8/4〜8/10のSANFRECCE Diary


<19.8.10> 中国新聞によると、柴崎は札幌戦で左足の親指を痛めたらしく、2試合連続で野津田が先発することになりそうです。またレアンドロ・ペレイラも昨日の実戦形式の練習では点を奪いに行く4-4-2の布陣でツートップの一角に入って主力組でプレーしたらしく、今日のG大阪戦でのベンチ入りの可能性が高そう。更に佐々木もベンチには入る模様です。対するG大阪は食野のマンチェスター・シティ入りが決定して既に渡英している一方で、復帰した井手口が先発から出ることになりそうです。
 今日の試合会場はパナソニックスタジアム吹田で午後7時キックオフ。試合中継はDAZNのみとなっています。今日は現地観戦につきブログでの速報はできませんので、スタジアムに行けない&DAZNを見れない方は、Jリーグ公式サイトかモバイルサイトの速報をご覧下さい。
<19.8.9> 明日はJ1リーグ戦第22節。サンフレッチェはアウェイでG大阪と対戦します。
 前半戦はなかなか調子が上がらず降格圏に沈んでいたG大阪は、システム変更と若手の大量抜擢で調子を上げてきました。そして夏の移籍マーケットでファン・ウィジョ、今野、中村、米倉らが退団した一方で宇佐美、パトリック、井手口らを獲得して、反撃態勢を整えています。6月以降の公式戦の戦績は次の通り。
14H △1-1 鹿島  【G】食野、【鹿】土居
15A △0-0 磐田
LPO1 ○4-1 長崎  【G】田中達、倉田、アデミウソン、中村、【長】大本
16H ○1-0 湘南  【G】食野
LPO2 ●0-2 長崎  【長】島田、畑
17A ○3-1 松本  【G】ファン・ウィジョ2、倉田、【松】飯田
天2 ○7-1 讃岐  【G】中村3、食野、高木2、アデミウソン、【讃】荒堀
18A ●1-3 FC東京 【G】小野瀬、【東】永井2、ディエゴ・オリヴェイラ
19H ○1-0 清水  【G】矢島
20A △2-2 名古屋 【G】アデミウソン、宇佐美、【名】前田、宮原
21A △2-2 神戸  【G】倉田、パトリック、【神】イニエスタ、増山
 前節は相手のDFラインのギャップを突く攻撃で2点のリードを奪いながら、終盤に追いつかれて「勝点2を失った」(宮本監督)試合となりました。明日は広島からレンタル中のパトリックは出場できませんが、宇佐美のFW起用や食野の先発など手はあるので、十分な広島対策を立てて迎え撃とうとしているに違いありません。
 対するサンフレッチェですが、前節大事を取って欠場した佐々木が出場できるようであれば、川崎F戦と同じメンバーで戦う可能性が高そうです。と言うことで、メンバー予想は次の通り。
       大迫

   野上  荒木 佐々木

     川辺  稲垣

ハイネル           柏

    柴崎    森島

       ドグ

SUB:林、井林、サロモンソン、青山、野津田、渡、レアンドロ・ペレイラ
 ポゼッションサッカーに舵を切った湘南戦から7試合を4勝3分けと負けなしで来ているサンフレッチェ。その結果4位鹿島とは勝点差3、2位川崎F、3位横浜FMとは勝点差4に迫っています。明日も酷暑の中での試合が予想されますが人もボールも走るサッカーで、勝点を積み重ねて上位に食らいついて欲しいと思います。
<19.8.9> 昨日「広島国際ユース」の初戦が行われ、サンフレッチェ広島ユースは広島県高校選抜U18に1-0で勝ちました。またもう1試合はシドニーFCがU18ライト・トゥ・ドリームに1-0で勝ち、2チームが首位に並びました。
<19.8.7> 毎年恒例の「Balcom BMW CUP広島国際ユースサッカー」が明日から始まります。今回参加するのはサンフレッチェ広島ユース、広島県高校選抜U18のほか、ガーナのライト・トゥ・ドリームとオーストラリアのシドニーFC。試合は35分ハーフで、試合日程は次の通り。
8/8 (木)16:00 広島県高校選抜U18×広島ユース
     18:00 ライト・トゥ・ドリーム×シドニーFC

