8/26〜9/1のSANFRECCE Diary


<18.9.1> 中国新聞によるとパトリックが30日の練習で下半身を負傷したらしく、昨日の練習では別メニューだったとのことで、今日は先発を回避する可能性もありそうです。
 今日の試合会場はエディオンスタジアム広島で、午後7時キックオフ。試合前イベントとしては、「サンフレッチェカップ」のU-9・U-10が午後2時から、サッカー教室が3時から、「フォリアチャレンジカップ」が5時18分ごろから行われます。場外スロープ下の「サンチェ広場」では、「子育て応援!カルビーパーク」「軽食エリア」「ユニフォームレンタルサービス」「選手とツーショット似顔絵」を3時から開催。メインスタンド前のおまつり広場では「防災イベント」「サンフレ縁日」「フレンドリータウン府中町」「サンフレッチェカード入会キャンペーン」「にぎわいステージ」「フェイスペイント」「バルーンアート」がそれぞれ3時から行われます。
 サンフレッチェクラブ会員限定プレゼントは、吉野選手のプレミアムカード。コラボメニューは今回は番外編として新たなミートボールの魅力に出会える「HFM DAYS!?コラボ MEAT the Ball」を500円で販売します。
 テレビ放送はDAZNのみとなっています。今日もブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&DAZNを見れない方はそちらをどうぞ。
<18.8.31> 明日はJ1リーグ戦第25節。サンフレッチェはホームに鹿島アントラーズを迎えます。
 昨シーズンは最終節でリーグ優勝を逃した鹿島は、覇権奪還とACL初制覇を目指して今季をスタートしました。そしてACLでは着々と勝ちを重ねて準々決勝まで進んだものの、リーグ戦は中位から抜け出すことができていません。W杯中断後の公式戦の戦績は次の通り。
天2 ○6-1 Honda  【鹿】安部、鈴木2、OG、土居2、【H】栗本
天3 ○5-1 町田  【鹿】西、鈴木2、OG、遠藤、【町】戸高
16A △3-3 磐田  【鹿】遠藤、安部、土居、【磐】上原、山田、川又
17H ○6-2 柏   【鹿】鈴木2、中村、土居、安部、安西、【柏】キム・ボギョン、江坂
14A ○2-0 C大阪 【鹿】鈴木、土居
18A △1-1 G大阪 【鹿】町田、【G】米倉
19H ●1-2 FC東京 【鹿】安西、【東】富樫、リンス
20H ○1-0 清水  【鹿】西
21A ●2-4 名古屋 【鹿】土居、鈴木、【名】ジョー、金井2、前田
22A ○2-1 長崎  【鹿】レオ・シルバ、【長】高杉
23H ○1-0 横浜FM 【鹿】遠藤
24H △1-1 磐田  【鹿】犬飼、【磐】大久保
AQF1 ○2-0 天津権健【鹿】レオ・シルバ、セルジーニョ
 前節は初先発の選手を2人起用するなどフレッシュなメンバーで戦い、後半26分にセットプレーから先制点を奪って試合を有利に進めたものの、後半アディショナルタイムに微妙な判定でPKを取られて勝点2を失いました。そして火曜日に行われたACLの準々決勝ではレオ・シルバとセルジーニョのビューティフルゴールで2点を奪って先勝しています。金崎、植田の移籍や昌子、伊東の負傷などでメンバー構成の苦しい鹿島ですが、しかし明日はリーグ優勝の可能性を残すためには絶対に勝たなければならない試合だと位置づけているはず。明日はいつも以上に強い気持ちで、広島に乗り込んでくるに違いありません。
 対するサンフレッチェですが、前節の結果を受けてメンバーを変えない可能性が高いと思われますが、ただ競争の激しいFWは別。練習試合で得点を挙げたティーラシン、工藤、ベリーシャの中から、先発が選ばれる可能性もありそうです。と言うことで、私の予想は次の通り。
       林

