攻撃を仕上げて行くと言う方向性で進んでいるわけで、それが着実に進んでいることが分かる内容と結果だったと言えるでしょう。
 この試合の結果、開幕から2連勝で2位に浮上したサンフレッチェですが、シーズンはまだまだ始まったばかり。この結果を自信にしてよりチームとして成長することが必要です。今週と来週はミッドウィークに試合があるため連戦となりますが、まだ出場機会が少ない選手も含めたチーム全体の力で乗り越えて欲しいと思います。

広島公式サイト  浦和公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ  戦評  川辺  柴崎  城福監督  槙野  興梠
日刊スポーツ  スコア速報  戦評  城福采配が的中
サッカーダイジェストWeb  採点&寸評  戦評  興梠の言葉
<18.3.4> 「ホットニュース」によると城福監督は勝敗を分けるポイントとして、セットプレーを挙げています。「昨年の広島はセットプレー関係の得点が5、失点が18。私はその差が勝ち点の差だと思っている」とのことで、特に柏木の精度の高いキックを警戒しています。また「押し込まれる時間が長いのは望んでいない」と言いつつも「相手にしっかりボールを保持された時に隙を作らない」ことの重要性も指摘しています。監督を始めとしてチーム全員が「開幕戦がチームの完成形ではない」と語っているサンフレッチェですが、やはりチームとして徐々に成長する姿を見せて欲しいところ。今日は浦和の強力な攻撃陣を封じつつ、広島らしい「ムービングフットボール」で勝利して欲しいと思います。
 今日の試合会場は埼玉スタジアム2002で午後4時キックオフ。当日券は12時からで、南門でビジター指定席(大人3,500円、小中高生2,000円)100枚とビジター自由席(大人2,500円、小中高生1,200円)150枚が販売されます。テレビ放送はDAZNとテレビ埼玉で生中継が予定されています。今日はブログでの速報はできませんので、スタジアムに行けない&DAZNを見れない方はモバイルサイトの速報をご覧ください。
<18.3.4> UAE Football Cupに参加中のU-17日本代表は昨日第3戦をU-17バーレーン代表と戦って、大量14点を取って勝利して優勝で大会を終えました。この日のメンバーは、GK:板橋、Df:畑(→半田78分)、馬場、木村(→小林HT)、橋本(→岩井55分)、MF:松田(→有田HT)、岩本、山本(→松本57分)、宮城、FW:藤尾(→ブラウンノア55分)、斉藤。得点は9分と47分に藤尾、10分に宮城、23分に木村、33分に山本、55分、60分、82分、85分に斉藤、68分に馬場、81分、88分、90分にブラウンノア、87分にOG。失点は44分。日本サッカー協会のサイトによると前半7分にミスから危ないシーンを作られたそうですが、直後に先制点を奪うとその後は着々と追加点を奪い、失点はPKによる1点に抑えて前半を4-1で折り返しました。そして後半2分に追加点を奪うとその後は戦意を失った相手に対しても攻撃の手を緩めず、後半だけで10点を奪って勝ちました。この結果日本は2勝1分けとなったのに対してロシアはUAEと引き分けたため通算成績1勝2分けとなって、日本が優勝を勝ち取りました。
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