6/17〜6/23のSANFRECCE Diary


<18.6.23> サンフレッチェは昨日、8/11に開催予定のJ1リーグ戦第21節長崎戦を「ピースマッチ〜One Ball. One World. スポーツができる平和に感謝〜」と題して開催する、と発表しました。今季初めて対戦する被爆地のクラブ同士のリーグ戦は、4/28には長崎のホームゲームで「平和祈念マッチ」として開催されましたが、今回は広島のホームでリターンマッチが行われることになります。プレスリリースによるとサンフレッチェは、このゲームを「地球」「原爆ドーム」「鳩」「サッカーボール」を86の文字に図案化したアイコンでサンフレッチェ広島の想いを形にしたそうです。当日は折り鶴をお持ち頂いた小中学生を無料招待するほか、両チームがお互いのチームカラーを背番号にあしらった「平和祈念ユニフォーム」を着用するとのこと。この一日限定ユニフォームのレプリカは、今日の10時からe-VPOINT限定で販売しますので、ぜひご購入下さい。
<18.6.22> サンフレッチェは明日から韓国キャンプに入ると言うことで、昨日で吉田サッカー公園の練習を打ち上げました。ここまではインターバル走で追い込んだ後にパスや戦術の練習に取り組んでいたそうで、心拍数が上がったところで正確なプレーができるよう、基本的な技術練習を徹底してきたとのこと。韓国キャンプではボールを繋ぐ攻撃が「オートマチックに無意識でもできるぐらい、強く要求してすり込みたい」(城福監督)ということなので、コンディションを上げつつ攻撃面を積み上げ、守備のベースも崩さないようなチーム作りを進めることになるそうです。
 なお、韓国キャンプは北朝鮮との国境近くにある「坡州ナショナルフットボールセンター」で行われますが、6/25(月)には城南FCとのトレーニングマッチを行うとのこと。また6/29(金)の「嶺南日報杯」の前にも大邱FCとのトレーニングマッチを行って、練習の成果を見ることになります。
<18.6.21> プレスリリースによると、渡大生選手が昨日広島県内の病院で、左足関節内遊離体摘出手術を受けました。渡は土曜日のトレーニングから足首の違和感があったそうで、今週の練習は別メニューだった模様。全治4週間との診断なので、中断明けから練習に復帰することになりそうです。
<18.6.20> 日本代表は昨日、ロシアワールドカップのグループリーグ初戦を戦い、コロンビアに2-1で勝って幸先良いスタートを切りました。
 日本代表はスイス戦とパラグアイ戦の先発を半分ずつ、と言う感じで、GK:川島、DF:酒井宏、吉田、昌子、長友、MF:長谷部、柴崎(→山口80分)、原口、香川(→本田70分)、乾、FW:大迫(→岡崎85分)、と言うメンバー。コロンビアはハメス・ロドリゲスがベンチスタートで、GK:オスピナ、DF:ムリージョ、アリアス、モヒカ、ダビンソン・サンチェス、MF:カルロス・サンチェス(退場3分)、クアドラード(→バリオス31分)、レルマ、キンテーロ(→ロドリゲス59分)、FW:ファルカオ、イスキエルド(→バッカ70分)、と言うメンバーでした。初戦と言うことで両者とも緊張感のある立ち上がりでしたが、前半3分、意外な形で試合が動きます。香川のワンタッチパスにDFと競り合いながら抜け出した大迫のシュートはGKに止められたものの、こぼれ球を香川がシュート。これを何とカルロス・サンチェスが手で止めてしまって得点機会阻止で一発レッド。そして与えられたPKを香川がきっちり決めて、日本が先制点を奪いました。
 早い時間帯に1人少なくなって、後ろにブロックを作って守りを固めるコロンビア。日本はボールを持てるものの崩しのアイディアに乏しく、またパスミスも多くなかなか追加点を奪えません。逆にコロンビアはボールを持つと数的不利を感じさせないパス回しで、日本のゴールに迫ります。そして前半39分、長友のクリアが大きく上がったところにファルカオと長谷部が競り合って倒れると、主審は長谷部のファウルを取ってコロンビアにFKを与えます。ペナルティエリアのわずかに外から狙ったキンテーロのシュートは壁の下を抜け、飛びついた川島が何とか掻き出したもののゴールラインを割っていて同点に追いつかれてしまいました。
 ハーフタイムの激が効いたか、あるいは戦術確認が良かったか日本代表の動きが良くなって、ほぼ一方的に押し込む展開となります。そして後半9分には大迫が抜け出して至近距離からのシュートを放ったもののGKが反応。12分には乾がカットインからシュートを放ちますがGKが横っ飛びで弾きます。流れを変えようとハメス・ロドリゲスを投入するコロンビア。しかし日本の勢いは止まらず、吉田や酒井宏、乾が決定的な場面を作ります。そして後半28分、左からの本田のCKを大迫がDFに競り勝ってゴールに流し込み、ついに日本が勝ち越し。その後コロンビアの反撃を受けたものの全員の身体を張った守備で凌ぎ、1点のリードを守ったままで逃げ切りました。
 この試合のポイントは何と言っても立ち上がりの相手の退場とPKでの先制点でした。お互いに緊張からか動きの悪い時間帯に、大迫がDFと競りあってシュートまで持ち込んだこと、またそのこぼれに香川が詰めていたことが効いたわけですが、それにしてもコロンビアも慌て過ぎ。仮に香川のシュートが決まって先制されたとしてもまだまだ盛り返す時間はあったわけで、ハンドをしてまで止めなければならないシーンでは無かったと思います。もしここで相手が退場になっていなかったら、あるいは得点できなかったら全く違う展開になっていた可能性が高かったわけで、日本としては幸運な展開だった、と言って良いでしょう。ただ、サッカーでは数的不利に陥ったチームがむしろ戦い方が整理されて逆転勝ちする、と言うパターンも多いわけで、そうならないように戦って勝ちまで持って行った日本代表は、素晴らしい戦いをしたと言って良いと思います。さすが、経験豊富な選手を選んで連れて行っただけのことはある、と言えるでしょう。
 この結果、日本は勝ち点3でセネガルに並んでグループ首位でスタートすることができました。そしてグループHのもう一つの試合はセネガルがポーランドに勝ったわけですが、セネガルが前評判以上に良いチームだと言うことが分かった試合だったと思います。またポーランドとコロンビアの2強国がこのまま敗退するとは思えないし、むしろ次戦以降に向けてより一層の良い準備をしてくるはず。と言うことは、日本のコロンビア戦勝利で成功が約束されたわけではなく、むしろこのグループの厳しさが増した、と考えた方が良いように思います。このような状況で西野監督がどのような手を打ってくるのか。注目したいと思います。
<18.6.19> 中国新聞とモバイルサイトによると、右手首の骨折で離脱していた千葉選手が昨日から全体練習でフルメニューをこなしたそうです。昨日の朝に広島県内の病院で検査を受けてOKが出たそうですが、骨はまだ「80%くらいくっついている状態」で、ボルトも入ったままだとのこと。まだプロテクターを付けたままでの練習だったそうですが、ただミニゲームにも参加して「怖さはないし、プレーの感じも悪くなかった」そうです。広島に加入した2012年以降では最長となる4ヶ月近い離脱だったということで、ゲーム勘や体力の部分ではまだまだの様子なので、これから韓国キャンプ中の練習試合などを経て、「天皇杯3回戦に間に合えば」と言うペースで状態を上げて行くとのことです。
<18.6.18> 土曜日に吉田サッカー公園で行われた「第42回クラブユースサッカー選手権(U-18)大会」(通称クラセン)の中国地域決勝リーグ第3戦で、サンフレッチェユースは鳥取U-18に勝って本大会の出場権を獲得しました。またもう一つの試合はスコアレスドローに終わり、勝ち点4を取った山口U-18が第2代表となりました。
広島ユース 2-0 鳥取U-18 【広】山崎、大堀
山口U-18  0-0 岡山U-18

