10/9〜10/15のSANFRECCE Diary


<22.10.15> いよいよ明日は「天皇杯JFA第102回全日本サッカー選手権大会」の決勝。サンフレッチェ広島は日産スタジアムでヴァンフォーレ甲府と対戦します。
 昨年度3位に導いた伊藤彰前監督の退任により吉田達磨監督が率いることになった甲府は、昨年惜しくも逃したJ1昇格を目指して今シーズンをスタートしました。しかしリーグ戦はなかなか結果が出ずに40試合を消化して勝点42で18位。J2残留は決まっているものの、リーグ戦は7連敗中となっています。天皇杯2回戦を戦った6/22以降の公式戦の戦績は次の通り。
天3 ○2-1 札幌  【甲】三平2、【札】OG
23A ●1-2 山口  【甲】リラ、【山】池上、橋本
24H ●0-1 長崎  【長】加藤
25A ●0-3 仙台  【仙】中島、中山、名倉
26H ○3-1 秋田  【甲】長谷川、野澤、松本、【秋】武
天4 ○3-1 鳥栖  【甲】パライバ2、松本、【鳥】宮代
27H △1-1 水戸  【甲】宮崎、【水】椿
29A △1-1 群馬  【甲】三平、【群】平松
30H ○5-2 琉球  【甲】長谷川、リラ、宮崎、三平、鳥海、【琉】スレイ、中野
31H △2-2 熊本  【甲】須貝、三平、【熊】高橋、竹本
28A △0-0 千葉
32A △0-0 東京V
33H △2-2 金沢  【甲】鳥海、三平、【金】松本大、林
34A ●0-2 徳島  【徳】杉森、西谷
天QF ○2-1 福岡  【甲】三平、鳥海、【福】森山
35H ●0-3 大宮  【宮】富山2、袴田
36H ●1-2 新潟  【甲】リラ、【新】小見、三戸
37A ●0-1 横浜FC 【横】小川
38A ●1-2 大分  【甲】リラ、【分】ペレイラ、長沢
39H ●0-1 栃木  【栃】根本
天SF ○1-0 鹿島  【甲】宮崎
40H ●1-2 岡山  【甲】須貝、【岡】永井、ハン・イグォン
 鹿島との対戦となった天皇杯準決勝では、ボールを支配されながらも5バックで守備を固めて失点を防ぎ、時折ロングパスでDFラインの裏を狙う、と言う戦いを貫きました。そして前半21分に三平がゴールネットを揺らしたシーンはオフサイドを取られたものの、37分に浦上のロングフィードに反応した宮崎が見事な先制ゴールを決めると、その後は鹿島の力攻めを凌いで逃げ切っています。J2では9勝15分け16敗と結果が出ていないものの、J1相手には4連勝中で決勝進出を勝ち取った甲府。不完全燃焼だった2022年シーズンを歓喜で締めくくるべく、初タイトルを狙って来るに違いありません。
 対するサンフレッチェですが、準決勝は出場停止だった塩谷が戻ってきます。と言うことで、予想メンバーは次の通り。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木

