8/19〜8/25のSANFRECCE Diary


<18.8.25> 「ホットニュース」によると城福監督は選手のコンディションについて「気持ちが大事なので、回復力では我々が上田と思って準備したい」と述べています。前回の対戦では相手の方が休みが長かったことがコンディション差と結果に出てしまいましたが、今回は相手も同じ日程で水曜日に120分間戦ったのも同じ。疲れがあっても気持ちで上回って、勝点3を取って帰ってきて欲しいと思います。
 今日の試合会場はヤンマースタジアム長居で、午後7時キックオフ。テレビ放送はDAZNのみとなっています。今日もブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&DAZNを見れない方はそちらをどうぞ。
<18.8.25> 昨日「第18回アジア競技大会」のラウンド16を戦ったU-21日本代表は、終了間際の上田のゴールでU-23マレーシア代表を振り切りベスト8に進みました。日本のメンバーは、GK:小島、DF:板倉、杉岡、原、立田、MF:長沼、渡辺、松本、岩崎、前田(→上田76分)、FW:旗手。荒れたピッチで数メートルのパス回しもままならない、と言うコンディションで日本は長めのパスで岩崎と前田を走らせるサッカーで何度も良いシーンを作ったもののなかなか決められずにいると、後半は相手にペースを握られ危ういシュートを打たれるシーンが増えました。しかし後半終了間際に松本のスルーパスで抜け出した上田が倒されてPKをゲットすると、上田が自ら決めて先制点を奪います。そしてその後のマレーシアの力攻めを凌ぐと1点差で逃げ切りました。

スポナビ
ゲキサカ  戦評  上田  韋駄天トライアングル  板倉  森保監督
サッカーダイジェストWeb  U-21日本代表がベスト8進出  海外メディアがマレーシアを絶賛

<18.8.25> 昨日帯広で行われた「第33回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会」(クラセンU-15)決勝で、サンフレッチェJrユースは逆転でC大阪U-15を下して初優勝を果たしました。40分×2本で行われたこの試合で、サンフレッチェJrユースは前半32分に高い位置でのパスカットから棚田がゴールを決めて先制点を奪いました。また後半14分にはCKのこぼれを粘って棚田がゴールを決めて優勢に試合を進めました。しかし後半40分と40+2分に中央を破られて失点して同点に追いつかれたものの、試合終了間際の40+5分にCKのこぼれを松浦が蹴り込んで劇的勝利を収めました。JFAのサイトによると高田監督は「個の力とチーム力が上がり、この成長には正直驚いている」とのこと。選手たちにとっては大きな経験ができた大会だった、と言えるのではないでしょうか。

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<18.8.24> 明日はJ1リーグ戦第24節。サンフレッチェはアウェイでC大阪と戦います。
 中断前は1試合消化が少ないながら勝点26を稼いで4位に付けていたC大阪。ACLはグループステージで敗退して国内リーグ戦・カップ戦に専念できる状況となりましたが、しかしリーグ戦再開後は7試合連続で勝ち星が無く広島との勝点差は13まで広がっています。前回の対戦以降の戦績は次の通り。
15A ○2-0 広島  【C】高木2
天2 ○1-0 宮崎  【C】高木
天3 ○3-0 金沢  【C】水沼、清武、福満
16A ●0-3 清水  【清】ファン・ソッコ、北川、クリスラン
17H △1-1 浦和  【C】高木、【浦】興梠
14H ●0-2 鹿島  【鹿】鈴木、土居
18A △2-2 仙台  【C】丸橋2、【仙】西村、蜂須賀
19H △1-1 神戸  【C】OG、【神】OG
20A ●0-1 鳥栖  【鳥】吉田
21A △1-1 札幌  【C】ヨニッチ、【札】チャナティップ
22H ○3-1 清水  【C】杉本、ソウザ、高木、【清】クリスラン
23H ○2-0 長崎  【C】丸橋、ヨニッチ
天4 ●0-1 甲府  【C】曽根田
 前節は開始早々の3分にCKから丸橋が決めて先制点を奪うと、後半終了間際にも丸橋のCKから追加点を奪って清水戦に続いて連勝しています。しかし一昨日行われた天皇杯ラウンド16では甲府相手になかなかチャンスも作れず、PK戦突入直前に決勝点を奪われて敗れています。この試合では山口、木本、オスマルらが120分間プレーしているものの杉本、ソウザ、清武らを温存していたC大阪。天皇杯連覇の夢が潰えたことから、明日はむしろリーグ戦優勝に向けてモティベーションを上げて、戦いを挑んでくるのではないでしょうか。
 対するサンフレッチェですが、名古屋戦で先発しなかった選手中心でメンバーを組むのは間違いないところ。と言うことで、私は以下のメンバーを予想します。
       林

