7/21〜7/27のSANFRECCE Diary


<19.7.27> 中国新聞によると、中林が横浜FMに期限付き移籍することが分かった、とのことです。2017年に岡山から復帰した中林は、林の離脱もあって14試合に出場しましたが、昨年はルヴァンカップの3試合のみ。また今季は大迫の台頭もあってリーグ戦の出場は湘南戦1試合、ACLは広州戦、メルボルン戦、鹿島戦の計5試合の出場にとどまり、天皇杯2回戦では廣永に出場を譲っていました。横浜FMは飯倉が神戸に移籍したため、経験豊富なGKが欲しいはず。その中で、横浜FMのアカデミー出身の中林に白羽の矢が立ったのではないかと思われます。
<19.7.26> サンフレッチェとG大阪は昨日、パトリック選手の期限付き移籍を発表しました。2017年のシーズン途中にG大阪から期限付き移籍で広島入りしたパトリックは、7/30の第19節鳥栖戦に先発すると続く磐田戦では1ゴール2アシストで勝利に貢献。その後もほぼ全試合に出場し、4ゴールを挙げてJ1残留に貢献しました。そして昨年は開幕からエンジン全開で活躍し、チームの2位躍進の原動力となりました。また得点王こそ逃したものの、33試合出場20得点とJ1での自己最高成績を残しました。そして昨年末に広島に完全移籍して背番号もエースナンバーの10を付けることになったものの、今季はなかなか調子が上がらず、また戦術変更も影響して出場機会が激減。ここまでのリーグ戦の先発出場は4試合にとどまっていました。ただ6月以降は復調し、8試合に出場して5ゴールを挙げてきただけにチームとしても認めたくない気持ちは強かったと思いますが、G大阪がパトリックの違約金を超える提示をしてきたこと、そして何よりパトリック本人がガンバへの復帰を希望したことが決め手となり、認めざるを得なかったものと思われます。今回の移籍は8/1から来年1/1までの期限付き移籍ということになっていますが、これは広島との公式戦には出場できなくするため。期限付き移籍期間終了後には、G大阪に完全移籍することになります。
 ところでサンフレッチェとしてはパトリックの穴を埋めるために補強に動いているとのことですが、今朝の中国新聞によると浅野琢磨選手の獲得に乗り出しているとのこと。アーセナルに所属する浅野はハノーファーへのレンタル期間が終了し、新シーズンをどこでプレーするかが決まっていないことから、移籍金の問題がクリアできれば復帰の可能性は高そうです。
<19.7.25> 中国新聞によると、パトリックのG大阪への移籍が決まったそうです。8/1から来年1/1までの期限付き移籍で、来季は完全移籍する見通しだとのこと。今日にも正式発表されることになりそうです。
<19.7.25> 昨日行われたクラセンのグループステージ第3節で、サンフレッチェユースは大宮に0-1で敗れてラウンド16進出を逃しました。メンバーは、GK:平野、DF:長澤、佐藤、影山、松本太、MF:西川(→光廣52分)、土肥、末次、福崎(→菅野70+1分)、FW:棚田颯(→鮎川45分)、鮎川。失点は後半8分にPKでした。
【第3節】
広島ユース 0-1 大宮U-18  【宮】瀬良
名古屋U-18 4-1 神戸U-18  【名】武内2、田邉、斉藤、【神】山内

      勝点 勝 分 負 得点 失点 得失差
1 名古屋   7   2   1   0    6     2     +4
2 大宮   6   2   0   1    2     1     +1
3 広島   4   1   1   1    3     3      0
4 神戸   0   0   0   3    2     7     -5

