12/8〜12/14のSANFRECCE Diary


<19.12.14> サンフレッチェは昨日、今月末で退任する山本社長の後任候補に仙田信吾氏に決まった、と発表しました。中国新聞によると府中市出身の仙田氏は、中央大学法学部を経て1978年に中国放送に入社。テレビ営業部長や常務などを務めて2017年から番組制作会社RCCフロンティアの社長に就任し、6月から会長に就いていました。クラブとしてはサッカースタジアム建設を控え、「経営体制の一層の強化を進める上で、地元経済界に幅広い人脈を持ち、営業手腕のある仙田氏が適任と判断したとみられる」とのこと。今月下旬に開かれる株主総会と取締役会での専任を経て、社長に就任することになります。
<19.12.13> 中国新聞によると、松本からレンタル中のレアンドロ・ペレイラが、来季も広島でプレーすることが明らかになった、とのことです。8月に広島に移籍したレアンドロ・ペレイラは、公式戦11試合に出場して6得点とゴールハンターぶりを発揮して、城福監督もチーム残留を熱望していました。保有権を持つ松本からのレンタル延長で最終調整しているとのことですが、もしかすると「交換トレード」で松本に期限付き移籍した水本選手の処遇とセットでの交渉になっているのかも知れません。
 また、エスパルスからレンタル中の清水航平選手の完全移籍の交渉も進めている、とのことです。
<19.12.13> 日本サッカー協会は昨日トレーニングキャンプに参加するU-18日本代表候補を発表し、サンフレッチェユースから土肥と鮎川が選ばれました。今回選出されたのは次の36人。
【GK】藤田(新潟)、小畑(仙台ユース)、山田(鹿島ユース)、
    佐々木(柏U-18)、東(名古屋U-18)
【DF】成瀬(名古屋)、田平(神戸弘陵高)、西尾、林田(C大阪U-18)、
    三原(愛媛U-18)、木村、バングーナガンデ(FC東京U-18)、
    加藤(JFAアカデミー福島U18)、半田(山形ユース)、畑(市船橋高)、
    鈴木(磐田U-18)、中野(鳥栖U-18)
【MF】土肥、鮎川(広島ユース)、松村(静岡学園高)、川崎(京都U-18)、
    小田(神戸U-18)、松本(C大阪U-18)、榊原(名古屋U-18)、
    石浦、藤田(東京V)、山本(東京Vユース)、田村(柏U-18)、
    成岡(清水ユース)、三戸(JFAアカデミー福島U18)
【FW】大森(順天堂大)、藤尾(C大阪U-18)、晴山(帝京長岡高)、
    櫻川(千葉U-18)、若月(桐生第一高)、唐山(G大阪ユース)
 「AFC U-18選手権2020予選」に出場したメンバーから小久保(ベンフィカ)、山崎(順天堂大)、中村(FC東京)、井出(柏U-18)、岩本(筑波大)、川本(清水ユース)、柴田(湘南)、松岡(鳥栖)、武田(青森山田高)、染野(尚志高)が外れ、藤田、佐々木、東、成瀬、田平、半田、畑、鈴木、中野、土肥、松村、小田、榊原、山本、藤田、田村、成岡、三戸、藤尾、若月、唐山が選ばれています。このメンバーは12/16-19の日程でJヴィレッジでトレーニングを行います。
<19.12.12> 中国新聞によると、渡選手に大分から完全移籍でのオファーが来ているそうです。広島市出身の渡は昨年徳島から加入すると、今季はパトリックの不調もあって開幕戦に先発し、第7節神戸戦ではスーパーなボレーを2本決めるなど印象的な活躍もありました。しかし後半の先発起用は両外国人が離脱した2試合だけで、レギュラー獲得には至らず905分出場3ゴールにとどまっていました。広島は9日に来季の契約を提示しているそうですが、渡は「自分がスタメンで出ている選手を脅かして試合に出ることで、ベンチ外でも頑張っている選手の思いを救いたかったができなかった」と語っているとのこと。渡のようなタイプのFWは他にいないので広島にとっては貴重な戦力であることは間違いないので(また個人的には、広島豪雨支援のクラウドファンディングの返礼品で彼のサイン入りユニフォームをもらったことでもあるので)、来季もぜひ広島でプレーして欲しいと思います。
<19.12.12> 中国新聞によると昨日は川辺、稲垣、井林、野上の4人が契約更改交渉に臨みました。その中でリーグ戦全試合に先発した川辺は2,200万円からのアップ提示を受けたとのこと。来季は青山からボランチのポジションを奪うことを目標に挙げたそうです。また稲垣も年俸2,500万円からのアップ提示を受けたそうで、「広島が大事にしていることを引き継ぎ、もっとチームに発信して行く」と来季の抱負を語ったそうです。
<19.12.11> 中国新聞によると昨日は柏、林、廣永の3選手との契約更改交渉を行いました。その中で柏は今季の貢献度を評価されて5,400万円からのアップ提示を受けたとのこと。既に複数年契約を結んでいることから、契約更新の方向だとのことです。
<19.12.11> 昨日行われた「EAFF E-1サッカー選手権」で日本代表は中国と対戦し、2-1で勝ちました。日本のメンバーは、GK:中村、DF:橋岡(→相馬84分)、畠中、三浦、佐々木、MF:井手口、橋本、遠藤、森島、FW:鈴木(→田川72分)、上田。立ち上がりはやや押し込まれるシーンもあった日本でしたが、左サイドの森島と遠藤のコンビネーションから押し返します。そして15分には森島のスルーパスを受けた遠藤がクロスを入れましたがDFがカット。17分には井手口のFKを三浦が流し、畠中がダイレクトでシュートしましたがポストに弾かれます。そして前半29分、佐々木の縦パスを上田がヒールで落とすと森島が一気に抜け出してDFの股の間を抜くクロス。ここに飛び込んだ鈴木がゴールネットに突き刺して、日本が先制点を奪いました。
 これで流れをつかんだ日本はその後も軽快なパス回しでチャンスを作ります。前半35分には森島の展開から遠藤がシュートに持ち込みましたがDFがブロック。37分には遠藤のパスを鈴木が狙いましたがDFに止められます。中国はセットプレーからチャンスをうかがうものの日本の守備の集中は高く、日本の1点リードで前半を終えました。
 後半はなかなか日本のプレスがはまらず中国に回され、ボールを奪っても攻撃に時間がかかってフィニッシュに行けない時間が続きます。しかし追加点を奪ったのは日本で、後半25分にCKのボールを三浦がヘッドで流し込みます。中国に回されながらも要所は締めてそのまま逃げ切るか、に思われた後半45分、中国の右からの斜めのクロスにファーサイドで合わせられると、反応した中村も触るのが精いっぱい。右ポストに当たったシュートはそのままゴールネットに飛び込んで、1点を返されてしまいます。その後も中国に攻め込まれたものの何とか凌いで、1点差で逃げ切りました。
 森保監督は試合後に、「選手たちも練習する時間もない中で、Jリーグも終わって、タフな戦いになった中、チームとしてよく戦ってくれたと思います」と語っていたとのこと。Jリーグの最終節から中2日で準備期間もほとんど無い中で、勝利と言う結果を残したことは何よりの収穫だったと言えるでしょう。特にこの日が代表デビューとなった森島は、アシストシーン以外にもドリブルやパスで攻撃に絡み良い働きを見せました。またキャプテンマークを巻いて先発フル出場した佐々木も、自陣でボールを奪われるミスはあったものの全体的には落ち着いてプレーして勝利に貢献しました。2人とも今後に向けて手応えのあった試合だった、と言えるのではないでしょうか。

