10/24〜10/30のSANFRECCE Diary


<21.10.30> 中国新聞によると、9/26の札幌戦で右太ももを負傷して離脱していたドウグラス・ヴィエイラが、一昨日から実戦練習に合流したそうです。控え組の1トップに入って30分以上プレーして「調子はどんどん上がっている」と語っていたとのこと。沢田監督も「復帰したばかりと思えない動きを見せてくれていた」とほっとした様子だったそうで、鹿島戦でのベンチ入りもありそうです。
<21.10.29> 報道によるとJR西日本は26日、広島駅北口のJR西日本広島支社跡地を暫定的にフットサルやイベントができる広場として活用する方針を明らかにしました。支社の社屋は今年の5月から撤去工事が始まっていて今年度中に終了するそうですが、そこにイベント開催ができる芝生のエリアや、フットサルなどができる多目的エリアをもつ広場を作るとのこと。サンフレッチェ広島はこの計画に協力して、ホームゲーム会場で培ってきた経験を生かして「元気のある盛り上がる広場にするために全力を投入」(仙田信吾社長)するそうです。2025年春には南口に新たなビルも完成する予定ですが、こちらは広島駅周辺の「賑わい拠点」に先駆けて来年秋ごろの完成を目指す、とのことです。
<21.10.28> 中国新聞によると、城福前監督に代わって就任した沢田新監督が、昨日から本格的に始動したそうです。残り5試合。またJ1残留も決まっていると言うことで大きく戦い方を変えるのではなく、城福サッカーを継承しながら更なるチーム力アップを図るとのこと。「個々の能力が上がればチーム力も上がる」と語っていることから、チーム内競争を高めて、チーム全体の力を上げて勝利を目指すことになりそうです。残り5試合の中では湘南、清水、徳島と残留争いを繰り広げるチームとの対戦があるだけに、少なくとも気迫で負けない戦いができるチームを構築して欲しいと思います。
<21.10.27> サンフレッチェは昨日、城福監督の退任を発表しました。後任はヘッドコーチを務めていた沢田謙太郎氏で、既に昨日の練習から指揮を執っているとのこと。城福氏は「今年、積み上げてきた成果を残り5試合ファミリーの皆さんにお見せしたい、そして喜びを分かち合いたいと思っていましたので、シーズン最後まで一緒に戦うことができなくなったことは無念」とコメントしており、事実上の解任と言って良いでしょう。
 2018年に監督に就任した城福氏は、前年に残留争いに巻き込まれたチームを立て直し、開幕から快調に勝ち点を積み重ねて第25節時点で2位に勝点差8を付けていました。しかしその後不調に陥って4回目の優勝を逃すと、続く2年は6位と8位。そしてシステムを変えて臨んだ今季は序盤こそ好内容のサッカーを展開していたものの、下位への取りこぼしが響いて10位前後が定位置になっていました。またルヴァンカップは2019年の準々決勝、天皇杯も2018年と2019年の4回戦が最高で、今年は2回戦でアマチュアのこしやす京都に屈辱的な敗戦を喫するなどタイトルからは程遠い結果しか残せませんでした。一方若手育成については川辺をにスイスに送り出し、森島、松本泰、荒木、大迫らが日本代表に選出されるなど一定の成果を挙げてきたもののもう一伸びがなく、結局のところベテランに頼らざるを得ない状況となっていました。中国新聞によると仙田社長は「仙台戦の結果だけで判断したわけではない。総合的な判断」と語っていますが、これ以上チームが良くなる見込みが無いのは明らか。前節でJ1残留が確定したことから、これから5試合は来季に向けての準備期間になる事を考えれば、当然の結論だと言って良いのではないでしょうか。足立強化部長は「ペトロヴィッチ監督以降、築かれてきた広島サッカーを発展できる方」を新監督の条件に挙げているとのこと。3年後に新スタジアムが開場する時にはJ1にいることは当然のこととして、より魅力的なサッカーを構築できる監督を招聘することになりそうです。
<21.10.26> プレスリリースによると、広島市は昨日、2024年開業予定の新サッカースタジアムの基本設計を公開しました。これによると全体コンセプトは「開かれた回遊型スタジアムパーク」で、広島城や広島市民球場跡地とペデストリアンデッキでつながり、紙屋町や八丁堀ともつながる「街なかスタジアム」となります。スタジアムの座席数は約30,000で、国際試合の開催にも対応可能とするとのこと。スタジアム内のコンコースは2F、3Fのダブルコンコースとして、2Fは本川と広場を繋ぐ開かれた空間構成とする一方で、3Fのメインコンコースは幅10mを確保して様々な場所から観戦できるようにするだけでなく、試合の無い日にはランニングコースやスタジアムツアーコースとして通年利用が可能になります。またラグビー、スポーツ教室やヨガ教室などのスポーツイベントにも対応できる複合的な施設になるだけでなく、災害時には避難者や帰宅困難者等を受け入れて、インフラ途絶時にも72時間の安全な避難生活が可能になります。今後は実施設計と準備工事を行い、来年春には着工するとのこと。再来年末のスタジアム完成に向けて、いよいよ建設が始まります。
<21.10.26> 週末に行われた高円宮杯プレミアリーグウェストの第10節で、サンフレッチェ広島ユースは終了間際の高柳のゴールでヴィッセル神戸U-18に勝ち、首位をキープしました。広島のメンバーは、GK:波多野、DF:豊田、MF:光廣、西村(→中川84分)、藤野、高柳、池田、畑野、笠木(→高下74分)、FW:棚田、森夲(→滝口59分)。ゲキサカの記事によると前半はシュート4本ずつと互角だったものの、後半は広島が押し気味に進めたとのこと。そして後半42分、光廣を起点に棚田、高下と繋いで高柳が左足で叩き込みました。先週末のプレミアリーグウェストの結果と順位表は次の通り。
【第4節】
G大阪ユース 1-1 京都U-18