<19.7.24> 中国新聞によると、高橋壮也選手が広島を退団して海外クラブへの移籍を目指すことが分かりました。高橋は「挑戦したい気持ちが強かった」と語っていて、クラブも本人の意思を尊重するとのことで、近くスウェーデン1部リーグのクラブのトライアウトを受ける予定だそうです。
<19.7.24> 一昨日行われたクラセンのグループステージ第2日で、サンフレッチェ広島ユースは名古屋U-18と引き分けて勝点を4に伸ばしました。メンバーは、GK:平野、DF:長澤、佐藤、影山、松本太、MF:西川(→光廣63分)、土肥(→末次45分)、武内、福崎(→石上60分)、FW:棚田颯(→菅野45分)、鮎川。得点は後半21分、失点は前半28分でした。B組の結果は次の通り。
【第2節】
広島ユース 1-1 名古屋U-18 【広】鮎川、【名】武内
大宮U-18  1-0 神戸U-18  【宮】村上

      勝点 勝 分 負 得点 失点 得失差
1 広島   4   1   1   0    3     2     +1
2 名古屋   4   1   1   0    2     1     +1
3 大宮   3   1   0   1    1     1      0
4 神戸   0   0   0   2    1     3     -2
 広島ユースは今日の大宮U-18戦を引き分け以上でラウンド16進出が決まります。なお中国地域の他の代表は、岡山U-18は京都U-18と1-1で引き分けて初めての勝点を獲得しましたが、鳥取U-18は東京Vに0-7で大敗して敗退が決まりました。
<19.7.23> 中国新聞によると、パトリックにG大阪と浦和からの正式オファーがあったことが明らかになりました。両チームは広島が設定している移籍金を上回る金額を提示しているそうで、獲得に本腰を入れているとのこと。また他のJ1クラブも獲得の動きを見せており、争奪戦となっているとのことです。今季はなかなかコンディションが上がらず、また1トップへの対応にも苦しんでリーグ戦は13試合出場に留まっているパトリックですが、6月以降はリーグ戦、ACL、天皇杯の全試合に出場して5ゴールを挙げるなど調子が上がってきており、広島としては必要な選手であることは間違いありません。パトリックにはぜひ広島に残って、シーズン終了まで一緒に戦って欲しいものです。
<19.7.22> 「第46回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会」(通称クラセン)は昨日からグループステージが始まり、サンフレッチェ広島ユースは神戸U-18に2-1で勝って幸先良いスタートを切りました。メンバーは、GK:平野、DF:長澤、佐藤、影山、松本太、MF:西川、武内、福崎(→土肥62分)、FW:棚田颯(→有光47分→菅野69分)、鮎川、細谷。得点は前半20分と後半3分に細谷。失点は後半26分でした。B組の結果と順位表は次の通り。
【第1節】
広島ユース 2-1 神戸U-18  【広】細谷2、【神】佐々木
大宮U-18  0-1 名古屋U-18 【宮】倍井

      勝 分 負 得点 失点 得失差
1 広島   1   0   0    2     1     +1
2 名古屋   1   0   0    1     0     +1
3 神戸   0   0   1    1     2     -1
4 大宮   0   0   1    0     1     -1
 なお中国地域の他の代表は、鳥取U-18は仙台ユースに1-3で、また岡山U-18は横浜FCユースに2-3で敗れました。

サッカーダイジェストWeb 広島ユース・細谷航平の思い
<19.7.21> 昨日アウェイで行われたJ1リーグ戦第20節松本戦は、後半アディショナルタイムの失点で同点に追いつかれ、勝点2を取り落としました。
 ドウグラス・ヴィエイラが3試合ぶりに先発に復帰して、以下の布陣で戦いました。
        林

   野上  荒木 佐々木

     川辺  稲垣

ハイネル           柏

    柴崎    森島(→渡86分)
    (→松本泰79分)
       ドグ(→パトリック75分)

