3/14〜3/20のSANFRECCE Diary


<21.3.20> 明日はJ1リーグ戦第6節。サンフレッチェはアウェイで大分トリニータと戦います。
 DFラインを支えていた鈴木義宜と岩田智輝やチーム得点王だった田中達也、ゲームメーカーの小塚和季ら主力級がごっそりと抜けた大分は、坂、長沢、上夷らを加えてチームの再構築を試みています。そしてここまではメンバーを入れ替えながら粘り強く戦って、リーグ戦5試合を消化して勝ち点5を稼いでいます。今季のここまでの戦績は次の通り。
1H △1-1 徳島  【分】渡邉新、【徳】岸本
L1H ●1-3 神戸  【分】藤本、【神】増山、中坂、田中
2A ○2-1 横浜FC 【分】三竿、小林、【横】手塚
3A (中止) G大阪
4H △1-1 FC東京 【分】町田、【東)渡邉凌
5A ●0-1 C大阪 【C】坂元
 前節は序盤からC大阪に攻め込まれて耐える展開が続き、後半になって逆襲を試みたものの後半42分に坂元にクリアボールを蹴り込まれて敗れています。前節は連戦を考えて先発9人を入れ替えて戦っていることから、明日は「主力組」を起用してホーム初勝利を狙ってくるのではないでしょうか。
 対するサンフレッチェですが、前節温存した青山とドウグラス・ヴィエイラに加えて、怪我から復帰したジュニオール・サントスと野上も起用する可能性が高そうです。と言うことで、私のメンバー予想は次の通り。
       大迫

茶島   野上  荒木  佐々木

     青山  川辺

藤井         エゼキエウ
     Jサントス

     Dヴィエイラ

SUB:林、今津、東、柏、森島、浅野、鮎川
 開幕から続いた週2試合の過密日程も明日が最後。ここまで2勝4分けと内容に結果が付いてきていないような印象ですが、メンバーを入れ替えながら戦ってきたことを考えると悪くない結果だと言えます。明日もここまで積み上げてきた積極的なサッカーで勝利して、代表活動による中断を迎えたいものです。
<21.3.20> 日本サッカー協会は昨日、U-24日本代表を発表し、広島からは大迫が選ばれました。今回選ばれたのは次の23人。
【GK】大迫敬(広島)、沖(鹿島)、谷(湘南)
【DF】板倉(フローニンゲン)、渡辺剛(FC東京)、町田(鹿島)、原(清水)、
    古賀(柏)、瀬古(C大阪)、菅原(アルクマール)、中野(鳥栖U-18)
【MF】中山(ズヴォレ)、相馬(名古屋)、三好(アントワープ)、
    三苫、田中碧、旗手(川崎F)、田中駿(札幌)、堂安(ビーレフェルト)、
    渡辺皓(横浜FM)、久保(ヘタフェ)
【FW】食野(リオ・アヴェ)、田川(FC東京)
 12月にU-23代表候補合宿に選ばれたメンバーから波多野、中村帆、安部(FC東京)、岩田(大分)、大南(柏)、橋岡(浦和)、東、浅野(広島)、金子拓、高嶺(札幌)、金子大(湘南)、齊藤(ルビン・カザン)、郷家(神戸)、前田(横浜FM)、上田(鹿島)が外れ、谷、板倉、原、菅原、中野、中山、三好、三苫、田中碧、旗手、堂安、渡辺皓、久保、食野、田川が選ばれています。このメンバーは3/26と3/29にU-24アルゼンチン代表と対戦して、東京五輪に向けての再スタートを切ります。
<21.3.19> 日本サッカー協会は昨日、3/25に行われる韓国との親善試合と3/30に行われるワールドカップ予選モンゴル戦に臨む日本代表メンバーを発表し、広島からは佐々木と川辺が選ばれました。今回選出されたのは次の23人。
【GK】西川(浦和)、権田(清水)、前川(神戸)
【DF】吉田(サンプドリア)、佐々木(広島)、松原、畠中(横浜FM)、
    山根(川崎F)、中谷(名古屋)、小川(FC東京)、
    冨安(ボローニャ)
【MF】江坂(柏)、遠藤(シュツットガルト)、伊東(ヘンク)、
    原川、坂元(C大阪)、南野(サウサンプトン)、古橋(神戸)、
    守田(サンタ・クララ)、川辺(広島)、鎌田(フランクフルト)
【FW】大迫勇(ブレーメン)、浅野(パルチザン)
 コロナウィルス感染の状況が良くない国(フランスなど)からの招集が見送られたらしく、「海外組」は9人。また14人のJリーガーのうち8人が初招集となるフレッシュなメンバーとなっています。サンフレッチェファミリーとしては佐々木とともに初めて招集された川辺はもちろんのこと、広島在籍時代に日本代表としてプレーした前川和也氏の息子であり、またサンフレッチェのジュニアとジュニアユースで育った前川黛也にも注目したいところ。パルチザン・ベオグラードでゴールを量産していると言う浅野琢磨も含めて、いろいろと楽しみの多い日本代表だ、と言えそうです。
<21.3.18> 昨日ホームで行われたJ1リーグ戦第5節清水戦は荒木のゴールで1-0で勝利。今季2勝目を挙げました。
 城福監督は前節から4人入れ替えて、以下のメンバーで戦いました。
       大迫

