6/3〜6/9のSANFRECCE Diary


<18.6.9> トゥーロン国際大会に参加しているU-21日本代表は一昨日トーゴとの7/8位決定戦を戦い、1-0で勝って最終戦を飾りました。先発メンバーはカナダ戦から6人入れ替えて、GK:オビ、DF:椎橋、冨安、杉岡、MF:菅(→初瀬61分)、井上(→板倉55分)、松本、遠藤、三苫、三好、FW:田川(→上田58分)。JFA公式サイトによると激しく雨が降る中、前半はDFラインからボールを繋いで相手陣内に攻め込んでいたとのこと。そして前半39分、松本のパスを受けた三苫がタイミング良くDFラインの裏にパスを送り、これを三好がゴールを決めて先制点を奪いました。後半はトーゴの逆襲を受けて強烈なミドルがバーやポストを叩くシーンを作られたそうですが、粘り強く1点リードを守りきって勝利を収めました。この大会を指揮した横内監督代行は「何より失点しなかったことが一番の収穫」と語りつつも試合内容的には「やらなくてはいけないことが多い」と感じた様子。大会全体についても「まだまだ課題が多いと感じる大会になりました」と総括しました。また追加招集ながら徐々に出場時間を増やしてこの試合ではフル出場した松本は、「今大会は本当に日本では味わえないものを味わうことができた」と振り返って、今後の成長を誓っていたそうです。

ゲキサカ  戦評  松本

<18.6.8> Jリーグは火曜日に5月の月間MVPを発表し、J1はパトリックが初めて選ばれました。パトリックは5月のリーグ戦4試合にフル出場して4得点を挙げてチームの月間順位1位に貢献。選考委員会は「空中戦や裏のスペースへの動き出しなど得点パターンも豊富で、広島のサッカーがパトリックの長所を引き出しており、今月の受賞に繋がった」と評価しています。パトリックの良さは本人も語るように「しっかりとハードワークできたこと」。彼が前線で動き回ることによってDFのマークを混乱させるとともに、守備にも参加してチームへの貢献度は非常に大きいものとなっています。シーズンオフからしっかりと調整して準備してきたことが今の好調に繋がっているパトリック。この中断期間中にも良い準備をして、後半戦の戦いでもチームを引っ張って欲しいと思います。
<18.6.7> 昨日福山で行われた天皇杯2回戦で、サンフレッチェは鳥取に2-0で勝ち3回戦に進出しました。
 サンフレッチェは工藤がルヴァン杯G大阪戦以来約1ヶ月ぶりに先発して、以下の布陣で戦いました。
       林

和田  野上  水本 佐々木

   吉野    稲垣

 柴崎         柏(→馬渡81分)
 (→川辺70分)
    パト  工藤
    (→渡70分)
    
SUB:廣永、高橋、丹羽、フェリペ・シウバ
 対する鳥取は、GK:北野、DF:内山、甲斐、小林(→上松60分)、奥田、MF:可児、フェルナンジーニョ(→山本73分)、星野、井上、FW:レオナルド、加藤(→ヴィトール・ガブリエル67分)、と言うメンバーでした。最初に決定機を作ったのは広島で、12分に右からのクロスにパトリックがヘッドで合わせましたが枠外に外れます。逆に13分には林が飛び出した裏を取られそうになりましたが危うく対応。17分にはカウンターから加藤に決定的なシーンを作られます。また26分にもクリアボールをダイレクトで打たれましたが何とか凌ぎます。そして前半29分、柏の突破からチャンスを作り、和田のクロスをパトリックが折り返すと工藤がボレーで決めて広島が先制点を奪います。更に37分にはCKからパトリックが頭で押し込んで、2点リードでハーフタイムを迎えました。
 後半の立ち上がりは鳥取にペースを握られ、何度もシュートを打たれます。その中で38分にはレオナルドが林と1対1になりましたがシュートは枠外に外れて助かります。両チームとも選手を交代しながら得点を狙いに行ったもののお互いに守備を崩せず、そのまま広島が勝利のホイッスルを聞くことになりました。
 中国新聞によると「鳥取は広島を上回る計8本のシュートを放ったものの、再三の好機を生かせなかった」とのこと。パスやトラップミスでボールを失うシーンが多かったようで、「内容的には手放しで喜べる勝利では無かった」とのことです。城福監督も「最低限の結果は得られた」と語りながらも、「ひたむきさと献身性とクオリティーというところ」で問題があった、と反省の言葉を述べています。また選手たちも「難しいゲームになると思っていたので、勝てて良かった」(吉野)と言いつつ課題を認識したようで、「このままでいけないと言う意識はみんなある」(稲垣)とも語っています。浦和戦、C大阪戦と連敗で連戦を終えた後、2週間空けての天皇杯と言うことで難しい試合になりましたが、そこで勝利と言う結果を得つつも課題を認識したのは良かった、と言えるのでは?チームは1週間休んで練習を再開するそうですが、そこでチームとしても選手としても成長して欲しいもの。そしてリーグ戦再開後は勝ち点差のアドバンテージを生かしつつ、リーグ制覇に向けて進んで欲しいと思います。

