4/11〜4/17のSANFRECCE Diary


<21.4.17> 明日はJ1リーグ戦第10節。サンフレッチェはアウェイで川崎フロンターレと戦います。
 昨年は圧倒的な力を見せて3度めのリーグ制覇を果たした川崎Fは、中村が引退したほか守田と齋藤が移籍しましたが名古屋からシミッチを獲得。また知念、遠野らをレンタルバックして十分な戦力を整えました。そしてその甲斐あってか今季も開幕から11試合戦って10勝1分けと首位を独走しています。今シーズンの公式戦の戦績は次の通り。
FXSC ○3-2 G大阪 【川】三苫2、小林、【G】矢島、パトリック
1H ○2-0 横浜FM 【川】家長2
11H ○3-2 C大阪 【川】レアンドロ・ダミアン2、三苫、【C】大久保2
2A ○5-1 仙台  【川】小林2、遠野、OG、旗手、【仙】上原
3H ○2-0 徳島  【川】レアンドロ・ダミアン2
4H ○1-0 柏   【川】家長
5A △1-1 神戸  【川】レアンドロ・ダミアン、【神】菊池
6A ○5-0 浦和  【川】小林2、レアンドロ・ダミアン、旗手、脇坂
7H ○2-0 大分  【川】三苫2
8H ○1-0 鳥栖  【川】遠野
9A ○4-2 FC東京 【川】家長2、三苫、レアンドロ・ダミアン、【東】アダイウトン、内田
19H ○3-1 福岡  【川】遠野、知念、山根、【福】サロモンソン
 中2日で迎えた福岡戦はレアンドロ・ダミアン、家長、三苫、ジェジエウらを温存して戦ったこともあって1-1でハーフタイムを迎えましたが、後半10分に勝ち越すとその後は主力を投入して貫録を見せ、連勝を5に伸ばしています。ホームでの連戦となる明日の試合は主力を起用して、当然勝つつもりで待ちかまえているに違いありません。
 対するサンフレッチェはアウェイの連戦ということで、静岡県内に滞在して準備しているとのこと。こちらも中3日の試合ですが来週水曜日はルヴァンカップになるので、主力を起用する可能性が高いのではないでしょうか。と言うことで予想メンバーは次の通り。
       大迫

野上   荒木  今津    東

       青山

    川辺    森島

浅野         エゼキエウ

     Dヴィエイラ

SUB:林、井林、茶島、柏、長沼、Jサントス、鮎川
 今季サンフレッチェが取り組んでいる4-1-2-3は川崎Fが元祖。レアンドロ・ダミアンからスタートする強烈なプレスでボールを刈り取り、全員が連動した攻撃で得点を量産しています。それに勝つには、チーム全員で運動量でもサッカーの質でも相手を上回らなければならないのは間違いないところ。明日はいつも以上に選手全員で力を合わせて、最後まで勝利を目指して戦い抜いて欲しいと思います。
<21.4.16> 先週発売された「紫熊倶楽部」5月号(Vol. 279)を紹介します。最初の記事は「HIROSHIMA STADIUM PARK PROJECT」で、先月末の優先交渉権者となる事業体の決定に至った経緯と、採択されたスタジアム案に関するプレゼンの内容を紹介しています。最初に登場しているのは浅野雄也選手。「太陽の申し子」のような彼の、どうしても点をとりたいと言う思いと、今季のここまでの戦い、そして日本代表や結婚についての思いなどを綴っています。続いて取り上げられているのは長沼選手で、プロになってからの苦闘とレンタル移籍での経験、広島に戻ってきた決意について述べています。そしてモノクロページの「SIGMA戦士の物語」では、青山、森島、鮎川、ハイネルの4人が取り上げられています。
 「READERS AREA」を挟んでSPL∞ASHのページでは、「サンフレッチェレディースを卒業します」と言う高竹香夢さんを紹介。「MATCH REPORT」はJ1リーグ戦の札幌戦、鹿島戦、清水戦、大分戦、G大阪戦と、ルヴァンカップの横浜FM戦です。また初めて日本代表に選出された川辺選手のミニインタビューも掲載されています。
 「掛本智子のFACE TO FACE」で取り上げられているのは、「8人兄妹の広島っ子です」と言うレジーナの左山選手。また広島のサッカー少女と交流したレジーナの無料体験スクールと、初めての対外試合となったアンジュヴィオレとの練習試合を紹介しています。そして最後はいつものように「SIGMA CALENDER」と「紫熊短信」となっています。
 サンフレッチェオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は税込396円。ホームゲーム会場と広島県内の大手書店等でご購入下さい。また通販はJ.LEAGUE ONLINE STOREからどうぞ。
<21.4.16> 中国新聞によるとサンフレッチェは昨日オンラインで取締役会を行い、2期ぶりの赤字決算を承認しました。新型コロナウイルスの影響で観客を制限されたため、入場料収入は前年度から2.71億円の減少で3.19億円。またグッズ収入も4,100万円減の2.6億円で、売上高は前年度から5.27億円のマイナスとなりました。ただ年間指定席の払戻金の寄附やクラウドファンディングで2.25億円の支援があったことや、スポンサー収入が1,300万円増だったことから、当期純損失は1.65億円にとどまったとのこと。新型コロナウイルスの影響が残る今季も数億円の赤字が見込まれているものの、仙田社長は「多くの方の援助のおかげで赤字を抑えられた。(今期は)入場料、広告料収入を増やすことで売り上げを回復させる」と語っていたそうです。
<21.4.15> 昨日アウェイで行われたJ1リーグ戦第19節名古屋戦は、CKからの失点を取り返すことができず、2試合連続無得点で今季初の連敗となってしまいました。
 サンフレッチェは前節から先発9人を入れ替えて、以下のメンバーで戦いました。
       大迫