今津   荒木  佐々木   東

     柴崎  川辺
     (→茶島88分)
柏(→野上71分)      森島
       浅野(→Jサントス71分)

       鮎川(→長沼82分)

SUB:林、エゼキエウ、藤井
 対する清水は、GK:権田、DF:立田(→ヴァウド66分)、鈴木義、福森、原、MF:ヘナト・アウグスト(→カルリーニョス・ジュニオ54分)、竹内、後藤(→河井54分)、FW:中山(→西澤80分)、鈴木唯(→ディサロ66分)、チアゴ・サンタナ、と言うメンバーでした。立ち上がりから前からのプレスを敢行した広島は、清水にほとんどチャンスを与えずに押し込みます。17分にはCKから荒木がヘディングシュート。28分には浅野の突破からのクロスを柏が狙いましたが惜しくも外れ、29分の森島のシュートも枠を捉える事ができません。続いて34分にも浅野が決定的なシュートを放ちましたが枠外に外れ、35分の鮎川のシュートも権田の手に収まります。更に43分には今津のクロスを浅野がヒールで狙いましたが権田が驚異的な反応で防ぎます。前半は広島がチャンスを作り続けたものの決めきれず、逆に清水のシュートは2本に抑えてスコアレスでハーフタイムを迎えました。
 後半に入っても広島ペースで進み、9分にはCKを佐々木が狙いましたが枠外に外れます。そして後半13分、左からの森島のCKを今津が折り返し、東が落としたボールを荒木が押し込んで先制点を奪いました。
 この後は清水もボールを持つ時間が長くなりますが、広島はタイトな守備でシュートを許しません。後半20分には高い位置で相手ボールを奪った浅野が、そのまま持ち込んでシュートを放ちましたが惜しくも枠外に外れます。城福監督は後半25分に怪我明けのジュニオール・サントスと野上を投入し、守備を固めつつ追加点を狙いに行きます。そして29分にはジュニオール・サントスが決定的なシュートを放ったものの、惜しくもバーに弾かれます。終盤には清水もクロスの放り込みで得点を狙ってきたものの守備陣が跳ね返して、1-0のままで試合をクローズしました。
 スタッツによると、広島のシュートは11本だったのに対して清水は5本。広島は得点シーン以外にも前半28分の柏のシュートや前半34分と後半20分の浅野のシュート、後半29分のジュニオール・サントスのシュートなど決定機を多く作ったのに対して、清水にはほとんどチャンスを与えませんでした。また試合全体を通してのボール支配率は52.8%。先制点を奪った後は清水のボール支配率が上回ったものの、ほぼ「持たせていた」と言う感じで危なさはありませんでした。こちらが中3日だったのに対して相手は中2日と日程的に有利だったのは確かですが、ドウグラス・ヴィエイラや青山ら主力級を欠く中で狙い通りのサッカーで勝利したことは、チームの成長を表していると言って良いのではないでしょうか。城福監督は「ボールをつなぐ勇気をもっと持とうということを、この試合に向けて言って」来たそうですが、まさにその言葉どおりのサッカーで無得点勝利という結果を出せたことは、今後に向けて大きな自信になったに違いありません。

