3/17〜3/23のSANFRECCE Diary


<19.3.23> サンフレッチェは昨日、和田拓也選手が横浜FMに期限付き移籍する、と発表しました。2009年に東京Vユースからトップ昇格した和田は、2011年ごろからコンスタントに試合出場するようになり2013年には仙台に移籍。ここでは4試合出場に留まったものの、翌年に大宮に移籍して5年間で109試合に出場しました。そして昨年は開幕戦から右SBとして出場すると、1試合を除いて33試合にフル出場。第3節の鹿島戦では貴重な先制ゴールを挙げるなどチームの躍進に貢献しました。しかし3バックに変更した最終節では出場機会が無く、ポジションをボランチに変えた今季もACLのみの出場に留まっていました。横浜FMは開幕戦で先発した高野の怪我により左SBには2試合連続でティーラトンが起用されていますが、2試合とも途中交代となるなど指揮官の信頼は得られていない様子なので、早い段階で出場機会をつかめる可能性もありそうです。
<19.3.23> 日本代表は昨日コロンビアとの親善試合を行い、0-1で敗れました。日本代表のメンバーは、GK:東口、DF:室屋、昌子、冨安、佐々木(→安西89分)、MF:山口(→小林71分)、柴崎、堂安(→乾71分)、南野(→鎌田79分)、中島、FW:鈴木(→香川65分)。前半4分にハメス・ロドリゲスのパスからの折り返しをビジャにバー直撃弾を打たれましたが、しかしその後は日本のペース。7分には堂安が強引に持ち込みシュートを放ち、9分には昌子がヘディングシュートしたものの枠外。10分には南野がシュートしましたがGKに防がれます。その後も鈴木に中島、南野、堂安が絡んで何度も攻め込みます。35分には柴崎のループ気味のパス?シュート?は惜しくも枠外。37分には中島のクロスに鈴木が頭で合わせましたが枠外に外れます。前半は堅い守備と素早い攻撃が機能したもののゴールを割れず、スコアレスで折り返しました。後半も日本はピッチを広く使って相手を揺さぶりチャンスを作ったものの決められずにいると、後半18分にサパタのシュートが冨安の手に当たってPKを取られます。そしてそのPKをファルカオに決められて先制点を許してしまいました。その後は次々と香川、乾、小林、鎌田を投入する森保監督。日本は香川や鎌田にボールを集めてゴールに迫ったもののチャンスを生かせず、そのままコロンビアが逃げ切りました。
 アジアカップのメンバーから大迫、遠藤、吉田、長友ら主力の招集を見送り、フレッシュなメンバーで臨んだ日本代表でしたが、チームとしての出来は良かったと思います。守備の組織は規律が取れていましたし、ボールを奪ってからの速攻が効果的で何度もコロンビアゴールを脅かしました。W杯では日本がコロンビアを下したものの、それは試合開始早々に相手に退場者が出たから。立場的には「格上」の相手にこれだけの戦いができたということは、評価して良いと思います。数少ないチャンスで得点を奪って逃げ切ったコロンビアの老獪さに見習うべきところもあるものの、親善試合だと言うことを考えればそれも収穫と言えるのではないでしょうか。
 ところで先発出場した佐々木ですが、手堅いプレーを見せて守備は合格点だった、と言って良いでしょう。ただその一方で攻め上がるシーンが少なかったのはやや物足りない感じがありました。もちろん、佐々木の前には中島がいて単独で仕掛けるため自重する場面が多かったのは確かだと思いますが、しかしサンフレッチェではもっと頻繁にサイドを抜け出してクロスを上げていたことを考えると、もう少し積極性を見せても良かったかも知れません。
<19.3.23> 昨日AFC U-23選手権の最終予選でU-22マカオ代表と戦ったU-22日本代表は、8-0で勝ちました。メンバーは、GK:小島、DF:藤谷、板倉、大南、町田、MF:三好(→久保78分)、遠藤、齊藤未(→上田HT)、松本泰(→中山78分)、FW:前田、岩崎。JFAのサイトによると、暑い中での試合だったと言うことで人数をかけて守るマカオを攻め崩せず前半はスコアレスで折り返しました。後半に入ると齊藤未に代えて上田を投入。前線を1枚増やす布陣への変更が功を奏して日本のペースになったそうです。そして後半6分に町田が決めて先制点を奪うと、その後は精神的にダメージを受けたマカオに対して猛攻を仕掛け、9分と15分に続けざまに上田がゴールを奪い22分には遠藤がミドルを決めます。そしてこれ以降も前田の2ゴールと上田のハットトリックとなるゴール、そして後半アディショナルタイムにはCKから板倉が決めてダメを押しました。
<19.3.22> 4/6に開幕する高円宮杯プレミアリーグウェストの日程が発表されています。それによるとサンフレッチェ広島ユースの日程は次の通り。
1A  4/7  11:00 神戸U-18(ヤンマースタジアム長居)
2H  4/14 11:00 C大阪U-18(吉田サッカー公園)
3A  4/21 11:00 名古屋U-18(トヨタスポーツセンター)
4H  4/28 11:00 愛媛U-18(吉田サッカー公園)
5A  5/4  11:00 東福岡高(東福岡高G)
6H  5/12 11:00 G大阪ユース(吉田サッカー公園)
7H  6/22 11:00 京都U-18(吉田サッカー公園)
8A  6/29 10:00 大津高(大津町運動公園)
9H  7/6  11:00 福岡U-18(吉田サッカー公園)
10H  7/13 11:00 神戸U-18(吉田サッカー公園)
11A  8/24 17:00 C大阪U-18(C大阪舞洲G)
12H  8/31 16:00 名古屋U-18(吉田サッカー公園)
13A  9/16 16:00 愛媛U-18(愛フィールド梅津寺)
14H  9/22 11:00 東福岡高(吉田サッカー公園)
15A 10/12 14:00 G大阪ユース(OFA万博フットボールセンターG)
16A 11/24 14:00 京都U-18(東城陽G)
17H 11/20 11:00 大津高(吉田サッカー公園)
18A 12/8  13:00 福岡U-18(福岡フットボールセンター)