和田  野上  水本 佐々木

   青山    稲垣

 柴崎         柏

    パト  ベス

SUB:中林、千葉、吉野、フェリペ・シウバ、川辺、ティーラシン、工藤
 史上稀に見る猛暑の中で行われた真夏の戦いも、明日が終われば一段落。ルヴァンカップのないサンフレッチェには、1週間のブレイクが待っています。明日はこれまで通りチーム全体が力を出し切って、勝ち点3を取ってブレイクに入って欲しいと思います。
<18.8.31> 日本サッカー協会は昨日、キリンチャレンジカップを戦う日本代表メンバーを発表し、広島から青山と佐々木が選出されました。今回選ばれたのは次の23人。
【GK】東口(G大阪)、権田(鳥栖)、シュミット(仙台)
【DF】槙野(浦和)、佐々木(広島)、車屋(川崎F)、室屋(FC東京)、
    遠藤、冨安(シントトロイデン)、植田(セルクル・ブルージュ)、
    三浦(G大阪)
【MF】青山(広島)、山口(C大阪)、大島(川崎F)、伊東(柏)、
    中島(ポルティモネンセ)、南野(ザルツブルグ)、三竿健(鹿島)、
    伊藤(ハンブルガー)、堂安(フローニンゲン)
【FW】小林(川崎F)、杉本(C大阪)、浅野(ハノーファー96)
 W杯ロシア大会のメンバーから選ばれているのは東口、槙野、遠藤、植田、山口、大島の6人だけで、「レギュラー」としてプレーした選手はゼロ。逆に佐々木、冨安、伊藤、堂安は初めての代表選出で、非常にフレッシュなメンバーとなっています。この中で特に注目されるのは佐々木翔。初選出の他の3人はいずれも20歳前後の「欧州組」なのに対して、佐々木は28歳。2度の重傷と長期離脱を乗り越えて好パフォーマンスを見せていることを評価されてのもので、森保監督らしい選出だと言えるでしょう。W杯直前のキャンプ以来の選出となる青山、浅野とともに、頑張って欲しいと思います。
<18.8.30> 昨日アジア大会の準決勝をU-23UAE代表と戦ったU-21日本代表は、上田のゴールで1-0で勝って決勝進出を決めました。日本は2日前のサウジアラビア戦から先発4人を入れ替えて、GK:小島、DF:原、立田、杉岡、MF:初瀬、神谷(→松本82分)、渡辺、遠藤、岩崎、FW:旗手(→上田64分)、前田、と言うメンバーでした。連戦の消耗を考えてか後ろに重心をおいた布陣を引いたUAEに対して、日本は序盤からチャンスを作ります。前半6分には左サイドから切れ込んだ遠藤のシュートのこぼれに岩崎が飛び込み、11分には渡辺の縦パスに反応した旗手が狙いましたがいずれも枠外。21分には渡辺がミドルを放ちましたがボールはバーの上に外れます。その後も旗手が、前田が、岩崎がチャンスを迎えますが決めることができません。森保監督は後半19分、旗手に代えて上田を投入すると、20分にはその上田のパスに前田が頭で飛び込みましたがこれも枠を捉えることができません。そんな流れの中の後半32分、遠藤のクロスは跳ね返されたものの渡辺が粘り強いタックルで奪うとそのまま前線へのパス。これでDFラインの裏に抜け出した上田がバーに当たるシュートを決めてついに日本が先制します。そしてその後は「クローザー」として投入された松本が試合を締めて、初優勝を飾った2010年大会以来2大会ぶり3度目の決勝進出を決めました。決勝の相手は、G大阪のファン・ウィジョらオーバーエイジも加えたU-23韓国代表。キックオフは9/1(土)の午後8時半です。

スポナビ
ゲキサカ  戦評  上田
サッカーダイジェストWeb  "会心の一撃"でUAEを撃破  韓国紙の"森保ジャパン評"  上田綺世がまたしても殊勲弾  UAE紙は指揮官の采配には...  森保監督が決意表明

