10/16〜10/22のSANFRECCE Diary


<22.10.22> 中国新聞によると、昨日の前日練習ではベンチ外の選手や怪我をしている選手も含めた全員で円陣を組んで練習をスタートしたとのこと。また公式会見でスキッベ監督は「タイトル」と言う言葉は口にせず、「相手は強敵。面白い試合になる」と終始落ち着いた口調だったそうです。ショッキングな敗戦から中5日で迎える今日の試合となりますが、いつも通りのサッカーを貫けるかどうかがカギとなるのは間違いないところ。今日は立ち上がりから積極的なサッカーを展開して、勝利をつかみ取って欲しいと思います。
 今日の試合会場は国立競技場で、午後1時5分キックオフ。メインスタンド南側など売り切れている席もありますが、他の席の当日券販売も予定されていますのでぜひ応援にお越しください。テレビ中継はフジテレビ系列で生放送が、またスポーツライブ+(スカパー!サービスCS800とスカパー!プレミアムサービスch580)で明日の6時半から録画放送が予定されています。私は今日も現地観戦の予定なので、ブログでの速報はありません。スタジアムに行けない&TVを見れない方は、モバイルサイトなどの速報をご覧下さい。
<22.10.22> テゲバジャーロ宮崎は昨日、水頭症の治療を受けていた工藤壮人選手が午後2時50分に逝去した、と発表しました。
 柏のアカデミー出身の工藤選手は2009年にトップチームに昇格すると、2011年の後半からレギュラーを確保してJ1優勝に貢献。その後の天皇杯優勝やナビスコカップ優勝にも貢献するなど、柏のエースとして活躍しました。そして2016年にMLSのバンクーバー・ホワイトキャップスに移籍したものの、試合中に顎の骨を折る重傷を負った影響もあって、17試合出場2得点に終わりました。そんな中で2016年の年末に広島への完全移籍が決定。佐藤寿人、ピーター・ウタカの両エースが移籍した穴を埋める存在として大きく期待されての広島入りで、開幕戦では早速先制ゴールを決めました。また第6節G大阪戦ではフェリペ・シウバのミドルシュートのこぼれを頭で押し込んでチームをシーズン初勝利に導き、第8節仙台戦でもゴールを決めてエースの座を確保したか、に見えました。しかしその後はなかなか上向かないチーム成績と歩調を合わせるように出場機会を減らし、リーグ戦後半はパトリックの加入もあってメンバー入りもままなくなり18試合出場で3ゴールに終わり、翌年もその流れは変わらず12試合出場にとどまり2019年には山口に期限付き移籍。そのまま広島を退団することになり、海外クラブのテストを受けながら2020年12月よりAリーグのブリスベン・ロアーに加入して半年間プレーしました。そして今季から宮崎に加入して、26試合中21試合に出場(うち19試合に先発出場)するなどレギュラーとして活躍していました。しかし10/2に体調不良を訴えて翌日医療機関を受診した結果水頭症と診断され、10/11に手術を受けたものの容体が悪化。10/17からICUで治療を受けていたものの、昨日帰らぬ人になってしまいました。
 モバイルサイトによると、足立強化部長は10/19のトレーニングの前に選手たちに工藤選手の話をして「ともに戦った仲間が本当に苦しんでいる中で、我々として何を見せないといけないか」と語りかけていたとのこと。また今日の試合のベンチには工藤選手の広島時代のユニフォームを掲げて、一緒に戦うと言う決意を見せていました。残念ながら「共に戦う」ことはできなくなりましたが、しかし工藤選手はきっと空の上からサンフレッチェの戦いを見守っているはず。今日はいつも以上にチームが一つになって、彼の魂にカップを掲げて欲しいと思います。
<22.10.21> 明日はいよいよ「JリーグYBCルヴァンカップ」の決勝戦。サンフレッチェは国立競技場でセレッソ大阪と対戦します。
 天皇杯は準々決勝で敗退したC大阪でしたが、ルヴァンカップ準決勝の2nd legでは浦和をスコアでも内容でも圧倒して、2年連続の決勝進出を勝ち取っています。前回の対戦以降の公式戦の戦績は次の通り。
天QF ●1-2 広島  【C】タガート、【広】柏、川村
29H ○2-1 鳥栖  【C】鈴木徳、パトリッキ、【鳥】本田
26A ○1-0 浦和  【C】加藤
30A △2-2 磐田  【C】タガート、進藤、【磐】金子、OG
YSF1 △1-1 浦和  【C】上門、【浦】小泉
YSF2 ○4-0 浦和  【C】OG、奥埜、加藤、パトリッキ
31H △1-1 湘南  【C】パトリッキ、【湘】OG
32A △0-0 柏
25A ●0-4 FC東京 【東】渡邊3、ルイス・フェリッピ
 台風8号の影響で中止になった第25節を10/12に戦ったC大阪は、立ち上がりこそペースを握ったものの徐々にFC東京に押し返されると、後半早々に先制点を奪われ、後半31分に追加点を許すとその後はFC東京の勢いに飲まれて大敗を喫しています。この敗戦で3位広島との勝点差4を詰めることできなかったC大阪ですが、しかしだからこそこのルヴァンカップを獲りたい、と言う気持ちは強いはず。昨年敗れた決勝の借りを返すためにも、また対広島戦3連敗の屈辱を晴らすためにも、明日は絶対勝利するつもりで戦いに臨んでくるに違いありません。
 対するサンフレッチェですが、2日間のオフを経て一昨日から練習を再開し、ルヴァンカップ決勝に向けて準備をスタートさせています。中国新聞によると、甲府戦で右足を負傷したエゼキエウが離脱した上にドウグラス・ヴィエイラとピエロス・ソティリウも別メニュー調整だったとのことなので、明日はベン・カリファが先発する可能性が高そうです。と言うことで、先発予想は次の通り。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木

