5/12〜5/18のSANFRECCE Diary


<19.5.18> 昨日ホームで行われたJ1リーグ戦第12節鳥栖戦は、終了間際のサロモンソンのオウンゴールで敗れ、またもやダメージの残る敗戦で連敗は5に伸びました。
 佐々木が怪我のため欠場したこともあって、前節から先発4人を入れ替えて以下の布陣で戦いました。
       大迫

   荒木  吉野  野上

     川辺 松本泰

柏             清水
              (→サロモンソン72分)
    柴崎   野津田(→渡60分)
    (→ハイネル80分)
       ドグ

SUB:林、井林、稲垣、皆川
 対する鳥栖は、GK:高丘、DF:小林、高橋秀、高橋祐、MF:福田、原川、松岡(→70分)、三丸、FW:クエンカ、豊田(→フェルナンド・トーレス90分)、趙東建(→金崎61分)、と言うメンバーでした。立ち上がりは鳥栖のプレスに押し込まれるシーンもあったものの、11分に柴崎がファーストシュートを放つとその後は広島が高い位置でボールを奪って攻撃を仕掛けます。22分にはドウグラス・ヴィエイラのパスでフリーになった野津田のクロスを川辺がスルーしたものの、ドウグラス・ヴィエイラに渡る寸前にクリア。その後のCKからのこぼれを野上のシュートは枠の上に外れます。25分には清水のクロスを柴崎がDFラインの裏に流したもののドウグラス・ヴィエイラはオフサイド。27分の松本泰のシュートも枠外に外れます。また30分にも柴崎の落としをドウグラス・ヴィエイラが打ちましたが枠を捉えることができず、33分の野津田のシュートもブロックされます。前半の終わりには2度ほど鳥栖にチャンスを作られたものの、広島優勢のままハーフタイムを迎えました。
 後半も最初のチャンスは広島で、3分には荒木のクロスに柴崎が飛び込みましたがGKの好セーブに防がれ、その後の波状攻撃も実りません。また26分には川辺のパスからドウグラス・ヴィエイラがシュートしましたがブロックされ、27分にはクロスのこぼれを柴崎がバイシクルで狙ったもののGKに止められ、30分には柴崎がシュートしましたがGK正面を突きます。次々と選手を入れ替えあの手この手で崩そうとする広島。しかしなかなか功を奏することなく迎えた後半40分。金崎のシュートを防ぎCKもクリアしたものの、左からのクロスにサロモンソンが頭を当てると、何とこれがループ状に大迫の頭を越えてゴールネットへ。不運としか言いようの無い失点で先制点を許してしまいました。広島は何とか点を取ろうと前に出たものの、ドウグラス・ヴィエイラのシュートも渡のヘディングも枠を捉えることができず、試合終了のホイッスルとともにスタジアムにはブーイングが鳴り響きました。
 この試合にスタッツを見ると広島のシュートは14本で鳥栖は3本。鳥栖のシュートはいずれも危ういシュートではありましたが、しかし守備はしっかり対応しており崩されたものではありませんでした。それに対して広島のシュートは決定的なものはそれほど多くは無かったものの、前からの守備でボールを奪って相手の守備の隙を突く、と言う狙いはほぼできていたように思います。相手との関係や個人のスキル、あるいはコンビネーションの問題はあったかも知れませんが、しかしやろうとしていたことができなかった、あるいは誰かがサボっていた、と総括されるようなものではなかった、と思います。チーム全体で得点を取る、と言う点で物足りないものは確かにあったものの、決して方向性が間違っていた、ということはないでしょう。逆に失点シーンは確かにサロモンソンのクリアの方向が悪かったのですが、しかし客観的に見れば運が悪かった、としか言いようのないものだったと思います。つまり悪かったのは結果だけ。サッカーの神様に嫌われたとしか思えない試合だったと言わざるをえません。
 ただこれまでのリーグ戦の流れを見れば、単に「運が悪かった」では済ませられないのも確か。5試合戦って1点しか取れていないのに対して全ての試合で1失点以上しているわけで、これはチームとしての戦い方に問題がある、と言わざるをえません。城福監督も選手を入れ替えたりしながら試行錯誤しているものの、それが結果に結びついていない以上、何か別の手を打たなければならないのだ、と思います。連敗が始まったFC東京戦や名古屋戦、横浜FM戦は決して内容的に悪くなかったのに対してここ2試合は内容自体も悪くなっているのは、おそらく精神的なところに問題があるから。失敗が続けば後ろ向きの気持ちになってより失敗が増える、と言うのは誰にでも起こりうることで、それが今のサンフレッチェに起きていることなのだと思います。来週はACLのメルボルン戦があってオーストラリアに遠征しなければならないのですが、それが両チームにとっての消化試合だということを利用して、何か新しいことを試して欲しいもの。また日本に残って練習するであろうレギュラーメンバーにはもう一度自分たちのサッカーを見つめ直して、次節・浦和戦に向けてできる限りの準備をして欲しい、と思います。

