1/1〜1/11のSANFRECCE Diary


<20.1.11> 中国新聞によると、サンフレッチェは21歳のブラジル人エゼキエウを獲得することが明らかになった、とのことです。ボタフォゴの下部組織からトップチームに昇格したエゼキエウは、昨シーズンは1月にスポルチ・レシフェ、9月からはクルゼイロにレンタル移籍して、左右のウィングとして30試合に出場して4アシストを記録しているそうです。地元紙の報道によると広島は約1億3500万円を支払って、保有権の70%を取得することになるとのことです。
<20.1.10> 昨日「AFC U-23選手権」のグループステージ初戦を戦ったU-23日本代表は、サウジアラビアに1-2で敗れて黒星スタートとなりました。日本のメンバーは、GK:大迫敬、DF:渡辺、岡崎、古賀、MF:橋岡、田中駿、田中碧、杉岡(→相馬90+1分)、食野、FW:小川(→上田72分)、旗手(→田川90+1分)。立ち上がりはお互いにロングボールが多かったものの、徐々に自分たちの形に持ち込むと最初にチャンスを作ったのはサウジアラビア。前半7分にアリがミドルシュートを放ってポストに当てると、9分にはアルハムダンに強烈なシュートを打たれましたが大迫敬がナイスセーブを見せます。その後は日本もペースをつかみ、前半24分には食野がドリブルからシュートしましたがDFに当たって枠外に外れ、26分には旗手が左足で狙ったもののバーを越えてしまいます。逆に30分にはガリーブに決定的なシュートを打たれましたが、大迫敬がスーパーセーブで防ぎます。日本は前半37分に旗手が抜け出してGKと1対1になったもののコントロールミスでシュートを打てず、44分の食野のシュートも枠を外れて両者スコアレスでハーフタイムを迎えました。
 前半はほぼ一進一退の展開でしたが、後半早々に試合が動きます。後半3分、サウジアラビアのガリーブが左からドリブルで切れ込むと、アルクライフが右足でシュート。大迫敬は反応したもののわずかに及ばず、ボールは左のポストを叩いてネットを揺らし先制を許してしまいました。これに対して日本はすぐに反撃し、7分には橋岡が惜しいシュートを放ちます。そして後半11分、食野がペナルティエリア手前でシュートを放つとDFに当たってゴールへ。VARのチェックがあったもののゴールを取り消されることはなく、日本が同点に追いつきました。
 その後は引いて守るサウジに対して、日本がボールを支配して攻め込みます。しかしなかなかゴールを奪えないままに迎えた後半41分、古賀が岡崎へのバックパスをミス。アルブリカンのドリブルは大迫敬が止めたものの、追走した岡崎の足が引っかかったと判定されてPKが与えられ、これを決められて再び勝ち越しを許します。その後日本は2枚替えで反撃を試みたものの実らず、敗戦のホイッスルとなりました。

サッカーダイジェストWeb  戦評  「連係のミスが出た」と森保監督  食野は次戦に意欲  セルジオ越後
<20.1.10> サンフレッチェは昨日、今季のユニフォームを発表しました。サプライヤーは10年連続でナイキで、デザインコンセプトのテーマは「伝統と革新」。優勝した2015年以来5年ぶりにバイオレットを1stキットに採用しました。そしてエンブレムの矢と矢羽根からインスピレーションを得た斜めのラインが入って、ピッチ上を駆け巡る選手の動きを表現しています。スポンサーは昨年と同様に胸にエディオン、背中上部にマツダ、下部に広島銀行、左袖にイズミ、ショーツにテラル、右鎖骨部分にハイセンスジャパン。また右袖には「HIROSHIMA」のロゴが、左袖にはピースマッチで使われている「86」のロゴが入りました。一方、昨年末に発表されていた2ndキットは、ナイキがサプライヤーとなっている鹿島、浦和と統一テーマで「日本の国旗からインスピレーションを得た」と言う白地に赤。浦和と鹿島はそれぞれクラブカラーの「スポーツレッド」と「ディープレッド」を使っているのに対して、広島はカープからインスパイアされた、と言う「サルサレッド」を採用しています。このカラー、発表直後からサポーターからは不評でクラブにも多くの抗議の声が届いているそうですが、久保会長は「1県に野球チームとサッカーチームがあることをもっとアピールしたい、カープの力も少し借りながらPRしていきたい」と言うことで変更するつもりはなさそうです。ユニフォームの販売は1/11(土)の10時からで、1stオーセンティックが税込み番号入りで25,520円、1stと2ndのレプリカが18,920円、ボーイズが14,520円。サンフレッチェクラブ会員はそれぞれの価格から10%引きとなります。昨年は紫紺を採用した2ndキットの人気が高くあっという間に完売してしまいましたが、今年はゆっくりと注文しても問題なさそうです。