8/10(土)16:00 広島ユース×ライト・トゥ・ドリーム
     18:00 広島県高校選抜U18×シドニーFC

8/11(日)15:00 広島ユース×シドニーFC
     16:40 広島県高校選抜U18×ライト・トゥ・ドリーム

<19.8.6> 昨日、レアンドロ・ペレイラ選手の新加入記者会見を行いました。オフィシャルホームページによると、足立強化部長は冒頭で「パルメイラス、シャペコエンセ、ベルギーのチームと渡り歩いた実績十分の選手」だと紹介。残り14試合を戦い抜くために獲得した、と狙いを説明しました。一方レアンドロ・ペレイラは、「ヘディングとシュートは自分の強み...自分も、パスを回すサッカーには合っていると思っています」と自己紹介。「自分が移籍してきたのは優勝するため」と決意を述べました。
 なおモバイルサイトによると足立強化部長は「レアンドロ・ペレイラはパトリックの移籍前からずっと追いかけていた選手だった」と紹介。松本でハードなトレーニングをしながら日本のサッカーにフィットしてきたことから「あとは、広島のサッカーにフィットするかどうか、そこに集中して欲しい」と期待を述べました。また移籍して行った選手が多かった点については「今季はACLもあって、シーズン当初から少し多めの陣容を組んでいた。確かに何人か抜けているが、チームのバランスはとれています」と説明。ここで「レアンドロ・ペレイラと言うピースがはまれば、特別な補強は必要ない」と述べています。ターンオーバーしつつ戦いながら成長させてきた選手たちを更に伸ばして行くことで、十分にリーグ戦もカップ戦も戦って、そして結果を出せるのではないでしょうか。
<19.8.5> 昨日讃岐との練習試合を行い、2-3で敗れました。広島の得点は後半5分にレアンドロ・ペレイラ、36分に松本大。失点は前半8分と後半44分に濱口、後半6分に福家でした。
<19.8.5> サンフレッチェ広島と松本山雅は昨日、水本裕貴選手とレアンドロ・ペレイラ選手の期限付きの「交換トレード」を発表しました。
 三重県出身の水本は2004年に千葉(当時は市原)でプロとしてのキャリアをスタートすると、オシム監督の下で成長して2006年シーズンからレギュラーに定着。またA代表にも選出されて、移籍金3億円(推定)で2008年にG大阪に移籍しました。その後半年で京都へ完全移籍することになったものの、京都では2年半で85試合に出場するなど主力として活躍し、北京五輪の代表メンバーにも選ばれました。そして2011年には京都のJ2降格に伴って広島に完全移籍すると、その5月には頭蓋骨骨折と急性硬膜外血腫と言う命にも関わる大怪我を負いながらも復活。翌年には広島のリーグ初優勝に貢献してJリーグベストイレブンに選出され、4年ぶりにA代表にも復帰しました。そしてその後も広島のDFラインを支え続けV3に貢献。2015年にJ1新記録となる127試合連続フルタイム出場を達成するなど、広島を代表する選手の一人となっていました。今季は戦術の変更と荒木、吉野の成長もあってリーグ戦の出場機会は無く、公式戦出場はACLの3試合と天皇杯の1試合にとどまっていましたが、その危機察知能力と高い技術はまだまだ通用するはず。松本は橋内、エドゥアルドらDF陣に怪我人が続出しているだけに、DFリーダーとしての活躍が期待されているのではないでしょうか。
 一方松本から加入するレアンドロ・ペレイラは、昨年はブラジルのシャコペエンセでプレーして34試合で11ゴールを挙げて松本に完全移籍で加入しました。そして第7節の湘南戦でミドルシュートを決めてJリーグ初ゴールを決めるなど12試合出場で2得点を挙げていますが、スピードと守備力を求める松本の戦術に合わなかったようで、7月以降は出場機会を失っていました。190cmの長身を活かしたヘディングが武器で、足下の技術も高くキープ力があるとのことなので、ドウグラス・ヴィエイラに何かあった時の代役として期待できるのではないでしょうか。
<19.8.4> 昨日ホーム・エディオンスタジアム広島で「ピースマッチ」として行われたJ1リーグ戦第21節札幌戦で、サンフレッチェは稲垣のゴールを守りきって1-0で勝ち、5位をキープしました。
 野津田と出場停止明けの野上が先発した以外は川崎F戦と同じメンバーで、以下の布陣で戦いました。
       大迫

