10/6〜10/12のSANFRECCE Diary


<19.10.12> ブラジル遠征中のU-22日本代表はU-20サンパウロとのトレーニングマッチを行い、3-0で勝ちました。サッカーダイジェストWebによると日本のメンバーは、GK:谷、DF:渡辺剛(→原68分)、瀬古(→立田68分)、古賀(→町田68分)、MF:橋岡(→菅原HT)、渡辺皓(→森島82分)、田中駿(→田中碧74分)、川井(→杉岡HT)、森島(→三好HT)、三苫(→中山HT)、FW:食野(→小川HT)。対するU-20サンパウロは控え中心だったそうで、力の差は歴然だったとのこと。前半13分に食野が先制点を奪ったものの、その後は森島、三苫、食野が次々とシュートを放ったものの追加点が奪えなかったそうです。選手5人を入れ替えて迎えた後半3分に三好のパスから杉岡が決めましたが、その後も小川の2度のゴールがオフサイドで取り消されるなどなかなか点を奪えず、後半38分にようやくCKのこぼれを杉岡が決めたとのこと。横内監督代行は「チャンスをたくさん作ったのは評価できるが、最後のクオリティが足りなかった。次の試合の相手にはそんなに多くのチャンスを作らせてもらえない。クオリティを上げていかなければ」と振り返っていたそうです。14日に対戦予定のU-22ブラジル代表は欧州組も招集してベストに近いメンバーを揃えてくるとのこと。この試合は10/15の日本時間で4時からJ SPORTS 2(BS245ch)で生放送が予定されていますので、注目したいと思います。

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<19.10.11> 日本代表は昨日、カタールワールドカップ2次予選の第2戦をモンゴルと戦い、6-0で勝ちました。メンバーは、GK:権田、DF:長友、冨安、酒井宏(→安西57分)、吉田、MF:伊東、遠藤、柴崎、中島、南野(→鎌田61分)、FW:永井(→原口70分)。立ち上がりからボールを支配した日本は、次々とモンゴルゴールに迫ります。そして前半22分、酒井のスルーパスで抜け出した伊東がクロスを入れると中央で南野がヘッドで決めて先制点。29分には中島のCKに合わせた遠藤のシュートはDFに弾かれたものの、こぼれを繋いで吉田が頭で押し込んで2点目。続いて33分には伊東のクロスに走り込んだ長友が決め、更に40分には伊東のクロスに永井が合わせて4点リードで前半を折り返しました。後半はモンゴルにゴール前まで持ち込まれるシーンを作られたもののすぐに押し返すと、11分にはCKから遠藤のシュートが酒井に当たってゴール。後半37分には遠藤のシュートのこぼれを鎌田が頭で決めて、ダメを押しました。エース・大迫勇が不在の試合となりましたが、代わりに入った永井が素晴らしい働きを見せ、また4ヶ月ぶりに先発した伊東も何度もスピードを生かしてチャンスを作りました。モンゴルはFIFAランキング183位で日本が勝って当然、とは言え、今後に向けて収穫の多い勝利だったと言えるでしょう。
<19.10.10> 中国新聞によると、サンフレッチェのメンバーは2日間の休養を挟んで昨日から練習を再開しました。残り6試合で首位・鹿島との勝点差は8と厳しい状況が続いていますが、鹿島との直接対決で勝てば勝点差は5。2013年には残り2試合で勝点差5をひっくり返して優勝しているだけに、まだまだ十分に逆転可能な範囲にいる、と言えます。城福監督は日曜日に予定されている山口との練習試合では全選手を出場させて、競争を促して行くとのこと。「一つ一つ大事に戦って上に食らいつき、鹿島戦が非常に意味の大きな試合になるように」チーム一丸となって頑張って欲しいと思います。
<19.10.9> U-22日本代表に選出されていた遠藤渓太選手(横浜FM)が怪我のために辞退し、代わりにレノファ山口にレンタル移籍中の川井歩選手が招集されました。
<19.10.8> 10/5に行われたJユースカップの1回戦で、サンフレッチェ広島ユースは横浜FCユースに3-0で勝ちました。得点は鮎川2、棚田颯。2回戦は10/20(日)の11時から吉田サッカー公園で、栃木SCユース×枚方FCカンテラの勝者と対戦します。
<19.10.7> 昨日吉田サッカー公園で松江シティFCとの練習試合を行い、0-0で引き分けました。
<19.10.6> 昨日ホームに今季最多の29,666人を集めて行われたJ1リーグ戦第28節で、サンフレッチェは過去最多に並ぶ6得点を挙げて快勝し、暫定順位を4位に上げました。
 ドウグラス・ヴィエイラが4試合ぶりに先発に復帰して、以下の布陣で戦いました。
       大迫

   野上  荒木 佐々木

     青山  稲垣
     (→渡90+2分)
ハイネル           柏(→清水83分)

    川辺    森島

       ドグ(→松本大90+4分)