<20.1.9> サンフレッチェは昨日、今シーズンの背番号を発表しました。
1 林卓人       12 【サポーター】  23 荒木隼人      38 大迫敬介
2 野上結貴      13□増田卓也     24 東俊希       39△Lペレイラ
3 井林章       14          25□茶島雄介      44△ハイネル
4           15◎櫛引一紀     26◎土肥航大
5 松本大弥      16○清水航平     27◎鮎川峻
6 青山敏弘      17 松本泰志     28
7 野津田岳人     18 柏好文      29□浅野雄也
8 川辺駿       19 佐々木翔     30 柴崎晃誠
9 Dヴィエイラ    20◎永井龍
10 森島司       21 廣永遼太郎
11           22

◎は新加入、○は完全移籍、△は期限付き移籍、□は復帰
 この中で注目は、8番を付けることになった川辺。名実ともにチームの主力となった昨シーズンを受けて、「レジェンド」の背番号を背負うことになりました。また昨年ブレイクして日本代表にも選ばれた森島が10番。1997年から2002年にかけて久保竜彦が付けて以来、全ての「10番」が2年以内に移籍しているだけに、彼には「広島の10番」として長くプレーして欲しいものです。その他、清水は2017年まで付けていた16番、増田と茶島はそれぞれ2016年までの13番と25番に復帰。初めて広島でプレーすることになる浅野雄也は、兄・浅野琢磨が2015年まで付けていた29番を引き継ぐことになりました。なおこちらに97年以来の背番号の変遷をまとめてありますのでご覧下さい。
<20.1.9> 昨日サンフレッチェは、トップチームのスタッフと下部組織の体制を発表しました。それによると城福監督の下でヘッドコーチを務めるのは沢田謙太郎氏。これまではユース監督との兼任でしたが、トップのヘッドコーチ専任となります。一方これまでヘッドコーチを務めていた中村伸氏はアカデミーコーチとなって、各カテゴリーのトレーニング、スクール、トレセン活動をサポートすることになりました。またユース監督にはジュニアユース監督だった高田哲也氏が就任。ジュニアユースは岩成智和氏が監督を務めます。更に昨シーズン限りで引退した丸谷拓也氏がアカデミーコーチに就任して、平繁コーチらとともにスクールを担当することになりました。

サンフレッチェ広島公式サイト
<20.1.8> サンフレッチェは昨日、エミル・サロモンソン選手の福岡への期限付き移籍を発表しました。昨年スウェーデンから広島入りしたサロモンソンは、開幕戦に先発してゴールを決めるなど序盤の躍進に貢献しました。しかし5月下旬に股関節を痛めたことやハイネルがフィットしてきたことなどから出番を失い、後半戦の先発は川崎F戦の1度だけにとどまっていました。
<20.1.7> サンフレッチェは昨日、G大阪にレンタル中だったパトリック選手が完全移籍する、と発表しました。2017年のシーズン途中にG大阪から期限付き移籍したパトリックは、15試合に出場して4得点を挙げてJ1残留に貢献。翌年は城福監督の下で33試合に出場して20得点をゲットして、シーズン途中まで首位を独走する原動力となりました。そして昨年から完全移籍に切り替えたものの、戦術変更に対応できなかったこととコンディションが上がらなかったこともあって13試合の出場にとどまり、7月下旬に古巣・G大阪にレンタル移籍していました。「戦術=パトリック」と言う戦い方が嵌まってゴールを量産しチームも躍進したものの、その限界も露呈した2018年シーズンは、パトリックにとってもサンフレッチェにとっても色々な意味で勉強になった、と言えるかも。日本代表入りを目指して日本語を勉強している、と言う好漢・パトリックの将来に幸あれ、と祈りたいと思います。