和田  野上  水本 佐々木

   青山    稲垣

 柴崎         柏

    パト   渡

SUB:中林、千葉、馬渡、吉野、川辺、ティーラシン、工藤
 川崎F戦では悔しい逆転負けを喫したサンフレッチェですが、その結果からどう学ぶかと言う整理はできているはず。明日はこれまで勝ててきた要因をもう一度確認して、チーム全員で一つになって戦い抜いて欲しいと思います。
<18.8.24> 先週から北海道で行われている「第33回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会」に出場しているサンフレッチェJrユースは、グループステージを全勝で突破するとその後も勝ち進んで、初の決勝進出を果たしました。これまでの戦績は次の通り。
【グループステージ】
広島 1-0 愛知FCU-15
広島 3-1 GRANDE FC
広島 3-1 セブン能登Jrユース

【ノックアウトラウンド】
広島 1-0 コンサドーレ旭川 【広】棚田
広島 2-0 鹿島Jrユース   【広】棚田2
広島 0-0 FC東京U-15深川
  PK5-4
広島 2-1 横浜FMJrユース  【広】島津、寺岡
 決勝は今日の11時から帯広の森陸上競技場で、相手はC大阪U-15。スカパー!のch580とCS800及びスカパー!サッカーオンデマンドで放送されるほか、PLAYER!でも配信予定です。
<18.8.23>  昨日エディオンスタジアム広島で行われた天皇杯3回戦は、延長に入ってからのパトリックの3ゴールで名古屋を突き放してラウンド16に進出しました。
 先発メンバーは川崎F戦から9人入れ替えて、以下の布陣で戦いました。
       林

馬渡  千葉  水本  川井
            (→稲垣76分)
   川辺    吉野

 東       Fシウバ(→青山62分)
 (→柏ex0分)
  ベリーシャ   工藤
          (→パトリック66分)

