6/16〜6/22のSANFRECCE Diary


<19.6.22> 昨日(現地時間一昨日)、コパ・アメリカ ブラジル2019グループステージ第2節でウルグアイと対戦した日本代表は、三好の2ゴールで2度勝ち越したものの追いつかれて2-2で引き分けました。日本代表はチリ戦から先発6人を入れ替えて、GK:川島、DF:岩田(→立田87分)、冨安、植田、杉岡、MF:三好(→久保83分)、柴崎、板倉、中島、FW:安部(→上田67分)、岡崎。1分にスアレスがロングシュートを放ってわずかに上に外れ、3分には三好のクロスに岡崎が合わせるなど立ち上がりからオープンな展開になります。10分には安部のパスを岡崎がヘディングで狙いましたが枠外。12分にはCKから杉岡が狙いましたがDFにブロックされます。逆に13分にはカバーニのクロスにスアレスがフリーで合わせましたが川島の正面を突いて助かります。柴崎のパス回しと中島のドリブルでリズムを作る日本。またウルグアイのスピードに乗った攻撃もDF陣が対応します。そして前半25分、スローインを受けた柴崎が右サイドに大きく展開。これを受けた三好がドリブルで突き進むとそのままニアサイドを打ち抜き、日本が先制点を奪いました。
 先制後もペースを落とさず攻める日本。前半26分にはペナルティエリア内で岡崎が倒されましたがノーファウル。逆に29分にはシュート体勢に入ったカバーニに植田が対応します。主審はそのまま流したもののVARが発動してPKが与えられると、これをスアレスが沈めて同点に追いつかれてしまいました。この後も両チームはオープンに攻め合って、36分にはカバーニがミドルを放ちましたがバー。また39分にはCKからヒメネスにシュートを打たれましたが川島がキャッチします。逆に42分には岡崎が相手のパスをカットして持ち上がり、ペナルティエリア手前からシュートしましたがDFに当たって枠を外れます。後半の立ち上がりは日本が攻勢に出て、1分には中島がルーレットで抜け出そうとするところを倒されましたが、今度はVARは発動せず流されます。逆に後半3分にはFKのこぼれをカバーニに打たれましたが枠外。4分にもスアレスのシュートが枠をかすめ、9分には速攻からカバーニが抜け出しましたが川島が立ちはだかります。そして後半13分、速攻から杉岡のクロスはGKが止めましたが詰めていた三好が押し込み、日本が再び勝ち越しました。
 この後はウルグアイの反撃を受けて、16分にはスアレスの強烈なシュートがゴールを襲いましたが川島が弾きます。しかし後半20分、CKからヒメネスに頭で流し込まれて同点に追いつかれてしまいます。更にウルグアイは追加点を狙って波状攻撃を仕掛けてきましたが守備陣が何とか耐えます。終盤はほぼ一方的に攻められたものの追加点は許さず、勝点1を分け合うことになりました。
 チリ戦では南米との力の差を見せつけられた形となった日本代表でしたが、この日は違いました。前半から果敢な攻めでペースをつかむと、三好の見事なシュートで先制ゴール。その後微妙な判定で同点に追いつかれながらも気落ちせずに攻め続け、速攻から2点目を奪いました。また終盤は攻め込まれて危ないシーンを作られたものの、チーム一丸となって勝点1を確保しました。経験豊富な川島と岡崎がチームを落ち着かせていた、と言うことはありますが、それでも若いチームが全体として成長していることを示した結果だった、と言えるのではないでしょうか。第2節の結果グループCはチリの2位以上が確定してノックアウトラウンド進出が決まり、3位以上が確定したウルグアイもほぼ決まり、と言う状況になりました。日本はウルグアイが勝つか引き分ければ3位以下となり、ノックアウトラウンド進出は他のグループ次第と言うことになりますが、いずれにせよ次は何としても勝ちたいところ。誰が出ることになっても、更に成長した姿を見せて欲しい、と思います。

