6/14〜6/20のSANFRECCE Diary


<20.6.20> 先週発売された「紫熊倶楽部」7月号(Vol. 269)を紹介します。トップ記事は「Jリーグが、私たちのもとに、戻ってくる」と言うタイトルで、コロナ禍による中断から再開されるJリーグについて書いています。続くインタビュー記事で登場しているのは柏選手。休止期間中に料理の画像をSNSで配信した理由から、「発信すること」の重要性、その中で見せた2015年のチャンピオンシップでの「有言実行」。そして「何気ない平和の大切さ」と「サポーターの皆さんと勝利の喜びを分かち合いたい」と言う気持ちを述べています。
 続いて取り上げられているのは東選手。サッカー選手として成長する大事な時期に練習ができない、と言う状況でも「自分と向き合える時間が増えた」と言う彼が、英会話や読書に取り組んでいる現状や今後に向けての抱負を語っています。また足立強化部長のインタビューでは、中断中の厳しさと「2.5チーム分が必要」と言う今後の連戦、未知の状況となる移籍市場、新人の獲得戦略、そしてスポーツの持つ力について語っています。
 「READERS AREA」を挟んで後ろのカラーページでは、小原防災工業株式会社の代表取締役である小原洋一氏にサンフレッチェとの関わりについて聞いています。また、選手バスを運行する中国ジェイアールバス株式会社の前田昌裕社長と運転士の松本芳範さんがインタビューに答えています。続くコラムは中盤の選手たちの競争についてで、過密日程の中でポジションを奪おうと牙を研いでいる柴崎、野津田、松本泰、松本大らの挑戦を書いています。
 掛本智子のFACE TO FACEは「まだ宮島に行った事がないんです」と言う櫛引選手。「僕の好きな○○」では土肥選手を取り上げています。「サンフレッチェレディース/SPL∞ASH」に懸けた青春」は、「センターをとりたい」と言う中嶋朝香さん。続いて森崎和幸C.R.M.のお好み焼無料配布の様子をレポート。そして最後は「SIGMA CALENDER」と「紫熊短信」となっています。
 サンフレッチェオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は税抜き360円。V-POINTと広島県内の大手書店、広島県アンテナショップ「tau」で購入できます。また通販はe-VPOINTからどうぞ。
<20.6.19> AFCは昨日「AFC U-19選手権ウズベキスタン2020」の組み合わせ抽選を行って、日本は韓国、イラク、バーレーンと同じグループBになりました。この大会では上位4チームが来年インドネシアで行われる予定の「FIFA U-20ワールドカップ」の出場権を獲得します。U-19日本代表の影山監督は「新型コロナウィルスの影響でU-19日本代表チームもなかなか活動できない状況」「多くの準備をすることは難しいかもしれませんが、意義のあるトレーニングや試合を重ね、選手たちとともに世界と戦う権利を得たい」と語っています。広島でこの年代の代表候補になるのは鮎川と土肥。ぜひとも2人にはリーグ戦で活躍して、U-19代表の切符をつかんで欲しいと思います。
 またAFCは「AFC U-16選手権バーレーン2020」の組み合わせ抽選会も行い、日本はインドネシア、サウジアラビア、中国とともにグループDに入りました。この大会でも上位4チームが、来年ペルーで開催予定の「FIFA U-17ワールドカップ」の出場権を獲得します。
<20.6.18> スポニチに「U-23日本代表が年内の活動を休止する可能性が高まった」と書かれている一方で、日刊スポーツでは「U-23日本代表が、年末に始動する可能性があることが分かった」と出ています。通常U-23代表の活動は国際Aマッチデーが中心になりますが、今後はリーグ戦とルヴァンカップが休みなしで続くため、代表スタッフも「まずはJに集中してやらせたい」と語っています。ただトゥーロン国際大会は12/20から2週間の予定で、Jリーグが影響を受けるのは最終節のみ。今季はJ1、J2からの降格が無いだけに、12月中旬から活動再開となる可能性もありそうです。
<20.6.17> 中国新聞によるとサンフレッチェのメンバーは昨日、再開後のミッドウィークの試合を想定して、広島広域公園第一球技場で紅白戦を行ったそうです。午後7時に練習を開始すると、再開初戦の神戸戦と同じ午後7時半キックオフで15分×4本で戦ったとのこと。鳥取戦は体調不良のため欠場したドウグラス・ヴィエイラも「トップ下で元気な姿を見せた」そうで、リーグ戦再開に向けての準備も本格化してきました。
