3/10〜3/16のSANFRECCE Diary


<19.3.16> 明日はJ1リーグ戦第4節。サンフレッチェはホームに松本山雅を迎えます。
 2015年にJ1に昇格したものの1年で降格した松本でしたが、反町監督が引き続き指揮を執って8年目を迎えています。昨シーズンはアルウィンの芝の張り替えの関係で3月までの6試合すべてを県外で行う、と言う過酷な日程を強いられスタートダッシュに失敗しましたが、その後は徐々に調子を上げて第22節には首位に浮上。その後の町田、大分とのデッドヒートを制して、クラブ初タイトルとなるJ2優勝を達成して4年ぶりのJ1昇格を勝ち取りました。そして今季はそのチームをベースにメンバーのほぼ半数を入れ替えて2度目のJ1での戦いに臨んでいます。今季のここまでの公式戦の戦績は次の通り。
1A △1-1 磐田  【松】岩上、【磐】川又
2A ○1-0 大分  【松】永井
L1H ○2-1 清水  【松】町田、高崎、【清】アウグスト
3H ●0-1 浦和  【浦】興梠
L2A ●1-2 G大阪 【松】宮阪、【G】小野瀬、ファン・ウィジョ
 前節は浦和相手に押し気味に試合を進めたものの決めきれず、逆に長澤の折り返しに飛び込んだ橋内がハンドを取られてPKを与え、それを決められ惜しくも勝点を逃しています。また水曜日に行われたルヴァンカップのG大阪戦は、開始早々に先制点を奪ったもののその後逆転を許して敗れています。松本は今週は2試合続けて西日本での試合だと言うことで、そのまま関西にとどまり練習を続けていたとのこと。(しかも場所は非公表。)G大阪戦はリーグ戦から先発全員を入れ替えて戦っているので、明日は万全の準備で試合を迎えることになる模様です。
 対するサンフレッチェもメルボルン戦は先発全員を入れ替えて戦っているので、明日はC大阪戦のメンバーが中心になるのは間違いありません。ただ、東がメルボルン戦で右手に怪我をした、と言う情報があるので、ベンチに入るメンバーに多少の変更があるかも知れません。と言うことで、私の予想メンバーは次の通り。
       大迫

