10/11〜10/17のSANFRECCE Diary


<20.10.17> 明日はJ1リーグ戦第23節。サンフレッチェはホームでヴィッセル神戸と戦います。
 ACLの度重なる日程変更の影響により8月中旬から週2試合の「15連戦」を戦って来た神戸は、7戦未勝利だった9/21にはフィンク監督が電撃退任する、と言う緊急事態に陥りました。しかしその直後の鳥栖戦をビベスコーチの采配で勝利すると、三浦淳寛新監督の下で連勝を4に伸ばしています。前回の対戦以降の戦績は次の通り。
2H ●0-3 広島  【広】レアンドロ・ペレイラ2、浅野
3A ○1-0 鳥栖  【神】ドウグラス
4A △1-1 大分  【神】古橋、【分】岩田
5H ○3-1 清水  【神】古橋2、ドウグラス、【清】西澤
6A △0-0 C大阪
7H ●0-2 G大阪 【G】小野、宇佐美
8A ○2-3 札幌  【神】山口2、ドウグラス、【札】荒野2
9H ●1-2 仙台  【神】藤本、【仙】OG、赤崎
10A △2-2 鹿島  【神】ダンクレー、郷家、【鹿】エヴェラウド、荒木
11H ●2-3 柏   【神】郷家、ドウグラス、【柏】仲間、オルンガ、三原
12A ○2-1 浦和  【神】小川、山口、【浦】デン
24H △2-2 川崎F 【神】西、ドウグラス、【川】大島、旗手
13H △3-3 横浜FM 【神】藤本2、古橋、【M】マルコス・ジュニオール2、仲川
YLQF ●0-6 川崎F 【川】小林2、齋藤、家長、脇坂、宮代
14A △1-1 湘南  【神】酒井、【湘】大岩
15A ●2-3 川崎F 【神】古橋、藤本、【川】小林、レアンドロ・ダミアン、宮代
16H △2-2 FC東京 【神】安井、ダンクレー、【東】アダイウトン、ディエゴ・オリヴェイラ
25H ●0-1 C大阪 【C】柿谷
17A ●1-2 名古屋 【神】山口、【名】金崎
18H ○4-3 鳥栖  【神】山口、イニエスタ、古橋2、【鳥】金森、原川、林
19H ○4-0 札幌  【神】古橋2、郷家、小田
29H ○1-0 名古屋 【神】イニエスタ
20A ○3-2 横浜FM 【神】ドウグラス、イニエスタ、古橋、【M】エジガル・ジュニオ、小池
21A ●3-4 柏   【神】田中2、イニエスタ、【柏】オルンガ2、江坂2
22H △1-1 大分  【神】藤本、【分】OG
 前節は先発全員を入れ替えると言う大胆采配で試合に臨み、前半6分に先制点を挙げると後半から「主力」を投入して逃げ切りを図ったものの、試合終了間際のオウンゴールで勝利を逃しています。明日は休養十分の主力を揃えて、3試合ぶりの勝利を狙って来るに違いありません。
 対するサンフレッチェですが、清水戦で足を痛めた永井とドウグラス・ヴィエイラの回復具合と、川崎F戦で先発した選手の体調を見て先発メンバーを選ぶことになりそうです。と言うことで、私は次のように先発メンバーを予想しておきます。
        林

