1/12〜1/18のSANFRECCE Diary


<20.1.18> 中国新聞によると、U-23選手権に参加していたU-23日本代表の大迫、森島、松本泰の3人は、1/20からチームに合流することになったそうです。城福監督は3人について「大事な戦力。心身ともにまずはリセットが必要」とのことで、「1日はコンディションを見て、次の日から一緒に練習できるかも」と見通しを示しました。
 因みにU-23代表での3人ですが、大迫は3試合にフル出場したのに対して森島はシリア戦に先発して途中交代、松本泰はシリア戦に先発フル出場したのに加えて、カタール戦に途中出場、と言う結果に終わりました。この中で大迫は毎試合2失点ずつしてしまったものの、その半分の3点がPK。また残りの3点もカウンターからのもので、いずれも大迫の責任、とは言えない失点でした。ほぼ日本がボールを支配する中であまり守備機会は多くなかったのですが、サウジアラビア戦では何度もスーパーセーブで得点を許さず存在感を見せていました。ただ、そうは言ってもチームを勝利させることはできなかったのは事実。カウンターからの1対1やPKを止めてこそ「守護神」と言えるわけで、五輪本番やA代表定着に向けて、より一層の成長が求められる、と言って良いでしょう。
 一方、松本泰はシリア戦では中盤の底に位置してボールを動かす中心となり、またDFラインの前にスクリーンを張って相手のカウンターを防ぐ役割を担当しました。全体的に落ち着いたプレーだったとは思いますが、ただ膠着した状態を打ち破るだけのクォリティを示すことができなかったのは確か。特に前線への効果的な縦パスや、相手の隙を見つけての攻撃参加などのシーンがほとんど作れないままに終わってしまったのが残念でした。
 そして森島ですが、シリア戦で惜しいシュートを1本放ったものの見せ場と言えばそのくらい。ボールが回らず消えている時間も長く、やや期待外れに終わりました。ドリブルを武器とする森島ですが、相手がバイタルに人数をかけてスペースを消されると何もできなくなってしまう、と言う感じで、課題がはっきりした試合だった、と言えるかも知れません。U-23代表が全体的にパフォーマンスが上がらない中で3人とも埋没してしまった、と言う印象だったので、今後はチームの中で課題を解決して、より一層成長して次のチャンスをつかんで欲しいものです。
<20.1.17> Jリーグは昨日、YBCルヴァンカップのグループステージの組み合わせと日程を発表しました。それによるとサンフレッチェは札幌、横浜FC、鳥栖と同じCグループで、試合日程は次の通り。
 2/16(日)14:00 横浜FC×広島(ニッパツ三ツ沢球技場)
 2/26(水)19:00 広島×札幌(エディオンスタジアム広島)
 3/4 (水)19:00 広島×鳥栖(エディオンスタジアム広島)
 4/8 (水)19:00 札幌×広島(札幌ドーム)
 4/22(水)19:00 鳥栖×広島(駅前不動産スタジアム)
 5/6 (水)14:00 広島×横浜FC(エディオンスタジアム広島)

 5/27(水)プレーオフステージ1st leg
 6/17(水)プレーオフステージ2nd leg
 9/2 (水)準々決勝1st leg
 9/6 (日)準々決勝2nd leg
10/7 (水)準決勝1st leg
10/11(日)準決勝2nd leg
10/24(土)決勝

<20.1.16> 昨日行われたAFC U-23選手権のグループステージ第3戦で、U-23日本代表は不可解なジャッジに苦しめられて引き分けに終わり、勝利の無いままに大会を去ることになりました。メンバーは、GK:大迫敬、DF:橋岡、立田、町田、MF:相馬(→松本泰44分)、田中駿、田中碧、杉岡、食野(→田川38分)、FW:旗手(→齊藤HT)、小川。立ち上がりからボールを支配した日本でしたがなかなか相手のブロックを崩せず時間が流れて行きます。前半22分には相馬のドリブルからのクロスを逆サイドで杉岡が合わせましたが惜しくも枠外。35分には食野の落としを旗手が狙い、37分には食野がドリブルからシュートしましたがGKにキャッチされます。更に44分には相馬の浮き球のパスで抜け出した田中駿がGKとの1対1を迎えましたがシュートは左に外れます。そして前半48分、VARを見た主審が田中碧にレッドカード。相手の足にスパイクの裏がかかったのは確かでしたが意図的ではないのは明らかにも関わらずの退場で、日本は後半の45分を数的不利で戦うことになりました。
 日本は後半から旗手に代えて齊藤を投入し、4-4-1で戦います。1人多いカタールは徐々にボール支配が増えて、何度か日本ゴールに迫りますが大迫が落ち着いて対応します。そして後半27分、食野のパスを受けた小川がペナルティエリア外から右足を振り抜くとDFにわずかに当たってゴール。日本は今大会初めてリードすることになりました。しかしその4分後、シュートブロックに入った齊藤が相手を倒したとしてPKが与えられて同点。その後はオープンな展開となってお互いに攻め合ったものの得点は生まれず、勝点1ずつを分け合うことになりました。

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<20.1.15> サンフレッチェは昨日、エゼキエウ選手の新入団会見を行いました。足立強化部長は獲得の理由として昨年苦しんだ「得点力不足」について挙げ、「ギアチェンジ、スピードからドリブルで切り込むことによるチャンスの演出、そしてゴールを決めるという部分」を補う選手として獲得した、と述べました。これに対してエゼキエウ自身も「スピードが武器で、テクニックもある。シュートにも自信がある」「決定力を上げてきた」「右利きだが左足も使えるようになった」と自信を示しました。足立強化部長は19歳の頃から追いかけてきたそうで、「ポテンシャルは歴代の外国人の中でも最高」だとのこと。母国で「イナズマ」と呼ばれていたと言うアタッカーの加入によって、前線だけでなくサイドや中盤も含めたポジション争いが激化するのは間違いありません。

