9/2〜9/8のSANFRECCE Diary


<18.9.8> U-19日本代表はメキシコ遠征前の今週月曜日にU-19ベトナム代表と親善試合を行い、2-0で勝ちました。メンバーは、GK:大迫、DF:川井、菅原、阿部、荻原(→三國HT)、MF:久保(→宮代85分)、山田(→橋岡77分)、齊藤未(→平川60分)、堀、FW:田川、安藤(→斉藤光77分)。日本サッカー協会のサイトによると試合は序盤から非常に激しい展開だったそうで、前半はなかなかチャンスを作れなかったとのこと。18分には左サイドを崩されて決定的なシュートを打たれたものの大迫が身体を張ってブロックする、と言うシーンもあったそうです。そして後半は前半以上に激しい戦いになる中、3分にFKから久保のクロスに菅原が合わせて先制。その後は相手の疲れもあって崩すシーンも多くチャンスを作っていたとのこと。そして後半33分、左サイドからの久保のクロスは決め切れなかったものの、その直後のCKから三國が決めてそのまま逃げ切りました。
<18.9.7> 中国新聞によると、U-21代表としてアジア大会に参加していた松本泰志選手が昨日から練習に合流しました。アジア大会ではボランチとして全試合に出場した松本は、「体力的にはすごくきつかったが、連戦の中で動けたことは自信になった」と語っている一方で、試合に出る大切さを再確認したとのこと。「技術、運動量は負けないと思ったし、フィジカル面が足りないことも分かった。クラブで試合に出るために、青山さんにも負けないように頑張る」と力を込めていたそうです。
<18.9.6> プレスリリースによると、10/7(日)に「2018Jリーグ育成マッチデー」として岡山との試合が行われることになりました。このJリーグ育成マッチデーとは若手の強化・育成のために行われるもので、参加しているのは札幌、横浜FC、鳥取、岡山、広島、山口の6クラブ。試合の結果ではなく若手の出場時間や公式戦に近い環境での試合開催などでポイントが与えられ、順位に応じて育成奨励金が支払われることになります。9/30(日)にも鳥取戦が予定されているため、サンフレッチェとしてはこの岡山戦が3試合目。(1試合目は8/6の岡山戦。)準レギュラー級の選手だけでなく、契約を交わしたばかりの松本大や東らにとっても、アピールのチャンスになりそうです。
<18.9.5> 9/29に行われるG大阪戦のアウェイ応援ツアーの募集が始まっています。9/29(土)の9時15分に広島ヘリポート、9時45分に広島駅新幹線口に集合し、小谷SAと福山SAを経由して1時15分ごろスタジアムに到着。試合観戦後に帰途について、夜の11時頃に広島に戻ってくる、というスケジュールです。料金はビジター自由席の入場券付きで大人18,800円、小中学生16,800円。サンフレッチェクラブ会員とちゅーピーくらぶ会員は1,000円引き、チケットをお持ちの方は大人2,500円、小中学生は1,000円割引となります。募集は先着80名限定となっていますので、参加したい方はお早めに。詳細とお申し込み、お問い合わせはひろでん中国新聞旅行のホームページをご覧下さい。
 なお、9/15に行われる鳥栖戦のアウェイ応援ツアーは今日が〆切でしたが、催行人数に達しなかったため中止となってしまいました。
<18.9.4> 週末に行われた高円宮杯プレミアリーグウェストの第11節で、サンフレッチェユースはG大阪ユースと引き分けて首位浮上を逃しました。メンバーは、GK:佐藤海、DF:鈴、大越、山崎(→中谷83分)、MF:松本大、桂、東、大堀、土肥、FW:渡部、鮎川(→棚田76分)。前半11分に鈴のクロスを大堀が頭で押し込んで先制点を奪いましたが、前半終了間際に中央突破から同点弾を決められました。そして後半は11分に勝ち越しを許したものの、16分に桂からのパスを受けた鮎川のゴールで同点に追いつくと、その後はお互いに勝ち越すことができず勝ち点1ずつをわけ合いました。今節の結果と順位表は次の通り。
【第11節】
阪南大高   2-3 名古屋U-18
G大阪ユース 2-2 広島ユース
C大阪U-18  0-1 京都U-18
神戸U-18   0-2 東福岡高
福岡U-18   2-1 米子北高