   野上  荒木 佐々木

     柴崎  川辺

柏              東

   浅野      森島

     Dヴィエイラ

SUB:大迫、井林、青山、茶島、土肥、エゼキエウ、Lペレイラ
 川崎F戦では悔しい敗戦となったものの、内容は良かったことを考えると次は何としても勝ちたいところ。明日もチーム一丸となってホームのサポーターに勝利を見せて欲しいと思います。
<20.10.16> サンフレッチェは昨日、日本初の女子プロサッカーリーグ「WEリーグ (Woman Empowerment League)」に参入申請を行い、承認されたと発表しました。WEリーグは日本の女性活躍社会を牽引し、日本に女性プロスポーツを根付かせるのが目的で、日本の女子サッカーの発展に貢献してなでしこジャパンを再び世界一にすることを目標として掲げています。これまでの女子サッカーはアマチュアが中心の「なでしこリーグ」がトップリーグでしたがこれを再編。参加クラブをプロチームに限定して、なでしこリーグの上位のリーグと言う位置づけとしてスタートします。今回は7/31までに入会申請された17団体が審査され、現在なでしこリーグ1部を戦う仙台、浦和、千葉、東京V、相模原、新潟、神戸の7チームと2部の埼玉、長野に加えて、サンフレッチェ広島と大宮アルディージャが設立する新チームを合わせた11クラブが参加することになります。来年はまずはプレシーズンマッチからスタートして、秋から本格的に開幕するとのこと。1992年にナビスコカップからJリーグが開幕し、翌年からリーグ戦が始まったように、女子サッカーの新しい一歩が記されることになります。
 広島の女子サッカーは2012年に誕生したアンジュヴィオレ広島が牽引してきて、2015年と2016年にはなでしこリーグ2部で戦っていました。しかしその後は3部にあたるチャレンジリーグに降格。昨年シーズン終了後には大量の退団者を出すなど運営面で揺れていて、目標としていたWEリーグ参入が危ぶまれていました。昨日の会見で仙田社長は、今年の初めにアンジュヴィオレ側から「女子のプロサッカーリーグに手を上げて欲しい」と言う依頼があった、と紹介。当初は参入の意思は無かったものの、アンジュヴィオレが申請しない場合に広島からの参加チームが無くなることになることから、サンフレッチェ広島として女子チームを持つことを決断したそうです。監督、コーチ、選手などをアンジュヴィオレから引き継ぐのではなく、ゼロからのスタートになるとのことですが、これまで30年近くJリーグクラブを運営してきた経験を生かして、広島に新風を吹かせて欲しいと思います。
<20.10.15> 昨日ホームで行われたJ1リーグ戦第22節川崎F戦は0-2で敗れ、川崎Fに10連勝を許すとともに広島の連勝は2で止まりました。
 城福監督は青山、浅野、レアンドロ・ペレイラを先発起用して、以下の布陣で戦いました。
        林

   野上  荒木 佐々木

     青山  川辺
     (→土肥90+1分)
茶島             東
(→柏64分)
   浅野      森島(→エゼキエウ73分)
   (→松本大73分)
      Lペレイラ