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<19.6.20> 「第43回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会」(通称クラセン)の中国地区予選決勝ラウンドが行われ、サンフレッチェ広島ユースは首位で26回目の出場権を獲得しました。最終予選の結果と順位表は次の通り。
【第1節】
広島ユース 3-1 岡山U-18
山口U-18  0-2 鳥取U-18

【第2節】
鳥取U-18  1-2 広島ユース
山口U-18  2-3 岡山U-18

【第3節】
広島ユース 2-1 山口U-18
鳥取U-18  0-6 岡山U-18

     勝点 勝 分 敗 得失差
1広島    9    3   0   0    +4
2岡山   6    2   0   1    +5
3鳥取    3    1   0   2    -5
4山口    0    0   0   3    -4
 この結果、広島ユース、岡山U-18、鳥取U-18の3チームが7/21から群馬県内で開催されるクラセンに出場します。
<19.6.19> 昨日アウェイで行われたACLラウンド16の1st legは、不運な失点を取り返すことができず0-1で敗れました。
 湘南戦で怪我をしたハイネルはそもそもACLの登録メンバーに入っていなかったと言うことで、右WBは清水が先発。その他は湘南戦と同じ布陣で戦いました。
       中林

   野上  吉野 佐々木

     川辺  稲垣(退場86分)
     (→パトリック74分)
清水             柏
(→東80分)
    渡      森島
    (→柴崎65分)
       ドグ

SUB:廣永、荒木、野津田、皆川
 対する鹿島はC大阪戦から2人入れ替えて、GK:クォン・スンテ、DF:チョン・スンヒョン、安西(→町田73分)、犬飼、MF:レオ・シルバ、永木、土居、三竿、遠藤(→伊藤80分)、FW:セルジーニョ、白崎(→山口90分)、と言うメンバーでした。立ち上がりは鹿島がペースを握り、セルジーニョや白崎がシュートチャンスを作ります。広島も11分にはドウグラス・ヴィエイラのクロスに清水が走り込んで惜しいシュートを放ち、22分には佐々木のパスにドウグラス・ヴィエイラが足を合わせましたが惜しくも枠を外れます。それに対して前半24分、クォン・スンテからのロングボールを起点に土居がドリブルで仕掛けてクロス。野上が対応して身体に当てたもののこれがゴール前に流れ、更に中林が相手と交錯してしまう不運もあってセルジーニョに押し込まれ、先制を許してしまいました。
 この後広島は反撃し、前半34分には渡がペナルティエリア内から狙いましたが惜しくも枠外。36分には森島がFKを狙ったものの決められません。後半も0分に三竿、15分に遠藤にミドルを打たれたものの、それ以外の時間帯は広島がボールを支配して攻め込みます。後半8分には清水のクロスに野上が頭で合わせましたが枠外。14分にはFKのボールを動かして稲垣がミドルを放ちましたがGK正面。後半25分にはドウグラス・ヴィエイラが思い切って狙いましたが枠を捉えることができません。後半41分には足を高く上げた、と言うことで稲垣が2枚目のイエローで退場しましたが、広島はパトリックをターゲットに攻め続けます。しかし鹿島の守備は最後まで崩れず、1点を追いつくことができずに敗れました。
 この試合のスタッツを見ると、ボール支配率は広島の60%、シュートは9対7と決して内容が悪かったわけではないようですが、城福監督が試合後に振り返っているように「ワンチャンスを決める力があるのが鹿島で、そこからゲーム運びも含め、我々のペースに持ち込むのに苦労した試合だった」と言えそう。湘南戦で示した方向性は見せたものの、まだまだ熟成が足りないと言うところなのではないでしょうか。2nd legは稲垣が出場停止でより厳しい戦いとなりますが、1週間の準備期間を有効に使って「後半90分」で逆転して欲しいと思います。