   井林  荒木  野上

     川辺  稲垣
     (→青山63分)
ハイネル           柏

    野津田   森島(→渡86分)
    (→柴崎81分)
       ドグ

SUB:林、吉野、東、サロモンソン
 対する札幌は、GK:ク・ソンユン、DF:進藤、キム・ミンテ、福森、MF:白井、宮澤、深井(→ルーカス・フェルナンデス73分)、菅、鈴木、チャナティップ、FW:ジェイ(→アンデルソン・ロペス75分)、と言うメンバーでした。札幌は前からプレスをかけてくる感じではなく、後ろにブロックを作って守りを固めカウンターを狙います。それに対して広島はパスを繋いで攻め込もうとしますが、やはり中2日で試合に臨んでいることによる身体の重さは如何ともし難く、パスを引っかけられて逆襲を受けます。2分には白井の右からのクロスにジェイがフリーでヘディングしますが大迫がキャッチ。16分にも白井のクロスにジェイが合わせましたがポストが弾きます。続いて21分には白井の突破からクロスがゴール前を横切りましたが、飛び込んだジェイと鈴木には合わず助かります。広島がようやくファーストシュートを打てたのは前半28分で、波状攻撃から野津田がシュートしましたがブロックされます。運動量に勝る札幌はその後も広島ゴールに迫ると、35分には菅のクロスにジェイが合わせましたがこれもバーに当たって助かります。更に44分には福森のCKに鈴木が頭を合わせましたがシュートは枠外に外れます。前半は広島のシュートは1本だったのに対して札幌は6本。しかもそのうち4本は決定的なシュートながらポストやバーにも助けられて、スコアレスでハーフタイムを迎えました。
 後半の立ち上がりは広島がチャンスを作り、1分にはドウグラス・ヴィエイラがドリブルで持ち上がりましたがシュートには至りません。そして後半3分、柏が左サイドのスペースにパスを送ると、森島が一気のスプリントでボールをキープして斜めのパスを送ります。するとそこに上がってきていた稲垣がコースを狙ってシュート。これが見事にネットを揺らして、広島が先制点を奪いました。
 この後は引きぎみでブロックを作る広島に対して、札幌が攻める時間帯が続きます。13分にはチャナティップが突破してシュートしましたがサイドネット。22分にはチャナティップのクロスを鈴木が叩きつけるようなヘディングで狙いましたが枠外に外れます。広島は時折カウンターから攻め込み、31分には森島がシュートしましたがGKの好セーブに防がれます。札幌はチャナティップが、ルーカス・フェルナンデスが、白井がシュートを放ちますが正確性が無く助かります。広島は今季リーグ戦初出場の青山が中盤を引き締め、後半アディショナルタイムには強烈なシュートも放ちます。そして5分に及んだアディショナルタイムも危ないシーンを作らせることなく、1点のリードを守って逃げ切りました。
 「日本で一番暑い2,3週間の中での中2日の日程というのは、われわれにとって本当に厳しかった」と城福監督が語るまでもなく、中2日の広島と中13日の札幌とではコンディションの差は歴然でした。広島はいつものようにパスを繋ぎつつ相手陣内に攻め込もうとするものの、ギリギリのところでのパススピードや身体のキレが無かった感じ。決定的なチャンスと言えば、得点に繋がった後半3分のシーンだけだった、と言っても過言ではありません。それに対して札幌は白井、菅、チャナティップらのスピードとジェイの高さを活かした攻撃で、前半から何度も決定的なシーンを作りました。ペトロヴィッチ監督は試合後に「われわれは負けてはいけないゲームだったと思うし、負けてはいけない展開だった」と語っていましたが、これは決して負け惜しみではなく、内容的には札幌の試合だった、と言って間違いありません。
 ただそのような厳しい試合でも勝てたのは、広島の選手たちの精神的なタフネスのおかげではないか、と思います。ミスでボールを失っても全員でカバーに走り、相手にかわされても最後まで食らいつく。どんな時でも諦めずに球際で戦い続けたことが、相手のシュートミスを生んだのだ、と言えます。勝利の要因に運があったのも確かだと思いますが、それを引き寄せたのはチーム全体の「気持ちの引力」があったからこそだ、と思います。
 ここからしばらくはリーグ戦は週1試合で進みますが、その間には天皇杯もルヴァンカップもあるためギリギリの状態での戦いを余儀なくされることもあるでしょう。その中で勝ち抜いて行くのに必要なのは、この日の戦いのように気持ちで負けないことだと思います。残り13試合となってリーグ戦はここからが正念場。最後まで優勝の可能性を信じて、戦い抜いて欲しいと思います。

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<19.8.4> 中国新聞によると、サンフレッチェが獲得を検討していた浅野のパルチザン・ベオグラードへの移籍が決まりました。サンフレッチェは浅野のプレーの場が決まらない、と言う事態を想定して正式オファーの準備を進めていたそうですが、昨日アーセナルからの連絡があったとのこと。浅野自身も「欧州でやりたい」と言う強い希望を持っていたそうで、広島としてもその気持ちを尊重したそうです。山本社長は「いずれは戻ってきてくれると思っている。引き続き追いかけたい」と語り、将来の広島復帰の可能性を示唆していたそうです。
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