12/5〜12/11のSANFRECCE Diary
<21.12.11>
サンフレッチェは昨日、愛媛にレンタル中の川村拓夢選手が4シーズンぶりに復帰する、と発表しました。2018年にユースからトップ昇格した川村は、2019年から愛媛にレンタル。初年度はリーグ戦4試合の出場に終わったものの、昨年と今年はそれぞれ39試合と34試合に出場して15ゴールを挙げるなど、チームの中心選手として活躍してきました。中国新聞によると年俸は800万円で、来季は青山、松本泰らとのポジション争いに挑むことになりそうです。
<21.12.11>
サンフレッチェは昨日、林卓人選手と来季の契約を更新した、と発表しました。中国新聞によると年俸は現状維持の4,000万円。チーム最年長の林は来年8月に40歳となることから、チーム初の40歳代プレーヤーとなります。
<21.12.10>
中国新聞によると、サンフレッチェの来季の新加入選手は流通経済大の仙波、満田とユースの棚田の3人になることが分かった、とのことです。仙波と満田は2/25に、棚田は10/16に来季のトップチーム加入が発表されているので、それ以外に新加入選手はいない、と言うことになります。ユースから流通経済大に進学した仙波と満田はいずれもチームの主力として活躍。19年シーズンの2部降格や1年での1部復帰、コロナ感染者の発生による2度の活動休止を経て、今季は関東リーグで明大、駒大との三つ巴の戦いを制して優勝しています。一方の棚田もユースのエースとして高円宮杯プレミアリーグウェスト優勝に貢献。ルヴァンカップでは2試合に先発出場してポテンシャルの高さを見せています。足立強化部長はスキッベ新監督を迎えると言うことで「全員がフラットな目線でスタートする状況。大卒の満田と仙波はレギュラーを奪うつもりでやって欲しい。棚田は、今季の経験を生かして出場機会をつかんでほしい」と期待を寄せているとのこと。得点力不足に苦しんだ今季のチームを変える活躍に期待したい、と思います。
<21.12.9>
プレスリリースによると、開催延期となったWEリーグ第11節のINAC神戸レオネッサ戦は代替試合が未定のため払い戻しされることになりました。払い戻しは明日から1/11(火)までで、払い戻し方法はチケットの種類によって異りますので、詳細はサンフレッチェ広島オフィシャルサイトをご覧ください。
<21.12.8>
日本サッカー協会は昨日、キリンチャレンジカップ2022を戦う日本代表メンバーを発表し、広島から佐々木が選ばれました。今回選ばれたのは次の22人。
【GK】権田(清水)、谷(湘南)
【DF】長友(FC東京)、佐々木(広島)、谷口、山根(川崎F)、
酒井宏(浦和)、中谷(名古屋)、瀬古、西尾(C大阪)
【MF/FW】
大迫、武藤(神戸)、稲垣、相馬(名古屋)、江坂(浦和)、
脇坂、旗手(川崎F)、前田、渡辺(横浜FM)、
小柏(札幌)、上田、荒木(鹿島)
今回は「国内組」のみのメンバーで、瀬古、西尾、小柏、荒木は初めての選出となっています。このメンバーは1/22にウズベキスタン代表との試合を戦います。
<21.12.8>
日本サッカー協会は一昨日、12/10と12/12に広島市で行われるプレミアリーグプレーオフの組み合わせを発表しました。それによると各地域のプリンスリーグを勝ち抜いた18チームを6つのブロックに分け、1回戦を勝ち抜いたチームが2回戦を戦って勝ったチームが来季のプレミアリーグ参入の権利を得ることになります。組み合わせは次の通り。
【Aブロック】
帝京長岡高(北信越1)───┐
├─
米子北高(中国) ─┐ │
├─┘
桐生一高(関東3) ─┘
【Bブロック】
川崎FU-18(関東1) ───┐
├─
札幌U-18(北海道1) ─┐ │
├─┘
阪南大高(関西2) ─┘
【Cブロック】
静岡学園高(東海1) ───┐
├─
愛媛U-18(四国2) ─┐ │
├─┘
旭川実高(北海道2) ─┘
【Dブロック】
長崎U-18(九州1) ───┐
├─
前橋育英高(関東1) ─┐ │
├─┘
仙台育英高(東北2) ─┘
【Eブロック】