<18.8.29> 中国新聞などによると、タイキャンプ以来体調不良で離脱していた森崎和幸選手が、昨日からチームに合流しました。8月から吉田サッカー公園で調整を始めて状態を上げて来たそうで、昨日はランニングやパスでたっぷり汗をかいて「やっとサッカーのトレーニングらしい動きができてきた」と明るい表情だったとのこと。そして練習後にはチームメイトから水と小麦粉と卵をかけられる、と言う手荒い歓迎を受けたそうです。シーズンも終盤となって優勝争いも佳境に入ってきますが、そう言うときこそ37歳のベテランの力が必要とされる時も来るはず。「俺たちの誇り」森崎和幸選手の試合への復帰の日を待ちたいと思います。
<18.8.29> 先週末に再開した高円宮杯プレミアリーグウェスト第10節で、サンフレッチェユースは神戸U-18に4-0で勝って2位に浮上しました。広島のメンバーは、GK:佐藤海、DF:鈴(→竹内88分)、大越(→福崎85分)、山崎、森保(→渡部HT)、MF:松本大、桂、東、土肥(→中谷79分)、大堀、FW:棚田(→鮎川HT)。JFAのサイトによると序盤から広島が主導権を握ったものの点が取れないままに時間が進んだそうですが、前半終了間際にCKからの流れで山崎がヘディングで押し込み先制点を奪いました。これで勢いが出た広島は後半早々にCKから大堀が2点目を奪うと、7分には渡部のスルーパスから桂がゲット。更に桂は17分にもゴールを決めて、そのまま押し切りました。第10節の全結果と順位表は次の通り。
【第10節】
東福岡高  2-2 京都U-18
広島ユース 4-0 神戸U-18
福岡U-18  1-2 C大阪U-18
名古屋U-18 1-1 G大阪ユース
米子北高  0-1 阪南大高

       勝点 試合 勝 分 負 得失差
1C大阪U-18  20   10    6   2   2    +7
2広島ユース  19    9    6   1   2   +16
3京都U-18   18   10    5   3   2    +4
4名古屋U-18  17   10    5   2   3   +10
5東福岡高   17   10    5   2   3    +5
6G大阪ユース 16    9    4   4   1    +5
7神戸U-18   15    9    5   0   4    -4
8阪南大高    7   10    2   1   7   -12
9福岡U-18    4    9    1   1   7   -10
10米子北高    3   10    1   0   9   -22

<18.8.28> 昨日「第18回アジア競技大会」の準々決勝を戦ったU-21日本代表は、U-21サウジアラビア代表を2-1で下して2大会ぶりにベスト4進出を決めました。メンバーはマレーシア戦から1人入れ替えて、GK:小島、DF:板倉、杉岡、大南、立田、MF:長沼(→遠藤57分)、渡辺、松本、岩崎、前田(→上田83分)、FW:旗手(→三好60分)。日本がパスを回してサウジアラビアがカウンターを狙う、と言う展開から先制点を奪ったのは日本。前半31分、左サイドから杉岡がグラウンダーのパスを送ると、前田が落としたボールを岩崎が右足で叩き込みました。しかし前半39分、サウジのFKは跳ね返したこぼれ球からアルユシフがシュート。これは小島が弾いたものの立田に当たってゴールに吸い込まれてしまいました。後半もお互いに持ち味を出しながら攻め合って、イーブンな展開から我慢の時間帯が続きます。そして後半28分、遠藤のサイドチェンジを受けた前田がDFを振り切ってペナルティエリアに侵入すると、マイナスのパスを岩崎が決めてついに日本が勝ち越します。その後はサウジの猛攻を受けたものの守備陣が踏ん張り、1点差のリードを保ったまま逃げ切りました。準決勝の相手は今日のUEA対北朝鮮の試合の勝者で、明日の午後9時半キックオフです。

スポナビ
ゲキサカ  戦評  岩崎  前田  旗手  大南  三好  立田  森保監督
サッカーダイジェストWeb  前田&岩崎コンビが躍動  海外メディアが"韋駄天"を大絶賛