SUB:中林、野上、ティーラシン
 対する名古屋はリーグ戦から全員入れ替えて、GK:渋谷、DF:櫛引、新井、秋山、菅原、MF:長谷川、八反田(→中谷68分退場91分)、和泉、石田(→兵藤64分)、FW:寿人(→梶山97分)、深堀(→ジョー74分)、と言うメンバーでした。試合は立ち上がりにいきなり動きます。前半5分、川辺が右のスペースに出た馬渡からのリターンを受けると高い位置からクロス。これを逆サイドで待ちかまえていた工藤が頭で決めて、広島が先制点を奪いました。
 その後もしばらくは広島のペースで、7分にはベリーシャが遠目から狙いましたが枠外。その後も高い位置の守備でボールを奪って、速攻から何度もチャンスを作ります。またプロの試合に初めて出場した東も精度の高い左足を武器にチャンスに絡みましたが、しかしコンビネーションの乱れや判断ミスなどでチャンスを逃すと逆に17分、左サイドを石田に破られ低いクロスを深堀に決められて同点に追いつかれてしまいました。
 その後は名古屋も落ち着きを取り戻して、正確なパスの繋ぎと機を見たドリブルで広島陣内に攻め込みます。広島もDFラインからサイドに展開して攻撃の形を作ろうとするものの、なかなか前線に収まりません。前半39分にはクリアボールをベリーシャがカットしループで狙いましたが枠外。45分にはフェリペ・シウバがFKを直接狙いましたが枠を大きく外します。そのような流れは後半も同様で、広島はミスが多くなかなか形を作れません。6分には川辺が左のスペースに出したものの合わず、逆襲から深堀に危ういシュートを打たれます。また後半9分にもフェリペ・シウバのバックパスを奪われ名古屋がチャンスを作り、15分にはペナルティエリア内で菅原がフリーになりましたが千葉が間一髪でブロックします。流れを変えようと城福監督は青山をボランチに据えて川辺を左サイドに出し、更に前線にパトリックを投入します。そしてこれによって流れは広島に移り、25分のパトリックや27分のベリーシャ、33分のパトリックなど前を向いて仕掛けるシーンが続きます。37分にはパトリックが遠目から狙ったもののGK正面。41分には東のクロスをベリーシャが頭で逸らせてゴールを狙いましたがGKが弾き、そのボールもバーに防がれます。44分には川辺が左からカットインして右足で狙ったもののGKがキャッチ。逆に名古屋もCKの連続から広島ゴールに迫りましたが、林を中心にはね返します。結局90分では決着はつかずに、延長戦に突入することになりました。
 じりじりした展開の90分間でしたが、しかし延長に入るといきなり試合は動きます。立ち上がり早々にベリーシャのパスでパトリックが抜け出すと、中谷が思わず後ろからのタックルで倒して一発退場となります。これで引いて守らざるをえなくなった名古屋に対して、広島が攻撃のギアを上げます。7分にはショートコーナーから馬渡が決定的なシュートを放ったもののポストに弾かれ、こぼれ球を青山が打ったものの枠外に外れます。そして延長前半9分、ベリーシャのパスを受けたパトリックがドリブルでゴール前中央に進むと、DFの間を割ってシュート。これが見事にゴールネットに収まって、広島が勝ち越し点を奪いました。
 その後も広島がゲームを支配して、11分には青山がフリーで打ったもののGKにブロックされ、馬渡のシュートもGKがセーブします。13分にはジョーのポストプレーから兵藤に危ういシュートを打たれましたが、広島も14分に川辺がGKと1対1になるなどチャンスを作ります。そして延長前半15分には川辺が右サイドからクロスを送ると、逆サイドに飛んだパトリックが頭で押し込んでリードを2点に広げます。更に後半11分には相手GKのパスを奪ったパトリックがGKの頭越しにゴールネットに沈めて決定的な4点目。最後はジョーと兵藤のコンビでピンチになったものの枠外に外れて、4-1で広島の勝利となりました。
 リーグ戦から中2日、次節までも中2日と言うことで、サンフレッチェはGKとCB以外はターンオーバーで戦いました。そして立ち上がり早々に右サイドのコンビネーションで崩して先制点を奪うなど、序盤の出来は良かったと思います。しかしそれが良かったのか悪かったのか、その後はミスの多い流れとなり、逆に相手の若手選手の溌剌としたプレーから失点して試合を難しくしてしまいました。特に攻撃の組み立てのところでミスが多く、相手にリズムを渡してしまったのが痛かったと思います。城福監督は後半の早い時間帯から青山やパトリックを投入しましたが、それも勝利のためには当然の采配で、それによって流れを引き寄せることができました。城福監督は「ゲームは延長に入ってはいけなかったゲームだと思います」と語っていますが、確かに試合の流れとしてはその通り。青山、パトリック、稲垣を60分近く使うことになってしまったのは、誤算だったと思います。監督が「若い選手は自分の一つの軽率なプレー、緊張感のないプレーがチームにとって苦しい思いになると、よく学ばないといけないと思います」と語っているように、この勝利からこそ教訓を学んで、次に生かして欲しいと思います。
 ところで普段は出場機会が少ない選手が何人か出場したわけですが、この中で最大の「発見」と言えるのはユースの東だったのではないでしょうか。試合後に「緊張していましたけど、最初のワンプレーでパスとかを成功したら自信になるかなと思っていました。意識したら成功して、そこから自信というか楽しくやれました。デビュー戦にしては自分の良さは出せたと思います」と語っていますが、正確なキックとタイミングの良い攻め上がりで持ち味を見せました。延長に入るまでの90分間ピッチにいた、と言うこと自体が、監督からの評価も高かったことを示しているのではないかと思います。一方、怪我でリーグ戦のベンチからも外れていたベリーシャも広島加入以来初の先発フル出場で、勝利に貢献しました。最初は周りとのコンビネーションが合わないシーンが散見されたものの徐々に合うようになってきて、相手を退場に追いやったシーンやパトリックの先制点のシーンなど人を使うプレーで見せ場を作りました。本人としては自分がゴールを決められなかったのが残念だったと思いますが、このようなプレーを続けて行けば必ずチャンスは来るはず。他のFWとは違う個性を持った選手として、今後貴重な戦力になって行くのではないでしょうか。
 この結果サンフレッチェは6年連続で天皇杯4回戦(ラウンド16)進出が決まりました。次の相手は、ACLの関係で昨日は試合が無かった鹿島アントラーズ。9/26にカシマスタジアムで戦います。