       勝点 試合 勝 分 負 得失差
1京都U-18   21   11    6   3   2    +5
2広島ユース  20   10    6   2   2   +16
3名古屋U-18  20   11    6   2   3   +11
4東福岡高   20   11    6   2   3    +7
5C大阪U-18  20   11    6   2   3    +6
6G大阪ユース 17   10    4   5   1    +5
7神戸U-18   15   10    5   0   5    -6
8福岡U-18    7   10    2   1   7    -9
9阪南大高    7   11    2   1   8   -13
10米子北高    3   11    1   0  10   -23
 この結果、首位の京都U-18を1差で4チームが追う展開となりました。
<18.9.3> プレスリリースによると、サンフレッチェは一昨日付でユースの松本大弥、東俊希両選手とプロ契約を結んだ、と発表しました。
 東京都武蔵野市出身の松本は横河武蔵野FCからサンフレッチェユース入り。攻守にバランスの取れた大型ボランチとして1年生の時からレギュラーとして試合に出場して来ました。また年代別代表でもU-16代表候補やU-17代表に選ばれ、ルヴァンカップでも4試合にベンチ入りするなど将来を嘱望されています。一方の東は愛媛県大洲市出身で、FCゼブラから広島ユース入り。突破力と正確な左足を武器に、U-15からU-19までの年代別代表に継続的に選ばれて来ました。そして天皇杯の名古屋戦では初めてプロのピッチに立つと、90分間プレーして勝ち抜きに貢献しています。2人とも吉田高校から通信制の並木学院高校に転校してトップチームの練習に参加しますが、所属チームはユースのままでユースの試合に出場するとのことです。
<18.9.3> 一昨日行われたアジア大会の決勝で、U-21日本代表は延長の末にU-23韓国代表に敗れ、銀メダルに終わりました。
 準決勝から中1日と言うこともあって先発5人を入れ替えて、GK:小島、DF:板倉、杉岡(→遠藤ex0分)、原、立田、MF:長沼(→初瀬ex9分)、三好、岩崎(→旗手ex0分)、松本、渡辺(→神谷ex4分)、FW:上田、と言うメンバーでした。試合は序盤から韓国のペースで、何度も攻撃を受けたものの最後のところで踏みとどまります。そして後半は相手の運動量が落ちたこともあって攻め込んだものの決定機は作れず、スコアレスのまま延長戦にもつれ込みました。しかし延長前半3分に「韓国のメッシ」イ・スンウに豪快に叩き込まれて先制点を奪われると、その7分後にはFKを決められて2点目を失いました。そしてその後日本も反撃したもののCKから上田が1点を奪っただけに終わりました。
<18.9.2>  昨日ホームで行われた第25節鹿島戦は、先制点を許したものの3点を取って逆転勝ち。川崎Fが敗れたため2位との勝点差を9としました。
 先発もベンチ入りメンバーも前節と同じで、以下の布陣で戦いました。
       林

和田  野上  水本 佐々木

   青山    稲垣

 柴崎         柏(→川辺79分)
 (→吉野75分)
    パト   渡(→ティーラシン71分)