    勝点 勝 分 負 得失差
1広島   9    3   0   0    +6
2山口    4    1   1   1    -1
3鳥取    3    1   0   2    -1
4岡山    1    0   1   2    -4

<18.6.17> 先々週発売された「紫熊倶楽部」7月号(Vol. 245)を紹介します。
 最初の記事は編集長のコラム。「青山敏弘も清武弘嗣も。2人の名手が出られないワールドカップの運命」と言うタイトルで、怪我のために、あるいは戦術的な理由でW杯に行けなかった選手たちについて書いています。
 続いて取り上げられているのは稲垣選手。昨年前半はチームの不調の「戦犯」扱いされて出場機会も巡ってこない辛い立場でしたが、それでも手を抜かずにサッカーと向きあったことが、彼がJ1残留と今季の躍進に貢献する要因になっています。ここでは稲垣の姿を通して、なぜ広島が勝てるのか、と言う疑問にも答える記事になっています。
 続く記事で登場しているのは馬渡選手。J3の鳥取でプロのキャリアをスタートさせてそこから這い上がってきた彼が、広島でどのように成長しようとしているのか、について書いています。
 モノクロページでは、中村ヘッドコーチを「チームが一つになる大切さを引き継いで行く」と言うタイトルで紹介。また「15連戦を終えて感じること」と言うタイトルで、後半戦に向けての課題を書いています。続く「まちなかスタジアム実現に向けて」と言う記事では、7/1に開催予定の「広島を元気にする『まちなかスタジアム』シンポジウム」を紹介しています。
 「READERS AREA」を挟んで、アウェイ見聞録は「紫熊倶楽部発送の翌日、仙台まで辿り着く」。日程的に厳しい条件の中で、どうやって仙台まで取材に行ったか、について書いています。
 「MATCH REPORT」はルヴァンカップのG大阪戦、浦和戦とリーグの仙台戦、C大阪戦。続いてファン感謝デーの様子を12枚の写真で紹介しています。「僕の好きな○○」では、ティーラシン選手がオフの過ごし方について語っています。続く「サポーターのみなさん、あなたのバッグを見せてください」では、ガールズフェスタで会った2人の女の子を紹介しています。そして「紫熊選手たちの物語」では、川辺選手とパトリック選手をピックアップ。最後は「SIGMA CALENDER」と「紫熊短信」、そして「この夏、サンフレッチェで包まれるためのアイテム」となっています。
 サンフレッチェオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は定価360円。ホームゲーム会場とV-POINT、広島県内の主要書店、また東京の広島県アンテナショップ「tau」で販売中です。またe-VPOINTでも購入可能ですが送料がかかるので、遠隔地に在住の方には定期購読をお勧めします。
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