【第8節】
C大阪U-18  2-1 磐田U-18

【第10節】
広島ユース  1-0 神戸U-18

         勝点 試合 勝 分 敗 得失差
1 広島ユース   24    11    7   3   1   +17
2 大津高     20     9    6   2   1   +10
3 名古屋U-18   17     9    5   2   2    +3
4 鳥栖U-18    15     9    4   3   2    +5
5 G大阪ユース  13     7    4   1   2    +5
6 磐田U-18    11    10    3   2   5    -7
7 東福岡高     9    10    2   3   5    -8
8 京都U-18     8    11    1   5   5    -7
9 神戸U-18     7     9    2   1   6    -7
10 C大阪U-18    6     9    2   0   7   -11

<21.10.25> レジーナは昨日アンジュヴィオレ広島との練習試合を45分×2本で行い、4-0で勝ちました。得点は前半5分と12分に谷口、37分に川島、後半6分に柳瀬でした。
 因みに今季はなでしこリーグ1部で戦ったアンジュヴィオレでしたが、シーズン22試合戦って5勝5分け12敗の勝ち点20で11位に終わっています。本来のレギュレーションでは11位は入れ替え戦に回ることになっていましたが、2部で優勝したJFAアカデミー福島は1部加盟基準を満たしていなかったため、アンジュヴィオレの1部残留が決まりました。
<21.10.24> 昨日アウェイで行われたJ1リーグ戦第33節仙台戦は、決定機をものにできず0-2で敗れました。
 メンバーは控えを含めて名古屋戦と同じで、以下の布陣で戦いました。
        林

  野上   荒木  佐々木

    ハイネル 青山
    (→松本泰79分)
藤井             東
(→茶島59分)
   柴崎      森島
   (→エゼキエウHT)
       浅野(→Jサントス59分)