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<21.3.17> 中国新聞によると、前日練習では鮎川が主力組のワントップでプレーしていたとのことで、今日はリーグ戦初先発する可能性が高そうです。一方負傷していたジュニオール・サントスと野上は昨日はフルメニューを消化したとのこと。城福監督は「今日練習した結果、身体に反動が出るかの確認が明日必要。ぎりぎりまで考えたい」と語っていますが、少なくともベンチ入りするのではないかと思われます。
 今日の試合会場はエディオンスタジアム広島で、午後7時キックオフ。メインスタンド前のおまつり広場では、4時から「広島市サッカースタジアム建設PR&個人寄附金ブース」をオープンします。先着プレゼントは「日本郵便のオリジナルキャラクター『ぽすくまクリアファイル』&マスク&ポケットウエットシート」と広島限定デザインの「かっぱえびせん 匠海 海人の藻塩」を先着1,000名様に。また漫画家の千田純生先生書き下ろしの「サンチェ・フレッチェ&城福監督・仙田社長 ハッピーバースデーポストカード」を4,500名様にプレゼントします。サンフレッチェクラブ会員限定プレゼントは、サンチェ・フレッチェのプレミアムカード。飲食店の販売はメインスタンド3Fコンコースとバックスタンドコンコース限定で、場外での販売はありませんのでご注意下さい。また当日券はメイン・バックのチケットBOXで販売するほか、Jリーグチケットでも購入できますのでご利用下さい。その他、グッズ販売やアクセス情報などの詳細は公式ホームページをご覧ください。
 試合中継ですが、今日もDAZNのみとなっています。今日はブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&DAZNを見れない方はそちらをご覧ください。
<21.3.16> 明日はJ1リーグ戦第5節。サンフレッチェはホームに清水エスパルスを迎えます。
 開幕戦を逆転勝利で好スタートを切った清水でしたが、その後はなかなか勝ちきれず勝ち点5で8位に付けています。前回の対戦以降の対戦成績は以下の通り。
L1A △0-0 広島
2H △2-2 福岡  【清】カルリーニョス・ジュニオ、中山、【福】山岸、サロモンソン
3A ●1-2 C大阪 【清】中山、【C】西尾、清武
4H △0-0 鳥栖
 前節は好調の鳥栖に攻め込まれながらも粘り強く戦って、無失点に抑えて勝ち点1ずつ分けあっています。明日は広島よりも1日少ない中2日での連戦となりますが、もともとベンチには昨年のレギュラー陣が控えている上に前節は3人入れ替えて戦っているだけに、明日はコンディションを整えて広島に乗り込んでくる、と考えて良いでしょう。
 対するサンフレッチェですが、中国新聞によると怪我で前節休場したジュニオール・サントスと途中交代した野上はいずれも軽傷だったとのこと。野上は「清水戦から行けるつもり」と語っていますが、城福監督は「戻ってきて欲しいのはやまやまだけど、再発のリスクは避けたい」と語っているので明日は無理はさせないものと思われます。また開幕から4試合連続で先発している東とドウグラス・ヴィエイラのコンディションも気になるところ。3日後にも試合を控えていることを考えると、フレッシュなメンバーを起用する可能性もありそうです。
       大迫

茶島   荒木  佐々木  清水

     柴崎  川辺

藤井             柏
       浅野

       鮎川

SUB:林、今津、東、長沼、森島、エゼキエウ、ドウグラス・ヴィエイラ
 ここまで4試合とも先制しながら1勝3分けと勝ちきれていないサンフレッチェですが、むしろここまで負けていないことに自信を持って、最後まで力を合わせて戦い抜いて欲しいと思います。
<21.3.15> 日本サッカー協会は先週なでしこジャパン(日本女子代表)候補を発表し、サンフレッチェ広島レジーナから上野真実選手が選ばれました。今回選出されたのは次の24人。
【GK】池田(浦和)、山下(神戸)、スタンボー(大宮)
【DF】鮫島(大宮)、三宅(神戸)、南、高橋(浦和)、
    清水、宮川、北村(東京V)
【MF】中島、杉田(神戸)、三浦、木下(東京V)、
    猶本、水谷、塩越(浦和)、脇阪(相模原)
【FW】菅澤(浦和)、高瀬(神戸)、浜田、宮澤(仙台)、
    上野(広島)、浜野(C大阪堺)
 このメンバーは3/17から鹿児島でトレーニングキャンプを行い、4/8のパラグアイ戦と4/11の親善試合(対戦相手未定)に向けてのチーム作りを行うことになります。
<21.3.14> 昨日アウェイで行われたJ1リーグ戦第4節鹿島戦は、浅野のゴールで先制したものの逃げ切れず、またもや引き分けに終わりました。
 前節から先発5人を入れ替え、広島は以下のメンバーで戦いました。
       大迫