野上   荒木  今津    東

       川辺

    柴崎    森島
    (→青山64分)
浅野         エゼキエウ(→柏83分)
(→ハイネル64分)
      Jサントス

SUB:林、井林、茶島、鮎川
 対する名古屋は、GK:ランゲラック、DF:丸山、中谷、宮原、吉田、MF:米本、稲垣、FW:柿谷(→山崎68分)、相馬(→前田56分)、マテウス(→長澤75分)、齋藤(→阿部56分)、と言うメンバーでした。序盤の広島はやや慎重な立ち上がり。名古屋が前から来たこともあって、引き気味で戦います。6分にはマテウスが左から低いクロスを入れたものの逆サイドに抜け、8分にはCKに中谷が飛び込みましたが合わずに助かります。広島の最初のシュートは10分で、浅野のFKの跳ね返りに野上が飛び込みましたがDFがブロック。13分にはCKのこぼれを荒木が打ちましたが枠外に外れます。そして前半21分、マテウスのCKに大迫が飛び出したものの触れず、丸山にヘッドで決められて先制点を許してしまいました。
 その後は守備を固める名古屋に対して、広島がボールを回して何とか崩そうとします。27分には高い位置で奪って川辺がミドルシュートを放ちましたが枠外。36分と37分にはセットプレーから名古屋ゴール前に攻め込みましたがシュートは打てずに跳ね返されます。結局前半の広島のシュートは2本。逆に名古屋のシュートは1本に抑えたもののその1本を決められて、1点のビハインドでハーフタイムを迎えました。
 後半も広島がボールを回しますが、名古屋の厳しい守備になかなかゴール前に入れません。5分にはエゼキエウがミドルシュートを放ったもののGKがキャッチ。10分にはCKにジュニオール・サントスが合わせましたが枠外に外れて頭を抱えます。名古屋はカウンターから追加点を狙ってきて、12分にはマテウスに危ないシュートを打たれます。飲水タイムの後も広島が攻め続け、25分には東がシュートしましたがDFにブロックされ、26分のジュニオール・サントスのループシュートも枠を捉える事ができません。続いて28分にはエゼキエウのスルーパスで川辺が抜け出しましたがGKに抑えられます。29分にはセットプレーの流れから荒木がシュートしましたがランゲラックの守備範囲内。36分のハイネルのシュートも39分の東のシュートも枠外に外れます。広島は最後まで攻め続けたものの名古屋の守備は堅く、「ウノゼロ」で逃げ切られてしまいました。
 ボール支配率は56%、シュート数は名古屋の5本に対して広島は12本と数字上は圧倒しましたが、試合は完全に名古屋の狙い通りだった、と言えるでしょう。広島が作った決定機と言えば後半10分と26分ののジュニオール・サントスのシュートぐらい。それ以外は名古屋の鉄壁の守備を崩したとは言えず、最後まで守り切られてしまいました。開幕からの失点がオウンゴールだけ、と言う成績が決してフロックではないことを、実感することになってしまいました。
 ではなぜそのような結果になってしまったかというと、やはり序盤に名古屋にペースを握られて、その流れの中から先制点を奪われたことに尽きると思います。Football LABによると広島がボールを支配したのは先制点を許して以降で、前半15分までは名古屋のボール支配率が66.9%になっています。サンフレッチェは最初は相手の様子を見る作戦だったのかも知れませんが、結果から見ればそれが失敗だった、と言えるかも。上位チームと戦うことの難しさを思い知らされた一戦だった、と言えるでしょう。
 昨日はACL絡みの4試合だけだったため広島の順位は6位のままですが、首位・川崎Fとの勝点差は15、名古屋との勝点差も10に広がってしまいました。リーグはまだ1/4を少し過ぎたところなのでまだまだ先は長いのですが、優勝を狙うためにはこれ以上は引き離されたくないところです。次節は中3日でアウェイ・川崎F戦となりますが、チーム全体で良い準備をして臨んで欲しいと思います。