    野津田  川村

茶島             柏

   森島     満田

     Dヴィエイラ

SUB:川浪、野上、松本泰、柴崎、エゼキエウ、Bカリファ、ピエロス
 Jリーグがスタートした1992年から6度目の天皇杯決勝進出となるサンフレッチェですが、これまでの5試合はいずれも点を取れずに敗れています。明日も甲府の堅い守備に手こずることになりそうですが、決して諦めることなくチーム一丸となって点を奪って、これまでの悔しい歴史を覆して欲しいと思います。
<22.10.14> 先週発売の「紫熊倶楽部」11月号を紹介します。
 最初の記事は、サンフレッチェオリジナルのアンセム「HIROSHIMA NIGHT」について。ベイ・シティ・ローラーズの歌をベースに広島のサポーターが歌詞を付けた広島オリジナルのチャントが、ようやく声出し応援が解禁になった9/25のエディオンスタジアム広島で鳴り響いた様子を描いています。最初のスペシャルドキュメントで取り上げられているのは柏好文選手。スキッベ監督が本格的に指揮を執り始めた直後に出場機会を失い、6月中旬以降もレギュラーから外れながらも、そこから2度にわたってポジションを奪い返し、そして8月の大爆発につなげた軌跡を描いています。これに続くのは川浪選手の10000字インタビュー。与えられた立場で、その時を全力でやることを意識している、と言う思いを語っています。
 「match report」はルヴァンカップ準決勝福岡戦の2試合と、天皇杯のC大阪戦、J1の川崎F戦、名古屋戦、浦和戦、そしてレジーナの相模原戦、千葉戦、神戸戦。また、左山選手がWEリーグカップを振り返っています。「READERS AREA」を挟んで「アウェイ見聞録」は、財布も免許証も忘れたと言う名古屋遠征について。続いて大迫選手、佐々木選手、エゼキエウ選手、満田選手が、それぞれタイトルへの思いを語っています。更に清水戦、天皇杯準々決勝C大阪戦、ルヴァン杯福岡戦のゴールでチームを勝利に導いた川村選手を取り上げています。
 連載の「レジーナを彩る華麗な華たち」では松原優菜選手が登場。年代別代表の常連だった姉とは違って少しずつ成長してきた軌跡と、これからの対する思いを綴っています。そして最後はいつものように「REGINA PLAYERS」「SIGMA CALENDER」「紫熊短信」となっています。
 サンフレッチェオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は税込396円。ホームゲーム会場、V-POINT、広島県内の大手書店と東京・銀座のtauで販売中です。また通販はJリーグオンラインストアからどうぞ。
<22.10.13> ルヴァンカップ決勝のチケットの一般販売が、昨日の午後6時から始まっています。販売されるのは先行抽選販売で残った席で、広島のベンチがある南側はカテ1メイン、カテ2メイン、カテ3が既に完売。カテ3南、カテ4南、カテ5南も残りが少なくなっていますので、観戦に行こうかと思っている方はJリーグチケットから早めにご購入下さい。
 一方天皇杯決勝のチケットですが、こちらの広島側(ベンチ右)はメイン1階席を除いてまだまだ残りがある模様です。会場での当日券販売はなくセブンイレブンとチケットJFAのみとなっていますので、観戦予定の方はなるべく前売り券をご購入下さい。
<22.10.12> Jリーグは昨日、9月度のKONAMI月間ベストゴールを発表し、第28節清水戦でスーパーロングシュートを決めた川村拓夢選手が選ばれました。Jリーグ公式サイトによると川村選手は、10年前(2012年5月12日)の横浜FM戦で青山選手が決めた超ロングシュートをスタンドで観ていたそうで、その時から「いつかこのスタジアムで同じロングシュートを決めたい」と思っていたそうです。このゴールを含む清水戦の2ゴールでチームを勝利に導くとともに、レギュラーに定着するきっかけともなった川村選手。この受賞を糧にして、更に大きく飛躍して欲しいと思います。
<22.10.11> 昨日行われた高円宮杯プレミアリーグウェストの第17節で、サンフレッチェ広島ユースは後半アディショナルタイムのゴールで追いついて勝点1ずつを分け合いました。広島のメンバーは、GK:中原、DF:石原、MF:渡邉、畑野、笠木、越道、高下、竹山(→角掛70分)、FW:滝口、妹尾、中川(→木村83分)。ゲキサカの記事によると前半6分に越道のパスを妹尾がヘッドで決めて広島が先制したもののその3分後に追いつかれます。続いて前半25分には越道のスルーパスを中川が決めて勝ち越しましたが、30分にスローインから繋がれて再び追いつかれました。その後は2-2のまま推移しましたが後半40分にオウンゴールで勝ち越しを許します。しかし諦めない広島は後半アディショナルタイムに笠木のFKを畑野がヘッドで押し込みドローに持ち込みました。第17節の全結果と順位表は次の通り。
【第17節】
C大阪U-18  2-3 履正社高
G大阪ユース 2-1 静岡学園高
名古屋U-18  2-3 大津高
東福岡高   0-1 磐田U-18
広島ユース  3-3 神戸U-18
清水ユース  3-3 鳥栖U-18

         勝点 試合 勝 分 負 得失差
1 鳥栖U-18     35    15   11   2   2   +24
2 磐田U-18     31    15   10   1   4   +10
3 神戸U-18     27    15    8   3   4    +7
4 東福岡高     23    15    7   2   6    -8
5 静岡学園高    22    15    6   4   5    +5
6 履正社高     21    17    6   3   8    +1
7 名古屋U-18    20    15    6   2   7    -1
8 広島ユース    20    17    5   5   7    -5
9 大津高      19    17    5   4   8   -12
10 C大阪U-18    17    15    5   2   8    +4
11 清水ユース    14    15    3   5   7    -8
12 G大阪ユース   12    15    3   3   9   -17
試合ライブ配信
<22.10.10> レジーナは昨日サンフレッチェ広島Jrユースとの練習試合を行い、0-4で敗れました。
<22.10.10> 今週末に行われる天皇杯決勝を応援するツアーの募集が行われています。バスツアーは10/15(土)の午後10時に広島ヘリポート、10時半に広島駅新幹線口を出て、山陽自動車道の小谷SA、福山SAを経て翌日の朝に日産スタジアムに到着して、試合観戦の後に横浜を出て10/17(月)の朝4時半ごろに広島駅新幹線口、5時ごろに広島ヘリポートに戻ります。旅行代金はお一人さま38,000円。サンフレッチェクラブ会員とちゅーピーくらぶ会員はそれぞれ1,000円引きとなります。詳細とお申し込みは、たびまちゲート広島のサイトから。入場券は付いていませんので、チケットJFAJリーグチケットチケットぴあローソンチケットなどでお買い求めください。
 一方、飛行機で日帰りできるツアーはお一人さま32,000円で募集されていましたが、こちらは既に完売しているとのこと。一般販売の航空券は、行きはいずれも7時30分広島空港発のJAL252便とANA672便が17,270円で、帰りは17:50羽田発のJAL265便と18:05羽田発のANA683便は21,370円でまだあるようです。
<22.10.9> 昨日アウェイで行われたJ1リーグ戦第32節神戸戦は、開始早々の今津の退場が響いて今季最多失点タイの0-4で敗れ、リーグ優勝の可能性が消滅しました。
 先発メンバーは京都戦から全員入れ替え。また前節からも塩谷以外の全員を替えて、以下の布陣で戦いました。
       川浪