 前半  後半
広島公式サイト  鳥栖公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ  戦評
日刊スポーツ  スコア詳細  戦評  鳥栖が今季初連勝  城福監督決定力不足嘆く  金新監督の戦術が威力発揮
サッカーダイジェストWeb  J1採点&寸評  戦評
<19.5.17> 中国新聞によると佐々木はやはり欠場することになりそうで、3バックは荒木、吉野、野上になる模様です。昨日、一昨日は非公開練習だったためメンバーは読めないようですが、サッカーダイジェストWebによるとパトリックと松本泰が先発に復帰する可能性もありそう。誰が出場することになってもサポーターも含めて一丸となって、今日こそ連敗を脱出して欲しいものです。
 今日の試合会場はエディオンスタジアム広島で午後7時キックオフ。試合前イベントとしては、メインスタンド前のおまつり広場で「広島県理容美容専門学校ブース」と「広島県立大学ブース」が4時からとなっています。サンフレッチェクラブ会員限定プレゼントは、川辺選手のプレミアムカード。「広島県・広島市合同応援デー」と言うことで、湯崎広島県知事と松井広島市長がキックインセレモニーを行います。また今日も平日ナイトゲーム限定の「駆けつけ割!」を行いますので、お仕事や学校の都合で遅れる方もぜひご来場下さい。
 試合の中継は今日もDAZNのみとなっています。今日はブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&DAZNを見れない方はぜひどうぞ。
<19.5.16> 明日は「フライデーナイトJリーグ」。サンフレッチェは第12節鳥栖戦をホームで戦います。
 昨年は残留争いに巻き込まれた鳥栖は、今季はカレーラス監督を招聘してスペイン流のサッカーを構築しようとしました。しかし開幕から10試合で1勝1分け8敗。しかも得点は1点しか取れないと言う状況で、ついに5/5に事実上の解任。後任として、昨年も途中から監督を務めた金明輝氏が後を引き継ぎました。そして代行監督として臨んだ大分戦は落としたものの、前節はG大阪から3点を奪って今季2勝目を挙げています。今季のこれまでの戦績は次の通り。
1H ●0-4 名古屋 【名】ジョー2、相馬、和泉
2A ●0-1 神戸  【神】ビジャ
L1H ●1-3 仙台  【鳥】谷口、【仙】ジャーメイン2、阿部
3A ●0-2 FC東京 【東】OG、ジャエル
L2A ○1-0 柏   【鳥】原川
4H ○1-0 磐田  【鳥】クエンカ
5A △0-0 横浜FM
6A ●0-3 仙台  【仙】ジャーメイン、兵藤、ハモン・ロペス
L3A ●0-1 FC東京 【東】久保
7H ●0-1 川崎F 【川】知念
8A ●0-1 松本  【松】前田
L4A △1-1 仙台  【鳥】趙東建、【仙】長沢
9H ●0-2 湘南  【湘】大橋、梅崎
10A ●0-2 大分  【分】オナイウ、小塚
L5H △0-0 柏
11H ○3-1 G大阪 【鳥】クエンカ、豊田、原川、【G】食野
 前節G大阪戦は前半16分にクエンカのヘッドで先制すると、後半にもクエンカが獲得したPKから追加点を奪い、後半終了間際にも原川がゴールを決めて3点を奪って快勝しています。気温27.2度と言う厳しい環境の中で勝ったのは、鳥栖の原点とも言える「ハードワークができた」(金監督)から。明日もその勢いで、今季初の連勝を狙ってくるのではないでしょうか。
 対するサンフレッチェですが、中国新聞によると仙台戦で途中交代した佐々木は一昨日の練習では別メニューだったそうで、鳥栖戦の出場は微妙だとのこと。前節は左サイドを破られて失点しているだけに、守備陣をどう再構築するか、がポイントとなりそうです。と言うことで、私の予想メンバーは次の通り。
       大迫

