2/23〜2/29のSANFRECCE Diary


<20.2.27> 中国新聞とモバイルサイトによると、城福監督は「自分たちがプレシーズンでどれだけの準備をしてきたか、それがこの2試合の結果に現れている。この3週間はその延長線上にある」として、昨年の2位、1位との対決となる中断明けの2試合に向けてのチーム作りの方針を挙げました。またより厳しくなるであろう過密日程に向けて、フィジカル強化や戦術の深化とともに選手層を厚くする、と宣言。エゼキエウら新加入選手をチームに馴染ませ、戦力化することを目標に掲げました。チームは今日から3日間のオフをとり、3/4と3/11にJクラブとの練習試合を行ってリーグ戦再開に備えることになるとのことです。
<20.2.26> Jリーグは昨日、今日のYBCルヴァンカップ第2節から3/15(日)のリーグ戦までの全公式戦を延期する、と発表しました。これは一昨日開催された新型コロナウイルス感染症対策専門家会議で「これから1〜2週間が急速な拡大に進むか、収束できるかの瀬戸際となります」との見解が発表されたことに基づくもの。Jリーグは昨日の理事会で、感染予防対策及び拡散防止の観点からこの3週間の公式試合全試合の開催延期を決めました。3/18(水)のJ1リーグ戦第5節での再開に向けて準備を進めることになりますが、それまでに日本全体での感染拡大が抑えられるか、にかかっています。
<20.2.25> 明日はYBCルヴァンカップグループステージ第2節。サンフレッチェはホームにコンサドーレ札幌を迎えます。
 就任1年目の2018年はリーグ戦4位、2年目の昨年はルヴァンカップ準優勝と着実に成果を挙げてきたペトロヴィッチ監督は、今年は「トップ3入りとタイトル獲得」を目標に掲げてシーズンをスタートしました。そしてルヴァンカップ初戦では押し込まれながらも我慢を続け、セットプレーとカウンターから3点を奪って勝利を挙げてグループ首位に立っています。ここまでの公式戦の戦績は次の通り。
L1A ○3-0 鳥栖  【札】ジェイ、福森、鈴木
1A ●2-4 柏   【札】荒野、鈴木、【柏】江坂2、オルンガ2
 リーグ開幕戦は柏の勢いに飲み込まれて後半20分までに4失点を喫してしまいましたが、その後の反撃で2点を返し、同点に追いつけるかも、と言う流れを作ったことから、監督も「負けはしたけど、試合を振り返ると決して悪い試合ではなかったと思っています」と語っていたとのこと。内容と結果が一致しない試合が続いているものの、ペトロヴィッチ監督の戦術が浸透して来ている札幌が侮れないチームであることは間違いありません。
 対するサンフレッチェですが、城福監督が「ここまでプレシーズンをずっと全員でやり続けてきたので、心身の準備ができていた選手はいっぱいいる」と語っていることから、リーグ戦のメンバーから大きく入れ替えて戦うのは間違いない、と思われます。と言うことで、私の予想は次の通り。
        林

   櫛引  井林  清水

     松本大 柴崎

茶島            浅野

    東    野津田

       永井

SUB:増田、荒木、土肥、松本泰、エゼキエウ、森島、鮎川
 継続を重視して鹿島戦を「第35節」として戦った城福サンフレッチェですが、メンバーを入れ替えて戦うこの札幌戦こそが「チームとしての成長」を確認できる試合になるかも知れません。明日はいつも以上にチーム全体で心を一つにして、内容も伴った勝利を目指して欲しいと思います。
<20.2.24> 昨日ホームに18,713人を集めて行われたJ1リーグ戦第1節で、サンフレッチェは鹿島に3-0で快勝して昨年第7節以来の首位に立ちました。
 先発メンバーは横浜FC戦と同じながら、控えを1人入れ替えて以下の布陣で戦いました。
       大迫

   野上  荒木隼 佐々木

     青山  川辺
     (→松本大86分)
ハイネル           柏(→浅野66分)