SUB:大迫、井林、柴崎
 対する川崎Fは、GK:チョン・ソンリョン、DF:山根、ジェジエウ、山村、登里、MF:守田、田中、脇坂(→三苫55分)、FW:家長、齋藤(→旗手55分)、レアンドロ・ダミアン(→小林82分→宮代85分)、と言うメンバーでした。高い位置からのプレスとパス回しに長ける川崎Fに対して、広島は真っ向勝負を挑みます。そして1分にはスローインを受けたレアンドロ・ペレイラがファーストシュートを放ちましたがGKが反応。4分には茶島のクロスにレアンドロ・ペレイラが飛び込みましたがDFにクリアされます。川崎Fも隙を見つけてチャンスを作り、9分にはGKのロングフィードを受けたレアンドロ・ダミアンが抜け出しましたが佐々木と荒木が落ち着いて対応します。続いて12分には川崎Fがワンタッチパスを繋いで齋藤が決定的なシュートを放ちましたが、枠外に外れて助かります。広島も14分には森島のクロスからレアンドロ・ペレイラが決定的なシュートを放ちましたが枠外。16分と17分にはレアンドロ・ダミアンと田中に危ういシュートを打たれ、19分にも脇坂のシュートを林が弾きます。広島は23分、浅野が長駆ドリブルで突進するとDFを振り切ってシュートしましたがGKに反応されます。激しい攻防は飲水タイムの後も続き、29分の田中のミドルは林が横っ飛びでセーブ。35分のレアンドロ・ペレイラのシュートはGKに弾かれます。更に42分にはレアンドロ・ダミアンにペナルティエリア内からシュートを打たれましたがバーに救われ、両チーム無得点で前半を折り返すことになりました。
 後半も激しい競り合いが続き、7分には川辺のクロスにレアンドロ・ペレイラが頭で合わせましたがGKにキャッチされます。連続したプレスでボールを奪おうとする広島。しかし徐々に寄せが甘くなったか川崎Fのチャンスが増えて行きます。そして後半10分、登里がドリブルでペナルティエリア内に侵入すると短いクロス。これをレアンドロ・ダミアンにヘッドで決められ先制点を許してしまいました。
 これでやや低めに構えるようになった川崎Fに対して、広島はボールを支配して川崎陣内に攻め込みます。後半14分には川辺のクロスに走り込んだ森島がシュートしましたがバーを直撃。15分の青山のミドルはサイドネットに行ってしまい、17分のレアンドロ・ペレイラのシュートも決めることができません。選手交代で圧力を強めようとする城福監督。25分には柏のクロスに森島が合わせましたがGKに抑えられ、30分の野上のヘッドはGKのスーパーセーブに防がれます。広島はアディショナルタイムまで攻め続けたもののゴールを割れず、逆に後半49分に旗手のパスから三苫に決められダメ押しの2点目を失って、試合終了のホイッスルとなりました。
 1ヶ月前の対戦で川崎Fに完敗を喫した城福広島は、その時以上のパワーでこの試合に挑みました。そして前半は劣勢な時間帯がやや長かったものの内容的にはほぼ互角。川崎Fの厳しい攻撃にもしっかりと対応して得点を許さず、逆に決定機も作ってクロスゲームに持ち込みました。また後半10分に先制点を許した後も決して下を向かずに攻めの姿勢を貫き、相手を押し込んでビッグチャンスも作りました。前回の対戦から1ヶ月、チームとして準備してきたことは十分に表現できたのは間違いない、と思います。
 ただ、そのような準備をしてきたからこそ分かる壁の高さ、と言うのも感じる敗戦だったのかも。川崎Fは先制点を取った後は無理せず後ろに重心を置き、集中して広島の攻撃を跳ね返しました。そしてここぞと言うところでチャンスを作り、途中交代で入った選手のコンビネーションでダメ押しとなる得点を奪ってしまいました。川崎Fは谷口、車屋、大島、中村らをベンチにも入れずに戦い、しかも途中から投入したエース小林がわずか3分でピッチから去る、と言う難しい状況の試合でしたが、それでもこれだけのサッカーができるということには素直に頭を下げるしかありません。
 広島としては前回の対戦の借りを返すことができず「返り討ち」にあったような試合でしたが、しかしだからと言って自信を失う必要は無いと思います。むしろ「横綱」に正面からぶつかったことによって、何が足りないのか、今後何をすべきなのか明確に分かったのではないか、と思います。シーズンも終盤に差し掛かってきましたが、広島はまだ13試合残っています。そこでどれだけの結果を残せるのか。そのためにどのような成長ができるのかが、今後のサンフレッチェに課せられた課題だ、と言えるのではないでしょうか。