   野上  吉野  水本

     川辺 松本泰

エミル            柏

    柴崎     渡

       ドグ

SUB:林、荒木、清水、稲垣、ハイネル、野津田、皆川
 ある程度メンバーを入れ替えながら戦ってきたとは言え、ACLと並行して戦っていることにより主力に疲れが溜まっているのは確か。明日はコンディションの良い選手を並べて、鳥栖に走り負けないよう戦い抜いて欲しいと思います。
<19.5.15> プレスリリースによると、サンフレッチェは荒木隼人選手とのプロA契約の締結に合意した、と発表しました。中国新聞によると、契約金は600万円。荒木は今季最初の公式戦だったACLプレーオフのチェンライ・ユナイテッド戦でデビューすると、その後はACLの全試合に出場して、MD5の広州恒大戦でA契約に必要な出場時間450分を越えました。またリーグ戦もC大阪戦と仙台戦に出場して、ここまでの総出場時間は536分になっています。ベテランの多い広島守備陣にあって、荒木は一番若い22歳。この勢いでもっと成長して、長く広島を支える選手になって欲しいものです。
<19.5.14> 週末に行われた高円宮杯プレミアリーグウェストの第6節で、サンフレッチェ広島ユースはG大阪ユースに敗れて3位に後退しました。この試合のメンバーは、GK:平野、DF:佐藤、松本、MF:西川、土肥、細谷、光廣(→末次89分)、FW:影山、棚田颯(→福崎70分)、鮎川、竹内。得点は前半23分に大谷(G大阪)、29分に唐山(G大阪)、後半5分に棚田颯でした。第6節の全結果と順位表は次の通り。
【第6節】
愛媛U-18  0-1 大津高
C大阪U-18 0-1 神戸U-18
広島ユース 1-2 G大阪ユース
名古屋U-18 3-3 福岡U-18
京都U-18  2-3 東福岡高

         勝点 試合 勝 分 敗 得失差
1 G大阪ユース  16     6    5   1   0   +11
2 大津高     13     6    4   1   1    +1
3 広島ユース   10     6    3   1   2    +4
4 京都U-18     9     6    3   0   3    +4
5 神戸U-18     9     6    3   0   3     0
6 東福岡高     9     6    3   0   3    -1
7 名古屋U-18    8     6    2   2   2    +1
8 C大阪U-18    6     6    2   0   4    -3
9 福岡U-18     4     6    1   1   4   -11
10 愛媛U-18     3     6    1   0   5    -6

<19.5.13> 昨日アウェイで行われたJ1リーグ戦第11節仙台戦は、開始早々に先制したものの終盤に立て続けに2点を奪われ、ショッキングな逆転負けを喫しました。
 ドウグラス・ヴィエイラがG大阪戦以来1ヶ月ぶりに復帰して、以下の布陣で戦いました。
       大迫

   野上  吉野 佐々木
          (→荒木53分)
     川辺  稲垣

エミル            柏

    柴崎     渡
    (→野津田76分)
       ドグ(→パトリック66分)