   野上  吉野 佐々木

     川辺 松本泰

エミル            柏

   柴崎     野津田

       ドグ

SUB:中林、荒木、清水、和田、森島、渡、パトリック
 昨年9月の鹿島戦以降勝利がなく、何となく重苦しい雰囲気だった(かも知れない)サンフレッチェでしたが、C大阪とメルボルンに連勝したことで自分たちがやってきたことは間違いではなかった、と思えているのではないでしょうか。この思いを確信に変えるためには、勝利を積み重ねることが何よりも必要なこと。明日もサポーターも含めたチーム全員が心を一つにして、半年間お預けになっている「ホーム200勝」を達成して欲しいと思います。
<19.3.16> 日本サッカー協会は昨日ヨーロッパに遠征するU-20代表を発表し、広島からは大迫が選ばれました。今回選ばれたのは次の20人。
【GK】大迫(広島)、茂木(C大阪)
【DF】角田(筑波大)、荻原(浦和)、瀬古(C大阪)、菅原(名古屋)、
    小林(神戸)、中村拓(FC東京)
【MF】安部(鹿島)、伊藤洋(名古屋)、藤本(東京V)、山田(横浜FM)、
    滝(清水)、平川(FC東京)、喜田(福岡)、斉藤光(横浜FC)
【FW】原(FC東京)、宮代(川崎F)、櫻川(千葉U-18)、西川(桐光学園高)
 昨年末のブラジル遠征に参加したメンバーからU-20代表に招集された橋岡(浦和)、齊藤未(湘南)、田川、久保(FC東京)と谷、中村敬(G大阪)、宮本(柏)、川井(広島)、中島(C大阪)、郷家(神戸)が外れ、茂木、荻原、安部、藤本、滝、原、櫻川が復帰あるいは新たに選ばれています。このメンバーは3/18からポーランドに渡ってU-20ポーランド代表と対戦し、その後スペインでアルゼンチンとアメリカのそれぞれU-20代表との親善試合を行います。
<19.3.16> 日本サッカー協会はUAEに遠征するU-18代表を発表し、広島ユースから山崎と土肥が選ばれました。今回選ばれたのは次の20人。
【GK】三井(名古屋U-18)、野澤(FC東京U-18)
【DF】山崎(広島ユース)、井上(甲府U-18)、川本(清水ユース)、高橋(米子北高)、
    パングーナガンデ(FC東京U-18)、馬場(東京Vユース)
【MF】熊澤(流経大柏高)、土肥(広島ユース)、柴田(湘南)、鈴木瑞(清水ユース)、
    松岡(鳥栖)、高田(大宮ユース)、松橋(東京Vユース)、山本(東京V)
【FW】藤尾(C大阪U-18)、栗原(三菱養和ユース)、武田(青森山田高)、
    鈴木唯(市船橋高)
 昨年9月に行われた「JENESYS2018日メコンU-18サッカー交流大会」に参加したメンバーで残っているのは三井、高橋、高田の3人だけで、あとはフレッシュなメンバーが選ばれています。このメンバーは3/20から行われる「SportChain Cup UAE」に参加して、イングランド、ロシア、チェコと戦います。
<19.3.15> 日本サッカー協会は昨日キリンチャレンジカップ2019に臨む日本代表メンバーを発表し、広島からは佐々木が選ばれました。今回選ばれたのは次の23人。
【GK】東口(G大阪)、シュミット(仙台)、中村(柏)
【DF】西(神戸)、佐々木(広島)、昌子(トゥールーズ)、
    室屋(FC東京)、三浦(G大阪)、安西(鹿島)、畠中(横浜FM)、
    冨安(シントトロイデン)
【MF】乾(アラベス)、香川(ベシタクシュ)、山口(神戸)、
    小林(ヘーレンフェーン)、宇佐美(デュッセルドルフ)、
    柴崎(ヘタフェ)、中島(アル・ドゥハイル)、南野(ザルツブルグ)、
    守田(川崎F)、堂安(フローニンゲン)
【FW】鈴木(札幌)、鎌田(シントトロイデン)
