5/30〜6/5のSANFRECCE Diary


<21.6.5> 9/12に開幕するWEリーグは昨日第3節までの日程を発表し、サンフレッチェ広島レジーナの開幕戦はちふれASエルフィン埼玉とのアウェイゲーム、またホーム開幕戦の対戦相手はマイナビ仙台レディースとなりました。今回発表された日程は次の通り。
【第1節】9/12(日) ちふれASエルフィン埼玉(熊谷スポーツ文化講演陸上競技場)
【第2節】9/18(土) マイナビ仙台レディース(広島広域公園第一球技場)
【第3節】9/25(土) 日テレ・東京Vベレーザ(味の素フィールド西が丘)
 なお、今日の午後2時から広島広域公園第一球技場にINAC神戸レオネッサを迎えてプレシーズンマッチが行われます。昨日の段階ではSゾーン南のチケットは前売りで完売していて、ビジター席の販売もありませんが、SSゾーン、Sゾーン北、自由席は当日券が販売されますので、チケットぴあのサイトからご購入下さい。また今日はYouTube LIVEで動画配信が予定されていますので、スタジアムに行けない方はこちらをどうぞ。
<21.6.5> 日本サッカー協会は昨日、U-20日本代表候補を発表し、広島から鮎川が選ばれました。今回選ばれたのは次の20人。
【GK】藤田和(新潟)、北原(立命館大)、野澤(FC東京)
【DF】三原(愛媛)、馬場(東京V)、大嶽(柏)、吉田(名古屋U-18)、
    田中(柏U-18)、チェイス(尚志高)
【MF】松村(鹿島)、小田、櫻井(神戸)、松橋、山本(東京V)、
    藤田譲(徳島)、成岡(清水)
【FW】櫻川(千葉)、染野(鹿島)、鮎川(広島)、河野(山口)
 5/31〜6/3に千葉でU-20日本代表候補がトレーニングキャンプを行っていますが、そちらは大学リーグでコンスタントに出場している選手とJリーグ所属でなかなか出場機会が得られていない選手が中心。今回はJリーグで出場経験を積んでいる選手に高校生を加えたメンバーになっています。この年代はもともとこの時期にFIFA U-20ワールドカップインドネシア2021が予定されていましたが、昨年末に中止が決定されて目標を失っていた形になっていました。今回のトレーニングキャンプは6/7〜10に千葉で行われ、最終日には全日本大学選抜との練習試合を行う予定です。
<21.6.4> 昨日札幌ドームで日本代表とU-24日本代表のチャリティマッチが行われ、A代表が3-0で勝ちました。日本代表のメンバーは、GK:シュミット(→中村HT)、DF:上田、室屋(→山根80分)、長友(→小川HT)、谷口、MF:守田(→昌子71分)、原口(→古橋HT)、鎌田(→浅野HT)、南野(→伊東HT)、橋本(→川辺62分)、FW:大迫勇(→坂元62分)。対するU-24日本代表は、GK:大迫敬(→沖HT)、DF:菅原、町田、旗手(→古賀78分)、橋岡、MF:中山(→田中HT)、板倉(→遠藤航78分)、三好(→堂安73分)、久保(前田HT)、遠藤渓(→相馬HT)、田川(→林57分)、と言うメンバーでした。立ち上がりから積極的に前から来たA代表は前半1分、右からの鎌田のCKを大迫勇が落とすとファーサイドに飛び込んだ橋本が突き刺して、あっという間に先制点を奪いました。そしてその後もA代表が厳しいプレスからペースを握り、U-24代表はなかなかチャンスを作れない展開が続きます。それでも前半20分ごろからはU-24代表も相手陣内に攻め込んでシュートは打つものの得点できずにいると、前半41分、町田の縦パスを奪った橋本からのフィードに反応した南野がヘッドで中央に送ると、鎌田がコースを突いたシュートを決めてA代表が2点目を奪います。後半も7分に、伊東のパスで抜け出した小川のクロスに飛び込んだ浅野のシュートはいったんはGKに止められたものの、すかさず立ち上がった浅野が押し込んでリードを3点に広げました。一方U-24代表はオーバーエイジの遠藤航が投入されたことによって攻める時間が増えましたが、しかし最後までゴールネットを揺らすことはできずにA代表が「貫録」の勝利を挙げました。