  住吉   今津   塩谷
       (退場9分)
    青山   松本泰
    (→棚田69分)
藤井            浅野
(→川村59分)
   柴崎   エゼキエウ(→森島59分)
   (→佐々木翔14分)
      ピエロス(→Bカリファ69分)

SUB:林、越道
 対する神戸は、GK:前川、DF:山川、菊池(→槙野81分)、小林友、酒井、MF:大崎(→扇原63分)、武藤、山口、小林祐(→郷家81分)、汰木(→佐々木大69分)、FW:大迫勇(→小田69分)、と言うメンバーでした。前半4分、浅野のFKに飛び込んだ今津がGK前川と接触して両者とも倒れます。これをVARでチェックした主審は今津が足を上げて飛び込んだプレーを危険なプレーと見て一発レッド。広島は早々に一人少なくなってしまいました。その後広島は数的不利を感じさせないような積極的な攻撃をしかけましたが、しかし先制点は神戸。前半20分、左からのFKで汰木が横に流すと山口が左のスペースへロビングのパス。走り込んだ大迫の折り返しに合わせた武藤のシュートは川浪が弾いたものの、ゴール前に詰めていた菊池に押し込まれてしまいました。
 これに対して広島も縦に速い攻撃から点を奪いに行って、24分には浅野のシュートは弾かれエゼキエウの右足シュートは枠外。28分にはエゼキエウが高い位置で奪って抜け出しを狙ったもののシュートは打てず、36分にはエゼキエウが左足でミドルを放ったもののDFがブロック。41分にもエゼキエウがヒールリフトを使って抜け出すとパスに走り込んだピエロスがシュートしましたがGKに弾かれます。神戸は何度も攻め込んで来たものの広島守備陣は粘り強く対応して、神戸の1点リードでハーフタイムを迎えました。
 後半に入ると神戸は前線の選手が高い位置まで張り出して、広島のDFラインにプレッシャーをかけます。なかなかつなげなくなった広島はロングボールで打開を図るものの、セカンドボールをことごとく拾われチャンスを作れません。そして後半9分に汰木のパスを受けた大迫のクロスを小林祐に決められて追加点を許すと、その1分後には酒井のクロスがそのままゴールに入ってしまって3点目。更に後半12分には藤井の仕掛けを止められ神戸のカウンターが発動。いったんはゴール前で佐々木翔がクリアしたものの短く、拾った汰木に決められてあっという間に4点差となってしまいました。
 たまらず森島と川村を投入するスキッベ監督。しかし数的不利の中で戦ってきた影響か全体的に運動量が上がらず、なかなかシュートまでも行けません。逆に神戸は後半19分の山口、29分の小田、30分の山口、31分の小田と続けざまに打ってきますが精度を欠いて助かります。結局神戸のシュート21本に対して広島は4本と、内容的にも完敗の結果となってしまいました。
 京都戦の120分の激闘から中2日で迎えたと言うことで、スキッベ監督は先発全員を入れ替えてこの試合に臨みました。今季リーグ戦初出場となった川浪以外にも、11試合ぶりの先発となった青山と浅野、8試合ぶりの藤井ら出場機会に飢えていた選手たちにとっては期するものがあったと思います。しかし試合開始から10分ほどで数的不利になってしまったと言うことで、非常に難しい試合になってしまいました。それでも前半は守備も良く凌いで1失点に抑え、攻撃面でもエゼキエウの突破から何度かチャンスを作るなど悪い内容ではなかったと思います。しかし後半9分に神戸の良い崩しから失点すると、酒井のクロスが直接ゴールに入ってしまうと言う不運もあって4失点。序盤から数的不利の中で一人一人がいつも以上に走り回ったツケが出てしまった、と言う感じで、最後は為す術の無い敗戦になってしまいました。チームにとっても、また久々の出場機会を掴んだ選手にとっても残念な結果ですが、しかしこの敗戦からも学ぶべきことはあるはず。「2冠」を賭けた来週からの2連戦、そしてリーグ戦の残り2試合にこの教訓を生かして欲しいと思います。

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