Jリーグ公式サイト
JFA公式サイト
NHKスポーツオンライン

<18.6.6> 「ホットニュース」によると城福監督は監督交代した鳥取について「モティベーションは間違いなく高いと思う...よくあるのは外国籍選手のモティベーション」と警戒を強めています。鳥取のシーズン当初の好調は、経験豊富なフェルナンジーニョと若いレオナルドとヴィトール・ガブリエルの活躍に負うところが大きかったことを考えると、今日は難しい試合になる可能性もありそうです。
 今日の試合会場は福山市の竹ヶ端運動公園陸上競技場で、午後6時半キックオフ。テレビ放送は無いので、スタジアムに行けない方はJリーグ公式サイトtssサンフレッチェ広島の速報をご覧下さい。
<18.6.5> 明日は天皇杯2回戦。サンフレッチェはJ3のガイナーレ鳥取と対戦します。
 4年目のJ3となった昨年は屈辱の最下位に沈んだ鳥取は、監督以下スタッフを留任させて今シーズンに臨みました。そして開幕から6試合負けなしと好発進して首位に立っていたもののその後は3連敗。首位・鹿児島との勝ち点差は5ながら、昨日成績不振を理由に森岡監督を電撃解任しています。ここまでの公式戦の戦績は次の通り。
1A ○2-0 鹿児島 【鳥】フェルナンジーニョ、レオナルド
2H ○2-1 福島  【鳥】レオナルド、加藤、【福】鴨志田
3A △2-2 琉球  【鳥】レオナルド、加藤、【琉】中川、播戸
4H ○1-0 盛岡  【鳥】レオナルド
5A ○4-2 相模原 【鳥】フェルナンジーニョ、ヴィトール・ガブリエル2、レオナルド、【相】谷澤、ジョン・ガブリエル
6A △0-0 藤枝
7H ●1-4 YS横浜 【鳥】レオナルド、【横】三沢2、大泉、吉田
天予 ○2-0 鳥取大 【鳥】那須、林
8A ●0-1 沼津  【沼】畑
9H ●1-4 C大阪U23【鳥】レオナルド、【C】山根、安藤、森下、西本
10A △0-0 FC東京U23
11H ●2-3 富山  【鳥】可児、フェルナンジーニョ、【富】ダウベルマン、才藤、椎名
天1 ○2-2 ヴ大分 【鳥】小林、【ヴ】鰐田
   PK4-2
12H ○2-0 秋田  【鳥】レオナルド、小林
 昨日の会見で塚野社長は「現状のままでは掲げた目標である勝ち点50・得点50・失点30を達成することが困難であると判断し交代を決断致しました」と解任の理由を説明していますが、果たしてそれだけが原因かどうか。これまで山梨学院大のコーチ経験しかない須藤新監督がどのような指揮を執るのかなど、先が読めない状況で明日の試合を迎えることになります。
 対するサンフレッチェですが、青山は今のところ手術の予定は無いようですが、韓国キャンプでのチーム合流を目処に様子を見て行くとのことです。またティーラシンはタイ代表で、森島と松本はU-21代表で不在で、大迫と川井もU-19代表合宿から戻ってきたばかりなので、メンバーは次のような感じになりそうです。
       林