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<19.12.10> 中国新聞によると、サンフレッチェの山本拓也社長が今季限りで退任することが分かった、とのことです。山本社長は2018年に就任。前年はJ1残留争いに巻き込まれて15位に終わったチームを再生し、2年連続で上位争いをチームを作りました。またサッカーを通じて平和と核兵器廃絶を訴えるピースマッチを始めるなどいろいろな取り組みをしましたが、しかし懸案の観客動員の点ではいまひとつ。昨年は微増したものの今季はJ1では下から2番目の23万6063人に終わりました。ナイキジャパンの経験を生かしたマーケティングの面での改善を期待されたもののそれに応えられなかったと言うことで、退任することになったのではないかと思われます。
<19.12.10> 日曜日に行われた高円宮杯プレミアリーグウェストの最終節で、サンフレッチェ広島ユースは福岡U-18に逆転負けして5位でフィニッシュしました。広島のメンバーは、GK:平野、DF:城水、伊藤(→90+1分)、MF:土肥(退場74分)、細谷(→55分)、池田(→90+1分)、西村、光廣(→76分)、FW:影山、鮎川、竹内(→55分)。先制点は広島で、前半18分に細谷のパスを鮎川が右足でゲット。続いて21分には竹内とのワンツーから鮎川が決めてリードを広げました。しかし35分にシュートのこぼれ球を押し込まれて1点リードでハーフタイムを迎えると、後半3分には同点に追いつかれます。後半13分にはCKを影山が頭で決めて勝ち越したものの、後半21分と25分に続けざまに失点し、土肥の退場もあってそのまま押し切られました。なお対戦相手の福岡U-18はプレミア残留を賭けた試合でしたが、勝点で並んだC大阪U-18と東福岡高に得失点差で及ばずプリンスリーグ降格となりました。ミッドウィークに行われた延期分の試合と第18節の全結果は次の通り。
【第15節】
神戸U-18   1-3 C大阪U-18