    野津田  川村

茶島             柏

   森島     満田

      Bカリファ

SUB:川浪、住吉、野上、松本泰、柴崎、棚田、ピエロス
 天皇杯では決勝の雰囲気に呑まれていつもの力を出せなかったサンフレッチェですが、この経験は絶対に生きるはず。明日は立ち上がりからチーム全体で積極的に戦って、「頂点」を獲って欲しいと思います。
<22.10.20> 日本サッカー協会は昨日「皇后杯 JFA 第44回全日本女子サッカー選手権大会」の組み合わせを発表しました。それによるとサンフレッチェ広島レジーナの初戦は12/18(日)の4回戦で、会場は広島広域公園第一球技場。対戦相手は1回戦のC大阪堺レディース×日ノ本学園高、吉備国際大学Charme岡山高梁×静岡SSUボニータ、日体大SMG横浜×FCふじざくら山梨、ニッパツ横浜FCシーガルズ×JFAアカデミー福島から2回戦、3回戦を勝ち上がってきたチームとなります。また4回戦に勝てば、準々決勝で仙台レディース×東京Vベレーザの勝者と対戦することになります。昨年は4回戦で仙台を下して準々決勝まで進んだレジーナ。今季はそれ以上の成績を目指して欲しいと思います。
<22.10.19> 日曜日に行われた高円宮杯プレミアリーグウェスト第18節で、サンフレッチェ広島ユースは清水ユースと引き分け9位に後退しました。広島のメンバーは、GK:中原、DF:渡邉、滝口、石原、MF:畑野、笠木、越道、高下、竹山(→角掛73分)、FW:妹尾、中川(→中島84分)。前半5分にゴール前の混戦から押し込まれて先制点を許しましたが、23分に笠木のインターセプトから高下が持ち込み中川が同点ゴールを決めました。後半に入ると両者とも決定機を作ったものの決め切れずにそのまま勝点1ずつを分け合いました。第18節の全結果と順位表は次の通り。
【第18節】
履正社高  1-0 東福岡高
神戸U-18  5-0 磐田U-18
広島ユース 1-1 清水ユース
鳥栖U-18  2-3 名古屋U-18
静岡学園高 4-4 C大阪U-18
大津高   2-1 G大阪ユース