野上   今津  荒木隼   東
(→佐々木HT)
     青山  川辺
     (→柏75分)
森島(→鮎川86分)  エゼキエウ(→茶島62分)
       浅野(→長沼75分)

     Dヴィエイラ

SUB:林、藤井
 対する鹿島は、GK:沖、DF:小泉、犬飼、町田、杉岡、MF:三竿、レオ・シルバ(→和泉71分)、ファン・アラーノ(→永木78分)、荒木遼(→遠藤71分)、土居(→染野84分)、エヴェラウド、と言うメンバーでした。ファーストシュートは鹿島で、3分に土居がミドルを放ちましたが枠外。11分には小泉が中央からシュートしましたがDFがブロックし、15分にはエヴェラウドのシュートを大迫が横っ飛びで弾きます。また27分には左からファン・アラーノに狙われましたが大迫ががっちりとキャッチします。なかなかシュートまで行けなかった広島ですが、先制点を奪ったのは前半29分、DFラインからのFKをドウグラス・ヴィエイラが高さを生かしてキープすると、そのパスを受けた浅野が豪快に蹴り込みました。
 広島は前半34分、川辺のクロスに飛び込んだ東がダイレクトにゴールを狙いましたがGKの好セーブに阻まれます。対する鹿島も40分に右からのクロスにエヴェラウドが飛び込み、41分にもエヴェラウドに打たれましたがいずれも大迫がキャッチして、1点リードで前半を折り返すことになりました。
 後半のファーストシュートは広島で、2分にドウグラス・ヴィエイラがドリブルからシュートしましたが沖に抑えられます。7分には右からのクロスをエヴェラウドにヘッドで狙われましたが大迫がキャッチ。9分にはエゼキエウのスルーパスで抜け出した浅野がGKとの1対1となりましたが惜しくも沖に止められます。14分にはセットプレーから危ういシーンを作られましたが大迫が蹴り出し、18分の荒木遼のミドルは大迫が正面でキャッチします。対する広島も後半20分、浅野が落としたボールを川辺がシュートを放つと、杉岡に当たったボールは惜しくもバーに弾かれます。そして後半23分、するするとDFラインの裏に抜けた荒木遼へエヴェラウドがスルーパス。これを反転シュートを決められて、同点に追いつかれてしまいました。
 この後は両チームともに選手を入れ替えて勝ち越しを狙います。後半33分にはスルーパスで森島が抜け出しましたがDFがぎりぎりでストップ。後半38分にはCKから町田に狙われましたが枠外に外れ、40分のエヴェラウドのシュートは枠外。43分には永木のクロスにエヴェラウドが飛び込みましたが、荒木隼が身体を寄せてミスを誘います。後半アディショナルタイムには三竿がミドルを打ちましたがこれも大きく外れて、そのまま引き分けに終わりました。
 試合後に城福監督は「われわれも良い入りができました」と語っていますが、序盤から前からのプレスがきいて良い戦いができていたと思います。前後半を通じてシュートは6本だけでしたが、そのうち4本は決定的なもの。相手GKの好守がなければ、追加点を奪って逃げ切ることも十分可能でした。また守備ではやはり過密日程の影響で相手よりも足が止まるのが早く、後半は押し込まれる時間が長かったのですが、それでもバイタルのスペースを丹念に埋めるとともにシューターにしっかりと身体を寄せていました。失点の場面だけは荒木遼をフリーにしてしまいましたが、何度かカウンターから決定的シーンを作ったことも含めて、勝利までもう一歩の試合だった、と言って良いのではないでしょうか。
 開幕していきなりの過密日程のため選手に疲労が蓄積し、そのためもあってか怪我人が続出していますが、しかし出場できる選手がしっかりと自分たちのミッションを果たし、勝ち点を1ずつでも積み重ねていることには自信を持って良いでしょう。今週も中3日で2試合戦わなければいけませんが、より一層チーム一丸となって、戦い抜いて欲しいと思います。

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日刊スポーツ  スコア詳細  戦評  21歳GK対決  荒木遼
サッカーダイジェストWeb  採点&寸評  戦評  広島の現状をどう評価する?
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