2/3〜2/9のSANFRECCE Diary


<19.2.9> 昨日磐田との練習試合を2試合(45分×4本)行い、1試合目は1-1の引き分けでしたが2試合目は2-1で、トータルスコア3-2で広島が勝ちました。
 モバイルサイトによると、1試合目の布陣はたぶん次のような感じだったと思われます。
      廣永(→大迫HT)

  荒木隼 吉野 水本

    川辺 松本泰
    (→松本大73分)
エミル          柏

  野津田     ドグ

      皆川
 対する磐田は、GK:カミンスキー、DF:大井、石田、高橋、MF:ムサエフ、松本昌、荒木大、上原、FW:小川航、大久保、ロドリゲス、と言うメンバーでした。先制点は磐田で、前半27分にスルーパスで抜け出したロドリゲスが廣永との1対1からゴールを決めました。前半はシュートゼロに終わった広島でしたが後半は反撃して、後半28分に松本泰のラストパスをドウグラス・ヴィエイラが決めて同点に追いつきます。そしてその後は野津田や水本、柏らが決定的な形を作ったものの決めきれず、同点のまま1試合目を終えました。
 2試合目の広島の布陣はたぶん次のような感じ。
      中林

   和田 井林 清水

    松本大 森島
    (→加藤72分)
川井          高橋
(→ベス68分)
  東        渡

      パト(→柴崎HT)
 前半は両者無得点に終わると、後半10分に渡の縦パスを受けた柴崎が反転してドリブル突破してクロス。これを東がヘッドで決めて広島が先制点を奪います。続いて22分には渡のペナルティエリア内からのマイナスのパスを柴崎が決めて広島が追加点。後半36分にはCKから1点を失ったもののその後は締めて、そのまま逃げ切りました。
 モバイルサイトによるとによると1試合目の前半は「厳しい状況」だったそうで、城福監督も「チームとしてこうしようとか、コンビネーションをこうやってみようとか、そう言う意識が強過ぎて個人の個性が消えていた」そうです。しかしハーフタイムで修正した結果後半は何度も良い形を作ったとのこと。城福監督も「できれば最初の90分で勝利したかった。内容的にもそれができた試合」だった、と振り返っています。また2試合目については離脱者が多かったこともあって「ポジションバランスが悪い中で」の試合となりましたが、それでも「いい守備を見せて勝利できた。そこは非常に満足しています」と語りました。青山、野上、稲垣、佐々木、林がいない中で、1試合目は主力組の磐田に負けなかったこと、怪我で離脱していたパトリックと柴崎が復帰したこと、そして2試合目に勝利したことなど、収穫の多い試合だったと言えるのではないでしょうか。