 この日はA代表を指揮した森保監督はU-24代表の選手に対して「今日出たメンバーのすべてではないですけど、物足りないところがあった。東京五輪の金メダルを目指して戦ってきたなかで、今日の試合強度のなかでしっかりと自分のプレーを発揮できるくらいでなければ目標達成は難しい」と辛口の評価を下していたそうですが、確かに「格上」のA代表が相手とは言え、U-24代表の選手は一人一人が相手の圧力に負けて普段のプレーができなかったような印象でした。ただ、若いと言うことは伸び代も大きいということ。特にオーバーエイジが入ればそのリーダーシップでチームが変わるのは間違いないだけに、この敗戦の教訓は必ず生かされるに違いありません。この試合は公式戦ではなかったものの、それに匹敵するような貴重な「レッスン」の機会だった、と言ってよいのではないでしょうか。
 ところでサンフレッチェの選手のうち、大迫敬介選手はU-24代表のGKとして先発。また川辺駿選手はA代表で途中出場しました。大迫敬は2失点してしまったわけですが、2本ともGKとしてはノーチャンスだったとは思います。しかし1点目はファーサイドにDFが誰もいなかったこと、2点目は鎌田がフリーだったことが原因だったと考えれば、守備陣のオーガナイズに問題があった、と言えるかも。U-24代表の正GKとして五輪の臨むためには、まだまだ学ぶべきことはあるように思います。一方の川辺は後半途中からの出場で、中盤の底に位置してボールのつなぎ役に徹していました。3点リードしていたため得意の3列目からの飛び出しはありませんでしたが、後半40分には相手ボールを奪ってすかさず前線にフィードして浅野の決定機を演出すると言う見せ場を作りました。A代表の中盤は人材が豊富ですが、ここに定着するために着実な一歩を刻んだと言って良いのではないでしょうか?
<21.6.3> 日本サッカー協会は昨日、6/9(水)と6/16(水)に行われる天皇杯2回戦の5試合のキックオフ時刻を午後6時からに変更する、と発表しました。これによりおこしやす京都ACと対戦するサンフレッチェ広島の試合のキックオフも午後6時に変更となります。またC大阪×鳥取の試合は無観客で行われることになりましたが、広島の試合は今のところ観客を入れる予定で、チケットは6/10から発売開始となっています。天皇杯のチケットの詳細については、JFAの公式ページをご覧ください。
<21.6.2> 日本サッカー協会は昨日、明日札幌ドームでの開催が予定されていたジャマイカ代表との親善試合の中止を発表しました。これはジャマイカ代表チームのうち10人が予定されていたフライトに登場できず、試合3日前となる5/31までに日本に到着できなかったことによるもの。他の選手は到着しているものの10人では国際試合を成立させることはできないため、キリンチャレンジカップは中止されることとなりました。そしてその代替試合として行われるのは、日本代表とU-24日本代表の対戦。それぞれW杯予選と五輪を控える両チームの選手たちが、森保監督の前でアピール合戦を繰り広げることになります。
<21.6.1> 日本サッカー協会は先日天皇杯2回戦のチケット販売概要を発表しました。それによると緊急事態宣言の状況により札幌×ソニー仙台と名古屋×三菱水島FCの試合のチケット販売は調整中となっていますが、エディオンスタジアム広島で6/16(水)開催予定のサンフレッチェ広島×おこしやす京都ACのチケットは6/10販売開始予定となっています。またテレビ放送についてもスポーツライブ+(スカパー!CS800とスカパー!プレミアムch580)で生放送の予定となっています。スカパー!のサッカー中継はルヴァンカップの第5節、第6節でのライブ中継が無く、スカパーオンデマンドも配信を見れない人がほとんどとなりましたが、今度こそちゃんとライブで見たいものです。
<21.5.31> 昨日アウェイで行われたJ1リーグ戦第17節FC東京戦はスコアレスドローに終わり、リーグ戦の半分を勝点26で折り返すことになりました。
 城福監督は先発はC大阪戦と同じで、以下の布陣で戦いました。
       大迫