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<18.8.23> 「ホットニュース」によると城福監督は「ずっと準備してくれている選手もいるので、チャンスを与えたいというのはある」と述べています。また中国新聞にも「控え組を起用する見通し」と書かれていることから、フェリペ・シウバや吉野らが先発することになりそうです。一方左手を痛めてベンチからも外れていたベリーシャも全体練習には参加しているそうで、少なくとも今日のベンチ入りは間違いなさそう。ルヴァンカップでは名古屋に逆転負けを食らったのが敗退のきっかけになっただけに、今日はその「リベンジ」も兼ねてしっかり勝って欲しいと思います。
 今日の試合会場はエディオンスタジアム広島で、午後7時キックオフ。当日券販売は午後4時から、開門は5時となっています。駐車場はメインスタンドに向かって右側の駐車場が無料で開放されますが、キャパは900台程度しかありません。リーグ戦と同様に横川駅からのシャトルバスが運行され、またアストラムラインのサンフレッチェ応援乗車券の販売もありますので、なるべく公共の交通機関をお使いください。
 テレビ放送はスカパー!のch583とCS805で生放送が予定されています。今日もブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&TVを見れない方はそちらをどうぞ。
<18.8.22> 明日は西日本豪雨の影響で延期されていた天皇杯3回戦が行われます。
 中断中の選手補強が大当たりした名古屋は、見違えるような戦いでこのところ5連勝。最下位どころか降格圏も脱出して、一試合未消化ながら勝点25で14位まで上がってきています。前回の対戦以降の戦績は次の通り。
17H △0-0 広島
19A ○2-1 仙台  【名】ジョー、前田、【仙】中野
20H ○3-2 G大阪 【名】ジョー3、【G】アデミウソン、藤本
21H ○4-2 鹿島  【名】ジョー、金井2、前田、【鹿】土居、鈴木
22A ○2-1 横浜FM 【名】ジョー2、【横】松原
23H ○3-0 鳥栖  【名】金井、和泉、前田
 前節は4試合で7ゴールと大爆発中だったジョーを出場停止で欠きながらも、「代役」として出場した児玉や代わって投入された和泉の活躍で3点を奪って快勝しています。明日は前所属チームで天皇杯に出場している丸山、金井、前田が出ることができませんが、ただその分出場機会に飢えていた選手たちが出てくるはず。若手がフレッシュなプ状態で出てくれば、ルヴァンカップの時と同様に難しい試合になりそうです。
 対するサンフレッチェですが、城福監督は川崎F戦後に「コンディションが大切になってくる。準備できている選手を使いたい」とメンバーの入れ替えを示唆しています。川崎F戦から中2日、そして次節のC大阪戦も中2日でやって来ることを考えると、メンバーをほぼ総入れ替えして戦う可能性が高そうです。と言うことで、私のメンバー予想は次の通り。
      中林