ブログ速報  前半  後半
広島公式サイト  川崎F公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ  戦評
日刊スポーツ  スコア詳細  戦評  三苫
サッカーダイジェストWeb  採点&寸評  戦評
Football LAB
<20.10.14> 中国新聞によると昨日の前日練習では永井とドウグラス・ヴィエイラは別メニューだったそうで、今日はメンバー入りしない見込みだとのこと。一方の柏はフルメニューを消化したそうで、今日の出場に問題は無さそうです。城福監督は「特別な川崎対策はしない。前線から球を奪いに行く場面と、ゴール中央を固めてブロックをつくる場面とをしっかり使い分け、対応したい」と語っているので、誰が出てもいつもの「城福サッカー」で勝利を目指すことになります。
 今日の試合会場はエディオンスタジアム広島で、午後7時キックオフ。今日は「コカ・コーラボトラーズジャパンスポンサードゲーム」と言うことで、キックインセレモニーとハーフタイムの花火ショーが行われます。またハーフタイムプレゼントでは「コカ・コーラ社製品1ケース」が5名様にプレゼントされます。先着3,000名様のサンフレッチェクラブ会員限定プレゼントは、ドウグラス・ヴィエイラ選手のプレミアムカード。ガチャガチャの第5弾は、もみじ饅頭を背景にした「似顔絵アクリルマグネット」を300円で販売します。その他、グルメ情報やアクセス情報などはサンフレッチェ広島公式サイトをご覧ください。
 今日の試合中継はDAZNのみで、ブログでの速報も行う予定です。スタジアムに行けない&DAZNを見れない方はこちらをどうぞ。
<20.10.13> 明日はJ1リーグ戦第22節。サンフレッチェはホームで川崎Fと対戦します。
 首位を独走する川崎Fは、1ヶ月前の対戦以降も勝ち続けてリーグ戦の連勝を9に伸ばしています。前回の対戦以降の公式戦の戦績は次の通り。
16H ○5-1 広島  【川】田中2、レアンドロ・ダミアン、山村、小林悠、【広】浅野
17A ○3-0 浦和  【川】山根、小林悠、レアンドロ・ダミアン
18H ○3-2 横浜FC 【川】田中、旗手2、【F】小林友、佐藤
19A ○1-0 湘南  【川】小林悠
20A ○3-1 C大阪 【川】OG、レアンドロ・ダミアン、三苫、【C】奥埜
YLSF ●0-2 FC東京 【東】レアンドロ
21H ○1-0 仙台  【川】小林悠
 先週水曜日に行われたYBCルヴァンカップ準決勝ではレアンドロ・ダミアンや齋藤、田中らを起用して勝ちに行きましたが、FC東京のテンションの高い守備を崩すことができず敗戦。また前節仙台戦は幸先良く先制点を奪ったものの、終盤は攻め込まれて辛うじて逃げ切っています。ルヴァンカップ連覇と今季の3冠の可能性が無くなって「失意」の川崎Fではありますが、その分リーグ制覇に対する思いは強くなったはず。明日はこれまで以上の思いを込めて、勝ちに来るにちがいありません。
 対するサンフレッチェですが、中国新聞とモバイルサイトによると前節怪我で退場した永井は深刻な状況では無いとのこと。また筋肉に違和感を感じたドウグラス・ヴィエイラと柏も昨日は別メニューだったものの軽傷だそうで、明日の試合に出場できるかも知れないとのこと。ただ前節から中3日で、しかも日曜日にも神戸戦を控えていることを考えると、無理をさせない可能性もありそうです。と言うことで、私のメンバー予想は次の通り。
        林

   野上  荒木 佐々木

     青山  川辺

茶島             東

   浅野      森島

      Lペレイラ

SUB:大迫、井林、清水、柴崎、土肥、エゼキエウ、鮎川
 前回の対戦では川崎Fに完敗した広島ですが、内容的に悪かったわけでは無かっただけに何とか敗戦の悔しさを晴らしたいところ。明日はホームの利を生かして、強敵を打ち破って欲しいと思います。
<20.10.12> 10/10に行われる予定だったスーパープリンスリーグ中国第6節のサンフレッチェ広島ユースと立正大淞南高の試合は、事情(おそらく立正大淞南高サッカー部での新型コロナウイルス集団感染)により中止になりました。続いて10/11に行われた第7節では、サンフレッチェ広島ユースは瀬戸内高に6-1で勝ちました。得点は前半10分に福崎、26分に森本、後半9分に池田、15分に菅野、17分に城水、38分に菅野。失点は後半6分でした。第6節と第7節の全結果と順位表は次の通り。
【第6節】
岡山学芸館高 5-0 作陽高
玉野光南高  0-1 岡山U-18
広島皆実高  2-4 鳥取U-18
瀬戸内高   3-1 就実高