<18.8.28> 日本サッカー協会は昨日、メキシコに遠征するU-19代表メンバーを発表し、広島から大迫、川井とユースの東が選ばれました。今回選出されたのは次の24人。
【GK】大迫(広島)、若原(京都)、谷(G大阪)
【DF】橋岡、荻原(浦和)、川井(広島)、谷口(国士舘大)、
    石尾、瀬古(C大阪U-18)、菅原(名古屋U-18)、
    東(広島ユース)
【MF】齊藤未(湘南)、堀、山田(横浜FM)、伊藤(磐田)、
    郷家(神戸)、滝(清水)、平川(FC東京)
【FW】田川(鳥栖)、原(FC東京)、安藤(C大阪)、
    宮代(川崎U-18)、久保(横浜FM)、斉藤光(横浜FCユース)
 6月のロシア遠征のメンバーから宮本(柏)、阿部(岡山)、小林(神戸U-18)、安部(鹿島)、藤本(東京V)が外れ、石尾、瀬古、東、平川、宮代、斉藤光が選ばれています。このメンバーは9/2からトレーニングを開始して翌日U-19ベトナム代表との親善試合を行い、メキシコで3試合戦って10月に行われる「AFC U-19選手権インドネシア2018」に向けてのチーム作りを進めます。
<18.8.28> プレスリリースによると、川井選手が天皇杯3回戦で先発出場して基準を満たしたためプロA契約を締結した、と発表しました。中国新聞によると、年俸は500万円だとのことです。
<18.8.28> 一昨日大阪学院大学との練習試合を行い、4-1で勝ちました。得点は前半28分に馬渡、35分にティーラシン、後半11分にベリーシャ、後半40分に工藤でした。
<18.8.27> 先週末にようやく発売された「紫熊倶楽部」の9月号(Vol. 247)を紹介します。
 表紙は紫をバックに「がんばろう広島」の文字。またトップ記事は選手たちの黙祷のシーンをバックに「大規模災害を受けて 自分にとってできることをやっていくこと」と言うタイトルで、渡選手が横浜FM戦で語った「被災地の皆さんのために戦った」と言う言葉から、サッカーとサッカー選手のできることについて書いています。
 最初のインタビューで取り上げられているのはティーラシン。初めてのJリーグとサンフレッチェにどうフィットしようとしているのか、またこれまでどのようなサッカー人生を送ってきたか、等について答えています。続くインタビューは森崎浩司アンバサダー。森保一氏について、サンフレッチェの今後について、そして広島を襲った豪雨やピースマッチについて語っています。
 モノクロページの最初では2017年度J1クラブ決算の数字を挙げながら、今後の経営の方向性について山本社長に聞いています。続く「仔熊たちの戦い」では、ベスト4まで進んだ日本クラブユース選手権でのサンフレッチェユースの戦いを紹介しています。
 「READER'S AREA」を挟んで、8/11に行われたピースマッチのレポート。「MATCH REPORT」はG大阪戦、名古屋戦、浦和戦、横浜FM戦、湘南戦、長崎戦、神戸戦。この間に松本選手のU-21代表選出の記事が入っています。「僕の好きな○○」は和田選手。「あなたのバッグを見せてください」では、吉田サッカー公園まで来た多木さんの選手全員のゲーフラを入れた大きなバッグを紹介しています。「ピッチレポーター・掛本智子のFACE TO FACE」では工藤選手を紹介。「JFK(ジョウフク)Tシャツ誕生秘話」では、浦和戦で販売してあっと言う間に完売したTシャツを企画したグッズ担当の吉武さんを紹介しています。そして最後はいつものように「SIGMA CALENDER」と「紫熊短信」となっています。
 サンフレッチェオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は定価360円。ホームゲーム会場とV-POINT、広島県内の主要書店、また東京の広島県アンテナショップ「tau」で販売中です。またe-VPOINTでも購入可能です。
<18.8.26>  昨日アウェイで行われた第24節C大阪戦は、前半の稲垣のゴールを守り切って1-0で勝って首位をキープしました。
 水本が先発に復帰して、以下の布陣で戦いました。
       林

和田  野上  水本 佐々木

   青山    稲垣

 柴崎         柏
 (→吉野73分)
    パト   渡(→ティーラシン60分)

