11/3〜11/9のSANFRECCE Diary


<19.11.9> サンフレッチェは城福監督の去就についてはまだ明らかにしていないそうですが、今朝の中国新聞によると山本社長は「今やっているサッカーもいいし、選手も育って日本代表に選ばれている。選手との信頼関係も厚い」と高く評価しているとのことです。今季は現在暫定5位で昨年の2位を下回る成績になる可能性は高いものの、シーズン途中でパスサッカーに切り替えた手腕や若手育成の成果などを考えれば、評価されて当然。昨年オフに2年契約を結んでいることから「続投が基本路線」だとのことなので、おそらくは残り1年で勝負するか、あるいは新たに複数年契約を結ぶか、と言う交渉が行われているのではないでしょうか。
<19.11.8> プレスリリースによると、今シーズン途中で自由席に変更した「バック指定席」について、シーズンパスご購入の方に限って「バック指定席」を設定することになったそうです。今季はACLの規程でベンチシートを客席として使えないためバックスタンドの前側を個席にして指定席としましたが、その部分の客足が伸びず6月以降は自由席として販売していました。ただ、バック指定席を継続して欲しいと言う要望も強かったようで、シーズンパスに限ってバック指定席を設定することになったとのこと。発売期間は来年の3/29までですが、今シーズンと同じ席を要望される方のために12/22まで確保しておくとのことなので、今季と同じ席で来季も観戦したいと言う方は早めにお申し込みください。
<19.11.7> 日本サッカー協会は昨日キルギス戦とベネズエラ戦を戦う日本代表メンバーを発表し、広島からは佐々木と荒木が選出されました。まず、キルギス戦のメンバーは以下の23人。
【GK】川島(ストラスブール)、権田(ポルティモネンセ)、
    シュミット(シントトロイデン)
【DF】長友(ガラタサライ)、吉田(サウサンプトン)、佐々木(広島)、
    酒井宏(マルセイユ)、室屋(FC東京)、植田(セルクル・ブルージュ)、
    安西(ポルティモネンセ)、畠中(横浜FM)
【MF】山口(神戸)、原口(ハノーファー96)、柴崎(デポルティボ)、
    遠藤航(シュツットガルト)、伊東(ヘンク)、橋本(FC東京)、
    中島(ポルト)、浅野(パルチザン)、南野(ザルツブルグ)、
    鎌田(フランクフルト)
【FW】永井(FC東京)、鈴木(札幌)
 モンゴル戦とタジキスタン戦のメンバーから冨安(ボローニャ)、板倉(フローニンゲン)、堂安(アイントホーフェン)、久保(マジョルカ)が外れ、佐々木、室屋、山口、鈴木が選ばれています。
 一方、ベネズエラ戦のメンバーは以下の23人。
【GK】川島(ストラスブール)、権田(ポルティモネンセ)、中村(柏)
【DF】佐々木(広島)、車屋(川崎F)、室屋(FC東京)、三浦(G大阪)、
    植田(セルクル・ブルージュ)、畠中(横浜FM)、進藤(札幌)、
    荒木(広島)
【MF】山口(神戸)、原口(ハノーファー96)、柴崎(デポルティボ)、
    大島(川崎F)、橋本(FC東京)、中島(ポルト)、古橋(神戸)、
    浅野(パルチザン)、井手口(G大阪)
【FW】永井(FC東京)、鈴木(札幌)、オナイウ(大分)
 キルギス戦のメンバーからシュミット、長友、吉田、酒井宏、安西、遠藤航、伊東、南野、鎌田の8人が外れて、中村、車屋、三浦、荒木、大島、古橋、井手口、オナイウが加わることになります。今回の日本代表メンバーは来週月曜日(11/11)にトレーニングを開始。11/14(木)にアウェイでキルギス戦を戦い、11/16(土)からの国内合宿で11/19(火)のベネズエラ戦に備えます。
<19.11.6> 日本サッカー協会は昨日キリンチャレンジカップを戦うU-22日本代表を発表し、広島からは大迫が選ばれました。今回選出されたのは次の22人。