<19.3.21> 中国新聞によると、和田拓也選手が横浜FMに移籍することが分かった、とのことです。日刊スポーツによるとレンタルではなく完全移籍で、複数年契約になるとのことです。
 昨年大宮から完全移籍で広島入りした和田は、右SBとして33試合に出場して2ゴールを挙げて2位躍進に貢献しました。しかし3バックに切り替えた昨年最終節で先発を外れると、今季はリーグ戦のベンチ入りが1度だけで出場はゼロ。ACLでは出場していたもののボランチでは4番手の位置づけで、今後稲垣、青山、ハイネルがメンバー入りしてくることを考えると難しい立場だったのは間違いない、と思われます。横浜は松原に続いて高野が前十字靭帯損傷で全治8ヶ月と診断されるなどSBに怪我が相次いでいるため、和田にはそのバックアップとしての役割を期待しているのではないでしょうか。
<19.3.19> 昨日吉田サッカー公園で愛媛との練習試合を行い、1-0で勝ちました。得点は後半43分に渡でした。中国新聞によると新外国人のハイネルが先発し、前半はトップ下、後半はボランチで約60分間プレーしたとのこと。「試合勘が足りずリズムに乗れなかった。まだ70%ぐらい」の出来だったそうですが、身体の状態は上がっているらしく動きのキレも見せていたとのこと。城福監督も「一日でも早くベンチ入りの選択肢に入れたい」と語っているので、次かその次の試合あたりでベンチ入りする、と言う可能性もありそうです。
<19.3.18> 昨日エディオンスタジアム広島で行われたJ1リーグ戦第4節松本戦は、柏のゴールを守って1-0で勝ちJ1リーグでのホーム200勝を達成しました。
 先発メンバーはC大阪戦と同じで、以下の布陣で戦いました。
       大迫

   野上  吉野 佐々木

     川辺 松本泰

エミル            柏
(→清水62分)
   柴崎     野津田
   (→渡87分)
       ドグ
       (→パトリック76分)