馬渡  吉野  水本  川井

   川村  川辺

 工藤     Fシウバ

  ムイ ベリーシャ

SUB:廣永、和田、野上、柏、柴崎、渡、パトリック
 明日は負ければ終わりのカップ戦。誰が出ることになったとしても広島らしい戦いを貫いて、全員の力を合わせて勝利して欲しいものです。
<18.8.21> アジア大会を戦っているU-21代表は一昨日グループリーグの第3戦をベトナムと戦い、0-1で敗れました。森保監督はパキスタン戦からメンバー8人を入れ替えて、GK:オビ、DF:原、立田、杉岡、MF:初瀬、神谷(→松本HT)、渡辺、遠藤、三好、三苫(→岩崎HT)、FW:前田(→上田81分)。前半3分にGKからのボールを受けた神谷が狙われ、失ったボールをそのまま決められ先制点を許しました。そしてその後も高い位置からのプレッシャーをかけるベトナムに苦しめられ、前半13分と19分にも決定機を作られるなど圧倒されて前半を折り返しました。後半から岩崎と松本を投入すると日本が徐々にリズムをつかみ、何度かチャンスを作ります。そして後半45分には原のスルーパスで抜け出した上田がGKまでかわしたものの決めることができず、0-1で敗れました。この結果、グループ2位となった日本のラウンド16の対戦相手はE組1位だったマレーシア。中4日空けて8/24の午後9時30分キックオフです。
<18.8.20>  昨日ホームで行われた第23節川崎F戦は、パトリックのゴールで先制したもののその後2点を取られて逆転負けを喫してしまいました。
 先発メンバーは前節から3人入れ替えて、以下の布陣で戦いました。
       林

和田  野上  千葉 佐々木

   青山    稲垣

 柴崎         柏(→吉野69分)
 (→川辺78分)
    パト   渡(→ティーラシン65分)

SUB:中林、水本、フェリペ・シウバ、工藤
 対する川崎Fは前節と全く同じで、GK:チョン・ソンリョン、DF:エウシーニョ、谷口、車屋、登里、MF:守田、大島、中村、家長、阿部、FW:小林、と言うメンバーでした。立ち上がりはサンフレッチェがプレスをかけて、高い位置からのショートカウンターを狙います。そして3分には柏のスルーパスをパトリックがDFラインの裏で受けましたが惜しくもオフサイド。18分には左サイドへの展開からパトリックが裏を狙いましたがDFに当たります。しかしその後はラインを下げてブロックを作り、川崎のパス回しからの攻撃を受け止めます。22分にはDFラインからのロングパスを小林が前を向いてトラップしましたが林が飛び出してブロック。34分には車屋に強烈なミドルシュートを打たれましたが林が弾きます。広島も前半36分、柏からのクロスにパトリックが合わせましたがわずかに外れ、42分にはロングボールから渡がDFラインの裏に抜け出してGKと1対1になりましたがシュートは手に当たって弾かれます。逆に前半アディショナルタイムには車屋にフリーでヘディングを許しましたがボールはポストに当たって跳ね返ります。前半はお互いに守備も攻撃も集中が高く、緊張感のある内容でスコアレスでハーフタイムを迎えました。
 後半最初のシュートは広島で、1分にセットプレーからパトリックが頭で狙ったもののGKに止められます。その後7分に車屋のミドルが広島ゴールを襲い林が弾く、と言うシーンを作られたものの先制点は広島。後半11分、右からの柴崎のクロスをパトリックがDF2人に挟まれながらも頭で押し込みました。
 ところがその7分後、ワンタッチのパス交換からエウシーニョに右サイドに抜け出されると、低いクロスを小林に押し込まれて同点に追いつかれます。そしてその後も川崎Fのパス回しと家長のドリブルに苦しめられる広島。城福監督はティーラシンに続いて早めに吉野を投入して、守備の修正を図ります。21分の小林のシュートや25分の登里のシュートは何とか凌ぎましたが、しかしその苦心の守備が破られたのは後半30分。右サイドに抜けだした家長がクロスを入れると、ブロックに飛び込んだ千葉の手に当たったとしてハンドの取られます。そして川崎に与えられたPKを小林が蹴ると、林は反応して手に当てたものの勢いに押されてボールはゴールネットへ。広島は痛い2点目を喫してしまいました。
 その後もボールを支配するのは川崎。広島は川辺の機動力とパトリックの突破力を生かして何とか打開しようとします。しかし35分に右サイドを抜け出したパトリックが倒されたかに見えたもののノーファウル。また後半アディショナルタイムにもティーラシンのクロスにパトリックが飛び込んだ時に引っ張られた、と主張するものの認められず、得点を奪えないままに敗戦のホイッスルを聞くことになりました。
 この試合のスタッツを見ると、広島のボール支配率は40%以下。またシュート数も川崎Fが15本打っているのに対して広島は6本に終わっています。試合全体の印象もほぼスタッツの通りで、川崎に攻められながらも耐える時間が長く、苦しい試合となりました。2点目を与えることになった千葉のハンドは意図的に手でコントロールしようとしたものではなく、いささか不運な面もありましたが、ただそれまで散々回され、また家長のドリブルにも苦しめられていたので失点は時間の問題だった、と言わざるをえません。高い位置からの守備が機能したのは前半の15分だけで、それ以降はボールの奪いどころが低くセカンドボールも拾われ続けていたので、このような結果になったのも止むを得ない、と言えるでしょう。パトリックが倒されたシーンも明らかにPK、と言うようなプレーでもなく、前半の対戦でジャッジに救われて勝ったことを考えれば致し方ない、と思います。広島は城福監督の下で結果を出して来ている、とは言えまだ半年ちょっとしか経っていないのに対して、川崎は風間監督の時から何年もかけて作ってきたサッカーが完成の域に達しているわけで、その完成度の差が出た試合だった、と言うことではないかと思います。
 この試合の結果川崎Fとの勝点差は6に縮まり、消化試合の差を考えればほぼ追いつかれた、と言っても良い状況となりました。一時の「広島独走」から比べればずいぶん苦しくなった感じではあるのですが、しかしそれでも首位にいるのは確か。残り11試合を有利な立場で戦えると言う状況に変わりはありません。今後も夏場の連戦が続く中で修正するのも難しいかも知れませんが、これまで積み上げてきたことを信じてチーム全員でやり続けるしかありません。