         勝点 試合 勝 分 負 得失差
1 鳥栖U-18     35    16   11   2   3   +23
2 磐田U-18     31    16   10   1   5    +5
3 神戸U-18     30    16    9   3   4   +12
4 静岡学園高    26    17    7   5   5    +8
5 履正社高     24    18    7   3   8    +2
6 名古屋U-18    23    16    7   2   7     0
7 東福岡高     23    17    7   2   8   -12
8 大津高      22    18    6   4   8   -11
9 広島ユース    21    18    5   6   7    -5
10 C大阪U-18    18    16    5   3   8    +4
11 清水ユース    15    16    3   6   7    -8
12 G大阪ユース   12    16    3   3  10   -18

<22.10.18> 鹿児島でキャンプを張っていたレジーナは最終日となった一昨日にトレーニングマッチを行い、鹿児島ユナイテッドU-14に7-1で勝ちました。得点は前半10分と36分に小川、26分に谷口。後半2分に大内、18分に山口、28分と41分に齋原。失点は後半6分でした。
<22.10.17> 昨日日産スタジアムで行われた天皇杯決勝は、後半終了間際に追いつく粘りを見せたもののPK戦の末に敗れ、またしても優勝することはできませんでした。
 サンフレッチェの先発は現状のベストメンバーで、以下の布陣で戦いました。
       大迫

  塩谷   荒木隼  佐々木

    野津田  川村
    (→ピエロス79分)
茶島             柏(→松本泰70分)
(→野上70分)
   森島     満田
   (→エゼキエウHT→住吉ET)
     Dヴィエイラ(→BカリファHT)