SUB:林、井林、サロモンソン、柴崎
 対する神戸は、GK:飯倉、DF:ダンクレー、大崎、フェルマーレン、MF:西(→藤谷72分)、サンペール、山口、イニエスタ(→小川85分)、酒井、FW:ビジャ(→田中75分)、古橋、と言うメンバーでした。キックオフ直後にいきなりチャンスを作ったのは広島。森島が左サイドを突破してクロスを入れると、川辺が合わせましたがわずかに左に外れます。しかし4分、再び森島が左サイドを破るとマイナスのパスに走り込んだのは稲垣。コースを狙ったシュートがゴールネットに突き刺さって、広島が先制点を奪いました。
 その後も広島がペースを握り、6分にはハイネルのパスを受けたドウグラス・ヴィエイラが倒されましたがPKはもらえず。8分にはパス回しからドウグラス・ヴィエイラが決定的なシュートを放ちましたが飯倉が弾きます。その後は神戸も押し返し、11分にはイニエスタのパスからビジャがチャンスを作り、その直後にもイニエスタからビジャへのパスが通りましたが大迫が飛び出して防ぎます。続いて16分にもハーフカウンターからビジャに打たれましたが大迫がキャッチします。そして前半18分、ビジャのロングパスで裏を取った古橋にシュートを決められて同点に追いつかれてしまいました。
 そこから神戸の攻勢が続き、前半24分にはビジャにシュートを許しましたが大迫が反応。25分にはCKの流れからビジャに打たれましたが大迫ががっちりと抑えます。その後は広島も押し返して、35分には川辺がシュートしましたがDFにブロックされます。そして前半38分、野上のパスをドウグラス・ヴィエイラが受けて中央に送ると、走り込んでいた稲垣が決めて勝ち越します。更に40分には青山のシュートがフェルマーレンの手に当たってPKをゲットしましたが、ドウグラス・ヴィエイラのキックは飯倉に止められます。広島は追加点を狙って攻め続けましたが神戸の守備を崩せず、1点リードでハーフタイムを迎えました。
 後半に入っても主導権を握ったのは広島。1分には青山のラストパスを森島が打ちましたが飯倉にセーブされ。8分にはカットインしたハイネルがシュートしましたがわずかに外れます。その後は神戸も押し返し、13分には西のクロスのこぼれをイニエスタに打たれましたが枠外に外れ、16分にはFKのこぼれを酒井に狙われましたが大迫がキャッチします。そして後半19分、浮き球のパスで抜け出したドウグラス・ヴィエイラが後ろから倒されて大崎は一発退場となります。ペナルティアークのすぐ外、ゴール正面で得たFKを森島が直接決めて、リードを2点に広げました。
 この後も広島が追加点を狙いに行き、25分には稲垣が決定的なシュートを放ち続いて森島もチャンスを迎えます。また28分には森島のパスを野上が狙いましたがDFにブロックされます。逆に後半31分、イニエスタからのパスを受けた田中に決められて1点差に迫られます。しかし後半38分には森島のパスを川辺が決めて再びリードを2点に広げると、後半アディショナルタイムにはドウグラス・ヴィエイラと森島が追加点を奪ってそのまま押し切りました。
 組織力で戦う広島に対して、代表クラスや世界的スターを揃える神戸。特徴的なチーム同士の対決となったこの試合は、それぞれの特徴が如実に出た結果となりました。広島の先制点は佐々木のパスで左サイドを抜け出した森島のパスを稲垣が決め、2点目も野上のパスをドウグラス・ヴィエイラが受けて稲垣をアシストしたもの。いずれも3人目の動きがキーになってゴールを陥れたもので、まさに練習の成果が出たと言って良いでしょう。それに対して神戸の得点はビジャとイニエスタからのパス1本でFWがフリーになった、というもの。まさに世界最高の戦術眼と技術が広島の守備組織を無力化したシーンだったと言えます。試合の途中までは両チームの力と力が正面からぶつかり合って、レベルの高い見どころ満載の試合だったように思います。
 そんな中で広島が勝てたのは、やはり運動量で上回ることができたからではないかと思います。中国新聞には「世界的スターを、守備の穴に変えた。前半39分の2点目がその象徴...イニエスタは戻らない。とぼとぼと自陣に帰る背中を追い抜き、フリーで決めた」と書かれていましたが、ここぞと言うところでしっかり走ることができていたからこそ相手を上回ることができたのだ、と思います。「選手を買うことはできてもチームを買うことはできない」とはサッカーで良く言われる言葉ですが、サンフレッチェと言うチームの「買うことのできない価値」を示した試合だった、と言えるでしょう。
 今節はFC東京が負けたため、首位との勝点差が6に縮まりました。今日は2位鹿島と前節4位のC大阪が対戦するため上位がどう動くかまだ分からないものの、何とか優勝争いに踏みとどまった、と言って良いと思います。残り6試合は清水、川崎F、浦和、鹿島、湘南、仙台と気の抜けない相手が続きますが、全部勝つつもりでチーム整備を進めて欲しいものです。

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