SUB:中林、荒木、森島、松本大
 対する松本山雅は、GK:守田、DF:服部、橋内、エドゥアルド、MF:岩上、パウリーニョ、藤田(→安東82分)、高橋、セルジーニョ(→高崎77分)、FW:前田、永井(→杉本68分)、と言うメンバーでした。前半早々に松本のCKを大迫が弾くと相手に当たってヒヤリとするシーンがありましたが、しかしその後は広島のペース。前半15分に松本泰が野津田のパスを打ちましたが枠外。前半24分には川辺の斜めのパスを野津田がダイビングヘッドで狙いましたがGKの正面を突きます。また37分には大迫からのロングボールをドウグラス・ヴィエイラが胸で落とし、これを柴崎がシュートしたものの枠外に外れ、39分にも川辺の鋭いパスがDFラインの裏に通りましたがサロモンソンはわずかに及びません。松本は前田をDFラインの裏に走らせてチャンスを作ろうとしますが、広島のDFは一瞬も集中を切らさずシュートまで持ち込ませません。43分にはドウグラス・ヴィエイラが抜け出してDFを引きつけ、バイタルエリアに走り込んだ柏が鋭いシュートを蹴ったものの惜しくもGKに抑えられます。前半は松本のシュートをゼロに抑えつつ広島がチャンスを作ったものの決めきれず、スコアレスでハーフタイムを迎えました。
 後半に入っても広島ペースは変わらず、柏や佐々木が左から、サロモンソンが右からクロスを入れますがなかなかシュートまで持ち込めません。そして後半15分、右サイドから攻め込み川辺が左に落とすと、これを受けた柏が右に持ち出してシュート。これが鋭い軌跡を描いてゴールネットに突き刺さり、広島が先制に成功しました。
 この後も試合の流れは変わらず、広島がボールを支配してチャンスを作り、松本は堅い守備からカウンターを狙います。後半26分には柴崎がペナルティエリア内からシュートしたものの弱くGKがキャッチ。28分にはCKのドウグラス・ヴィエイラが頭で叩きつけましたがGKの正面に飛んでしまいます。パトリックを投入して追加点を狙いにいく広島。そのパトリックは33分には清水のクロスに合わせようとしたものの空振りしてしまい、40分にはDFラインの裏に抜け出して角度の無いところからシュートしましたがサイドネットに行きます。終盤には左のコーナーフラッグ付近で柏、野津田、佐々木がパスを回して時間を使い、逆にセットプレーやミドルシュートで得点を狙ってくる松本の攻撃を跳ね返してそのまま逃げ切りました。
 日刊スポーツによると最終的なボール支配率は52:48でしたが、途中までは60:40。またシュート数は広島の10本に対して松本は2本と言う数字でも分かるように、内容的に広島が圧倒した試合でした。そしてそのベースになったのは高い位置からの積極的な守備。中でも攻守の切り替えの速さが素晴らしく、松本にカウンターを許しませんでした。また球際の厳しさは「靴一足分の寄せ」を実践して快進撃につなげた昨年と同様で、高い位置でボールを奪ってチャンスに繋げる、と言うシーンを多く作りました。リーグ戦4試合で1失点と言う堅い守備が実現できているのは決して運に恵まれているからではなく、チーム全体としての守備の意思統一ができているからなのは間違いありません。
 一方の攻撃ですが、チャンスの割に決定機が少なく得点も1点しか取れず、特にクロスがことごとく相手にクリアされるなど課題が残っていることは明らかだったものの、ビルドアップの質は上がっていたと思います。また2試合連続で先発したドウグラス・ヴィエイラはボールを収める力の確かさと反転の鋭さを見せて、ポテンシャルの高さを示しつつあります。トップ下2人との練習と試合を積み重ねて行けば、もっともっとチャンスを作り得点にも絡むことができるようになるのではないでしょうか。
 川辺、野津田、吉野、松本泰、大迫と24歳以下の選手を積極的に起用して結果を残しつつある「リーグ戦組」ですが、メルボルン戦で勝利した「ACL組」も虎視眈々とポジションを狙っているのは間違いないところ。加えて青山、稲垣、林が復帰してきてハイネルも調子を上げてきており、チーム内競争は激化しているものと思われます。「代表ウィーク」となる今週はチームをブラッシュアップする良い機会。2週間後の大分戦には、よりパワーアップしたチームが見られるのではないでしょうか。

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Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ  戦評
日刊スポーツ  スコア詳細  戦評  広島ホーム200勝  松本前田U22代表ゴールを「きっかけにしたい」
サッカーダイジェストWeb  J1採点&寸評  「まさに柏ゾーンでした」  川辺駿の成長が凝縮されたワンシーン
<19.3.17> サッカーダイジェストWebによると、サロモンソンが木曜金曜の練習では別メニューだったとのこと。城福監督は「ギリギリまで見極めたい」と語っています(モバイルサイトによる)が、清水が好調なので柏を右に回して左に清水が入る、と言う可能性もありそうです。
 今日の試合会場はエディオンスタジアム広島で、午後3時キックオフ。試合前イベントとしては「サンフレッチェカップ」のU-8&U-9とU-12が11時から、「フォリアカップ」が1時18分ごろから行われます。場外スロープ下の「サンチェひろば」では「子育て応援!カルビーパーク」とユニフォームレンタルサービスが11時から行われます。メインスタンド前のおまつり広場では、「NIKE x SANFRECCE 2019キービジュアル特大パネルフォトスポット」「BOAT RACE宮島ブース」「てんかん疾患啓発活動パープルデーPRブース」「サンフレッチェカード新規入会キャンペーン」「フェイスペイント」「バルーンアート」「にぎわいステージ」がそれぞれ11時からとなっています。
 サンフレッチェクラブ会員限定プレゼントは、和田選手のプレミアムカード。「サンフレッチェ」の文字を組み合わせて「夢」と言う漢字を表現した「からくり文字 夢Tシャツ」を250枚限定で販売します。またがちゃがちゃ第3弾として「アクリルユニフォームカラビナ」を1回300円で販売します。
 試合中継は今日もDAZNのみとなっています。今日は仕事の都合で微妙なのですが、間に合えばブログでの速報をやりますのでスタジアムに行けない&DAZNを見れない方はそちらをどうぞ。
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