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Jリーグ公式サイト試合データ
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<19.6.19> 昨日(現地時間一昨日)コパ・アメリカの初戦を戦った日本代表は、チリに0-4で敗れて厳しいスタートとなりました。日本代表のメンバーは、GK:大迫敬、DF:杉岡、植田、冨安、原、MF:久保建、中山、柴崎、中島(→安部66分)、FW:前田(→三好66分)、上田(→岡崎79分)。序盤はアタッカー陣のスピードとクイックネスが生きてチャンスを作ったそうですが、しかし次第に球際で奪われるシーンが増えて押し込まれたとのこと。そして前半41分にセットプレーから先制点を許したのに対して、上田がビッグチャンスを決めることができず0-1で前半を終えました。そして後半も9分に追加点を許すとその後のチャンスを生かせず、逆に後半37分と38分に立て続けに失点して止めを刺されました。この試合は見ていないので想像するしか無いのですが、やはり日本代表の経験不足が出た模様。特に上田は何度もビッグチャンスをつかみながら決めることができなかったそうで、大事なところで落ち着きを失ったのが問題だったのではないかと思います。ただ、今回の日本代表はほぼU-22代表と言うべきメンバーで、経験が足りないのは当然のこと。むしろその「経験」を積むためにこの大会に参加しているわけで、むしろこの敗戦から何を学ぶか、が問われることになります。次の対戦相手のウルグアイも南米の古豪の一角で、しかも初戦でエクアドルを4-0で下しています。この相手に成長を見せることができるかどうか注目です。

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<19.6.18> 中国新聞などによると、今日は右WBに清水が入るだけで湘南戦のメンバーが先発することになりそう。湘南戦でつかんだ手応えを確信に変えることができるかどうか。相手がどこであろうとも、またどのように対策されようとも自信を持って戦い抜いて欲しいと思います。
 今日の試合会場はカシマスタジアムで、午後7時キックオフ。テレビ放送は日テレジータス(スカパー!ch608とCS257)と日テレNEWS24(スカパー!ch571とCS349)で生放送が予定されています。今日は仕事の関係でブログ速報はできません。スタジアムに行けない&TVを見れない方は、モバイルサイトの速報などをどうぞ。
<19.6.17> 明日はAFCチャンピオンズリーグラウンド16の1st leg。サンフレッチェはアウェイで鹿島アントラーズと対戦します。
 昨年初のACL制覇を果たした鹿島は、今年はプレーオフを勝って本戦出場を勝ち取りました。そして第3節までに勝点7を取ってグループリーグ突破が見えたか、に思えましたが、ホームの慶南戦で初めての敗戦。またジョホール・ダルル・タクシムにもマレーシア勢としてのACL初勝利を献上し、一転危機に陥りました。勝ち抜きのためには勝利しかない、と言う状況で迎えた最終節の山東魯能戦も、前半11分に先制点を奪われる苦しい展開になりましたが、途中から投入された伊藤の2ゴールで勝利。ACL2連覇に向けて歩を進めています。今季のこれまでの公式戦の戦績は次の通り。
ACLP ○4-1 ニューカッスル【鹿】伊藤、山本、セルジーニョ2、【ニ】バルガス
1H ●1-2 大分  【鹿】伊藤、【分】藤本2
2A △1-1 川崎F 【鹿】伊藤、【川】中村憲
ACL1 ○2-1 ジョホール【鹿】平戸、セルジーニョ、【ジ】ジオゴ
3H ○1-0 湘南  【鹿】安西
ACL2 △2-2 山東魯能【鹿】伊藤、【山】グラジアーノ・ペレ
4A ○3-1 札幌  【鹿】伊藤2、レアンドロ、【札】アンデルソン・ロペス
5A △1-1 磐田  【鹿】レオ・シルバ、【磐】松本
6H ○2-1 名古屋 【鹿】土居、レオ・シルバ、【名】ガブリエル・シャビエル
ACL3 ○3-2 慶南  【鹿】OG、金森、セルジーニョ、【慶】OG、ジョーダン
7A ●1-3 FC東京 【鹿】レオ・シルバ、【東】永井、ディエゴ・オリヴェイラ
8H ○1-0 仙台  【鹿】犬飼
ACL4 ●0-1 慶南  【慶】邦本
9A ●1-2 横浜FM 【鹿】安西、【横】仲川、マルコス・ジュニオール
10H ○3-0 清水  【鹿】土居、安部、安西
ACL5 ●0-1 ジョホール【ジ】シャフィク・アハマド
11A ○1-0 神戸  【鹿】セルジーニョ
12H ○5-0 松本  【鹿】レオ・シルバ、白崎2、セルジーニョ、中村充
ACL6 ○2-1 山東魯能【鹿】伊藤2、【山】フェライニ
13A ●0-1 鳥栖  【鳥】豊田
14A △1-1 G大阪 【鹿】土居、【G】食野
15H ○2-0 C大阪 【鹿】セルジーニョ、白崎
 前節はC大阪に前半から何度もチャンスを作られる苦しい展開になりましたが、ハーフタイムでの修正が功を奏し、PKで先制点を奪うと後半27分に白崎が追加点。終盤には若手を投入して試合を締めて、第12節以来のリーグ戦勝利を収めています。怪我人の続出もあってリーグ戦はなかなか波に乗り切れない鹿島ですが、それでも若手を起用しながらリーグでは3位に上がって来ています。明日はホームでの連戦と言うこともあるので、十分な広島対策を立てて待ちかまえているのではないでしょうか。
 対するサンフレッチェですが、サロモンソンに続いてハイネルが怪我で離脱したと言うことで、ここまでACLで全試合先発出場している清水が右WBに入りそうです。その他の選手はコンディション次第と言うこともあって予想が難しいところなので、湘南戦のメンバーをベースに次のように考えておきます。
       中林