 アジアカップのメンバーから権田(ポルティモネンセ)、長友(ガラタサライ)、槙野(浦和)、吉田(サウサンプトン)、酒井宏(マルセイユ)、青山(広島)、原口(ハノーファー96)、遠藤(シントトロイデン)、伊東(ゲンク)、大迫(ブレーメン)、浅野(ハノーファー96)、北川(清水)、武藤(ニューカッスル)が外れ、中村、西、昌子、香川、山口、小林、宇佐美が復帰。また安西、畠中、鈴木、鎌田が初めて選ばれています。森保監督はアジアカップメンバーから13人入れ替えたことについて「新たな力を加えてベースアップを図る」と狙いを説明。この夏に招待されている南米選手権では招集したい選手をクラブから拒否される、と言う事態も考えられるだけに、候補選手の枠を広げることを考えて選んだのではないでしょうか。
<19.3.15> 日本サッカー協会は昨日AFC U-23選手権タイ2020予選に臨むU-22日本代表メンバーを発表し、広島からは松本泰志選手と愛媛にレンタル中の長沼洋一選手が選ばれました。今回選ばれたのは次の23人。
【GK】小島(大分)、オビ(流経大)、波多野(FC東京)
【DF】板倉(フローニンゲン)、町田(鹿島)、大南(磐田)、
    立田(清水)、原(鳥栖)、橋岡(浦和)
【MF】中山(ズヴォレ)、三好、遠藤(横浜FM)、長沼(愛媛)、
    伊藤達(ハンブルガー)、藤谷(神戸)、岩崎(札幌)、
    松本泰(広島)、杉岡、齊藤未(湘南)、久保(FC東京)
【FW】前田(松本)、上田(法政大)、田川(FC東京)
 昨年11月のUAE遠征に参加したメンバーから滝本(柏)、山口(エストレマドゥーラ)、小林(神戸)、菅(札幌)、伊藤洋、小川(磐田)が外れ、オビ、波多野、原、遠藤、前田が選ばれています。このメンバーは3/22からミャンマーで行われる予選で、マカオ、東ティモール、ミャンマーと戦います。
<19.3.14> 先週発売の「紫熊倶楽部」の4月号(Vol. 254)を紹介します。最初に取り上げられているのは、今年から新設の「クラブ・リレーションズ・マネージャー」に就任した森崎和幸さん。現役の選手とスタッフや、サポーターやスポンサーなどいろいろな「関係」を作る、と言う新しい仕事をスタートすると言うことで、まずは「学び」から入った姿を追っています。
 続いて取り上げられているのはパトリック。昨年リーグ2位のゴールを挙げながらベストイレブンに選ばれなかったことや、いろいろなオファーの中から「広島への完全移籍」と言う選択肢を選んだ理由など、今年に賭ける思いを語っています。3番目の記事で登場しているのは清水航平選手。ヨンソン監督に評価されなかったため自ら希望して広島を出た彼が、どのような思いで戻ってきたかを書いています。
 「アウェイ見聞録」は1000万人の大都市・広州とその中心にあるスタジアムについて。「2019年強化部、メディカル体制の充実」と「GKは楽しく、そしてナンバーワン」と言う記事では、メディカルスタッフの充実と新たにGKコーチになった澤村公康氏を紹介しています。
 「READERS AREA」を挟んで後ろのカラーページで取り上げられているのは、7年ぶりに広島に戻ってきた平繁龍一コーチ。かつての「やんちゃ坊主」が何を経験し、どのように変容したかを描いています。掛本智子さんの「FACE TO FACE」で話を聞いているのは、いつも笑顔の大迫選手。「僕の好きな○○」で取り上げているのは、松本泰志選手がお気に入りのイヤホン。また「グッズ開発の裏側」と言う記事では、今シーズンのタオルマフラーを紹介しています。
 マッチレポートはACLプレーオフのチェンライ・ユナイテッド戦と、Jリーグの清水戦、磐田戦。そして最後は「SIGMA CALENDER」と「紫熊短信」となっています。
 サンフレッチェオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は定価360円。ホームゲームスタジアムとV-POINTのほか、広島県内の大手書店と東京・銀座の広島県アンテナショップ「tau」等で販売中です。また通販はe-VPOINTからどうぞ。
<19.3.13> 昨日ホームで行われたACLグループステージ第2節で、サンフレッチェはメルボルン・ヴィクトリーを2-1で下して初勝利を挙げました。
 サンフレッチェはC大阪戦から先発全員を入れ替えて、以下のメンバーで戦いました。
       中林