SUB:大迫、今津、長沼
 対する仙台は、GK:スウォビィク、DF:真瀬、アピアタウィア、吉野、石原、MF:富田(→上原87分)、松下、加藤(→蜂須賀87分)、関口(→氣田64分)、FW:富樫(→西村64分)、赤崎(→フェリペ・カルドーゾ75分)、と言うメンバーでした。立ち上がりは広島がボールを握り、1分にはショートコーナーに荒木が合わせましたが枠外に外れます。しかしその後は仙台に押し返されると前半9分、右サイドのスローインから繋がれ富樫のポストプレーから関口に決められ、先制点を許してしまいました。
 これで仙台は、守りを固めてカウンターを狙う戦い方にシフトします。広島はパスを繋いで仙台守備陣の穴を探して、17分には波状攻撃から森島がシュートを放ちましたがブロックされます。20分には野上のミスからボールを奪われ、赤崎がGKと1対1になりましたが林が防ぎます。パスを繋ぐもののなかなか崩せない広島。35分には青山の絶妙なパスで藤井が抜け出し、東の折り返しのこぼれをハイネルが狙いましたが枠外。また38分には青山が狙いましたがGKの正面を突きます。更に45分にはCKのこぼれを森島が狙いましたがGKのファインセーブに防がれます。前半は早い時間帯に奪われた1点が重くのしかかって、仙台のリードでハーフタイムを迎えました。
 後半からエゼキエウを投入して攻撃のピッチを上げようとする城福監督。2分には森島のパスでエゼキエウがチャンスを迎えますがシュートはサイドネット。3分には青山のクロスから東が至近距離から狙いましたが枠を捉える事ができません。対する仙台も富樫や加藤が危ういシュートを打ちますが林が立ちはだかります。広島は茶島やジュニオール・サントスを投入し、14分には茶島がシュートしましたが枠外。27分には茶島のクロスにジュニオール・サントスがフリーで合わせましたがなぜか枠に行きません。また31分には野上のクロスに東が飛び込んだものの押し込むことができません。続いて35分の茶島のFKに佐々木が合わせたシーンでもシュートはGKの正面を突きます。41分の東のFKも43分の青山のミドルも、また46分の松本泰のシュートも枠外に外れて迎えた後半アディショナルタイム、再び仙台の右サイドからのスローインから氣田に決められ、万事休すとなりました。
 仙台はJ1残留のためには何としても勝たなければならない試合と言うことで、守備も攻撃も気迫が素晴らしかったと思います。守備は最後の最後まで諦めずに身体を寄せていて、それが決定機での広島のシュートが枠を外した原因だったのではないかと思います。また攻撃では機を見て前からプレスをかけて、何度も良いチャンスを作っていました。仙台の得点シーンはいずれも右サイドからのスローインが起点でしたが、しっかりとポジションを取って広島の守備をかいくぐり、フリーでシュートして決めていました。おそらくは広島対策を十分に練った上で、選手たちが練習通りにプレーしたことが得点という結果につながったのだと思います。
 これに対して広島は、やはり試合に向かう姿勢に甘さがあったのかも。選手一人一人が手を抜いた、とは思わないしまた思いたくはないのですが、しかしボールを奪いに行く時の迫力や球際の競り合い、ここぞというところでのチャレンジの精度など、ぎりぎりのところでの集中力が足りなかったように思います。上位進出もJ2降格も可能性は残っているとは言え遠くかすんでいる「中位」と言う状況で、モティベーションを見出し難かったことが、この結果と内容の原因なのかも知れません。
 今節は17位だった湘南が勝利したものの、徳島が引き分けに終わったため「降格圏」との勝点差は15となりました。16位湘南と17位徳島が直接対決を残していることからどちらかは勝ち点45に達しないため、今節で広島のJ1残留が確定しました。サンフレッチェとしてはまずは第一目標クリア、と言うところですが、しかしだからこそ今後の5試合の位置づけが重要になると思います。城福監督にはこの仙台戦を教訓に、何を目標にして戦うのかを明確にして残りの戦いに臨んで欲しいと思います。

ブログ速報  前半  後半
広島公式サイト  仙台公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ  戦評  仙台が謝罪
日刊スポーツ  スコア詳細  戦評
サッカーダイジェストWeb  採点&寸評  戦評
Football LAB
SANFRECCE Diaryトップページに戻る