 サンフレッチェは昨日はイヨハ理ヘンリー選手のFC岐阜へのレンタル延長と、工藤壮人選手の山口への期限付き移籍終了も発表しました。
<20.1.6> サンフレッチェは昨日、トンベンセから期限付き移籍中のハイネル選手のレンタル延長を発表しました。中国新聞によると年俸は4,000万円。ハイネルは「自分に合ったチームと認識しているこのサンフレッチェ広島に居続けられることをとても嬉しく思っています...クラブと広島が本当に好きです」とコメントして、今シーズンに向けての決意を表明しました。
<20.1.5> すっかり忘れていたのですが、2月号が出る前に「紫熊倶楽部」の1月号(Vol. 263)を紹介したいと思います。表紙は川辺選手で、メインタイトルは「革命の旗手たち」。トップ記事は「感謝と、明日への希望と」と言うタイトルで、城福監督のリーグ戦終了の挨拶を全文掲載しています。続く記事は川辺選手のインタビュー。シーズンを通して主力として戦って得た手応えと、チームや個人としての課題について語っています。
 続いて「SIGMA CLUB SPECIAL DOCUMENT」で取り上げられているのは荒木選手。G大阪の下部組織育ちながらユース昇格がならず、広島ユースに加入したところから始まって、関西大学での経験やプロ入りの経緯、そして昨年のキャンプからシーズンを通しての戦いを振り返りながら、2年目のシーズンに向けての展望を綴っています。
 連載「サンフレッチェを支える人々」で紹介されているのは、顧客戦略部の有木陽祐さん。大学4年の時に名古屋の地下鉄で偶然会った本谷社長に「インターンをしたい」と直談判したことがきっかけでサンフレッチェと繋がった彼が、営業の仕事について語っています。「READERS AREA」に続て「アウェイ見聞録」は、ドライブで行った湘南編。「連載・サンフレッチェレディース」は、通信制高校に通いながらアイドルになった岩田ちひろさんを紹介しています。また次のページでは、森崎兄弟による著書「うつ白〜そんな自分も好きになる」を取り上げています。
 「MATCH REPORT」はJ1リーグ戦の鹿島戦、湘南戦、仙台戦。山本社長退任の記事に続いて、「掛本智子のFACE TO FACE」は東選手の後編。「僕の好きな○○」は、森島選手の「シャクレルプラネット」を紹介しています。そして最後はいつものように「SIGMA CALENDER」と「紫熊短信」となっています。
 サンフレッチェ広島オフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は税抜きで360円。V-POINT、広島県内大手書店、東京銀座のtauで販売中です。また通販はe-VPOINTからどうぞ。
<20.1.4> ちょっと古いニュースになりますが、1月1日付で社長に就任した仙田信吾氏の就任記者会見が12/24に行われました。それによると久保会長は、仙田社長を選任した第一の理由として、広島県内に広い人的ネットワークを持っていることを挙げています。特に府中市出身ゆえに持っている繋がりを生かして、サンフレッチェが営業で苦戦している備後地区からの動員やスポンサー獲得に期待している、と述べました。また新スタジアムの開場が予定されている2024年に向けて、「広島出身であり、広島のことが一番よく分かっている方」と言うことが大きな理由だと語りました。新スタジアムは「最高、最良の環境でご観戦頂ける」(仙田社長)というだけでなく、紙屋町周辺がより賑わうための中心となるような施設になることが重要です。そのためには地元と良く話し合い、場合によっては清濁を飲み込むような決断をしなければならないかも知れません。そう言う意味で広島のことを良く知り、また良く知られている仙田氏が社長に就任することが必要だ、と言う判断は十分に理解できると言えるでしょう。