   荒木  井林  水本
           (→柏77分)
     松本大 和田
         (→野津田83分)
森島            清水

     渡    東
          (→エミルHT)
      パトリック

SUB:廣永、野上、松本泰、皆川
 対するメルボルンは、GK:トーマス、DF:ルー、ブラウン、ドナチー、MF:ブロクサム、バエナ、レシオティス(→アティウ77分)、本田、バーバルーゼス、トロイージ、トイボネン(→ヴァレリ63分)、と言うメンバーでした。最初にチャンスを作ったのはメルボルンで、本田がバーバルーゼスからのリターンパスを受けてシュートしましたがDFがブロックします。しかしその直後、右サイドをドリブルで上がったパトリックがDFをかわしてクロスを入れると、ここに走り込んだ東が右足で決めて広島が先制点を奪いました。
 その後はメルボルンが丁寧にパスを繋ぎ、本田を起点に広島陣内に攻め込みますが、サンフは最終ラインに5人を並べ集中した守備で対応します。7分にはCKのボールを中林がキャッチできずこぼしましたがDFがクリア。32分にはトロイージがミドルを放ちましたが枠外に外れ、33分にはロングパスのこぼれを本田に打たれましたが枠外に外れます。また40分にはトイボネンがFKを直接狙いましたがこれも枠外に飛びます。逆に広島は10分には東、13分には松本大が遠目から狙い、43分にはCKに荒木がヘッドを合わせましたが惜しくも枠を捉えることができません。前半アディショナルタイムにはメルボルンに攻め込まれる、ということがあったものの、広島が1点のリードを保ってハーフタイムを迎えました。
 後半になってもメルボルンがボールを回して広島が守る、と言う展開が続きます。しかし10分あたりから広島が押し返すシーンが増え、11分には清水のクロスにパトリックが頭で合わせましたが枠外。18分にはパトリックのパスで抜け出した森島がフリーで打ちましたがGKのスーパーセーブに防がれ、その1分後には清水のグラウンダーのパスから渡が至近距離から狙いましたが枠を外してしまいます。そんな中の後半25分、スルーパスでルーに左サイドを破られると、クロスに飛び込んだ本田に決められ同点に追いつかれてしまいました。
 何としても勝ちたい広島は高い位置からボールを奪いに行く戦い方にスイッチして、27分には渡が遠目から思い切って狙ったもののGKがセーブ。29分にはサロモンソンがフリーで打ちましたが枠を外してしまいます。続いて30分にもDFの間を割ったパトリックがシュートしましたがGKにセーブされます。そして後半40分、柏の右足のクロスに頭で飛び込んだ渡がDFと競り合いながら押し込んでついに勝ち越し点を奪います。その後も相手にペースを譲らずそのまま押し切り、満席(と言っても9,000人弱)のサポーターと歓喜を分かち合いました。
 前節の広州恒大戦。直前のJリーグから先発全員を入れ替え、結果として0-2で敗れたと言うことで、城福監督にメディアからは厳しい言葉が浴びせられた、と聞きます。「ACL軽視」「若手中心」と言うのはまだマシな方で、「あまりにも悲惨なサンフレッチェ。広州恒大はサンフレッチェに反撃の糸口も時間もまるで与えなかった」と評した海外メディアもあった、と報じられています。勝負の世界は結果のみで評価されるため止むを得ない面はあるのですが、しかしながら新しいチーム作りを始めたばかりでメンバーはシャッフルに近い状況であること、地方都市広島から海外への移動は選手の負担が大きいこと、そして何より2点リードされてからの後半はボール支配でも決定機の数でも圧倒したことなどを考えると、そのような酷評は的外れだ、との思いは監督も選手も強かったに違いありません。ここで仮に城福監督がリーグ戦のメンバーを選択して戦えば、そのような的外れな評価を認めることになってしまう。だからこそもう一度広州恒大戦のメンバーをベースにして先発を選び、この試合のピッチに送り込んだのに違いありません。
 そしてこの試合で先発起用された選手たちも、おそらくは同じ思いだったのではないでしょうか。強い思いでキックオフを迎えると立ち上がりから点を取りに行って、わずか3分で先制点を奪い、その後はしっかりと守備のブロックを固めてメルボルンにチャンスらしいチャンスを与えませんでした。更に同点に追いつかれた後は再びギアを上げて勝ち越して、そのまま逃げ切りました。後半の前半に作ったビッグチャンスで追加点を奪えなかったことやミス絡みで失点してしまったことなど反省点はあるのですが、それでも勝利と言う結果を残したことはいろいろな意味で大きかった、と言えるのではないでしょうか。
 ここまでACLに4回出場してきたサンフレッチェですが、過去のグループリーグでは常に序盤に苦しんできました。例えば初出場だった2010年は3連敗スタート。2回目の出場だった2013年も、リーグチャンピオンとして臨んだにも関わらず3連敗を喫しています。続く2014年は3試合目でFCソウルに勝ったもののそこまでは1分け1敗。直近の2016年も2連敗からのスタートでした。逆に言えば唯一第2節までに勝点を取った2014年だけR16に進んでいるわけで、このメルボルン戦の勝利でグループリーグ突破の可能性が上がったのは間違いありません。
 サンフレッチェが属するグループFのもう一つの試合は大邱FCが広州恒大を3-1で下して2連勝し、それを広州恒大と広島が1勝1敗で追う展開となっています。広島の次の試合は4/10に行われるホームでの大邱戦。従って少なくとも大邱よりも上に行くためには、次も絶対に勝たなければならない試合と言うことになります。これから約1ヶ月はJ1リーグ戦の戦いが続くので、これまで以上に激しいポジション争いが展開されるのは間違いないところ。その中でチームも選手もより一層レベルアップして、勝利と言う結果を積み重ねて欲しいものです。