【GK】大迫敬(広島)、谷(G大阪)
【DF】板倉(フローニンゲン)、渡辺剛(FC東京)、岩田(大分)、
    町田(鹿島)、立田(清水)、原(鳥栖)
【MF】中山(ズヴォレ)、三好(ロイヤル・アントワープ)、田中駿(大体大)、
    遠藤渓(横浜FM)、堂安(アイントホーフェン)、食野(ハーツ)、
    菅(札幌)、田中碧(川崎F)、橋岡(浦和)、菅原(アルクマール)、
    久保(マジョルカ)
【FW】小川(水戸)、前田(マリティモ)、上田(鹿島)
 ブラジル遠征に参加したメンバーから古賀(柏)、瀬古(C大阪)、森島(広島)、三苫(筑波大)、渡辺皓(横浜FM)、杉岡(湘南)、旗手(順天堂大)と追加招集の川井(山口)が外れ、板倉、岩田、菅、堂安、久保、前田、上田が選ばれています。このメンバーは来週月曜日から広島でトレーニングを行って、11/14にサンフレッチェとの練習試合を行います。そして11/17(日)にエディオンスタジアム広島でU-22コロンビア代表と対戦します。
<19.11.5> 昨日行われたJユースカップの準々決勝で、サンフレッチェ広島ユースは1-3で名古屋U-18に敗れて2年連続でベスト8で終わりました。得点は広島が棚田颯、名古屋が榊原、村上2でした。
<19.11.4> モバイルサイトのインタビューによると、城福監督は川崎F戦について「自分たちが押し込んだとか、どこを相手にも互角以上にやれると言うステージでは、優勝と言う単語は目指せない」と述べています。そして「そうなったのは一つの成長ですけれど...そう言うステージをもう脱しないといけないかなと思います」とも語っています。確かに今回の川崎F戦の評価は、試合を支配したとか決定機をどれだけ作ったか、と言うところは別のところにあると思います。要は勝ったか負けたか。お互いに90分の試合の流れの中で、大事なところをどう自分の方に持ってくるか、そしてそれをいかに勝利に導けるか。結局のところ試合運びの巧緻が結果として現れた、としか言いようのない結果だったわけで、そこにこそ今のサンフレッチェにとって足りないところがあるのだと思います。
 思い返せばサンフレッチェがリーグ優勝をした時は、イーブンなゲームをここぞと言うところで勝ちきる力がありました。例えば2013年は残り2試合で首位との勝点差が5と言う絶体絶命のピンチに陥りながら、最後の2試合に安定した戦いで勝利して栄冠を勝ち取りました。また年間勝点首位からチャンピオンシップに臨んだ2015年は、接戦でG大阪に競り勝って3度目の優勝を成し遂げています。つまり優勝のために必要なのは、ここぞと言うところで勝ちきる力があるかどうか。今年はまだそこまでの力が無かった、と言うしかないのだと思います。
 今のサンフレッチェはちょうど世代交代の端境期にあります。今シーズンは川辺、森島、大迫、荒木がレギュラーとしてチームを引っ張るようになり、野津田や吉野、松本泰、松本大、東らも可能性を感じさせる活躍をしましたが、しかし誰にとっても勝負はこれからでしょう。やはり青山や柏のベテラン勢や、外国人選手を脅かすような存在がもっと出てきてチーム全体としての勝負強さをレベルアップしなければなりません。サンフレッチェは既に消化している第31節に優勝の可能性が消滅する状況となってしまいましたが、しかしこのような時こそチーム全体で「何を目指すのか」と言うことを共有して、残りの試合に全力で勝つチームを再構築して欲しいと思います。
<19.11.3> 昨日アウェイで行われたJ1リーグ戦第30節川崎F戦は、後半追いついた直後に勝ち越されて敗戦を喫し、首位との勝点差が8に広がりました。
 出場停止のハイネルに代わって右WBにはサロモンソンが起用されて、以下の布陣で戦いました。
       大迫