和田  野上  水本 佐々木

   川辺    稲垣

 柴崎         柏

    パト  渡
    
SUB:廣永、馬渡、高橋、丹羽、吉野、フェリペ・シウバ、工藤
 tssサンフレッチェ広島によると城福監督は「中断明けのJリーグで、もう1〜2ランク上げよう、と言うことを合言葉にしてやっている。それを実戦で試すためには、トレーニングの時間が4日しかないって言うつもり」で練習しているとのこと。そして天皇杯のメンバー構成については「勝ち上がることが絶対条件。そこに対してのベストと思われるメンバーでやりたい」と語っています。と言うことで明日は相手がどう出てくるにせよ今できることを100%発揮して、天皇杯制覇に向けて良いスタートを切って欲しいと思います。
<18.6.4> 昨日行われたトゥーロン国際大会のグループリーグ第3戦で、U-21日本代表はカナダと引き分けて準決勝進出を逃しました。
 U-21日本代表はポルトガル戦から4人入れ替えて、GK:オビ、DF:橋岡、冨安、杉岡、MF:藤谷(→遠藤73分)、板倉(→中山56分)、松本、初瀬、三好、森島(→三苫HT)、小川(→上田HT)、と言うメンバーでした。立ち上がりから日本がボールを支配しましたが、前半9分に左サイドでパスミスを奪われると速攻からゴールを決められ先制点を許しました。その後も日本がパスを繋ぐ時間が長かったもののラストパスの精度が悪く、なかなかシュートも打てない時間が続きます。27分には小川が倒されて得たFKから初瀬が狙いましたがGKがセーブ。29分にはワンタッチパスを繋いで走り込んだ初瀬がシュートしましたがGKが弾きます。前半はゴールシーン以外はシュートも打たせなかったものの得点は奪えず、1点のリードを許してハーフタイムを迎えました。
 後半に入ると上田と三苫を投入して得点を奪いに行く日本。そしてその効果はすぐに出て、2分には三好のパスで上田が抜け出しましたがシュートにGKが反応します。また7分には三苫のスルーパスで上田が抜け出しましたが惜しくも止められ、8分には三好のクロスに三苫が頭を当てましたが枠を捉えることができません。そして後半20分。ロングボールのこぼれを拾った三苫がDFをかわしてシュートを決めて、日本はようやく追いつくことができました。
 これで勢いがついた日本はその後も主導権を握って追加点を狙いに行きます。後半23分には三好が抜け出してマイナスのパスを三苫が叩きましたがDFが身体を張ってクリア。25分にも三好が右サイドに抜け出しましたがシュートは打てず、その後も惜しいシュートが続きましたがカナダの赤い壁にはね返されます。30分には上田のポストから三好が狙いましたが枠外。31分には上田が抜け出しましたがDFにクリアされます。また39分には松本のロングパスで抜け出した初瀬がループで狙いましたが惜しくも枠外に外れ、最後は松本のクロスがゴールラインを割って試合終了のホイッスル。日本は1勝1分け1敗でグループ3位に終わり、順位決定戦に回ることになりました。
 この試合は日本が10本以上のシュートを放ったのに対してカナダはおそらくゴールになった1本だけ。日本が圧倒的にゲームを支配したものの1点しか奪えず惜しくも勝ちを逃した、と言う試合でした。特に後半は途中交代で入った三苫と上田の動きが素晴らしく、得点シーン以外にも何度も決定機を作りました。カナダは前半こそボールを繋ぐシーンもありましたが、後半は日本の勢いに押し込まれてほとんど攻撃の形を作れませんでした。ただカナダにしてみれば、守りを固めて少ないチャンスをものにする、と言うのが狙いだったのかも。それに対して日本はちょっとした隙から先制点を許して苦しい戦いになってしまったわけで、試合運びが悪かった、と言わざるをえないように思います。チームとしての、あるいは選手たちのポテンシャルは示すことができたと思いますが、まだまだ成長しなければならないことが明らかになったと言えるのではないでしょうか。

ゲキサカ  戦評  三苫
<18.6.3> プレスリリースによると、サンフレッチェは6/23〜6/30に韓国の坡州ナショナルフットボールセンターで、夏季トレーニングキャンプを行うことになりました。またそのキャンプ中に行われる「第7回嶺南日報国際親善試合」で大邱FCと対戦します。なおこの嶺南日報国際親善試合は毎年?Jリーグクラブを招待して大邱FCと対戦するもので、広島が招待されるのは2016年に続いて2回目。前回は短いブレイク中の遠征だったため若手中心で戦いましたが、今回は全メンバーでの遠征中の貴重な実戦の機会なので、ひょっとするとレギュラーメンバーで戦うことになるかも知れません。
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