広島公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ  戦評  決勝弾の渡  12年ぶりJクラブと対戦した本田圭佑  東京五輪、本田圭佑が出場に意欲
日刊スポーツ  ACL一次リーグ詳細  本田圭佑が凱旋弾  本田のJ評  本田が同点弾も空砲
サッカーダイジェストWeb  ACL採点&寸評  【ACL速報】ルーキー東が先制弾  【ACL速報】本田圭佑が凱旋弾  "日本凱旋弾"に海外メディアも興奮  【ACL速報】広島が勝利  【ACL】本田が五輪出場に言及  本田五輪出場へノンストップ宣言  メルボルンVの振る舞いに反響  パトリックが思わず笑顔  本田が明かしたJリーグへの本音と提言  本田がユニフォームを交換した選手は?
<19.3.12> 「ホットニュース」によると城福監督は、「先週末にリーグ戦を戦った選手の疲労度は考慮に入れるが、勝ったことによって、リフレッシュになるし、勝つことが一番疲労回復の薬になると思っている」と語っています。C大阪戦から中2日と言うことで疲労はあると思いますが、途中交代した野津田、川辺、サロモンソンらの状態は悪くないはず。出場機会のなかったパトリックらと力を合わせて、メルボルンに勝利して欲しいと思います。
 今日の試合会場は広島広域公園陸上競技場で、午後7時キックオフ。ACLの規定でベンチシートが使えないため個席のみ約1万人分の座席しかないらしく、シーズンパスやサンフレッチェクラブ会員特典の「バックスタンド自由シート入場引換券」は使えません。メインS指定席(ホーム側)とバック指定席は既に売り切れで、メインSS指定席とメインS指定席(ビジター側)のみ残っているとのことですので、チケットがまだの方は早めにご来場下さい。
 サンフレッチェクラブ会員限定プレゼントは、柴崎選手のプレミアムカードを3,000名様に。ACLユニフォームレプリカを15,120円で、プリントタオルマフラー「世界を紫に染めろ」第2段を1,944円で販売します。
 テレビ放送はスカパー!ch608とCS257(日テレジータス)で生放送が予定されています。今日は仕事の関係でブログでの速報はできないので、スタジアムに行けない&TVを見れない方は、モバイルサイトやJリーグ公式サイトの速報をご覧下さい。
<19.3.11> 明日はACLグループステージ第2節。サンフレッチェはホームでメルボルン・ヴィクトリーと戦います。
 昨年はレギュラーシーズンを4位で終えたメルボルンでしたが、6チームで争われるグランド・ファイナルでアデレード、シドニー、ニューカッスルをいずれも1点差で破って3シーズンぶりの優勝を飾りました。そして昨シーズンオフにはAリーグ史上最高とも言われる大型契約で本田圭祐を獲得。その本田の活躍もあって、今シーズンはここまで21試合で勝点38を取って3位に付けています。今年に入ってからの公式戦の戦績は次の通り。
A-league 11 ○2-1 ウェスタン・シドニー
A-league 12 ●0-2 アデレード・ユナイテッド
A-league 13 ○2-1 ニューカッスル・ジェッツ
A-league 15 ○5-0 ブリスベーン・ロアー
A-league 14 △3-3 ウェリントン・フェニックス
A-league 16 ○2-1 シドニーFC
A-league 17 ○3-2 セントラルコースト・マリナーズ
A-league 18 ●1-2 パース・グローリー
A-league 19 △1-1 ウェリントン・フェニックス
A-league 20 △1-1 メルボルン・シティ
A-league 21 ●0-2 ニューカッスル・ジェッツ
ACL R1       ●1-3 大邱
 先週戦ったACLグループステージ初戦の大邱戦は、序盤からボールを支配して前半29分に先制点を奪ったものの、その2分後に追いつかれると後半から投入された西の活躍もあって逆転負けを喫しています。先週末はAリーグの試合が無かったため土曜日には来日して広島市内でトレーニングを積んでいるとのことなので、明日は絶対に勝ち点3を持ち帰ろうと言うつもりで準備しているのではないでしょうか。
 対するサンフレッチェですが、C大阪戦から中2日の厳しい日程での戦いとなります。ただ明日はホームゲームでしかも絶対に勝たなければならない試合なので、広州恒大戦のように全員入れ替え、と言うことはないのではないかと思われます。と言うことでメンバー予想は難しいのですが、おそらくC大阪戦で出場したメンバーからコンディションによって入れ替える、と言う感じになるのではないでしょうか。
       大迫

   野上  吉野 佐々木

     川辺  和田

エミル           清水

    東    野津田

      パトリック

SUB:中林、荒木、松本泰、森島、柏、柴崎、ドウグラス・ヴィエイラ
 ACL出場は今年が5回目のサンフレッチェですが、これまでR16に進出したのは2014年の1度だけ。それ以外の年は最初の2試合に勝てなかったことが後に響いて、グループステージでの敗退を喫しています。明日はサポーターも含めてチーム一丸となって、今シーズンのACLでの初勝利を挙げて欲しいと思います。
<19.3.10> 昨日アウェイで行われたJ1リーグ戦第3節C大阪戦は、前半18分のサロモンソンのゴールを守り切って半年ぶりの公式戦勝利を挙げました。
 メンバーはワントップをドウグラス・ヴィエイラに入れ替えた以外は磐田戦と同じで、以下の布陣で戦いました。
       大迫