<20.6.17> サンフレッチェは昨日、シーズンパスの払い戻しをする、と発表しました。リーグ戦は7/4に再開するものの当初は無観客で行われ、その後も入場者数を制限した形での開催が想定されていることから、シーズンパスで想定されていたサービスの提供が難しいと判断したためです。払い戻しは原則として開催済みの鹿島戦を除く16試合分になりますが、経営悪化の懸念から払い戻し辞退のお申し出も受け付けるとのこと。辞退した場合は確定申告により寄付金控除を受けることができるほか、金額に応じた返礼品やチケット先行販売、割引価格での販売なども予定しているとのことですので、できれば多くのサポーターの方に払い戻し辞退を選択して欲しい、と思います。
<20.6.16> Jリーグは昨日、リーグ戦の再開後の日程を発表しました。それによるとYBCルヴァンカップと天皇杯を含めたサンフレッチェの日程は次の通り。

開催日
kick off
対戦相手
競技場
TV中継
2
7/4(土)
19:30
ヴィッセル神戸
ノエビアスタジアム神戸
3
7/8(水)
19:00
大分トリニータ
エディオンスタジアム広島
4
7/12(日)
18:00
サガン鳥栖
駅前不動産スタジアム
5
7/18(土)
19:00
セレッソ大阪
エディオンスタジアム広島
6
7/22(水)
19:00
ガンバ大阪
パナソニックスタジアム吹田
7
7/26(日)
18:00
名古屋グランパス
エディオンスタジアム広島
8
8/1(土)
18:00
横浜FC
ニッパツ三ツ沢競技場
L-2
8/5(水)
19:00
北海道コンサドーレ札幌
札幌厚別陸上競技場
9
8/9(日)
18:00
湘南ベルマーレ
エディオンスタジアム広島
L-3
8/12(水)
19:00
サガン鳥栖
エディオンスタジアム広島
10
8/15(土)
19:00
浦和レッズ
埼玉スタジアム2002
NHK-BS1
11
8/19(水)
15:00
FC東京
エディオンスタジアム広島
12
8/23(日)
19:00
横浜F・マリノス
日産スタジアム
13
8/29(土)
19:00
ベガルタ仙台
エディオンスタジアム広島
L-QF
9/2(水)
ルヴァン杯準々決勝
14
9/5(土)or 9/6(日)
北海道コンサドーレ札幌
15
9/9(水)
清水エスパルス
16
9/12(土)or 9/13(日)
川崎フロンターレ
17
9/19(土)or 9/20(日)
柏レイソル
18
9/23(水)
大分トリニータ
19
9/26(土)or 9/27(日)
ガンバ大阪
20
10/3(土)or 10/4(日)
サガン鳥栖
L-SF
10/7(水)
ルヴァン杯準決勝
21
10/10(土)or 10/11(日)
清水エスパルス
22
10/14(土)
川崎フロンターレ
23
10/17(土)or 10/18(日)
ヴィッセル神戸
24
10/24(土)or 10/25(日)
鹿島アントラーズ
25
10/31(土)
ベガルタ仙台
26
11/3(火・祝)
浦和レッズ
L-F
11/7(土)
ルヴァン杯決勝
27
11/14(土) or 11/15(日)
横浜FC
28
11/21(土) or 11/22(日)
セレッソ大阪
29
11/25(水)
湘南ベルマーレ
30
11/28(土) or 11/29(日)
北海道コンサドーレ札幌
31
12/5(土) or 12/6(日)
FC東京
32
12/12(土)
横浜F・マリノス
33
12/16(水)
柏レイソル
34
12/19(土)
名古屋グランパス
天SF
12/27(日)
天皇杯準決勝
天F
1/1(金・祝)
天皇杯決勝

 代表の活動期間中にもリーグ戦が組まれたと言うこともあって、思ったほどの過密日程ではないと言う印象。例えば7/4のリーグ戦再開から中3日のゲームが3試合続きますが、その後は1週間空けて再び第7節から中3日で3試合。8月は水曜日にルヴァンカップが2試合開催されるものの、ミッドウィークに行われるリーグ戦は第11節のみ。全体を見てもリーグ戦の平日開催は33試合中7試合だけで、特に代表戦が予定されている10月〜11月は比較的余裕のある日程となっています。まずは7月の過密日程をチーム全員の力で乗り切ることが、今年のリーグ戦を勝ち抜くためのポイントになりそうです。
<20.6.13> 昨日、サンフレッチェは鳥取と練習試合を2試合(45分×4本)行い、1試合目は2-0、2試合目は5-1で連勝しました。1試合目のメンバーは以下の通り。
       大迫(→林HT)

   野上  荒木 佐々木(→清水75分)
   (→櫛引75分)
     青山  川辺(→野津田75分)
     (→松本泰75分)
ハイネル           柏(→浅野75分)
(→茶島75分)