尚志高(東北1) ───┐
├─
JFA福島U-18(東海2) ─┐ │
├─┘
神村学園高(九州2) ─┘
【Fブロック】
讃岐U-18(四国1) ───┐
├─
履正社高(関西1) ─┐ │
├─┘
金沢U-18(北信越2) ─┘
<21.12.7>
レジーナは週末にINAC神戸レオネッサとの練習試合を行い、1-1で引き分けました。失点は前半17分、得点は後半45分に島袋でした。またこれに続いて広島文教大付属高との練習試合を50分1本で行い、5-0で勝ちました。得点は24分に山口、30分と47分に齋原、40分に近賀、48分に大内でした。
<21.12.6>
昨日行われた高円宮杯プレミアリーグウェストの第18節で、サンフレッチェ広島ユースは1-0でC大阪U-18を下して3連勝。勝点を39に伸ばすとともに最終的な勝点平均を2.17としました。一方2位・名古屋の勝点平均は1.93。また3位・大津高は1試合を残して勝点平均が1.77となって広島を上回る可能性が無くなり、広島ユースの3年ぶり5度目のウェスト優勝が決まりました。広島のメンバーは、GK:波多野、DF:香取、豊田、MF:光廣、西村(→井野90+1分)、藤野(→中川90+1分)、池田、畑野、笠木(→高柳76分)、FW:棚田、森夲(→滝口62分)。得点は前半4分で、藤野のパスから棚田が決めました。先週行われたウェストの全結果と順位表は次の通り。
【第10節】
大津高 2-3 C大阪U-18
【第18節】
名古屋U-18 3-1 京都U-18
神戸U-18 2-2 磐田U-18
東福岡高 1-1 大津高
鳥栖U-18 1-0 G大阪ユース
C大阪U-18 0-1 広島ユース
勝点平均 勝点 試合 勝 分 敗 得失差
1 広島ユース 2.17 39 18 12 3 3 +18
2 名古屋U-18 1.93 29 15 9 2 4 +9
3 大津高 1.77 23 13 6 5 2 +9
4 鳥栖U-18 1.64 23 14 6 5 3 +6
5 G大阪ユース 1.54 20 13 6 2 5 +10
6 C大阪U-18 1.20 18 15 6 0 9 -2
7 神戸U-18 1.00 14 14 4 2 8 -11
8 東福岡高 1.00 13 13 3 4 6 -7
9 磐田U-18 0.94 16 17 4 4 9 -18
10 京都U-18 0.69 11 16 2 5 9 -14
なお来季の高円宮杯プレミアリーグは東西各10チームから12チームに改革されることから、プリンスリーグに降格するのは最下位に終わった京都U-18のみとなります。また新たに参入する6チームを決める「高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2021 プレーオフ」は、12/10(金)と12/12(日)にエディオンスタジアム広島、広島広域公園第一球技場、バルコムBMW広島総合グラウンドで行われます。
ゲキサカ
広島ユースが5度目のプレミア制覇
"持っている男"がプレミアWEST優勝へ導くゴール
<21.12.5>
昨日アウェイで行われたJ1リーグ戦第38節徳島戦は、エゼキエウの2ゴールなどで4-2で勝ち、今季最終戦を飾りました。
大迫が10試合ぶりに先発。また青山も先発に復帰して、以下のメンバーで戦いました。
大迫
野上 荒木 佐々木
塩谷 青山(→ハイネル90+4分)
藤井 東
柴崎 エゼキエウ(→浅野63分)
(→土肥86分)
鮎川(→Jサントス86分)
SUB:林、住吉、柏
対する徳島は、GK:上福元、DF:福岡(→内田HT)、カカ(→渡井86分)、ジエゴ(→田向HT)、岩尾、鈴木徳(→一美HT)、藤田譲、西谷、岸本、宮代、FW:垣田(→バケンガHT)、と言うメンバーでした。広島は立ち上がりから前から守備に行って徳島を押し込みます。前半5分には藤井のパスを塩谷が打って相手ゴールを脅かします。そして前半6分、左からカットインした青山がファーサイドにクロスを送ると、走り込んだ藤井がダイレクトで決めてリーグ戦初ゴールが先制点となりました。