   野上  吉野 佐々木

     川辺 松本泰
     (→森島72分)
エミル            柏
(→清水82分)
   柴崎     野津田(→荒木60分)

       ドグ

SUB:中林、和田、東、パトリック
 対するセレッソは、GK:キム・ジンヒョン、DF:木本、片山、ヨニッチ、MF:松田(→高木63分)、デサバト、丸橋、奥埜(→水沼74分)、FW:柿谷、清武、ソウザ(→都倉57分)、と言うメンバーでした。立ち上がりは広島が前からプレッシャーをかけて相手ボールを奪い、セレッソを自陣に押し込みます。7分には高い位置で奪ってドウグラス・ヴィエイラが左に抜け出しましたがクロスはDFに当たり、8分には柏のクロスをドウグラス・ヴィエイラが頭に当てたもののGKにキャッチされます。また14分には速攻からサロモンソンがシュートしましたがわずかに左に外れます。そして前半18分、デサバトのバックパスにサロモンソンが猛チャージ。これが相手の連係ミスを招き、サロモンソンが倒れながらキープしたボールを叩き込んで広島が先制点を奪いました。
 待望の先制点を奪った広島は前からのプレスよりも後ろにブロックを作って守ることを優先。対するセレッソがパスを回す展開が続きます。23分にはソウザ、28分にはデサバトがシュートしましたがいずれも枠外。44分には松田のクロスに木本が頭を当てましたが大迫が抑えます。広島も39分のCKからサロモンソンのシュートなどでチャンスは作ったものの、守り重視のままで前半を折り返しました。
 後半立ち上がりに丸橋のFKがクロスバーを叩き、8分にはロングパスから松田に危ういシュートを打たれたものの、その後は堅い守りでセレッソに隙を与えません。都倉を前線に入れてハイボールで攻めるセレッソ。城福監督はすかさず荒木を投入し、吉野をボランチに上げて守備を固めます。広島は14分に松本泰がシュートしたものの枠外。18分にはキム・ジンヒョンのパスミスを奪った川辺がブロックされます。終盤はセレッソがほぼ一方的に攻めて右から左からクロスを入れられますが、大迫が素晴らしい判断でキャッチします。なかなか守備を崩せないセレッソは強引なミドルを狙ってきたものの枠外に外れ、広島が無失点で逃げ切りました。
 この試合の広島の狙いは「先行逃げ切り」で、それが狙い通りに嵌まった試合だった、と言えるでしょう。序盤は高い位置からプレスをかけて相手の攻撃を寸断し、何度も相手ゴールに迫りました。そして先制点を取った後はゴール前にブロックを作って守りを固め、相手にチャンスを作らせませんでした。スタッツを見るとボールキープは広島が43%。またシュートは広島の9本に対してセレッソは12本でしたが、決定的だったと言えるのはバーを叩いた丸橋のFKぐらい。ペナルティエリア内でフリーにすることが無かったとは言えないものの、次の瞬間にはすぐに身体を寄せて自由に打たせませんでした。昨年もハイインテンシティの守備でリズムを作り、開幕から9試合で2失点しかしなかったのが快進撃の要因となりましたが、今季も守備の再構築と言う点では成果が出ていると言って良いでしょう。
 その一方で攻撃は、サロモンソンの素晴らしい判断と技術で1点を奪ったものの、追加点を奪って止めを刺す、ということはできませんでした。後半14分の松本泰のシュートや18分に川辺が相手GKのパスをカットしてフリーになったシーンなど何度か良い形は作っているだけに、今後はその回数を増やすことと精度を高めることが課題です。また昨年はパトリックと言う切り札を活かすことがチーム全体のコンセプトとして確立していましたが、今季はまだそのような「形」が見えていないのも課題だと言えます。今後の試合で得点と言う結果が出せれば、チーム全体の自信になって攻撃パターンもできてくるのではないでしょうか。
 次は中2日でACLのメルボルン戦、そして週末には松本戦とホームゲームが続きます。そこで勝ちを重ねてリーグ戦でもACLでも勢いに乗っていって欲しいと思います。

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