    エゼ    森島(→柴崎75分)
    (→東66分)
      ペレイラ(→永井75分)
 対する鳥取のメンバーは良く分からなかったのですが、田尻、小牧、藤原、井上、三沢、ジョアンデルソン、大久保、上松、新井泰、新井光、魚里らが出場していた模様でした。立ち上がり早々に右サイドの崩しから川辺がシュートするなど、序盤は右のハイネルとエゼキエウの仕掛けからチャンスを作り、エゼキエウや森島が決定機をつかみますがシュートは枠を捉えません。鳥取も10分に三沢がFKを狙いましたが大迫が横っ飛びでセーブ。16分にはレアンドロ・ペレイラがシュートしましたがGKに防がれ、17分のハイネルのシュートも枠を捉えることができません。その後はやや疲れが出たかシュートまで持ち込めなくなり、逆に鳥取に攻め込まれるシーンも出てきます。結局1本目の45分間は両チームとも得点の無いままに終わりました。
 2本目に入ると広島がボール支配率を上げて一方的に攻め込みます。3分には森島のFKをレアンドロ・ペレイラが頭で決めたもののオフサイドで取り消されましたが、8分にエゼキエウからのボールを受けたレアンドロ・ペレイラが仕掛けを見せながらスルーパス。ここに長い距離を走ってきた川辺が抜け出してGKとの1対1を制して、先制点を奪いました。
 その後も広島がチャンスを作り続けて、13分には森島のCKに佐々木が合わせたものの枠外。続いて佐々木のスルーパスで抜け出したレアンドロ・ペレイラがシュートしましたがGKに防がれます。17分には柏、18分にはレアンドロ・ペレイラ、19分にはエゼキエウが立て続けに決定的なシュートを放ちます。その後は鳥取にペースが移り、22分にロングシュートで狙われると27分にもクサビのパスからジョアンデルソンに打たれます。30分過ぎには林、荒木、東以外の全員を入れ替えた城福監督。浅野、茶島、松本泰、野津田らは積極的に仕掛け、追加点を狙います。そして43分、浅野がドリブルで仕掛けてGKとDFラインの間にクロスを送ると、ここに飛び込んだ永井が押し込んで、2-0で1試合目を終えました。
 モバイルサイトによると2試合目のメンバーは、GK:増田、DF:清水、井林、櫛引(→松本大15分)、MF:浅野、柴崎、松本泰(→土肥15分)、茶島、FW:野津田、永井、東(→鮎川15分)。前半3分には松本泰がミドルシュート。9分にはオーバーラップした清水のクロスに永井が合わせたもののGKのスーパーセーブに防がれ、13分には茶島のクロスに永井が頭で合わせましたがGKに弾かれたそうです。そして前半17分、野津田のロングパスに反応した鮎川がGKの飛び出しをかわして先制点を奪いました。後半のメンバーは、GK:廣永、DF:櫛引、井林、清水、MF:松本大、松本泰、柴崎、東、FW:鮎川、永井、土肥。1分に奴婢が奪ったボールを空いて陣内でつないで東のクロスを鮎川がボレーで狙うと、永井がニアでコースを変えてゲット。6分には廣永のロングパスが右に開いた松本大に亨と、鮎川のクロスを永井が決めてハットトリックとします。続いて13分には清水がピッチの中央から50mのロングシュートを決めてリードを広げ、18分には土肥のシュートのこぼれを柴崎が叩き込みました。そして鳥取の反撃を後半45分のハモンの一発に抑えて5-1で試合を終えました。
 モバイルサイトによると試合後に城福監督は「自分たちのペースを握れない時に何からスタートするかを考える...前線の選手の守備のスイッチであり、後ろの選手の守備のスイッチであり、後ろの選手たちのしっかりとしたポジショニング、そこからのビルドアップ」と言う点で、課題が見えた試合だったと語っています。1本目は現状のベストメンバーで戦ったにも関わらずやや停滞した流れだったのに対して、「控え組」で戦った4本目が良かった(らしい)ことを考えると、今後チーム内の競争が激しくなるのは間違いなさそうです。
 ところでサンフレッチェとしては史上初の試みとなった練習試合のライブ配信ですが、広域公園第一球技場を使用したことやカメラの台数も多かったこと、「解説」を担当した中島浩司氏、森崎浩司氏に途中から森崎和幸氏も加わっていたこともあって、非常に見応えのあるものでした。これに対して視聴者も多い時で13,000人を越えるなど、ファン・サポーターも大歓迎で、この試みは成功だったと言って良いのではないでしょうか。昨日は浦和も練習試合のライブ配信をして47,000人以上の視聴者を集め、最高10万円の「投げ銭」も出たとのこと。サンフレッチェもこの成功を、今後のファンの拡大や経営改善に繋げて欲しいと思います。
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