1/1〜1/5のSANFRECCE Diary


<19.1.5> 年末にかけて契約更新や移籍のニュースが相次いだので、ここまでの情報をまとめてみます。
【引退】森崎和
【完全移籍】千葉(名古屋)、馬渡(川崎F)、宮原(名古屋)、
      フェリペ・シウバ(セアラー)
【レンタル終了】ティーラシン(ムアントン)
【期限付き移籍】工藤(山口)、茶島(千葉)、イヨハ(岐阜)、
        増田(町田)、長沼(愛媛)、川村(愛媛)

【新規加入】荒木
【移籍加入】井林、ドウグラス・ヴィエイラ、サロモンソン
【レンタルバック】野津田、皆川
【レンタル加入】清水

【契約更新】柏、野上、渡、中林、川辺、森島、東、松本大、
      林、稲垣、松本泰、川井
 一方これまで契約更新の情報が無いのは、水本、青山、佐々木、廣永、吉野、柴崎、和田、大迫、パトリック、ベリーシャと岡山に期限付き移籍中の高橋。パトリックについては契約更改交渉を進めている、と言う記事が中国新聞に出ていたので大丈夫だと思いますが、ベリーシャはもともと半年契約だったことを考えると更新は微妙ではないか、と思います。他の日本人選手については契約更新するであろうと考えて、最終戦の3バックの布陣に選手を当てはめると次のようになります。
       林

  野上  井林 佐々木

   青山    稲垣

サロモンソン       柏

    川辺  野津田

      パト

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      中林(廣永、大迫)

  荒木  吉野  水本

   松本泰  松本大

和田          清水(川井)

