9/15〜9/21のSANFRECCE Diary


<19.9.21> 水曜日に行われたAFC U-16選手権2020予選のグループリーグ初戦で、U-15日本代表はラオスに4-0で勝って幸先良いスタートを切りました。まず、今回選出されたメンバーは次の通り。
【GK】宮本(名古屋U-18)、松原(讃岐U-15)、佐賀(JFAアカデミー福島U15)
【DF】杉田(横浜FCユース)、溝口(鹿島ユース)、藤田(C大阪U-15)、
    田代(神戸U-15)、東(高川学園中)、池谷(横浜FCJrユース)、
    植田(京都U-15)、鈴木吏(JFAアカデミー福島U15)
【MF】梶浦(FC東京U-18)、山崎(横浜FCユース)、楢原(鳥栖U-15)、
    坂井(ソレッソ熊本)、南野(G大阪Jrユース)、福井(鳥栖U-15)、
    北野(C大阪U-15)、大迫(神村学園中)
【FW】森本(広島ユース)、鈴木大(G大阪Jrユース)、逢坂(柏U-15)、
    内藤(甲府U-15)

※小林(甲府U-15)、齋藤(千葉U-18)に代わって田代を招集。梶浦は怪我のため離脱
 JFA公式サイトによると、ラオス戦のメンバーは、GK:宮本、DF:池谷、鈴木吏、植田(→大迫70分)、田代、MF:山崎(→北野86分)、楢原、坂井(→藤田78分)、福井、FW:南野、鈴木大。前半はホームサポーターの声援を受けたラオス相手になかなかペースを握れなかったそうです。しかし前半25分に福井のミドルを鈴木大が押し込んで先制点を奪うとその直後にも楢原がゴール。後半も18分に山崎、30分に鈴木大が追加点を奪って勝利しました。

ゲキサカ  試合記録  緊張の初戦を4-0大勝  鈴木大が2発
<19.9.20> 月曜日に行われた高円宮杯プレミアリーグウェストの第13節で、サンフレッチェ広島ユースは愛媛U-18を2-0で下して連敗を3で止めました。広島のメンバーは、GK:平野、DF:佐藤、松本太(→内海90+3分)、伊藤、MF:西川、細谷、池田、光廣(→土肥HT)、FW:影山、鮎川、福崎(→棚田颯61分)。得点は前半26分に影山、後半38分に鮎川でした。第13節の全結果と順位表は次の通り。
【第13節】
神戸U-18  4-3 福岡U-18
東福岡高  0-1 G大阪ユース
大津高   1-1 C大阪U-18
名古屋U-18 6-1 京都U-18
愛媛U-18  0-2 広島ユース

         勝点 試合 勝 分 敗 得失差
1 G大阪ユース  28    13    9   1   3   +24
2 名古屋U-18   26    12    8   2   2   +21
3 京都U-18    25    13    8   1   4   +10
4 大津高     24    13    7   3   3    +1
5 広島ユース   19    13    6   1   6    +7
6 神戸U-18    18    13    6   0   7    -3
7 東福岡高    18    13    6   0   7    -9
8 C大阪U-18   13    12    4   1   7    -6
9 福岡U-18    12    13    3   3   7   -17
10 愛媛U-18     3    13    1   0  12   -28

<19.9.19> 昨日エディオンスタジアム広島で行われた天皇杯4回戦(R16)は、PK戦までもつれ込みましたが10人目で止められて、3年連続でベスト8進出を逃しました。
 サンフレッチェは横浜FM戦から先発4人を入れ替えて、以下の布陣で臨みました。
       大迫

   野上  荒木 佐々木

     松本泰 柴崎
     (→青山71分)
エミル            柏
(→ハイネルHT)
    森島     東(→松本大106分)

        渡(→川辺63分)