   野上  吉野 佐々木

     川辺  稲垣

清水             柏

    渡      森島

       ドグ

SUB:廣永、荒木、東、野津田、柴崎、皆川、パトリック
 サンフレッチェにとってACLで日本のチームと対戦するのは初めてのケース。お互いに良く知っていると言うことと同時に、いつもとは違う雰囲気で戦う、と言う難しさがあるものと思われます。これまでチーム一丸となってJ1リーグとACLを戦ってきた経験を生かして、アウェイゲームから勝点を持ち帰ってきて欲しいと思います。
<19.6.16> 昨日トゥーロン国際大会の決勝でU-22ブラジル代表と対戦したU-22日本代表は、1-1の同点からPK戦に持ち込んだものの惜しくも敗れ、この大会初制覇を逃しました。日本のメンバーは準決勝から4人入れ替えて、GK:オビ、DF:大南、岡崎、田中駿、MF:長沼、田中碧、高、舩木(→相馬HT)、岩崎(→三苫65分)、FW:小川(→神谷80分)、旗手。対するブラジルは先発11人のうち欧州でプレーする選手を5人揃えていたそうです。日本は立ち上がりから果敢にフォアチェックをしかけて行ったそうですが、しかし徐々に押し返されると前半18分、パウリーニョのスルーパスからアントニーに決められ先制点を許しました。そしてその後は個人技を生かした攻撃に押し込まれたものの、前半39分に相手のクリアミスを拾った小川がボレーシュートを叩き込み、同点でハーフタイムを迎えました。後半も防戦一方となった日本でしたが時間が経つに従って相手の運動量が落ちて攻撃の圧力も落ちます。しかし日本も小川の負傷交代もあって攻め込む時間を作れずそのままタイムアップ。延長戦無しでのPK戦にもつれ込みました。そしてPK戦では日本が5人目の旗手が失敗したのに対してブラジルは5人全員が決めて、9回目の優勝を果たしました。

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