SUB:林、松本泰、清水、ハイネル
 対する仙台は、GK:シュミット、DF:金正也、常田、永戸、MF:椎橋、松下、蜂須賀、石原崇、FW:吉尾(→兵藤82分)、ハモン・ロペス、ジャーメイン(→長沢71分)、と言うメンバーでした。試合がいきなり動いたのは開始早々の前半1分。左サイドでボールを奪うと柏がドリブルでカットインしてクロス。ここに飛び込んだドウグラス・ヴィエイラがDFの前で触ってコースを変えて流し込み、あっという間に広島が先制点を奪いました。
 いきなりのビハインドを背負ったと言うことで、仙台は持ち味の激しいプレスをかけて広島のパスを寸断します。逆に広島は組み立て段階で奪われるシーンが頻発し、なかなか良い形が作れません。7分にはハモン・ロペスにミドルを打たれましたが大迫がセーブ。11分には蜂須賀にシュートを打たれましたが枠を捉えず助かります。何とか押し返したい広島は4分には渡、16分にはドウグラス・ヴィエイラがシュートしましたが可能性を感じさせず、29分の柴崎のヘッドはGKの正面を突きます。逆に26分にはジャーメインにシュートされましたが枠外。36分にもFKのこぼれから石原崇にシュートを打たれましたが枠外に外れて助かります。前半は先制点こそ奪ったもののパスミスが多く、また相手のシュートミスにも助けられてリードを保ったままで終えることができました。
 後半最初にチャンスを作ったのは広島で、4分に佐々木のスルーパスで抜け出した柏のクロスをドウグラス・ヴィエイラがフリーで頭に当てましたがGKが難なくキャッチ。6分にはサロモンソンの突破からのクロスにドウグラス・ヴィエイラが合わせましたがこれもシュミットに弾かれます。更に14分にはサロモンソンが右サイドからペナルティエリアに侵入して決定的なシュートを放ちましたが、ブロックに入ったDFが手で?弾いてゴールネットを揺らせません。その後は仙台に押し込まれて、次々とシュートを打たれましたがDFとGKが身体を張って防ぎます。広島も37分には渡が右から仕掛けてペナルティエリアの中からシュートしましたが、シュミットの好反応に防がれます。そして後半40分、速攻から左サイドを破られると兵藤のクロスをハモン・ロペスに決められてついに同点に追いつかれてしまいました。
 何とか勝ちたい広島は直後に反撃して、後半41分に川辺のクロスをパトリックがゴールネットを揺らしましたが直前のプッシングでファウルを取られてノーゴール。またその直後には川辺がミドルを放ちましたが枠外に外れ、46分のパトリックのシュートも枠を捉えることができません。そして後半47分、吉野が持ち上がろうとしたところでハモン・ロペスに奪われ、石原崇からのパスを受けた松下がシュート。これがDFとGKの間を縫ってゴールネットを揺らし、衝撃的な敗戦となってしまいました。
 この試合の敗因はいくつかあると思いますが、第一はパスミスが多過ぎたことではないかと思います。相手の前からのプレッシャーをかい潜ることができず、ボールを奪われて何度もピンチになっていれば身体的、精神的ダメージが溜まるのは当然。全体的にラインが下がって波状攻撃を受けてしまったことが、守り切れなかった原因だと思います。またもう一つの敗因は、追加点が取れなかったこと。後半はサイドからの攻撃が機能して何度か決定的なチャンスを作りましたが、相手GKの好守もあって決め切ることができませんでした。後から映像を見るとサロモンソンのシュートが防がれたシーンではDFの手に当たっていたのですが、これが審判に見逃された不運もあって、追加点を奪えなかったのが最後に響いてしまいました。更にACLと平行して戦ってきた疲れが影響していたのもあったでしょう。仙台のように前からプレスをかけてくるチームを相手にした場合、後半になるとプレッシャーが弱まって流れをつかむことができることが多いのですが、この日は最後まで仙台を上回ることができませんでした。サッカーダイジェストの記事によると「広島は足を攣る選手が続出で守備強度を保てず」だったそうですが、やはり半分入れ替えたとは言え広州恒大戦からの連戦だった広島に対して仙台は「全取っ換え」でルヴァン杯を戦ったことが、影響したのかも知れません。あと数分間守り切れれば勝ち点3を取れたかも知れないのにゼロに終わったのは残念ですが、これだけ敗因があれば敗れたのは致し方ない、と言わざるを得ないでしょう。
 この結果サンフレッチェは4連敗で更に順位が下がって8位となりました。首位のFC東京は勝点27なので勝点差は10。最下位の鳥栖は勝点7なのでこちらも勝点差は10と言うことで、ちょうど真ん中に位置することになりました。今シーズンは一時首位に立っていたことを考えると残念ではあるのですが、しかしプラスマイナスが同じになって、再びスタートラインに立ったと思えばいいでしょう。精神的なダメージの残る敗戦ではありますが、ここは何としても切り替えて、次節に臨んで欲しいと思います。

広島公式サイト  仙台公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ  戦評
日刊スポーツ  スコア詳細  戦評  松下劇的V弾
サッカーダイジェストWeb  J1採点&寸評  戦評
<19.5.12> サッカーダイジェストWebによると、今日は1トップにドウグラス・ヴィエイラ、トップ下に柴崎と渡が予想されています。一方の仙台は4バックの予想ですが、城福監督は「4バックも3バックもほとんど分からない...原則のところは変えずにチームの良さを生かしながらシステムを変えてチームに刺激を与えていることだと思う」と語っています。前節川崎F相手に3失点した仙台は、同じことを繰り返さないように守備を修正して臨むはず。今日は相手の対策を打ち破って、4試合ぶりに得点して勝利を挙げて欲しいと思います。
 今日の試合会場はユアテックスタジアム仙台で、キックオフは午後1時5分。テレビ放送はNHK仙台、NHK広島とDAZNとなっています。今日は現地観戦の予定なので、ブログでの速報はできません。スタジアムに行けない&TVやDAZNを見れない方は、Jリーグ公式ページやモバイルサイトの速報をどうぞ。
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