サンフレッチェ広島公式サイト
<20.1.14> サンフレッチェは昨日から鹿児島県指宿市で1次キャンプを開始し、今シーズンのチーム作りをスタートさせました。このキャンプには、U-23選手権に参加中の3人とエゼキエウを除く24人が参加。午前中に広島を発ってお昼過ぎに宿舎に到着すると、現地の盛大な歓迎を受けて城福監督が「指宿市は1年間を戦う体を作るには最高の舞台、環境が整っている。シーズンが終わった時に良い報告ができるようにしたい」と挨拶したそうです。そして夕方からのトレーニングでは池田コーチの下で体幹トレーニングでスタートすると、ボールを使いながら走力アップのメニューをこなしました。中国新聞によると城福監督は「まずは身体作りがメイン。思っていた以上に選手の身体も動けている」と語っていたとのこと。「2次キャンプから試合をやり込みたい。心肺機能も筋力的なものも、試合をやって遜色のない身体に仕上げ」ることを1次キャンプの目標に挙げました。

公式サイト
<20.1.13> 昨日行われた「AFC U-23選手権」グループステージ第2戦で、U-23日本代表はシリアに1-2で敗れて2連敗。早くもグループステージでの敗退が決まりました。先発メンバーはサウジアラビア戦から半分入れ替えて、GK:大迫敬、DF:渡辺(→立田78分)、岡崎、町田、MF:橋岡、齊藤、松本泰、相馬、食野(→田川67分)、森島(→旗手86分)、FW:上田。立ち上がりはやや落ち着きのない展開から、5分には食野がシュートしましたがDFにブロックされます。これに対してシリアはカウンターを仕掛け、DFラインの裏に抜け出したバラカトがドリブルからシュートしましたが大迫敬が弾きます。そしてその直後のCKは飛び込んだアルナウトのシュートはゴールを外れたものの、主審がVARを確認したところ町田の足が高く上がっていたとしてPKを宣告。大迫敬はコースは読んでいたもののわずかに届かず、先制点を許してしまいました。
 その後日本はボールは握るものの引いて守るシリアの守備を崩せず、両サイドからクロスを入れてもなかなか味方に合いません。しかし前半31分、カットインした相馬のシュートはDFに当たったものの、こぼれを拾った相馬が再びシュートを突き刺して、日本は同点に追いつきました。
 その後は日本が攻勢を強め、40分と45分には齊藤がシュート。また47分には森島が右足で狙いましたが枠を外れます。その流れは後半も続いて、後半9分には森島のCKに上田が合わせましたが枠外。後半38分には橋岡のクロスに上田がフリーで合わせましたが、決定的シュートは枠を捉えることができません。逆に後半44分、カウンターからダリが抜け出し、ペナルティエリア内からシュート。大迫敬は反応したもののこれも及ばず勝ち越し点を許します。その後日本は最後の攻撃を見せて、旗手が、齊藤が決定的なシュートを放ちましたがGKに防がれ、1点が遠いままに敗戦のホイッスルとなりました。

サッカーダイジェストWeb  採点&寸評  森保監督が語った敗因  まさかのGL敗退  相馬が痛感した力不足  韓国メディア
<20.1.12> サンフレッチェは昨日、エゼキエウ・サントス・ダ・シウヴァ選手を完全移籍で獲得したと発表しました。1998年生まれのエゼキエウは2017年にボタフォゴでプロとしてのキャリアをスタートし、2018年シーズンはブラジル・セリエAで10試合に出場。昨年の前半はセリエBのスポルチ・レシフェにレンタルされて16試合で4得点、後半はセリエAのクルゼイロに移って14試合に出場しています。身長167cmのスピードのあるアタッカーで、右サイドが主戦場ながら左もこなせるとのことで、前線とサイドで激しいポジション争いが勃発することになりそうです。
<20.1.12> サンフレッチェは昨日、広島市内のホテルで新加入選手の記者会見を行いました。冒頭で仙田社長は「積攻 MORE AGRESSIVE」とした今季のスローガンを説明し、「このスローガンを実現、体現するにあたり、欠かせない戦力」だと語りました。また「育成組織出身の選手は10人」「広島出身の増田が復帰」と「広島にゆかりのある選手たちが多く顔を揃えた」と説明して、広島の街を盛り上げる決意を述べました。
 続いて足立強化部長は永井、櫛引、浅野、土肥、鮎川の特徴を紹介し、どのようなプレーを期待しているか、を説明しました。そしてかつて名古屋で一緒にプレーした永井と櫛引はそれぞれ「タイトル獲得」を宣言。それぞれFWとDFのポジション争いに割って入る決意を述べました。一方、昨夏に移籍したものの広島でのプレーは初めてとなる浅野は、「応援していたチームに加入することができ、本当にうれしく思います」と語るとともに、「兄との違いを出したい」と抱負を語りました。またユースから昇格した土肥と鮎川は、お互いをライバルとして認めつつ、1年先輩の松本大と東を目標にポジション獲得を狙う、と述べました。

サンフレッチェ公式サイト
<20.1.12> Jリーグは一昨日、各クラブのホーム開幕カードを発表しました。それによるとサンフレッチェのホーム開幕戦は第1節鹿島戦で、2/23(日)に開催。また第2節は2/29(土)に浦和とのアウェイゲームを戦います。鹿島は1/28にACLのプレーオフを戦い、勝てばACLのグループステージを2試合消化した後になります。一方の広島は2/16にルヴァンカップのグループステージ初戦を戦った後のシーズン2試合目。従ってそこまでにどれだけチームを熟成させられるか、が勝敗を分けることになるかも知れません。
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