この日が誕生日の藤井はこれで勢いがついたかその後もどんどん前に出ます。そして前半10分、単独突破で右サイドを抜け出すとクロス。これを中央で待ちかまえていたエゼキエウがヘッドで流し込んで、点差を2点に広げました。
J1残留のためには絶対に負けられない徳島は、この後ボールを支配して広島陣内に攻め込みます。そして20分にはロングボールを収めた宮代が反転してシュートを放ち、こぼれ球を西谷が打ちましたが大迫がキャッチ。また27分には高い位置で奪われて波状攻撃を受けますが広島守備陣がはね返します。引いて守ることにより相手を引き込みすぎたと考えたか、飲水タイム後には再び前からの守備に切り替えて相手陣内に攻め込みます。33分の東のクロスにエゼキエウがヘッドで合わせましたが枠外。34分の東のクロスもDFがCKに逃げます。そして前半35分、柴崎のCKを東が逸らすと中央に飛び込んだエゼキエウが頭で押し込んで、リードを3点に広げました。
後半に入ると徳島は3枚替えで流れを変えようとします。後半早々の3分には西谷のクロスのこぼれを宮代に蹴り込まれましたが、その前に垣田が大迫へのファウルで取り消されます。しかし大迫の治療による長い中断が終わって2分後に速い攻撃を受けると、野上がヒールでクリアしたボールを岸本にミドルで叩き込まれて、1点を返されてしまいました。
これで勢いが出た徳島はボールを回して何度も広島陣内に攻め込みます。そして18分には宮代にシュートを打たれましたが大迫が落ち着いてキャッチします。逆に後半19分、足を滑らせた岩尾からボールを奪った柴崎が前線へのパス。これはDFに引っかかったものの拾った浅野がシュートを決めて4点目を奪いました。
3点差を追いつかなければならない徳島は、その後もどんどん前掛かりに攻めてきます。広島も更に追加点を奪いに行って、26分には右からのクロスを東がヘッドで狙いましたが枠外に外れます。後半34分には岸本のクロスをクリアしきれず、逆サイドからの藤田の折り返しを一美に決められて点差は再び2点になります。広島は35分に塩谷が惜しいシュートを放ちましたがその後は徳島に一方的に攻め込まれ、クロスやセットプレーから何度もゴール前に持ち込まれます。アディショナルタイムにはGKまで上がりっ放しで総攻撃を仕掛けてきましたが広島守備陣が凌ぎきって、2点差を保ったまま試合終了のホイッスルとなりました。
負ければJ2降格がほぼ確定する、と言うことで、徳島の入りは慎重だったと思います。それに対して広島は前からプレッシャーをかけて、序盤は徳島陣内でゲームを進めました。1点目と2点目はいずれもその流れからのもので、相手陣内でしっかりとボールを動かして、相手の隙を突いての素晴らしいゴールだったと思います。沢田監督は試合後に「1ヶ月間やってきた中で、今日のサイド攻撃とかやってきたことが出て、点も取れたので非常にうれしかった」と語っていますが、城福監督から引き継いだ後に続けてきたことがようやく結果として結実した、と言えるのではないでしょうか。
一方守備面で言うと、引いて守るだけでは守りきれない、と言うことが改めてはっきりした試合だったように思います。前半早々に2点を取った後に引いて守って攻め込まれましたが、飲水タイム後に前から行くようになったことが追加点として結実しました。また後半の4点目も高い位置で柴崎が奪ったからこそ。今年城福監督の下で積み上げてきたサッカーは正しい方向性だったと言うことが、改めてはっきりした試合だったと言えるのかも知れません。
この試合の結果徳島のJ2降格が決定し、広島は1つ順位を上げて11位でフィニッシュしました。広島は来季スキッベ監督が率いることになりますが、今いる選手をベースにして、選手を育成しながら戦う路線に変更はありません。この試合では23歳の藤井とエゼキエウが得点に絡んでチームを勝利に導きましたが、これこそが広島が目指す形でしょう。来季は他の選手を含めて若手がもっと大きく成長して、そして更に上を目指すチームになって欲しいと思います。
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