【第7節】
岡山学芸館高 2-0 広島皆実高
就実高    2-4 玉野光南高
岡山U-18   0-2 米子北高
広島ユース  6-1 瀬戸内高

        勝点 試合 勝 分 敗 得失差
1広島ユース   16   6  5  1  0  +27
2米子北高    13   5  4  1  0  +12
3鳥取U-18    13   6  4  1  1  -2
4岡山学芸館高   9   6  3  0  3  +3
5岡山U-18     7   5  2  1  2  -2
6作陽高      5   5  1  2  2  -4
7瀬戸内高     5   7  1  2  4  -7
8就実高      4   5  1  1  3  -5
9玉野光南高    4   6  1  1  4  -12
10広島皆実高    3   5  1  0  4  -10
11立正大淞南高   0   0  0  0  0   0

<20.10.11> 昨日アウェイで行われたJ1リーグ戦第21節清水戦は、森島、レアンドロ・ペレイラ、川辺のゴールで3-2で勝利。1ヶ月ぶりの連勝で11位をキープしました。
 柴崎と土肥を3試合ぶりに先発起用して、以下の布陣で戦いました。
        林

   野上  荒木 佐々木

     柴崎  川辺
     (→浅野52分)
茶島             東
(→柏52分)
   土肥      森島
   (→青山63分)
       永井
       (→Dヴィエイラ28分)
       (→LペレイラHT)

SUB:大迫、井林
 対する清水は、GK:西部、DF:ヴァウド、六平、ヘナト・アウグスト、MF:エウシーニョ(→奥井HT)、鈴木、西村(→成岡83分)、河井(→後藤60分)、西澤(→金子90+4分)、FW:ジュニオール・ドゥトラ、カルリーニョス・ジュニオ、と言うメンバーでした。最初にチャンスを作ったのは清水で、前半3分に西村にミドルシュートを打たれましたが林が反応します。広島は10分にFKのこぼれを茶島が打ちましたがDFにブロックされます。そして前半12分、ゴール正面で得たFKを森島が蹴ると、無回転の弾道がゴール右隅に突き刺さって広島が先制点を奪いました。
 これで勢いが出た広島は追加点を狙いにいきます。そして16分の森島のFKなどセットプレーからチャンスを作り、31分には東が決定的なシュートを放ちましたが枠を外します。しかし永井が怪我で交代となった影響か前半の後半は清水のペース。前半35分にはエウシーニョのシュートが枠を捉えましたが林が反応し、続くCKを西村に狙われましたが枠外に外れて助かります。また41分にはカルリーニョス・ジュニオのヘッドを許しましたが林がセーブします。前半の終盤は我慢の展開ながら、広島がリードを保ったままハーフタイムを迎えました。
 後半立ち上がりは広島が攻め込んだもののすぐに押し返されます。そして後半3分、CKの流れから六平のクロスをジュニオール・ドゥトラがシュート。林はキャッチに行ったものの手が滑り、そのままゴールラインを割ってしまいました。しかし広島はすぐに反撃して、その2分後に森島のFKが逆サイドに流れると、ポジションを修正して待ちかまえていたレアンドロ・ペレイラが豪快に蹴り込んで勝ち越し点を奪いました。
 この後は再び清水のペースとなって、後半6分にはカルリーニョス・ジュニオのシュートはポストが弾き、こぼれをジュニオール・ドゥトラに打たれましたが枠外。14分にはCKにジュニオール・ドゥトラが合わせましたがヒットせず助かります。広島はなかなかセカンドボールを拾えず押し込まれるものの、20分には浅野が惜しいシュートを放ち、こぼれをレアンドロ・ペレイラがシュートしたものの枠を外してしまいます。そして飲水タイム直後の後半29分、林のロングパスで抜け出した浅野がドリブルからDFラインの裏へのパス。ここに長駆走り込んだ川辺がワンタッチでニアサイドを打ち抜いて、リードを2点に広げました。
 土肥が痛んで交代枠を使い切った広島は、その後は重心を下げて清水の攻勢を受けます。そんな中、後半40分には奥井のクロスを後藤にダイビングヘッドで決められて1点差に詰め寄られます。後半45分には後藤のミドルシュートがポストが弾き、詰めていたカルリーニョス・ジュニオのシュートを許しましたが枠外に外れて助かります。終盤は清水がロングボールを放り込んできたものの広島は全員で跳ね返して、1点のリードを保ったまま逃げ切りました。
 この試合は台風の影響で断続的に強い雨が降っていたこともあって、難しい試合になりました。後半3分の失点シーンはシュートを取り損なった林のミスではあるものの、ボールが濡れていたことが原因。それ以外にも林がバックパスの処理を誤ったり、荒木が競り合いで足を滑らせてカルリーニョス・ジュニオに抜け出されたり、と雨の影響によるミスが目立ったのは、やはり慣れていないピッチだったからに違いありません。加えて言えば永井の怪我も、軟らかいピッチで踏ん張りが効かずに足首を痛めた、と言う感じでした。更に永井に代わって出場したドウグラス・ヴィエイラもどこかを痛めてハーフタイムで交代。後半18分には土肥が足を痛めて交代枠を使い切ってしまい、最後は出ている選手が頑張るしかない、と言う状況となりました。それもあって終盤は一方的に攻められましたが、清水の反撃を1点に抑えて逃げ切ることができたのは、全選手が集中して戦い抜くことができたから、と言えます。ミスをしても下を向かず、体力的に厳しくても最後まで戦い抜けたことが、この試合の勝因だったと言って間違いありません。
 そしてそれ以上にこの試合のハイライトと言えるのは、3つの得点シーンでした。先制点の森島のFKは、揺れながらGKから逃げて行くような動きをしていて、ボールの軌道としては完璧だったと言えます。また2点目も森島のFKでしたが、鋭く曲り落ちるボールにDFは触るのが精一杯。そしてファーサイドで待ちかまえていたレアンドロ・ペレイラはDFが触ってコースが変わることまで予想していたようにポジションを修正して、余裕を持って強いシュートを突き刺しました。更に3点目は浅野の抜け出しも良かったのですが、それ以上に素晴らしかったのは川辺のスプリント。浅野がボールを持った瞬間にハーフライン付近からDFを追い抜いて一気に抜け出して、難しいシュートを決めました。いずれの得点シーンも非常に質の高いもので、練習の成果が出た、と言って良いのではないでしょうか。今週は中3日で川崎F戦と神戸戦があり、来週末には鹿島戦と上位対決が続きますが、この試合のようにチーム一丸となって勝点を積み重ねて、上位進出の足がかりを築いて欲しいと思います。