【第18節】
G大阪ユース 2-0 名古屋U-18
C大阪U-18  0-0 愛媛U-18
神戸U-18   4-2 東福岡高
福岡U-18   4-3 広島ユース
大津高    0-2 京都U-18

         勝点 試合 勝 分 敗 得失差
1 名古屋U-18   41    18   13   2   3   +30
2 京都U-18    35    18   11   2   5   +12
3 G大阪ユース  34    18   10   4   4   +25
4 大津高     30    18    9   3   6    -1
5 広島ユース   29    18    9   2   7   +12
6 神戸U-18    22    18    7   1  10    -9
7 C大阪U-18   19    18    5   4   9    -7
8 東福岡高    19    18    6   1  11   -16
9 福岡U-18    19    18    5   4   9   -20
10 愛媛U-18    10    18    3   1  14   -26

<19.12.9> サンフレッチェは昨日、城福浩選手との契約更新を発表しました。中国新聞によると、クラブは「若手の台頭や、2年連続で上位争いを演じた手腕を評価」したとのこと。リーグ戦の順位は昨年に及ばなかったものの、大迫、森島、荒木ら若手を日本代表に育てつつ攻撃的なチームを作って来ただけに、当然の「続投」だと言えるでしょう。今季は、昨年からハイライン・ハイプレスのサッカーを貫いてきた横浜FMが15年ぶりにリーグを制しましたが、これを見て改めて感じるのは「続けること」の重要性。城福広島もプレッシングサッカーが定着しつつあるとは言え熟成しきれていないところがあるだけに、来季も今の方向性を貫いてより高いレベルのチームを作り上げて欲しい、と思います。
<19.12.9> 昨日「2019Jリーグアウォーズ」が行われ、サンフレッチェは8年連続で「J1フェアプレー賞」を受賞したものの、3年ぶりの高円宮杯受賞はなりませんでした。また、功労選手賞に森崎和幸CRMが選ばれました。一方、優秀選手賞の受賞が決まっていた柏選手ですが、ベストイレブンへの選出はなし。ベストヤングプレーヤー賞は川崎Fの田中碧選手が選ばれ、大迫選手は逃しました。
<19.12.9> 昨日の日刊スポーツによると、吉野選手の仙台への移籍が決定的になった、とのことです。昨年レンタル先の京都から広島に戻った吉野は、今季はリベロとして開幕から12試合連続で出場しましたが、チームの不調と荒木の台頭によりポジションを失い、リーグ戦は16試合の出場にとどまっていました。
<19.12.8> 昨日ホームで行われたJ1リーグ戦最終節で、サンフレッチェはレアンドロ・ペレイラのゴールで仙台に勝利し、長かった2019年シーズンを締めくくりました。
 ドウグラス・ヴィエイラが先発に復帰。また東を先発起用して、以下の布陣で戦いました。
       大迫

   野上  荒木 佐々木

     川辺  稲垣(→青山68分)