広島公式サイト  磐田公式サイト

<19.2.8> 中国新聞によると、昨年のレギュラーが相次いで練習から外れているそうです。代表で右膝を痛めてきた青山は練習合流の目処が立たず、林と柴崎は別メニュー調整。野上は6日から体調不良で、稲垣も肩を傷めて検査のため広島に戻っているそうです。ただその一方で、佐々木が昨日から合流したとのこと。林も柴崎も野上も開幕戦には間に合う見通しだとのことなので、それほど心配することは無さそうです。逆に、このような状況は若手にとっては大きなチャンス。今日の磐田戦はほとんどの選手に90分のプレー時間が与えられるそうなので、思いきったプレーでアピールして欲しいと思います。
<19.2.7> モバイルサイトと中国新聞によると、古傷の右膝の状態からスロー調整を続けてきたパトリックが、昨日今季初めて紅白戦に参加しました。この日は30分あまりのプレーとなりましたが、「けがに気をつけて、あとは自分の特徴を出した」(中国新聞)とのこと。まだ守備の動きは少なくコンビネーションもできていないものの、パスを引き出すためのダッシュを繰り返して復調をアピールしていたそうです。城福監督も「コンディション的にはかなり戻ってきた」と語っているので、明日の磐田との練習試合に部分的に出場する可能性もありそうです。
<19.2.7> 中国新聞日経新聞によると、昨日サッカー専用スタジアム建設に関して広島市と広島県、広島商工会議所、サンフレッチェ広島の「4者」が中区でトップ会談を開いて、最終候補地を中央公園自由・芝生広場にすることで合意した、とのことです。会談には松井市長、湯崎知事、深山会頭とサンフレッチェの久保会長が出席。旧広島市民球場跡地と広島みなと公園を含めた3案を比較した結果、中央公園広場を最適とする意見で一致しました。この中央公園の敷地は7.9haで、収容が3万人規模のスタジアムを建設した場合の事業費は約190億円。建設資金は企業や個人からの寄付金や使用料収入、国からの交付金で賄うとのことですが、久保会長は会談で「総額30億円の寄附を考えている」と明言したほか、マツダも寄附を表明しているそうです。広島県や広島市の負担割合が決まっていないことや、基町地区の住民からの反対の声にどう対処するか等課題はあるものの、長年にわたって店晒しになってきた計画が大きく前進した、と言って間違いなさそうです。
<19.2.6> サンフレッチェは昨日ブラウブリッツ秋田との練習試合を行い、2-1で勝ちました。モバイルサイトによると前半のメンバーは、GK:廣永、DF:荒木、吉野、井林、MF:川井、松本大、川辺、東、FW:ドウグラス・ヴィエイラ、皆川、野津田。立ち上がりからペースを握ったのは広島で、10分には野津田のクロスをドウグラス・ヴィエイラがヘッドで狙いましたが枠外。12分には川井のクロスが皆川に飛びますが惜しくも合いません。そして前半15分、野津田のシュートで得たCKから、ドウグラス・ヴィエイラのヘッドのこぼれを井林が押し込み先制点を奪いました。
 その後23分には皆川のシュートをDFライン上でクリアされ、25分には松本大がシュート。29分には川井のクロスから野津田がフリーでシュートしたもののGK正面。38分にはCKから皆川のシュートは枠外に外れるなどチャンスを作りつつも追加点を奪えず、広島の1点リードで前半を折り返しました。
 後半は半分のメンバーを入れ替えて、GK:大迫、DF:荒木、松本泰、松本大、MF:高橋、川辺(→土肥[ユース]65分)、森島、川井、FW:東、渡、加藤[中央大](→鮎川[ユース]71分)。立ち上がり早々に渡が抜け出して追加点を奪うと、その後も渡の決定的なヘッドや加藤のシュート等で追加点を狙います。しかし後半33分、相手のロングパスに大迫が飛び出したもののクリアできず、こぼれを押し込まれて1点を失ってそのまま試合を終えました。
 試合後は城福監督は、タイでやった試合で出た課題を意識して戦った、と狙いを説明。「特に試合の入りのところ」で押し込まれた点を修正した、と語りました。そして前半も後半も前線からの守備が機能して、連動した攻撃ができた、と評価しました。この試合ではタイでのプレー時間が短かった選手を長い時間起用できたことなど、いろいろと収穫のあった試合だったようです。
<19.2.5> オフィシャルサイトによると、タイから帰国したサンフレッチェのメンバーは2日間のオフを挟んで昨日、2次キャンプの鹿児島県指宿市に入りました。お昼過ぎに宿舎に到着すると、鹿児島県、指宿市、いぶすき農業協同組合、指宿鰹節協会、かつおぶしラーメン実行委員会による合同の激励式が行われたそうです。そして昼食後にトレーニングを開始すると、4つのゴールを使った8対8の対人練習などで2時間近く練習に励みました。中国新聞によると、故障の青山と代表帰りの佐々木は途中からの合流になるとのこと。佐々木は8日の磐田との練習試合に向けて合流予定だそうですが、青山は開幕にこだわらず治療を優先するとのことです。
<19.2.4> 中国新聞の記事によると、広島市中心部へのサッカー専用スタジアム建設の建設候補地を中央公園に一本化する方針を固めた、とのことです。スタジアムの建設候補地としては旧市民球場跡地や広島みなと公園が挙がっていましたが、市の中心部に近いことから都市の活性化に繋がること(紙屋町・八丁堀地区が国の都市再生緊急整備地域に指定されている)や経費面(他の場所に比べて2〜70億円抑えられるらしい)から、中央公園で一本化の方針になったとのこと。6日に市内で松井市長、湯崎知事、商工会議所の深山会頭とサンフレッチェの久保会長がトップ会談を行い、ここで決定することになるそうです。
 広島市中心部へのサッカー専用スタジアム建設はサンフレッチェと広島サッカー界の「悲願」で、2013年には37万筆にも上る署名を集めて実現を求めてきました。サンフレッチェとしては旧市民球場跡地への建設が第一希望だったものの何らかの事情でまとまらず、かと言って市長や知事が推していたみなと公園案もとても受け入れられない、と言うことで浮上してきたのがこの「中央公園案」。隣には基町アパートがあることから住民の反対が強い、との報道も流れていましたが、全体的な都市計画を考えれば基町アパートの整備とセットで進める、と言うこともあり得るはず。今後どのように具体化して行くのか、進捗を見守りたいと思います。
<19.2.3> サンフレッチェの選手とスタッフは昨日、一次キャンプ地のタイから帰国しました。1/21から2/3までの12日間休みなしで行った練習では、体力強化やコンディションの向上、戦術浸透などに務めた結果、城福監督が「昨年より仕上がりは1週間早い。選手のモティベーションには満点を与えたい」と評価できるキャンプだったそうです。パトリックや柴崎が別メニュー調整だったり、あるいはベリーシャと林が最終日の練習を休んだり、と多少のばらつきはあるものの、全体的に見れば「均一なコンディションになってきた」(城福監督)とのこと。明日から始まる指宿キャンプでは、いよいよレギュラー獲得に向けてのポジション争いがスタートすることになりそうです。
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