SUB:林、井林、稲垣
 大分は前節から7人入れ替えて、GK:高木、DF:三竿、鈴木、丸谷、MF:星、小手川(→島川75分)、高山、長谷川(→松本怜98分)、FW:小塚(→後藤88分)、オナイウ、伊藤(→小林成68分)、と言うメンバーでした。前半5分に高い位置で奪って良い形を作ったものの守られてしまうと、その後は大分のペース。広島のプレスがはまらずなかなか奪えず、またサイドのスペースを狙ってロングパスを出してもなかなか合いません。17分にはGKのミスから松本泰がフリーになりましたが、シュートは当たり損なってDFがクリア。19分にはFKに荒木が頭を合わせましたが枠外に外れます。その後は再び大分に押し込まれ、23分には伊藤に中央を割られて決定的なシュートを打たれましたが大迫が好反応で防ぎます。そして前半33分、ペナルティエリア内でサロモンソンが奪ったもののパスが流れ、これを伊藤に拾われます。荒木がカバーに行ったもののかわされてシュートを打たれ、先制点を許してしまいました。この後も大分にパスを回され、逆にボールを持っても出しどころが無くチャンスも作れないままにハーフタイムを迎えました。
 後半は開始早々にオナイウに危ういシュートを打たれたものの、その後は広島のペース。ハイネルの前への推進力を生かして大分を押し込みます。11分には柴崎がシュートしたものの枠外。13分には森島がドリブルからシュートを放ちましたが枠を捉えることができません。続いて16分には松本泰のシュートのこぼれをハイネルが狙いましたが、強烈なシュートはバーに弾かれます。その直後に城福監督は、ハイネルをFWの位置に上げるとともに川辺をトップ下に入れる、と言う賭けに出ます。そしてそれは功を奏して、20分には川辺とのワンツーで抜け出したハイネルが倒れ込みながらシュートしたもののGKのファインセーブに阻まれます。その後もチャンスを作り続ける広島。30分にはセットプレーから続けざまに大分ゴールを脅かします。そして後半34分、柴崎のクロスをハイネルが思いきってバイシクルシュート。これが見事にゴールネットを揺らして、ようやく同点に追いつきました。
 その後もボールを支配して追加点を奪いに行く広島。36分にはハイネルがシュートしたものの枠外に外れ、40分には青山がミドルを放ちましたがGKに抑えられます。後半アディショナルタイムには大分に決定機を作られたものの大迫とDFが気迫で守り、延長戦に突入しました。
 延長に入っても攻め続ける広島。大分は足を攣らせながらも必死で守ります。広島は延長後半9分に川辺が決定的なシュートを放ち、逆に大分にも13分と15分にチャンスを作られたものの得点は許さず、PK戦に突入。ルール変更後のPK戦はGKが先に動くとイエローカードが出る、と言うこともあって、キッカー有利で進みます。そして両者とも9人ずつ決めた後で蹴った柴崎はコースを狙ったものの弱く高木がキャッチ。続く鈴木のキックは大迫が止められず、悔しい敗退となりました。
 札幌との2試合で4失点、横浜FM戦で3失点と守備が崩壊して苦しくなっていた広島としては、まずは失点を防ぐことに注意しながら試合に入ったのではないか、と思います。しかしその思いが強すぎたのか、あるいは慎重になりすぎたのか、前半はなかなか重心が前にかからない流れとなってしまいました。失点シーンはサロモンソンのミスが原因でしたが、しかしそこまでの流れを考えれば止むを得ない、とも言えるもの。守備ではプレスがはまらず大分に回され、攻撃では狭いところでのパス回しに終始して崩せない、と言う流れが続き、内容に乏しい前半だった、と言えるでしょう。
 それに対して後半は、高い位置からのプレスをかけ続けるとともに前線に何度も飛び出してシュートまで持ち込んで、躍動感に溢れる内容となりました。特にハイネルをFWに上げてからは流動的なポジションチェンジが相手DFの混乱を呼んで、チャンスを作り続けました。ドウグラス・ヴィエイラとレアンドロ・ペレイラが怪我をして攻撃陣の再編が課題となっていた広島としては、一つの回答を得た、と言っても良い後半だった、と言えるかも。あとは「本職」のゴールゲッターが渡しかいないなかで、いかに決定力を上げて行くか。またハイプレスと守備のバランスをいかにとって行くか、が課題なのではないでしょうか。
 この試合の結果、R16で終わったACL、R8で終わったルヴァンカップに続いて、天皇杯も敗退となってしまいました。可能性のあったカップ戦を1つも取れなかったのは残念、としか言いようがないのですが、しかしメンバーを入れ替えながら戦ってどの大会でもここまで来たと言うことは、チームの到達点としては悪くない、と思います。残る戦いはリーグ戦の8試合だけになってしまいましたが、しかし逆に言えば1試合1試合に十分な準備をして臨めるわけで、前線必勝の体勢で行けばいい。厳しくなったとは言えまだ可能性のあるリーグ戦を、最後まで優勝を目指して戦い抜いて欲しいと思います。