ブログ速報  前半  後半
広島公式サイト  清水公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ  戦評
日刊スポーツ  スコア詳細  戦評
サッカーダイジェストWeb  採点&寸評  戦評  森島司にファン大興奮  豪快FKの舞台裏
Football LAB
<20.9.27> 中国新聞によると、今日の先発メンバーは大分戦から5人入れ替え、右WBには今季初めて東を起用する見込みだとのことです。前回のG大阪戦はセットプレーからの失点を取り返せず敗戦しただけに、今日はその悔しさを勝利で晴らして欲しいと思います。
 今日の試合会場はエディオンスタジアム広島で、午後6時キックオフ。試合前イベントとしては午後2時から「サンフレッチェカップ」のU-10とU-9が行われます。3時からおまつり広場で「広島銀行『こいPay』特設ブース」を実施。またにぎわいステージではSPL∞ASH、わんぱく倶楽部の他、森崎浩司氏と広島ドラゴンフライズの岡崎修司氏による「アンバサダー対談」を行います。先着プレゼントはホームユニフォームのデザインの「オリジナルフェイスタオル」を3,000名様に。サンフレッチェクラブ会員限定プレゼントは、チーム集合写真のプレミアムカードです。グルメ情報やイベント情報の詳細は、オフィシャルホームページをご覧ください。
 試合中継はDAZNのみとなっています。今日もブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&DAZNを見れない方はこちらをどうぞ。
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