ハイネル           柏
(→井林89分)
    東     森島
    (→Lペレイラ61分)
       ドグ

SUB:林、松本泰、清水、渡
 対する仙台は、GK:スウォビィク、DF:大岩、シマオ・マテ、平岡、永戸、MF:富田(→ハモン・ロペス80分)、椎橋、田中(→道渕54分)、梁(→兵藤59分)、FW:石原直、長沢、と言うメンバーでした。最初にチャンスを作ったのは広島で、森島のパスでDFラインの裏に抜け出したドウグラス・ヴィエイラの横パスに走り込んだ川辺がシュートしましたが、ボールは枠の上に外れます。仙台も2分に永戸がFKを直接狙いましたが、その後は広島が圧倒的に支配してチャンスを量産します。12分にはハイネルのクロスから柏がシュートしましたがDFがブロック。28分にはドウグラス・ヴィエイラの横パスに森島が飛び込み、32分にはドウグラス・ヴィエイラがフリーでシュートしましたが枠外に外れます。また38分にはカウンターから稲垣がシュートしましたがDFに防がれ、その直後のCKを荒木が狙いましたが枠を捉えることができません。前半は広島が何度も相手陣内に攻め込んだものの仙台の堅い守備を崩せず、スコアレスでハーフタイムを迎えました。
 後半も立ち上がりからチャンスを作ったのは広島で、0分には森島がシュートしましたがDFがブロック。2分には森島がFKから狙いましたが枠を外れ、4分にはハイネルのクロスから稲垣が、5分には東が狙います。選手を入れ替えながら流れを変えようとする仙台。しかし広島ペースは変わらず、10分には佐々木がシュートを放ちましたがGK正面を突きます。レアンドロ・ペレイラを投入して点を取りに行く城福監督。そのレアンドロ・ペレイラは26分、ワンツーでペナルティエリアに侵入した柏のクロスを地面に叩きつけましたがGKのスーパーセーブに阻まれ、28分には森島のクロスを落としましたが柏にわずかに合いません。そして後半32分、ハイネルの浮き球のパスをドウグラス・ヴィエイラが胸で落とすと、レアンドロ・ペレイラが強烈なシュート。ボールはシマオ・マテに当たったもののそのままゴールネットに突き刺さって、ついに先制点を奪いました。
 その後仙台も反撃し、35分には右に流れた石原のクロスを長沢に狙われましたが枠外。続いて38分にはクロスのこぼれをシマオ・マテに狙われましたが、必死で戻った荒木がぎりぎりでクリアします。広島もカウンターから、あるいはボールキープから追加点を狙いに行って、42分にはレアンドロ・ペレイラとのワンツーから柏がシュートしたもののGKがセーブ。続いて野上のクロスのこぼれを柏が打ちましたが惜しくも枠外に外れます。45分には仙台に攻め込まれたものの凌ぐと、アディショナルタイムには相手陣内で時計を進め、そのまま勝利のホイッスルとともにスタジアムに歓喜が溢れました。
 既に今季の順位が確定している両チームの対戦、と言うことで、どちらも前節から多少のメンバーの入れ替えをしての試合でしたが、より勝利への意欲を見せていたのは広島の方だったと思います。第29節終了時点の首位との勝点差は6で、優勝の可能性もあったにも関わらずそこから失速。4試合勝ち無しのトンネルに入ってしまい、ACL出場権も逃してしまったサンフレッチェ。昨年ほどの大失速ではないものの、このままシーズンを終えるわけにはいかない、と言う気持ちは強かったと思います。特に前節は湘南の勢いに押され、これまで作り上げてきたものを放棄したような腰の引けたサッカーだったわけで、もう一度自分たちのやるべきことを取り戻す、と言う明確な目的がありました。そして実際この試合では丹念にパスを繋いで相手を押し込むとともに、ボールを奪われても速い切り替えでカウンターも許さない、と言う戦いができました。ボール支配率やチャンスの数から言えばもっと大差がついてもおかしくない試合だった、とも言えますが、最後の最後で狙いとするサッカーを貫いて勝利と言う結果を残したことは、今季の締めくくりとしては良い結果だった、と思います。
 2/19のACLプレーオフから始まった2019年シーズン。リーグ戦では開幕から7試合負けなしで首位に立ったサンフレッチェでしたが、第8節から5連敗するなど失速。その後戦術変更して第15節から11試合負けなしで突き進んだものの、その後再び失速してACL出場権もつかむことができませんでした。一方のACLは首位でグループステージを突破したものの、ラウンド16ではアウェイゴールの差で鹿島に敗れて壁を破ることはできず。また天皇杯もラウンド16、ルヴァンカップは準々決勝で敗れてタイトル獲得を逃しました。全体的に山あり、谷ありのシーズンで全てにわたって中途半端な結果に終わった、と言う見方もできるのですが、しかし世代交代を進めながらの戦いだったことを考えれば、上々の結果だったと言えます。来季の課題は、今年作り上げたチームをベースに、どのように強いチームを作り上げて行くか。城福監督と今季成長した若手選手やハイネル、レアンドロ・ペレイラらにはぜひ広島に残ってもらって、より強いサンフレッチェを作って欲しいと思います。

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