SUB:中林、千葉、フェリペ・シウバ、ベリーシャ
 対する鹿島は、GK:クォン・スンテ、DF:西、チョン・スンヒョン、犬飼、山本、MF:三竿健、レオ・シルバ、遠藤(→内田84分)、安西(→安部61分)、FW:セルジーニョ(→金森71分)、鈴木、と言うメンバーでした。最初の決定機は広島で、前半6分にCKのこぼれを水本が狙いましたがDFに当たります。その後も広島が球際の厳しい守備から主導権を握り、主に右サイドから攻めます。しかし前半14分、広島の攻撃を跳ね返した鹿島のロングパスを鈴木が落とすとセルジーニョがドリブル。そして鈴木からのリターンパスを決められて先制点を奪われてしまいました。
 早い時間帯に失点してしまった広島でしたが、その後は18分に遠藤に危ういシュートを打たれたものの再びペースをつかみます。そして前半28分のパトリックが倒されて得たFKで、柴崎が蹴ったボールをパトリックがDFと競り合いながら押し込み同点に追いつきます。更にその後も柏の仕掛けや渡のシュートなどで追加点を狙うと、前半42分には再びFKのチャンス。柴崎のボールはDFにはね返されたものの青山がワンタッチで中に入れると、GKが弾いたこぼれを佐々木が叩き込んで1点リードでハーフタイムを迎えました。
 後半は前からプレスをかけて点を取り換えそうとする鹿島。広島は長いボールを多用してDFラインを裏返そうとします。それが功を奏したのは後半4分。後ろからのパスを上手いトラップで受けた渡が前線にフィードすると、これを受けたパトリックが単独で突破してGKとの1対1からシュートを決めて、リードを2点に広げました。
 この後は鹿島の反撃を受けて、9分にはセルジーニョにペナルティエリア内から打たれましたがポスト。12分には安西にフリーで打たれましたが林が反応します。また25分には鈴木にバイシクルシュートを打たれましたが枠外に外れて助かります。広島はカウンターから追加点を狙うものの、パトリックの遠目からのシュートはGKの守備範囲でキャッチされます。終盤にはDFがはね返しても繋ぐことができず、鹿島の波状攻撃を受けます。鹿島は全員が広島陣内に入って攻め続けたものの広島の守備は崩れず、2点差を保ったままで歓喜のホイッスルが鳴り響きました。
 昨年は川崎Fと同勝点ながら優勝を逃し、今季は初のACL制覇に向けて邁進する鹿島。広島はホームでは2012年以来勝てていなかったと言うこともあって、厳しい試合が予想されました。そして実際に試合の流れはその不安の通りで、前半14分にこれぞカウンター、と言う美しい攻撃で失点してしまいました。しかし、そのような展開でも流れを失わないのが今年の広島。心理的にダウンすることなくむしろチーム全体が引き締まって、それまで以上にインテンシティの高いプレーを続けました。そして流れの中からは得点できなかったものの、「練習していた」と言うセットプレーからの2得点。特に2点目は相手に跳ね返されながらも青山が反応して精度の高いクロスを入れ、これに渡が競り合ってこぼれたところに一瞬早く飛び込んだ佐々木が決めた、と言うパターンでした。DFのクリアを拾った青山の読みと、ワンタッチで正確なところに入れた技術。これが自分のところに来ると信じて競り合った渡。そしてそのこぼれを予測してマークを振り切ってフリーになった佐々木。サンフの選手たちが身体的、精神的に研ぎ澄ませて試合に臨んでいたからこそ得られた得点で、まさに今季の広島を象徴する得点だったと言えるでしょう。そして勝負を決定づけることになった3点目は、厳しい守備で奪ってから前線にフィードしたボールを渡が収め、ここからのパスをパトリックが受けてDFをかわして前に出るとともにGKとの1対1を制して決めた、と言うもの。これらの得点は絡んだ個人の能力の高さが見えたものの決して偶然や個人の力に頼っただけ、ということはなく、チーム全体の連動性によって得られた得点だった、と言えます。まさに「練習は裏切らない」と言う言葉通りの勝利だった、と言えるのではないでしょうか。
 今節の結果サンフレッチェの勝点は55となり、G大阪に負けた2位・川崎Fとの勝点差は9に広がりました。勝点差が残り試合数よりも多ければまずは安全圏、と言うのが常識ですから、広島が優勝に向けて最短の位置にある、と言っても間違いないのは確かです。しかしそこで思い出すのはこれまでのJリーグ。例えば昨年は鹿島が同時期に勝点を52稼いでいて3位だった川崎Fに6差を付けていたにも関わらず逆転優勝を許していますし、2014年には同じく同時期に勝点53を取っていた浦和がG大阪に勝点10差をひっくり返されています。すなわちここで勝点9差を付けたからと言って安心はできないどころか、ここからが本当の勝負だと言えるでしょう。優勝ラインがいくらになるのかは分かりませんが、とにかく一戦一戦チーム全体が集中を切らさず戦うこと。それによってこそ、結果は自ずから付いてくるに違いありません。

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