2/9〜2/15のSANFRECCE Diary


<20.2.15> 明日はいよいよ今季初めての公式戦。サンフレッチェはアウェイで横浜FCと戦います。
 昨年の序盤はなかなか調子が上がらず第13節の町田戦で引き分けると、2年目のタヴァレス監督を解任して下平コーチが監督に昇格。その後しばらくは一進一退が続いたものの、第20節の岡山戦から7連勝で4位に浮上しました。そしてその後も第36節まで18試合負けなしで勝点を積み上げ、最後は5連勝で2位に入ってJ1昇格を勝ち取りました。今季は一美や志知らJ2で実績を残した選手を補強して、13年ぶりのJ1に臨もうとしている横浜FC。下平監督の指導の下、ボールを握りながら試合を進めるスタイルで昇格を勝ち取ったと言うことで、まずは昨年同様の戦い方で挑んでくるのではないでしょうか。
 対するサンフレッチェですが、今季もリーグ戦とカップ戦の「ターンオーバー」で戦うことが予想されます。ただ明日はシーズン最初の試合でリーグ戦も1週間後だと言うことを考えると、岡山戦の1試合目のメンバーで戦う可能性が高そうです。
       大迫

   野上  荒木 佐々木

     青山  川辺

ハイネル           柏

    ドグ    森島

      ペレイラ

SUB:林、井林、柴崎、浅野、藤井、野津田、永井
 昨年は失点数はリーグ2位だったのに総得点が8位だったと言うことで、得点力アップに力を注いだ今年のキャンプの成果が出るかどうか。今年のサンフレッチェの戦いに、期待したいと思います。
<20.2.14> サンフレッチェは昨日、1/25に行われた「第18回サポーターズ・カンファレンス」の議事録をクラブ公式ページに公開しました。それによると、まず壇上に立ったのは新しく社長に就任した仙田信吾氏で、クラブの歴史や広島での位置づけについて見解を述べて、「2020年のサンフレッチェには、大いに期待してもらっていいと思います」と述べました。そして時間をかけて説明したのはユニフォームのこと。今年が被爆75周年の節目であること、オリンピックイヤーであること、カープの創立70周年のシーズンになること。そのような機会にナイキからの提案を受けてアウェイユニフォームのデザインを選んだのであって、クラブのアイデンティティーである「紫」をないがしろにしたのではない、と説明しました。また質疑応答で出た疑問に対して、杉原運営本部長がナイキとサンフレッチェとの関係を説明。特に3回目の経営危機が訪れた2012年には「サプライヤーがナイキさんではなかったら、あのときの中心選手を当時の財力では、何人かは手放さなければならなかったと思いますし、そうなっていれば初優勝もなかったかもしれません」とまで言っています。絶対に譲れない、と言うファーストユニフォームの紫への思いは大事にしつつも、いろいろなことを検討した結果がセカンドユニフォームのデザインになったと言うことを丁寧に説明して、サポーターの理解を求めました。
 それ以外の点ですが、まず「チーム強化と編成について」と言うテーマを足立強化部長が説明。守備から入った2018年、攻撃を積み上げた2019年を経てよりアグレッシブなディフェンスとリスクを恐れず攻撃するチームを実現するために、またメンバーが大幅に若返った2019年の流れを引き継ぐことを目標に契約を進めてきた、と述べました。そして、渡、吉野、稲垣が移籍したものの他の選手をキープして昨年のベースを残すことができたこと、エゼキエウ、浅野らを獲得して「スピード」と言う要素を加えることができたこと、それによって現在の守備のベースを高めながら得点力を上げて行けば、「おのずと一番良い景色が見えてくるのではないかと思って」いる、と語りました。
 テーマ3は「新スタジアム建設について」で、スタジアム総合戦略推進室長の信江雅美氏が昨年3月以来の動きを紹介。どのようなサッカースタジアムを実現しようとしているかと言う点について、ビジョンとコンセプトについて詳細に説明しました。またテーマ4「イベント・チケット販売などについて」では、顧客戦略部長の澳和明氏が2019年シーズンの観客数が減少した原因を述べるとともに、今季の集客アップのための告知戦略とチケット戦略とともに、スタジアムグルメの充実や熱中症対策、地域貢献、公共交通機関の利用促進やホスピタリティについて説明しました。そして運営部長の山西博文氏が「試合運営について」と言うテーマで、交通アクセスと試合運営、そしてエディオンスタジアム広島の改修について現状と予定の報告をしました。そして最後は2回目の質疑応答で、アクセスや試合当日のイベント、アンセム、新スタジアム、チケットなど、様々な疑問点について回答がありました。
 J1の中では中規模の予算で、ホームスタジアムは臨場感に乏しくアクセスも悪い、と言う状況ながら、若手を育成しつつ上位争いを展開できているのは、監督や選手だけでなく経営陣も頑張っているからだと言うのは間違いないところ。物議を醸した「アウェイユニフォーム問題」も決して何かに流されたとかではなく、クラブのために何が重要かを熟慮した上での判断だ、と私は信じます。