SUB:大迫、井林、清水、野津田
 対する松本山雅は、GK:守田、DF:今井、飯田、當間、MF:田中隼、パウリーニョ、宮阪(→安東90分)、高橋(→高木86分)、杉本、FW:高崎(→阪野59分)、前田、と言うメンバーでした。試合は序盤から広島がボールを回して、ブロックを作って待ちかまえる松本の守備を崩そうとする、と言う展開となります。広島は丹念にパスを回し、また前線が動いてマークを外してチャンスを作り、6分にはドウグラス・ヴィエイラがファーストシュートを打ちましたが枠外。19分には川辺がペナルティエリアの中に抜け出しましたが、バウンドが合わずにシュートは枠を外れます。松本は広島のボールを奪ったところからのカウンターを狙いますが、広島の中盤とDFラインが連係してシュートを打たせません。27分にはロングパスを受けた森島がニアサイドを狙いましたがわずかに枠外。29分には相手ゴール前でフリーになった柴崎がシュートしましたが、ポストを叩いたボールは外に跳ね返ります。松本は43分にCKからの流れで前田がシュートしましたがチャンスらしいチャンスはこれくらい。前半はシュート数でも決定機の数でも広島が上回ったものの得点は奪えず、スコアレスでハーフタイムを迎えました。
 後半に入っても攻める広島、守る松本。そして後半5分、ロビングのパスを森島が落とすとこれをドウグラス・ヴィエイラがスルーパス。抜け出した柏がゴールネットに突き刺して、広島が先制点を奪いました。
 その後も広島が流れを渡さず、8分にはドウグラス・ヴィエイラが惜しいシュートを放ちます。また16分にも素早いパス交換から柴崎が抜け出してシュートしたもののGKが反応します。阪野を入れて流れを変えようとする反町監督。その効果か、後半23分頃からは松本の波状攻撃を受けます。そして後半24分、右から仕掛けてきた田中隼磨を抑えきれず、低いパスを前田に決められて同点に追いつかれてしまいました。
 その後は再び広島のペースとなって、35分にはハイネルのシュートがバーを直撃。更にこぼれをパトリックがヘッドで狙ったもののGKにキャッチされます。そして後半39分、野上からのパスでパトリックが抜け出すと、DFとGKの動きを良く見てワンタッチでループシュート。これが見事にゴールネットに収まって、広島が再び勝ち越します。しかしその後は広島が時計を進めようとするものの、ホームの大声援をバックにした松本の圧力に押されて連続攻撃を受けます。後半アディショナルタイムも4分を過ぎようとした時間帯、松本の放り込みをクリアしきれず何度も攻め込まれます。そして最後はパウリーニョの前にこぼれたボールを叩き込まれて同点。広島に再び勝ち越すだけの時間は残されておらず、悔しい引き分けとなってしまいました。
 この試合、松本は序盤から守り重視で、広島がボールを持った時には全員が自陣に引いてブロックを作り、ボールを奪ったら前田を走らせてカウンター、と言う戦い方を選択しました。これに対して広島は前線の選手だけでなくWBやボランチも含めて流動的に動き、堅い守備に穴を空けて何度も決定機を作り出しました。また松本のカウンターに対してはスピードに振り切られることはあったものの、諦めずに追いすがってシュートまで持ち込ませませんでした。その結果前半は得点こそ奪えなかったものの攻守に圧倒。更に後半早々に先制点を奪い、その後も攻め手を緩めず決定機を作っていました。従ってそこでもう1点、2点取っていれば、相手の気持ちを折ることもできたものと思われます。
 しかし実際はそうはならず、追加点を奪えないままに相手にペースを握られて、守備の対応のまずさもあって失点。そしてせっかくパトリックのゴールで勝ち越しながら、残り数秒と言うところで追いつかれてしまいました。モバイルサイトのインタビューによると城福監督は「まずは2点目はもっと早く取らなくちゃならない」と言う言葉とともに「最後の失点シーンは...もっと賢くやらなくちゃいけない」と語っていますが、まさにその2点に尽きるでしょう。勝つべき内容の試合だったにも関わらず勝てなかったのは、松本にやられたわけではない。むしろ原因は自分たちの中にあると考えることが、必要なのではないかと思います。少なくとも5試合で1得点しか取れず5連敗した時からのモデルチェンジには成功しつつあるのですから、この「変革」を止めないこと。この試合の反省を活かして、チーム全体がレベルアップすることが求められます。来週末はリーグ戦はお休みで、次は7/31に行われる川崎Fとの対戦となります。そこまでの10日間の準備期間を有効に使って、次はより成長した姿を見せて欲しい、と思います。

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