SUB:中林、千葉、フェリペ・シウバ、川辺、ベリーシャ
 対するセレッソは、GK:キム・ジンヒョン、DF:松田、丸橋、木本、ヨニッチ、MF:山口、清武、ソウザ(→福満89分)、オスマル(→片山87分)、FW:杉本、高木(→山内79分)、と言うメンバーでした。序盤から主導権を握ったのは広島で、中盤のタイトな守備からボールを奪って、縦に速い攻撃でセレッソを脅かします。そして前半18分、柴崎の右からのクロスはヨニッチにクリアされたものの、こぼれに走り込んだ稲垣が左足を強振するとボールはヨニッチの股の間を抜けてゴール。広島が良い時間帯に先制点を奪いました。
 この後も広島のペースは続き、21分には稲垣がボールを奪った勢いのままにペナルティエリア内に飛び込みましたがDFがクリア。26分には渡のシュートのこぼれを稲垣が狙いましたがGKの正面を突きます。また38分にはCKに佐々木が合わせましたが惜しくも枠を外れ、40分にも佐々木のクロスに柴崎が合わせましたがGKにキャッチされます。逆にセレッソの攻撃は高い位置で食い止めて、前半のシュートは14分に高木の抜け出しから松田に打たれたシーンと24分にオスマルにミドルを打たれたシーンだけ。前半は得点差以上の内容差を見せつけて、広島の1点リードでハーフタイムを迎えました。
 後半に入るとセレッソも修正してきて、1分には清武のドリブルから杉本がシュートしましたが枠外。6分には右からのクロスに高木が合わせましたがサイドネットで助かります。続く9分には清武の左足のシュートも林が正面でキャッチします。広島はセレッソの攻撃を低い位置で食い止めると、パスを繋いでカウンターに持ち込みます。そして後半20分には和田の縦パスで抜け出したパトリックがGKとの1対1からシュートしたもののキム・ジンヒョンが右足でスーパーセーブ。21分には柏のパスからパトリックが仕掛けたもののDFがぎりぎりでクリアし、33分にはティーラシンのパスを受けたパトリックがDFの間を割ろうとしましたがGKがクリアします。後半36分にはクリアボールで抜け出したパトリックがDFと競りあいながら打ったものの枠外。37分には吉野が決定的なミドルを放ちましたが、GKが弾いてバーに当たり手前にはねます。更に43分にもパトリックがドリブルで突破しましたがDFの好守備に阻まれます。逆にセレッソも後半25分には波状攻撃で広島ゴールを脅かし、後半アディショナルタイムには清武、片山、山口と決定的なシュートの連続を浴びましたがいずれも枠外に外れ、広島が1点のリードを守り切って勝利のホイッスルを聞くことになりました。
 この試合に勝利できたのはチーム全員で頑張ったからなのは間違いないのですが、その中でも象徴的だったのが稲垣選手だったと思います。セレッソのソウザ選手は「強いマークが来ている感覚がずっとあった」と語っていますが、その要因はインテンシティの強い守備を継続してやっていたから。特に中盤で稲垣が「靴一足分の寄せ」を敢行し、相手に自由にさせず、またボールを奪い切ってそのまま攻撃に出るという形を続けていたからこそ、全体的にペースを握って戦えたのだと思います。また終盤にセレッソが力攻めで来た時も最後まで身体を投げ出して守りました。これに関しては城福監督も「おそらく(山口の)最後のシュートも枠に入っていたら誰かに当たっていたと思います。3人くらい行っていたので...われわれは全部体を寄せていたと思います」と勝因に挙げていました。後半に何度もあったカウンターからのビッグチャンスに決めていればもう少し楽に勝つことができた、とは思いますが、しかしそれもサッカーだと言えます。追加点を取れない時には取られないようにして逃げ切る、と言うのはいわば「勝利の方程式」。中断後にはできなくなっていた厳しい守備が機能して無失点で勝利したことは、何よりも収穫だったと言えるのではないでしょうか。
 今節の結果、サンフレッチェの勝点は52まで伸びました。勝点をいくつ取ったら優勝できるかは分からないのですが、昨年は川崎Fと鹿島が最終的に勝点72で並び、2015年には広島が年間勝点74を取って浦和の72を上回ったことを考えると、残り10試合で勝点を21取ることが優勝の条件だ、と言えそうな気がします。そのために必要なのは、この日勝利を掴んだ要因となった「厳しい守備」を続けることなのだと思います。夏場の厳しい連戦は終わり、今後はほぼ1週間に1試合のペースでリーグ戦が続きます。ここで体調を整え戦術を磨き上げて、優勝まで突き進んで欲しいと思います。

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