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サッカーダイジェストWeb  採点&寸評  首位攻防戦で川崎が逆転勝利  川崎が首位攻防戦をモノに出来た理由  広島は終了間際の判定に猛抗議
<18.8.19> 「ホットニュース」によると城福監督は、「90分間全員がしっかり集中しきること。しっかりつないですべてを出し切らないと勝点は取れない」と語っています。第5節の対戦は我慢を強いられる時間が長い試合でしたが、その時はまだ「城福広島」がスタートしたばかり。その後の試合と練習を通じてチームとして成長しているのは間違いないだけに、今日は「すべてを出し切ることができれば、十分に我々は成長の証を見せられる試合になる」(城福監督)のではないでしょうか。
 今日の試合会場はエディオンスタジアム広島で、午後7時キックオフ。試合前イベントとしては「サンフレッチェカップU-10」が午後2時から、「フォリアチャレンジ」が5時18分頃から行われます。場外スロープ下の「サンチェひろば」では「子育て応援!カルビーパーク」「軽食エリア」「ユニフォームレンタルサービス」「選手とツーショット似顔絵」を3時から開催。メインスタンド前のおまつり広場では、「ズッコケ三人組コラボブース」「みらさかピオーネPRブース」「フレンドリータウン呉市」「宮島ボートPRブース」「高宮運送大型保冷車体験コーナー」「タイ観光PRブース」「広島県営SNS日刊わしらPRブース」「サンフレッチェカード入会キャンペーン」「にぎわいすてーじ」「フェイスペイント」「バルーンアート」がそれぞれ3時にオープンします。またメイン・バック各総合案内所では「Club J.LEAGUEチェックイン・チャレンジ」が行われます。Jリーグ公式アプリでお気に入りクラブにサンフレッチェ広島を登録の上、キャンペーンサイトでご応募下さい。
 サンフレッチェクラブ会員の先着プレゼントは森島選手のプレミアムカード。選手コラボメニューは、柏選手の「18オムライス」と和田選手の「地元の味!しらす丼」各600円です。また売上の一部を義援金として広島県に寄付する「がんばろう広島Tシャツ」が再入荷します。更に両チームのマスコットがじゃれあっているイメージでデザインした、と言う「川崎フロンターレコラボグッズ」も販売されるそうです。
 今日のテレビ放送はDAZNのみとなっています。今日は久々にブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&DAZNを見れない方はそちらをどうぞ。
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