   野上  荒木 佐々木

     青山  稲垣(→柴崎71分)

エミル            柏
(→LペレイラHT)
    川辺    森島

       ドグ

SUB:林、東、清水、吉野、渡
 対する川崎Fは、GK:新井、DF:マギーニョ、奈良、山村、登里、MF:田中、大島(→下田60分)、中村(→齋藤66分)、脇坂、阿部、FW:小林(→知念90+3分)、と言うメンバーでした。立ち上がりは川崎Fのペース。3分には中村の縦パスを受けた小林に際どいシュートを打たれ、4分にはゴール前で回されて阿部に決定的なシュートを打たれましたが柏が身体を投げ出して防ぎます。その後は広島も落ち着きを取り戻すと、10分には森島のFKに荒木が合わせましたが奈良に身体を寄せられて枠外に外れます。セットプレーからゴールに迫る広島。15分にはカウンターで抜け出した脇坂の横パスを小林に決められましたがオフサイドの判定に救われます。そして前半21分、阿部の突破からチャンスを作られると、田中が遠目から右足を振り抜きます。このボールはポストに当たって跳ね返ると大迫の背中に当たってゴール。U-22代表のブラジル戦を思わせる強烈なミドルシュートを決められて、先制点を奪われてしまいました。
 その後も川崎Fに押し込まれて、25分には脇坂に決定的なシュートを打たれましたが大迫がセーブ。28分には大島のスルーパスが小林に通りましたが荒木が対応します。広島はサイドから攻めようとするもののなかなか崩せず、クロスを入れても中央に人が足りずになかなかシュートまで行けません。43分にはカウンターから川辺が持ち込み、右に流れたドウグラス・ヴィエイラのクロスに川辺が合わせましたがGKがファインセーブ。更に後半アディショナルタイムには、柏のサイドチェンジを受けたサロモンソンのクロスに青山がフリーで頭を合わせましたが枠を外してしまいます。前半はお互いにチャンスを作ったものの田中の1点のみ。川崎Fのリードでハーフタイムを迎えました。
 後半に入ると城福監督はレアンドロ・ペレイラを投入して2トップにし、柏を右に回して森島を左サイドに回します。そして開始早々の1分にはパスミスを拾った稲垣ががら空きのゴールにループシュートを送りましたが、惜しくもポストに弾かれます。これで勢いの出た広島はゲームを完全に支配して、川崎Fの陣内に何度も攻め込みます。4分にはドウグラス・ヴィエイラのクロスにレアンドロ・ペレイラが合わせましたが枠外。9分にはFKにレアンドロ・ペレイラが合わせましたがジャストミートできません。川崎Fも時折カウンターを狙ってくるものの、DFが身体を寄せてシュートを許しません。後半23分にはCKのこぼれを柏が狙いましたがGKがキャッチ。26分には川辺がミドルを放ち、36分には青山がループで狙いましたがゴールをこじ開けることができません。そして後半36分、大迫からのロングキックをDFがクリアミス。レアンドロ・ペレイラが競り勝ってGKもかわして右に流れてシュート。これが見事に決まってついに同点に追いつきました。
 しかし同点になってギアを上げたのは川崎Fで、勝ち越しを狙って前からプレスに来ます。そして後半39分、左サイドに抜け出した阿部のクロスに合わせた齋藤のシュートは荒木がブロックしたものの、こぼれに反応したマギーニョにぶち込まれてしまいます。広島は何とか再び追いつこうとツートップ目がけてロングボールを放り込みますが、川崎の守備の集中は高くなかなか良い形を作れません。最後は知念と齋藤に時間を使われてタイムアップ。広島の選手はがっくりと肩を落とすしかありませんでした。



広島公式サイト  川崎F公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ  戦評  田中碧  マギーニョ  奈良
日刊スポーツ  スコア詳細  戦評
サッカーダイジェストWeb  採点&寸評  戦評
SANFRECCE Diaryトップページに戻る