11/6〜11/12のSANFRECCE Diary


<22.11.12> サンフレッチェは昨日、来季のユニフォームに4つの星をつける、と発表しました。ユニフォームに付ける星については「Jリーグ規約・規程集」の中の「ユニフォーム要綱」の第12条[その他表示できるもの]に「優勝回数に相当する個数の星印」と書かれています。しかしどの大会の優勝をカウントするか、と言う点についての明確なルールはないため、基準はチームごとにバラバラ。川崎Fや名古屋、柏などはリーグ優勝、天皇杯、ナビスコ杯・ルヴァン杯の合計優勝回数に相当する星を付けているのに対して、横浜FM、磐田、東京Vはリーグ優勝回数のみ。また浦和はリーグ優勝の1回とACL2回の3つの星を付けています。広島はこれまでリーグ優勝回数分の3個の星を付けていたのでルヴァンカップの優勝はカウントしない、と言う選択肢もありましたが、やはり「4つ目の星を付ける」を合言葉に2つのカップ戦決勝を戦った選手とファミリーの思いを受け止めたい、と言うことなのではないでしょうか?
<22.11.11> プレスリリースによると、3年ぶりに開催するファン感謝デー「30周年記念ファン感謝祭2022」のイベントの詳細が決定しました。開催は11/19(土)の午前10時から午後4時で、会場はエディオンスタジアム広島及び周辺施設。9時半からレジーナとジュニアユースのトレーニングマッチを開催するほか、選手のトークショーや選手との大玉転がしリレー、綱引き、玉入れ、パス交換、ドリブルリレーなどを行います。また「ニュースポーツ体験ひろば」ではスタンプラリーを実施して、6種目体験していただいた方先着500名様にルヴァンカップ決勝記念限定の「チップスター」か、決勝戦で配布された30周年パッケージ「プライムクラッカー」をプレゼントします。イベントの入場は無料ですが、サンフレッチェクラブ会員限定イベントの「選手とパス交換!」「選手&ルヴァンカップ優勝カップと記念撮影」は事前申し込みが必要ですので、いずれも今週の日曜日(11/13)までにご応募下さい。また来場者用駐車場の一部(広域公園駐車場、広域公園南側駐車場、広島修道大学臨時駐車場)も事前予約制となっています。申し込み方法やイベントの詳細は、サンフレッチェ広島公式サイトをご覧下さい。
<22.11.10> 日曜日にアウェイで行われたWEリーグ第3節浦和戦は、後半41分に突き放されて敗れて2連敗。順位は5位となりました。
 レジーナはGKに今季初めて木稲を起用して、以下の布陣で戦いました。
       木稲

塩田   左山  中村   木崎(→川島83分)

       小川

   上野      増矢
   (→大内88分)
立花            中嶋
(→島袋73分)
       谷口

SUB:福元、呉屋、松原志、山口
 対する浦和レッズレディースは、GK:伊能、DF:遠藤、高橋、石川、長嶋(→水谷66分)、MF:塩越(→栗島73分)、柴田、清家(→島田83分)、猶本、安藤、FW:菅澤、と言うメンバーでした。広島は浦和に支配されながらも、前半33分には上野が高い位置でボールを奪って中嶋が決定的なシュートを放つなどチャンスも作りつつ前半をスコアレスで終えました。しかし24分に猶本のパスで飛び出した遠藤に追いすがった左山のタックルがPKを取られてしまい、これを清家に決められて先制点を許します。対する広島は後半39分、CKに合わせた谷口のヘッドで同点に追いつきましたが、その2分後に広島ゴール前にこぼれたボールを島田に押し込まれて勝ち越しを許し、そのまま敗れました。試合後に中村監督は「90分通して、自分たちから仕掛ける姿勢は示してくれた」と評価。敗れはしたものの成長を見せることができたことで、今後に繋がる試合だったと言えそうです。