ブログ速報  前半  後半
広島公式サイト  名古屋公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ  “J史上最堅”名古屋  連続無失点時間記録更新
日刊スポーツ  スコア詳細  戦評  丸山
サッカーダイジェストWeb  採点&寸評  戦評
Football LAB
<21.4.14> 中国新聞によると、今日はエゼキエウが2試合ぶりに左ウイングでの先発が濃厚だとのこと。横浜FC戦で見せた積極的な守備で相手ボールを奪って、7試合連続無失点中の名古屋の堅守を打ち破ってチームを勝利に導いて欲しい、と思います。
 今日の試合会場は豊田スタジアムで、キックオフは午後7時半。アウェイ指定席も販売予定で、「ノー残業応援価格」と言うことでほとんどの指定席が大人一律2,500円になるそうです。チケットはJリーグチケットでも購入可能ですので、観戦予定の方は予めご購入の上、ご来場下さい。
 試合中継は今日もDAZNのみとなっています。いつものようにDAZNを見ながらブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&DAZNを見れない方はぜひご覧ください。
<21.4.13> 明日はACLのため前倒し開催となるJ1リーグ戦第19節のアウェイ・名古屋戦を戦います。
 2018, 2019年には2年連続で残留争いに巻き込まれた名古屋でしたが、フィッカデンティ監督の戦術が浸透した昨年は堅守をベースに3位でフィニッシュ。そして木本、柿谷、齋藤、長澤ら各ポジションに実力者を加えて迎えた今季は、これまで9試合を戦って失点はわずかに1と、安定した戦いで2位につけています。今季のこれまでのリーグ戦の戦績は次の通り。
1A ○2-1 福岡  【名】マテウス2、【福】OG
2H ○1-0 札幌  【名】相馬
3A ○1-0 柏   【名】稲垣
4A ○1-0 神戸  【名】稲垣
5H ○3-0 横浜FC 【名】前田、マテウス、山崎
6A ○1-0 鹿島  【名】稲垣
7H △0-0 FC東京
8A △0-0 湘南
9A ○3-0 大分  【名】山崎、OG、柿谷
 2試合連続無得点で迎えた前節は前半33分に先制点を奪うと、前半終了間際に追加点。後半は大分の攻撃を堅い守備でしっかりとはじき返し、試合終了間際の柿谷の移籍後初ゴールでダメ押しして、J1新記録となる8試合連続無失点を達成しています。首位・川崎Fは1試合消化試合が多いこともあって勝点差が5あるだけに、ここで負けるわけにはいかない、と言う強い思いで勝利を狙ってくるのではないでしょうか。
 対するサンフレッチェですが、湘南戦で先発8人を入れ替えたのは名古屋戦を見据えて、ということもあったはずなので、横浜FC戦のメンバーに戻す可能性が高いと思われます。と言うことで予想メンバーは次の通り。
       大迫

野上   荒木  今津    東

       川辺

    柴崎    森島

浅野         エゼキエウ

     Dヴィエイラ

SUB:林、井林、茶島、ハイネル、柏、Jサントス、鮎川
 開幕からのリーグ戦無敗が途絶えたサンフレッチェにとっては、今週の名古屋戦、川崎F戦が正念場。チーム全員の力を合わせて、勝利を勝ち取って欲しいと思います。
<21.4.12> 昨日吉田サッカー公園で行われた高円宮杯プレミアリーグウェストの第2節で、サンフレッチェ広島ユースは京都U-18を3-1で下して2連勝。順位を2位に上げました。広島のメンバーは、GK:波多野、DF:豊田(→松本87分)、光廣、藤野、畑野、MF:西村(→井野76分)、森夲(→滝口67分)、池田、越道(→濱田76分)、FW:高柳(→笠木67分)、棚田。先制点は前半8分で、西村の右からのCKからの混戦を高柳が左足で蹴り込みました。2点目は前半37分で、相手GKのボールをカットした高柳のパスを棚田がゲット。続いて後半6分にはGKからのロングボールを収めた高柳が中央を割って決めました。そして守っては後半終了間際のCKからの1点に抑えて危なげなく勝ちました。第2節の全結果と順位表は次の通り。
【第2節】
大津高   1-0 神戸U-18
C大阪U-18 0-3 G大阪ユース
広島ユース 3-1 京都U-18
磐田U-18  1-1 名古屋U-18
鳥栖U-18  3-2 東福岡高