 ただその一方で、個人的にはナイキから社長に就任した山本拓也氏がわずか2年で退任することになった、と言うことが残念でなりません。ナイキと言えば「アスリートファースト」を標榜していて、陸上界を席巻している厚底シューズ「ヴェイパーフライ」はそのような中から生まれてきたシューズだ、と言うのは有名な話。ナイキ出身者は競技者や観客の立場から何が必要か、を考える習慣がついているそうで、山本前社長もそのような施策を進めていたのではないかと思われます。ただそれが結実するまでは時間がかかるだろうと思っていただけに、目に見えるような結果が出る前に退任することになったような気がしてなりません。近年のJリーグは経営面での改革を進めるチームが増えていて、例えば横浜FMはシティ・フットボール・グループの傘下に入って数年がかりでの改革を進めて昨年ついにリーグ制覇に至っていますし、また楽天が巨大な投資をした神戸は天皇杯優勝を果たすなど結果も出てきています。そのような状況の中でむしろ「内向き」に舵を切り替えたサンフレッチェの決断が吉と出るかどうか。サポーターとしては、良い方向に進んで行くことを願って止みません。
<20.1.3> サンフレッチェは一昨日、川辺駿選手との契約更新を発表しました。中国新聞によると、年俸は推定で500万円増の2,700万円。「将来的な海外挑戦を希望しており、去就が注目されたが、残留を決めた」とのことです。これで昨年在籍した日本人選手のうち、期限付き移籍中の工藤とイヨハ以外全員の契約更新が終了したことになります。一方外国人選手はハイネルとサロモンソンの2人と、G大阪にレンタル中のパトリックが未発表となっています。
<20.1.2> 書き忘れていたのですが、サンフレッチェは12/27に清水航平選手が清水エスパルスから完全移籍する、と発表しました。2008年に広島でプロとしてのキャリアをスタートした清水は、1年目から公式戦デビューを飾り初出場初ゴールを挙げました。しかしその後はなかなか試合出場のチャンスをつかめず移籍も考えていたそうですが、2011年末に就任が決まった森保監督に説得されてチームに残ると、翌年は左WBのレギュラーとして24試合に出場して4得点を挙げて初優勝に貢献。その後もWBが主戦場ながらトップ下もストッパーもこなせるユーティリティープレーヤーとして、広島のV3に貢献しました。しかし2017年に森保監督に代わってヨンソン監督が就任すると、出場機会が激減して清水エスパルスに期限付き移籍。エスパルスではレギュラーを獲得したため完全移籍に切り替えましたが、翌年はヨンソン監督がエスパルスの監督になったこともあってベンチ入りもできずに8月に甲府に移籍しました。そして昨年はエスパルスからの期限付き移籍と言う形で広島に戻って、リーグ戦14試合とACL8試合、天皇杯2試合に出場していました。かつての「やんちゃ坊主」も30歳となって、練習では若手のお手本になっているとのこと。優勝経験と紆余曲折の結果広島に戻ることになった経験を生かして、チームに尽くして欲しいと思います。
<20.1.1> サンフレッチェは昨日、水本選手の町田への期限付き移籍を発表しました。2011年に広島に移籍した水本は、5月にセットプレーでの競り合いで頭蓋骨骨折と急性硬膜外血腫と言う生死を彷徨うような大怪我を負いながら8月に実戦に復帰。翌年は全試合に出場してサンフのJ1制覇に貢献するとともに日本代表に選ばれ、Jリーグベストイレブンにも選出されました。また2015年には127試合連続フルタイム出場のJ1新記録を達成するとともに、チームのV3に貢献しました。更に2018年にはJ1通算400試合を達成するなど広島を代表する選手の一人として活躍しましたが、昨年は荒木の台頭などによりリーグ戦の出場機会を得られず8月に松本に期限付き移籍。移籍後すぐに先発フル出場するとその後も全試合に出場しましたが、チームのJ1残留はなりませんでした。全盛期に比べればさすがにスピードが落ちた感のある水本ですが、対人の強さや読みの鋭さはまだまだ一流の域をキープしているはず。今季は町田のJ1昇格のために、頑張って欲しいと思います。
<20.1.1> サンフレッチェは昨日、林卓人選手との契約更新を発表しました。中国新聞によると、年俸は現状維持で推定4,000万円とのことです。
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