ブログ速報  前半  後半  延長前半  延長後半
広島公式サイト
JFA公式サイト試合データ
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ  戦評
<19.9.18> モバイルサイトによると昨日の練習では柴崎と松本泰のダブルボランチでやっていたとのこと。また松本大の1トップやパワープレーのトレーニングも試すなど、いろいろなオプションを考えながら準備していたそうです。一方の大分はこの夏に獲得した田中、島田、小林が前所属で天皇杯に出場していることから今日はプレーできないなど、メンバーが読めないところがあります。前回の対戦ではチャンスを作りながらもスコアレスドローに終わっただけに、攻撃陣の爆発に期待したいものです。
 今日の試合会場はエディオンスタジアム広島で、午後7時キックオフ。テレビ中継はスカパー!ch607とCS250のスカイA、及びch586で生放送が予定されています。今日はブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&TVを見れない方はご覧下さい。
<19.9.17> 明日は天皇杯ラウンド16。サンフレッチェはエディオンスタジアム広島で大分トリニータと戦います。
 大分は7/27の第20節川崎F戦からリーグ戦6試合勝ち無しで、特にこのところ3試合は得点も無しと苦しんでいましたが、前節は久々に勝って8位をキープしています。前回の対戦以降の戦績は次の通り。
24A △0-0 広島
25A △0-0 松本
26H ○2-1 湘南  【分】三平、伊佐、【湘】野田
 前節湘南戦はJ1リーグ戦初先発の伊佐の1ゴール1アシストの活躍で、J1リーグ戦のホーム通算50勝を達成しています。過去にナビスコカップを制したことはあるものの、天皇杯はベスト8が最高成績の大分。まずは明日の勝利でクラブ記録に並ぶ、と言うつもりで広島に乗り込んでくるに違いありません。
 対するサンフレッチェですが、激闘だった横浜FM戦の消耗が気になるところ。特に後半終了間際に柏が負傷していることも考えると、メンバーを入れ替えて戦う可能性が高そうです。と言うことで、私のメンバー予想は次の通り。
       大迫

   野上  吉野  井林

     松本泰 柴崎

エミル           清水

    野津田   森島

       松本大

SUB:林、荒木、稲垣、ハイネル、青山、川辺、渡
 怪我人続出により出場できるメンバー自体が少ないサンフレッチェですが、このような時こそチームの総合力が問われるところ。誰が出場することになったとしてもお互いに助け合って、天皇杯制覇に向けて前進して欲しい、と思います。
<19.9.16> モバイルサイトによると、城福監督は試合終了間際に負傷した柏選手について「ひょっとしたら重い打撲かも知れない」と語っています。試合中はアドレナリンが出ているため少々の痛みは感じないものですが、「打撲であれだけ痛がると言うのはそんなに簡単に治る感じではないかもしれない」とのこと。少なくとも水曜日の天皇杯4回戦は欠場して、2週間後に備えることになるのではないでしょうか。
<19.9.15> 昨日三ツ沢で行われたJ1リーグ戦第26節横浜FM戦は0-3で敗れ、連続負けなしは11試合で止まりました。
 ルヴァン杯2nd legのメンバーから4人入れ替えて、以下の布陣で戦いました。
       大迫

   野上  荒木 佐々木

     青山  稲垣
     (→柴崎80分)
ハイネル           柏
(→エミル75分)
    川辺     東
           (→森島57分)
        渡