<20.2.13> プレスリリースによると、立命館大学所属の藤井智也選手がJFA・Jリーグ特別指定選手として認められ、今季の公式戦への出場が可能になりました。藤井は宮崎キャンプに参加して長崎戦、FCソウル戦、岡山戦に出場し、スピードを生かしたプレーで評価を高めたとのこと。中国新聞によるとU-23代表候補にも名を連ねる松本泰や東は「存在感を発揮しきれなかった」らしく、「永井や櫛引は連係が合わない場面が多く、フィットするまで時間がかかりそう」だとのことなので、開幕からのベンチ入りもありそうです。
<20.2.12> 第4節G大阪戦と第7節神戸戦のアウェイ応援ツアーの募集が始まっています。まず3/14(土)に行われるG大阪戦は、広島ヘリポートを8時30分、広島駅新幹線口を9時に出発し、間所IC、小谷SA、福山SA経由でパナソニックスタジアム吹田に到着。試合終了後に帰途について、福山SAには9時半頃、広島駅には10時ごろ戻ってくるスケジュールとなっています。料金はビジター自由席の入場券付きで大人19,800円、小中学生17,800円。サンフレッチェクラブとちゅーピーくらぶ会員は1,000円引き、チケットをお持ちの方は、大人2,500円、小中学生1,000円引きとなります。〆切は3/6(金)。お申し込み、お問い合わせはひろでん中国新聞旅行のページからどうぞ。
 一方4/3(金)に行われる神戸戦は広島ヘリポートを11時、広島駅新幹線口を11時30分に出発して、間所IC、小谷SA、福山SA経由で和田神社に到着。バスをそこに停めて徒歩10分でスタジアムに行って神戸戦を観戦して、広島駅に3時、広島ヘリポートに3時30分に戻ってくるスケジュールとなっています。料金はビジターシート入場券が付いて大人21,000円、小中学生18,500円。こちらもサンフレッチェクラブとちゅーピーくらぶ会員は1,000円引きで、チケットをお持ちの方は大人3,500円、小中学生1,500円引きとなります。〆切は3/27(金)。お申し込み、お問い合わせはひろでん中国新聞旅行のページからどうぞ。
<20.2.10> 宮崎キャンプ最終日の昨日は岡山と45分×4本の練習試合を行い、主力組がプレーした1本目と2本目は2-1で逆転勝ち。また控え組の3本目と4本目は3-0で勝ちました。モバイルサイトによると1試合目のメンバーは、GK:大迫、DF:野上、荒木、佐々木、MF:ハイネル(→浅野36分)、青山、川辺、柏(→藤井74分)、FW:ドウグラス・ヴィエイラ、レアンドロ・ペレイラ、森島。先制点は前半13分で、DFラインの裏へのパスでイ・ヨンジェが飛び出してクロス。これは川辺がカットしたものの三村の足下に流れ、左足で巻くように放ったシュートがゴールネットを揺らしました。それに対して広島は23分のドウグラス・ヴィエイラのヘッドや31分のレアンドロ・ペレイラのボレー等でチャンスを作ったとのこと。後半も5分のレアンドロ・ペレイラや6分の川辺、12分の柏などチャンスを作ります。そして後半28分、森島のCKを野上が逸らすとハイネルが押し込んで同点に追いつき、続いて35分には荒木が倒されて広島にPKが与えられると、これをハイネルが決めて逆転に成功してそのまま勝ちました。
 2試合目のメンバーはGK:林(→増田HT)、DF:櫛引(→東野70分)、井林、清水、MF:茶島(→浅野61分)、柴崎(→松本泰61分)、土肥(→松本大61分)、藤井(→エゼキエウ61分)、FW:野津田(→東70分)、永井(→土肥70分)、浅野(→鮎川HT)。前半30分に井林の縦パスを野津田が強烈なミドルを決めて先制すると、後半32分にはエゼキエウのドリブルから東が決めて追加点を奪います。そして後半42分にはCKから浅野が決めて試合を締めました。
 試合後に城福監督は、まずは簡単にクリアせずに繋ごうとするところで奪われ決められた、と言うところから「やりたいことに対してリスクをどう背負って行くのか、そのバランスを見直す必要がある」と課題を挙げました。ただその後辛抱してやり続けたことは評価。粘り強くハードワークをやり続けたことの重要性が確認できた、と語りました。そして2試合目については「彼らの多くは長崎戦で負けているメンバー。なので...絶対に勝つんだと言う強い姿勢で臨んでくれた」と評価しました。

サンフレッチェ広島公式サイト
<20.2.9> 昨年広島を退団してヨーロッパに渡っていた高橋壮也選手ですが、スウェーデン2部のウメオFCに2年契約で加入することが決まった、とのことです。高橋は昨年7月に海外挑戦のために広島を退団すると、スウェーデン1部のエスキルストゥーナの練習に参加。トライアウトを経て4ヶ月限定の契約を勝ち取って、11試合中8試合に出場していました。ウメオは昨シーズン3部リーグで2位に入って2部に昇格して、今季は8シーズンぶりに2部で戦うことになるとのこと。高橋の新たなチャレンジを応援したいと思います。
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