    渡   柴崎(森島)
   (東)
  ドウグラス・ヴィエイラ
     (皆川)
 これまで広島のパスサッカーを支えてきた森崎和や千葉がいなくなったのは痛いのですが、野津田の帰還と井林の加入はその穴を補って余りある、と言って良いでしょう。また馬渡とティーラシン、工藤の穴もサロモンソンとドウグラス・ヴィエイラ、皆川で埋まりそうですし、両サイドだけでなくCBやシャドウまでこなせる清水の加入は大きいと思います。今季はリーグ戦だけでなく(プレーオフを勝ち抜けば)ACLも平行して戦うことになるので、戦力的な厚みはいくらあっても十分、と言うことはありません。上記で仮にAチームとした布陣に次々と若手が絡んでくることによってこそ、「戦えるチーム」ができ上がってくるのではないでしょうか。
<19.1.4> 昨日行われた高校選手権の3回戦で、瀬戸内高が岡山学芸館高を逆転で下してベスト8に進出しました。ゲキサカの記事によると、前半26分に瀬戸内のバックラインでのパス回しのミスを突かれて先制点を許しました。しかし前半終了間際に相手のクリアボールがFW中川の足下にこぼれるとこれをゴール右隅に蹴り込み同点。後半16分には再び中川がドリブルからシュートを決めて突き放しました。その後岡山もミドルシュートがクロスバーを叩いたものの得点を奪えず、瀬戸内がそのまま逃げ切りました。準々決勝は明日の午後2時10分からで、山梨県代表の日本航空高と戦います。
 一方、島根県代表の立正大淞南高は矢板中央高と戦ったものの0-1で敗れ、3回戦での敗退となりました。
<19.1.3> 昨日行われた高校選手権の2回戦で、広島県代表の瀬戸内高が都市大塩尻高(長野)を1-0で下し、初陣を飾りました。ゲキサカの記事によると先制点は前半22分で、右サイドをドリブルで上がって行ったなFW中川が左足を振り抜くと、DFに当たってコースが変わってゴールネットに吸い込まれました。そしてその後も瀬戸内ペースで試合が進み、後半のピンチも相手のシュートが枠を外れてそのまま逃げ切りました。3回戦は今日の12:05から、岡山学芸館高との「プリンスリーグ対決」となります。
 なお他の中国地方の代表校ですが、立正大淞南高(島根)は1回戦で岐阜工(岐阜)、2回戦で那覇西高(沖縄)に快勝して3回戦進出。米子北高(鳥取)は1回戦で国士舘高(東京A)を下したものの、2回戦で丸岡高(福井)に敗れました。また岡山学芸館高は2回戦で仙台育英高(宮城)を下して3回戦に進出しましたが、西京高(山口)は1回戦で富山第一高(富山)に敗れました。
<19.1.2> 超ワールドサッカー!等の情報によると、ブラジルのセアラーSCは12月31日にフェリペ・シウバの加入を発表した、とのことです。フェリペ・シウバは広島との契約を1年残していましたが、昨年は城福監督に評価されずリーグ戦の出場はわずか2試合。今季も城福監督が再任されたと言うことで、移籍を希望していたとのことです。
<19.1.1> 新年明けましておめでとうございます。
 城福監督が初めてサンフレッチェを率いた2018年シーズンは、天国と地獄(の入口)を見た1年となりました。前年度はぎりぎりでJ1残留を果たしたチーム。しかも選手の大幅な入れ替えは無かったと言うこともあって、城福監督はまずは「高いレベルのベーシック」を基本にチーム作りに着手しました。また池田コーチの指導の下で身体作りをやり直して、ベテラン選手たちが再生。しっかり守ってパトリックを生かして点を取る、と言うシンプルな戦術も機能して、第9節まで負けなしの快進撃を見せ、第14節終了時点で2位に勝点10差を付けて首位を独走していました。しかし第26節の鳥栖戦を不運な形で落とすと、その後の9試合は何と0勝2分け7敗。最終的な勝点は57で、ぎりぎりで2位を確保したものの首位・川崎Fとの勝点差は12も開き、まさに「竜頭蛇尾」のシーズンに終わりました。
 なぜ秋以降大失速を起こしたのかと言うことですが、勝ち続けていた春先からそれがいつまでも続くわけがない、ということは、城福監督も分かっていたと思います。実際シーズン当初から「秋には別のチームになる」と宣言して、パスを回して主体的にゲームを作るチーム作りを進めていました。そしてルヴァンカップのメンバーは「別のチーム」を予感させるサッカーを見せていましたが、しかしそれが安定感を欠いていてルヴァンカップで結果を残せなかったのが第一の誤算。またシーズン当初だけだと思っていた快進撃が夏場まで持って、スタイルチェンジのタイミングを逃したのが第二の誤算。更に言うなら、夏場に補強したベリーシャを含めて、チームを変えるような働きをする「救世主」が出てこなかったのが第三の誤算だった、と言えるのでしょう。皮肉なことに、最終戦でシーズン初めて3バックを採用して2位を確保した試合を作ったのは、引退セレモニーも済ませた後の森崎和幸選手。新しいチームを作ること、特に世代交代を進めることがいかに難しいか、を如実に示した1年だったと言えるのではないでしょうか。
 今朝の中国新聞によると城福監督は、「昨季から取り組む強度の高いプレーに、広島が10年来築き上げてきたパスを繋ぐスタイルの融合を進める」と宣言しています。そのために必要なのは、パスサッカーの中核となる選手を育てること。昨年一年、もがき続けながらも最後にポジションを確保した川辺に続く選手が2人、3人と増えていくことによってこそ、本当に優勝を狙えるチームが作れるのだと思います。今年も昨年以上に「天国と地獄」を見ることになるかも知れませんが、「城福サンフレッチェ」の明るい未来を信じて応援し続けたいと思います。
<19.1.1> サンフレッチェは昨日、スウェーデン1部のIFKヨーテボリからエミル・サロモンソンを完全移籍で獲得した、と発表しました。中国新聞によると、推定年俸は30万ユーロ(約3,800万円)。両サイドをこなし、運動量が多い選手で、2011年〜17年にはスウェーデン代表として8試合プレーし1得点を挙げています。年齢は29歳で、ちょうどミキッチが来日したときと同じ年齢と言うことになります。国外でのプレーは初めてだとのことで適応するにはやや時間がかかるかも知れませんが、経験と能力に期待したいと思います。
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