  野上   荒木  佐々木

     青山  川辺
     (→ハイネル72分)
       森島
藤井             柏(→東俊72分)
(→井林83分)
   浅野   Jサントス(→鮎川79分)
   (→エゼキエウ72分)

SUB:林、茶島
 対するFC東京は、GK:波多野、DF:中村拓、渡辺剛、森重、小川、MF:田川、青木(→品田90+1分)、阿部、永井(→三田72分)、高萩(→東慶60分)、FW:ディエゴ・オリヴェイラ(→アダイウトン72分)、と言うメンバーでした。立ち上がりから攻撃に出たのは広島で、1分には藤井のマイナスのパスを浅野がシュートしましたがGKがセーブ。4分には森島のクロスに佐々木が合わせましたがGKの正面を突き、5分にはCKの流れから佐々木が折り返したもののこれもGKに抑えられます。続いて13分には藤井が右サイドに抜け出してクロスを入れて、柏が決定的なシュートを放ちましたがGKの壁を破ることができません。更に18分にはペナルティエリア内で高萩の手に当たったものの見逃されます。前半30分前後には東京にペースを握られた時間帯があったもののその後は再び押し返し、39分には佐々木のクロスをジュニオール・サントスがヘッドで狙ったものの上に外れ、45分にもジュニオール・サントスのキープから森島が狙いましたがブロックされます。前半は広島のシュート8本に対してFC東京は1本と圧倒したもののゴールは割れないままにハーフタイムを迎えました。
 後半立ち上がりにチャンスを作ったのはFC東京で、高萩の左からの仕掛けから永井にバー直撃のシュートを打たれて肝を冷やします。また1分には高萩へのロングパス、2分には中村拓のクロスなどで攻め込まれましたがそれを凌ぐと、その後は再び広島が攻勢に出ます。10分と11分にはジュニオール・サントスが立て続けにシュートしたもののゴールは割れず、15分にはジュニオール・サントスと川辺が決定機を迎えましたがこれもゴールできず。35分にはエゼキエウがミドルレンジから狙ったもののブロックされ、38分には川辺、39分には井林、41分にはエゼキエウ、45分には川辺、そして46分には森島が狙いましたがどうしてもゴールを割ることができません。結局広島が放ったシュートは全て空砲に終わり、無得点のまま勝点1を確保するだけに終わりました。
 試合終了とともに城福監督は頭を抱えていましたが、引き分けと言う結果に勝点2を失った、と言う思いが強かったのではないでしょうか。Football LABによると広島のボール支配率は54.7%。またシュートは広島の23本に対してFC東京は4本と、内容的に圧倒していたことは数字にも表れています。特に守備はFC東京をほぼ完璧に抑え込み、被決定機は後半早々の永井のシュートだけ。それ以外はボールを持たれてもほとんどバイタルエリアに侵入させず、またペナルティエリアに入られても落ち着いて対応していました。C大阪戦も浦和戦も一瞬の隙を突かれて失点してしまいましたが、この試合は最後まで集中を切らさずに守りきったことは、重要な結果だったと言えるでしょう。一方の攻撃ではサイド攻撃が機能して、特に右サイドは何度も藤井が仕掛けて何度もクロスを上げていました。また相手陣内でボールを左右に動かして中央を空けてシュートに持ち込む形も何度も作りましたが、しかしFC東京の堅い守備を崩しきることができませんでした。引いて守る相手から点を取るのはどこのチームにとっても簡単なことではないのは確かですが、この点はもう一段レベルアップしなければならない、と言うことなのかも知れません。
 ACLの日程変更によりサンフレッチェだけが強いられた「17連戦」は4勝6分け7敗。リーグ戦は13試合戦って勝点を13しか積み上げることができず、ルヴァンカップはグループ最下位で敗退と残念な結果に終わりましたが、しかし怪我人も続出する中でチーム一丸となって乗り越えたことで得たものも大きかったのではないかと思います。6月は4週のうち試合があるのは6/16(天皇杯2回戦)と6/19(第18節柏戦)しか試合がないという「過疎日程」となりますが、この機会を生かしてコンディションを整え戦術を整備して、後半戦の戦いに向けて準備して欲しいと思います。

ブログ速報  前半  後半
広島公式サイト  FC東京公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ  戦評
日刊スポーツ  スコア詳細  戦評
サッカーダイジェストWeb  採点&寸評  戦評  川辺には満点に近い評価を
Football LAB
<21.5.30> サッカーキングのプレビュー記事によると、広島はC大阪戦のメンバーで戦うものと思われます。一方のFC東京は右SBの内田が負傷したため代役が出場しますが、それ以外は快勝したG大阪戦のメンバーを起用する可能性が高そうです。
 今日の試合会場は味の素スタジアムで、午後2時キックオフ。チケットは前売りで完売しているため当日券の販売はありません。試合中継はDAZNのみで、今日もいつものようにブログでの速報を行う予定ですので、DAZNを見れない方は速報ブログをご覧ください。
<21.5.30> レジーナは昨日、アウェイでWEリーグプレシーズンマッチの浦和レッズレディース戦を戦い、一時は逆転を許したものの終盤の立花のゴールで引き分けに持ち込みました。この日のレジーナのメンバーは、GK:木稲、DF:松原志、松原優、中村、木崎、MF:増矢、小川(→近賀63分)、柳瀬(→川島58分)、FW:島袋(→立花58分)、上野真(→谷口HT)、山口(→中嶋HT)。対する浦和Lは、GK:池田、DF:水谷(→上野紗66分)、長船(→安藤HT)、南、佐々木、MF:栗島(→植村80分)、柴田、楢本(→遠藤71分)、塩越、FW:高橋、菅澤、と言うメンバーでした。広島の先制点は前半14分で、木崎の縦パスで左サイドを突破した上野真がそのまま持ち込んでシュートを決めました。それに対して浦和は後半8分に右からのクロスを佐々木に決められると、その2分後には佐々木からのパスを塩越に決められ逆転を許してしまいました。しかし広島はその後も粘り強く戦って、後半39分、川島からのパスを受けた増矢が仕掛けると見せかけてDFラインの間にスルーパス。ここに走り込んだ立花が右足で決めて同点に追いつき、そのまま引き分けました。スタッツを見ると浦和Lのシュート19本に対して広島は5本と苦戦したようですが、昨年のなでしこリーグ1部王者に対して堂々の戦いぶりだった、と言って良さそうです。

公式記録
試合動画
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