         勝点 試合 勝 分 敗 得失差
1 G大阪ユース   6     2    2   0   0    +6
2 広島ユース    6     2    2   0   0    +5
3 名古屋U-18    4     2    1   1   0    +4
4 磐田U-18     4     2    1   1   0    +1
5 大津高      3     1    1   0   0    +1
6 鳥栖U-18     3     2    1   0   1    -3
7 京都U-18     0     2    0   0   2    -3
8 C大阪U-18    0     1    0   0   1    -3
9 東福岡高     0     2    0   0   2    -4
10 神戸U-18     0     2    0   0   2    -4

<21.4.11> 昨日ホームで行われたJ1リーグ戦第9節湘南戦は1点を取り返せず、開幕からの負けなしは8試合で止まりました。
 サンフレッチェは前節から8人入れ替えて、以下の布陣で戦いました。
       大迫

茶島   荒木  井林   清水

       青山(→野上69分)

   ハイネル   長沼
   (→川辺59分)
藤井             柏(→浅野59分)
(→森島HT)
     Dヴィエイラ(→Jサントス59分)

SUB:林、鮎川
 対する湘南は、GK:谷、DF:舘、石原広、大野、MF:岡本、茨田(→名古HT)、田中(→大岩76分)、山田、高橋、FW:石原直(→町野HT)、大橋(→古林67分)、と言うメンバーでした。最初の広島のチャンスは前半11分で、高い位置で奪ったボールを柏が狙いましたがブロックされます。しかしその後は全体的に連動性が悪くなかなかチャンスを作れません。40分には茶島のCKを井林がヘッドで狙ったシュートが枠外に外れ、41分には青山のミドルが湘南ゴールを襲いましたがチャンスといえばそれぐらい。相手にはほとんどシュートも打たせなかったものの、あまり良い形を作れないままにハーフタイムを迎えました。
 後半に入ると城福監督は森島を投入して攻撃を活性化しようとします。序盤は湘南に押し込まれたものの、6分に森島がシュートを放った後はペースを握り、8分には茶島がミドルシュートを打ちましたが枠外。9分には柏がシュートしましたがこれも枠外に外れます。しかし後半10分、大迫からのパスを受けたハイネルのトラップが乱れたところを田中に奪われ、町野とのワンツーを使ってペナルティエリア内に侵入されてゴールを許してしまいました。
 ここで城福監督は一気の3枚替えで反撃に出ます。そして16分には長沼がシュートを放ちましたが枠外。17分には浅野の仕掛けからチャンスを作り、18分にはCKに井林が合わせましたが枠を捉える事ができません。また21分にはジュニオール・サントスのパスで抜け出した森島が決定的なシュートを放ちましたが枠外に外れます。飲水タイム後に最後のカードを切り、川辺をアンカーに落として何とか打開しようとする城福監督。しかしハイボールはことごとく谷にキャッチされ、地上戦を仕掛けても湘南の堅い守備は崩れません。33分にはジュニオール・サントスが中央突破を図り、クリアを拾った茶島が打ちましたがサイドネット。38分には浅野が得意の形からのシュートを狙いましたがこれも枠を外れます。最後はロングボールを湘南陣内に蹴り込んだもののシュートにも行けず、悔しい敗戦のホイッスルとなりました。
 前節横浜FC戦では素晴らしいサッカーを披露したサンフレッチェですが、8人も入れ替えるとやはり同じサッカーはできない、と言うことだったのだろうと思います。プレスをかけようとしても連動性に乏しく、またボールを奪われた後の切り替えも遅く、なかなか良い形でボールを奪えませんでした。またボールを保持した時にはダイナミックなポジションチェンジが少なく、特に前半は相手にとっても守りやすかったのではないでしょうか。試合後に城福監督は「本当に少しのポジションのところを全体で底上げしていかないといけないなとあらためて感じました」と語っていますが、チーム全体としての戦術の浸透にはまだまだ時間がかかりそうだ、ということが、改めて確認できた試合だったと言えるでしょう。この敗戦の悔しさをどう今後に生かすのかが、チームと選手たちに問われるのではないでしょうか。

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