    ドグ    森島
    (→東77分)
      ペレイラ

SUB:林、井林、藤井、永井
 対する鹿島は、GK:クォン・スンテ、DF:広瀬(→上田HT)、関川、町田、永戸、MF:三竿、レオ・シルバ(→名古66分)、ファン・アラーノ、和泉、FW:土居(→荒木遼60分)、エヴェラウド、と言うメンバーでした。立ち上がりは鹿島の強烈なプレスに手こずって、なかなか前に運べない展開が続きます。そして2分にはファン・アラーノに打たれたシュートがポストを叩き、跳ね返りを和泉に打たれましたがこれもポストに助けられます。その後は徐々に広島が落ち着きを取り戻して、7分には柏がカットインしてファーストシュートを放ち、10分にはCKにハイネルが合わせます。サイド攻撃とセットプレーからゴールに迫る鹿島。しかし広島はしっかりと集中してはね返します。そして前半19分、三竿からレアンドロ・ペレイラがボールを奪うと中央で待ちかまえていたドウグラス・ヴィエイラにパス。ドウグラス・ヴィエイラはGKを良く見てワンタッチで決めて、広島が先制点を奪いました。
 その後も高い位置からプレッシャーをかけてくる鹿島に対して、広島は落ち着いてパスを回して隙を窺います。そして前半24分には大迫がプレスを外して森島へロングパス。右へ展開したボールを受けたドウグラス・ヴィエイラがクロスを入れると、中央に走り込んでいた川辺がGKを引きつけてそのままスルー。逆サイドに詰めていたレアンドロ・ペレイラが無人のゴールに押し込んで、リードを2点に広げました。
 その後は鹿島がボールを支配するものの、広島は5人がDFラインに並ぶブロックを作って中に入れさせません。ドリブルとセットプレーから打開を図る鹿島。44分にはファン・アラーノに打たれましたが荒木隼が弾き、アディショナルタイムには土居にシュートを許しましたが大迫が正面で抑えます。前半は広島が2点のリードを保ったまま、ハーフタイムを迎えました。
 後半から広瀬に代えて上田を投入して攻撃の枚数を増やしたザーゴ監督。そして9分にはショートコーナーから上田にヘディングで狙われましたが枠外に外れて助かります。後半15分には高卒ルーキーの荒木遼を投入して、流れを変えようとします。そして荒木遼は積極的なドリブルやシュートで打開を試みますが、精度が低くて助かります。広島も速攻やセットプレーから追加点を狙いに行き、後半29分にはCKのこぼれ球を野上が打ちましたがクォン・スンテに止められます。そして後半38分、東が高い位置で奪うとレアンドロ・ペレイラへ。左のスペースに走り込んでいた森島がレアンドロ・ペレイラからのボールを持ち上がってシュートを突き刺して、決定的とも言える3点目を奪います。その後も鹿島に攻め込まれたものの広島の守備の集中力は切れることなく、終了のホイッスルとともに歓呼の声が湧き上がりました。
 横浜FC戦と同じ先発メンバーで戦った広島でしたが、やはり鹿島のプレッシャーの強さは一枚上、と言う感じでした。特に立ち上がりはなかなかパスの出しどころが見つからず、また球際での戦いにも勝てずに押し込まれてしまいました。前半2分のビッグチャンスを決められていたら、全く違う試合の流れになっていたかも知れません。
 ただそのように厳しいプレッシャーをかけられてもバランスを崩さず、しっかりとボールを動かしながらチャンスに繋げることができるのは練習の賜物、と言えるのではないでしょうか。特に圧巻だったのは前半24分のシーン。DFラインにプレスをかけられながらもパスコースを探し、大迫がピッチの中央にいた森島へ正確なロングパスを出すとこれを絶妙なトラップで収めて右のスペースへ。ここで待ちかまえていたドウグラス・ヴィエイラが低いクロスを入れると、ニアサイドに川辺、ファーサイドにレアンドロ・ペレイラが飛び込んでゴールに結びつけました。ボールを奪った時に川辺がいたのはペナルティエリアのすぐ外だったのですが、パスが出た瞬間に中盤のスペースに向かって走り出し、ドウグラス・ヴィエイラがボールをキープしている間も全速力でゴール前に走り込んでいました。このシーンは大迫のパスと森島のトラップが素晴らしかったのがポイントでしたが、得点に繋がったのは3列目が攻撃参加したからこそ。選手全員がキャンプを通じて良い準備をして開幕を迎えられたことが、この結果に繋がったと言えるでしょう。昨年同様の強固な守備はそのままに、高い位置からのボール奪取とDFラインからの速攻と言う2つの形で3点取れたと言うことで、選手たちも今年のサッカーに確信を持つことができたのではないでしょうか。試合で2得点1アシストのドウグラス・ヴィエイラが足を痛めて途中交代した、と言う不安材料はあるものの、そのような事態を想定した準備もしてきているはずなので、まずは水曜日のルヴァンカップ札幌戦で「Bチーム」がしっかりと戦って、次節に向かって欲しいと思います。

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Football LAB
<20.2.23> 中国新聞によると昨日は紅白戦やセットプレーなどで約1時間の調整をしたとのこと。FKの練習では息の合ったプレーを見せて、城福監督も余裕の表情だったそうです。クラブは開幕戦の入場者の目標を2万人に設定して宣伝活動を行ってきたとのことなので、今日は沢山のサポーターと勝利の喜びを分かち合って欲しい、と思います。
 今日の試合会場はエディオンスタジアム広島で、午後2時キックオフ。試合前イベントとしては「サンフレッチェカップ」のU-10が9時半から、「フォリアチャレンジカップ」が12時18分ごろから行われます。また会場では12時55分ごろから本田望結さんと中田浩二さん、森崎和幸さんのトークショーが行われます。
 場外スロープ下の「サンチェひろば」では、チケット制アトラクションとユニフォームレンタルサービスが10時から。メインスタンド前のおまつり広場では、「DAZN年間視聴パス特別販売」「広島市サッカースタジアム建設PR&個人寄付金募集ブース」「森崎兄弟『うつ白』販売ブース」「アストラムラインくん来場」「フレンドリータウン沼田商工会ブース」「フェイスペイント」「バルーンアート」「にぎわいステージ」がそれぞれ10時から始まります。
 先着プレゼントは「オリジナルロールフラッグ」を先着13,000名様に。また10,000名様には「サンフレッチェ フェイスシール」も差し上げます。サンフレッチェクラブ限定プレゼントは、チーム集合写真のプレミアムカード。試合会場限定グルメは「汁なし担々麺」600円や「ガリから」500円、ビッグサイズおにぎりの「サンチェのハナ」350円のほか、スタジアムのあちこちで選手コラボメニューが展開されます。グッズ情報など詳細はオフィシャルホームページをご覧ください。
 試合映像の配信は、今日はDAZNのみとなっています。今日もブログでの試合速報を行う予定ですので、スタジアムに行けない&DAZNを見れない方はそちらをどうぞ。
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