SUB:川浪
 対する甲府は岡山戦から2人入れ替えて、GK:河田、DF:須貝、浦上(→フォゲッチ112分)、関口、マンシャ、MF:荒木翔(→野澤66分)、鳥海(→松本62分)、山田(→山本112分)、石川、長谷川(→ジェトゥリオ101分)、FW:三平(→リラ62分)、と言うメンバーでした。DFラインに5人並べて守備を固める甲府に対し、広島はパスを回して崩そうとするもののなかなか良い形を作れず。むしろパスミスから逆襲を受けるシーンが続きます。そして前半15分に長谷川に抜け出されたシーンでは大迫が好セーブを見せたものの、その後は甲府にペースを握られます。そして前半26分、ショートコーナーから荒木翔に突破を許すとクロスを三平に決められ先制点を許してしまいました。続いて30分にはFKに合わせた須貝のヘッドを大迫が弾くシーンを作られたのに対して広島はシュートも打てないまま、甲府の1点リードでハーフタイムを迎えました。
 後半からベン・カリファとエゼキエウを投入して流れを変えようとするスキッベ監督。広島は前半よりもボールを支配する時間が長くなり、甲府を自陣に押し込みます。しかし甲府は粘り強い守備でシュートを打たせず、逆に後半27分には速攻からリラが強烈なシュートを放ちましたがポストに当たって跳ね返ります。後半33分にはクサビのパスのリターンを受けた野津田が左足で狙いましたが枠外。その後も甲府の身体を張った守備に苦しんだものの、後半38分、左から仕掛けると見せかけたエゼキエウが股抜きのスルーパスを出すと、ここに走り込んだ川村が強烈な左足シュートを決めてついに同点に追いつきました。
 延長に入ると広島がほぼ一方的に攻め込みます。延長前半1分の満田のFKはクロスバーを直撃。また9分には満田が強烈なミドルを放ちましたがGKの好セーブに阻まれます。延長後半9分には右から仕掛けた野上のスルーパスをワントップに入っていた塩谷が狙いましたがDFがブロック。そして11分には満田の浮き球のパスが山本の手に当たってPKを得ましたが、自ら蹴った満田のシュートはGKに読まれて弾かれてしまいます。両チームともに足を攣る選手が続出する中でも最後まで攻め続けましたが、しかし得点は生まれず勝負はPK戦へ。そして川村が止められてしまった広島に対して甲府は全員が決めて、広島の選手たちはがっくりと頭を垂れることになりました。
 この試合で「勝ったかも」と思ったシーンが2つありました。1つめは後半38分の川村の同点ゴール。そこまで攻め続けていた広島がようやく甲府のゴールをこじ開けて、さあこのまま押し切ろう、と言う流れになっていました。しかし、殊勲の股抜きアシストを決めたエゼキエウがまさかの負傷。交代枠を使い切っていたこともあって下げるわけにはいかなかったため、無理には攻めずに延長を迎えるしかありませんでした。またもう一つのシーンは満田がPKをゲットしたシーンだったわけですが、さすがの満田も延長後半まで走り回っていた疲れがあったか「思ったよりボールに力が伝わらなかった」(満田)ことで、決めることができませんでした。満田と、そしてPK戦で止められた川村は試合終了後に泣き崩れていたそうですが、しかしスキッベ監督が語っているように敗戦は「彼らだけではなく、自分たちみんなが負けたということ」(モバイルサイトによる)。立ち上がりからペースが掴めず甲府に先制点を許してしまったことや、なかなか同点に追いつけず早めに交代選手を投入せざるをえなかったことなど、120分間を通した試合の流れがこの結果に結びついた、と言わざるをえません。ここまで快進撃を続けてきた「スキッベ広島」ですが、やはり決勝戦の雰囲気と、そしてここで勝てば優勝できると言う思いの強さが身体を固くして、いつも通りのサッカーができなかったと言うことに尽きると思います。この経験と敗戦の悔しさは絶対に生かさなければならない、と思いますが、幸いにして今週末には再び優勝を賭けた戦いがやってきます。そこでいつも通りのサッカーが展開できるなら、今度こそ優勝カップを掲げることができるに違いありません。

広島公式サイト  甲府公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ  大迫敬介  満田誠  山本英臣  野津田岳人  河田晃兵  三浦颯太  三平和司
日刊スポーツ  スコア詳細  ライブ詳細  甲府1  甲府2  甲府3  甲府4  甲府5  スキッベ監督
サッカーダイジェストWeb  採点  満田が悔しさを受け止め  「甲府に育ててもらって今がある」と柏好文  吉田監督は選手たちを称える  ブラジルメディアも驚嘆  スキッベ監督が様々な想い  甲府が初の天皇杯制覇  川村が豪快な同点弾  三平の先制弾が反響
<22.10.16> モバイルサイトによると前の試合から1週間の準備期間があったと言うことで、スキッベ監督は「すごくいい準備ができた」と語っています。Jリーグ開幕以来5度の決勝進出を果たしながらもいずれも準優勝に終わっているサンフレッチェですが、これまでは過密日程とアウェイ連戦に苦しめられ、しかも2013年は山岸、2007年は柏木と青山、1999年は久保、森保、沢田ら主力を欠いて戦わざるを得なかったことを考えれば、今日の試合は準備段階も含めて「100%で戦う」(スキッベ監督)ことができそう。先発、ベンチ入りメンバーだけでなくそれ以外の選手、そしてサポーターも含めたファミリー全員の力で、天皇杯のタイトルを勝ち取りたいと思います。
 今日の試合会場は日産スタジアムで、午後2時キックオフ。テレビ中継はNHK総合テレビで生放送が、またBSスカパー!(スカパー!サービスBS241、スカパー!プレミアムサービスch579)で明日の午後6時半から録画放送が予定されています。今日は現地観戦の予定なのでブログでの速報はありません。スタジアムに行けない&TVを見れない方は、モバイルサイトの速報などをご覧下さい。
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