SUB:林、井林、松本泰、松本大
 対する横浜FMは、GK:杉本、DF:松原、チアゴ・マルチンス、畠中、ティーラトン、MF:扇原、喜田(→大津85分)、マルコス・ジュニオール(→渡辺75分)、FW:エリキ、仲川、遠藤(→マテウス78分)、と言うメンバーでした。立ち上がりから両チームともアグレッシブな試合を展開し、5分にはDFラインからパスをつないで渡がファーストシュートを放ちましたがGKにキャッチされます。また12分には川辺のパスで裏を突いたハイネルがシュートしましたがこちらもサイドネット。31分には右からの川辺のクロスに渡が頭を当てましたがDFが寄せて枠外に外れます。横浜もスピードを生かした攻撃でチャンスを作り、8分にはスルーパスで抜け出した遠藤に右からのシュートを打たれましたがサイドネット。34分には中盤で奪われマルコス・ジュニオールにシュートされましたが枠外で助かります。また前半アディショナルタイムにはカウンターから遠藤のシュートを許しましたが大迫が正面でキャッチします。前半はお互いに持ち味を出しながらも得点は無いまま、ハーフタイムを迎えました。
 後半最初にチャンスを作ったのは横浜で、1分に遠藤のドリブルからのパスにエリキが合わせましたが枠外。5分にはDFラインで奪われてマルコス・ジュニオールにシュートを打たれましたが弱く大迫が抑えます。7分にはパスで相手のプレスをかわし、柏がシュートしましたが惜しくも枠外。8分には遠藤のクロスにエリキが頭で合わせましたが上に外れます。12分に青山がミドルを放った後は横浜に押し込まれ、14分にはハイネルのクリアを扇原がダイレクトでシュート。20分には速攻からマルコス・ジュニオールがシュートしましたが枠外に外れます。そして後半21分、ティーラトンのパスで抜け出した遠藤のクロスに荒木と競りあいながら仲川が合わせ、先制点を許してしまいました。
 その後も追加点を狙いに来る横浜。28分にはエリキのシュートはポストを叩き、こぼれを松原に打たれましたが上に外れて助かります。サロモンソンを入れて修正を試みる城福監督。30分には川辺のドリブルからサロモンソンがシュートしましたがDFにブロックされます。エリキや松原にシュートを打たれながらも耐えていた広島でしたが、後半35分、ロングパスのこぼれをティーラトンが思いきってシュート。これが川辺に当たってコースが変わり、大迫も届かず追加点を奪われてしまいました。続いて36分にはマテウスのシュートがブロックに行った野上の手が当たってPKのジャッジ。エリキが蹴ったボールは大迫の逆を突いて3点目を奪われます。その後広島も反撃を試みたもののシュートは43分のサロモンソンものだけ。横浜の圧力をなかなか押し返すことができず、最後はペナルティエリア内で突破を狙った柏が倒れたもののファウルは取ってもらえず、空しく試合終了のホイッスルが鳴り響きました。
 そこまでの25試合で45得点。直近の2試合では8得点と言うJ1リーグ屈指の攻撃力を誇る横浜FMに対して、サンフレッチェは真っ向から戦いを挑みました。そして前半は長短のパスを駆使して何度もチャンスを作りました。怪我人続出で難しいメンバー構成を強いられながらも、守備も攻撃も緊迫感のある、素晴らしい内容の前半だったと思います。
 ところが後半は運動量が落ちるに従って押し込まれ、終盤はほぼ一方的に攻められる展開となりました。特に横浜の前線の選手たちのスピードには手を焼いて、何度もビッグチャンスを作られました。3点目のPKはやや不運な面もあったものの、そこまでの流れを考えれば止むを得ないと言う感じ。やはり最後は昨年から攻撃的なサッカーを作り上げてきた横浜の完成度に上回られてしまった、と言うことなのではないかと思います。夏以降ポゼッションサッカーに取り組んで11試合負けなしと言う成果を上げてきたサンフレッチェでしたが、まだまだ成長しなければならない点は多々ある、と言うことを突きつけられた試合だったと言えそうです。
 今節は久々に勝利した川崎Fに抜かれて5位に後退。首位・FC東京も敗れたため勝点差は9のままながら、3位横浜FMとの勝点差が5に広がる結果となりました。思い返してみれば昨年も第26節の鳥栖戦に敗れると、そこから9試合勝ち無しで終わってしまったわけですが、しかし今年は違うはず。少なくとも昨年のようにメンバーと戦い方を固定して勝点を積み重ねてきたわけではなく、選手も戦術も成長させながらここまで来ています。自分たちがやってきたことに確信を持って、水曜日の天皇杯4回戦に勝利して、そして2週間後の次節に向かって欲しいと思います。

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