サンフレッチェ広島公式サイト
WEリーグ公式サイト  レポート
ハイライト動画  INSIDE
<22.11.9> ミヒャエル・スキッベ監督は昨日、広島市内で総括記者会見を行いました。サンフレッチェ広島公式サイトによると就任1年目のシーズンを「凄く興奮した1年...非常に良いシーズンだった」と振り返り、コーチ、スタッフ陣とファミリーに感謝の言葉を述べました。またシーズン終盤にはなかなか勝てなくなった、と言う結果に対しては、主に戦術面の重要性を指摘。来季は「戦術のより深い理解と多彩さ、フレキシブルさをもっと高めて行く必要がある」と述べました。監督が繰り返し述べているように、J1リーグでは横浜FMと川崎Fがここ数年のリーグ優勝を独占しています。その中でスキッベ監督は来季の目標としては「タイトルや順位といった目標はありません」と明言。「一番重要なのは、魅力的で攻撃的なサッカーをするということ。また観てくれた方たちが家に帰ってからも良い余韻に浸れるようなサッカーを展開することだ」として、来季のプレシーズンには「非常に集中的で厳しいトレーニングが待っていると思います。まず一番重要なポイントは走力を付けること。シーズンを走り抜ける走力を付けること。そのうえで、戦術的な部分に関してもブラッシュアップしたい」と語っています。「ここからもっと上位に常にいられるような実力をもったクラブにしていきたい」と言う言葉を信じて、来季も力いっぱい応援したいと思います。
<22.11.9> サンフレッチェは昨日、荒木隼人選手が広島県内の病院で「右膝外側半月板部分切除」の手術を受けた、と発表しました。全治2〜3ヶ月と言うことなので、来季の開幕戦に間に合うかどうか微妙な状況となりました。
<22.11.8> 昨日行われたJリーグアウォーズで、サンフレッチェ広島のスキッベ監督にJ1リーグの優秀監督賞が授与されました。サンフレッチェとしては、リーグ優勝した2012年、2013年、2015年に森保監督が受賞して以来7年ぶり4度目となります。受賞理由としてJリーグは「昨シーズン11位のチームを、アグレッシブな戦術を用いながら明治安田生命J1リーグ、JリーグYBCルヴァンカップ、天皇杯の3つの大会で優勝争いをするチームに成長させた指導力」を挙げています。授賞式でスキッベ監督は「サンフレッチェの皆さんに感謝しています。日本でもこういったアトラクティブなサッカーを展開できたことが賞に繋がったと思っています。ありがとうございます」とコメント。また佐藤寿人さんからの試合後の円陣に関する質問に対して「いつも違う言葉をかけるんですけど、必ず伝えるのは“明日は休みだ”ということです」と返答して、卓越した人心掌握術がこの成績に繋がったことをうかがわせました。一方「最優秀ゴール賞」として選出されたのは川村拓夢選手。9月度の月間ベストゴールともなった9/3の清水戦のスーパーロングシュートが選ばれました。
 なお2016年の塩谷選手以来の選出が期待されたベストイレブンは、残念ながら広島からの選出は無し。得点王のチアゴ・サンタナ(清水)以外は横浜FMと川崎Fから5人ずつの選出となりました。

サッカーダイジェスト  優秀監督賞はスキッベ監督  最優秀ゴール賞は川村の超ロング弾  川村拓夢が喜び
<22.11.7> Jリーグは昨日、Jリーグアウォーズで表彰されるMVPとベストイレブンの候補者となる「2022Jリーグ優秀選手賞」の受賞者を発表し、広島からは佐々木、野津田、森島、満田が選出されました。今回選ばれたのは次の30人。
【GK】高丘(横浜FM)、東口(G大阪)、キム・ジンヒョン(C大阪)
【DF】ショルツ、酒井(浦和)、谷口、山根(川崎F)、
    磐田、エドゥアルド、小池龍、永戸(横浜FM)、佐々木(広島)、
【MF】マテウス・サヴィオ(柏)、家長、橘田、脇阪(川崎F)、
    喜田、水沼(横浜FM)、奥埜(C大阪)、野津田、森島(広島)
【FW】鈴木(鹿島)、マルシーニョ(川崎F)、町野(湘南)、
    アンデルソン・ロペス、エウベル、西村(横浜FM)、満田(広島)、
    チアゴ・サンタナ(清水)、マテウス・カストロ(名古屋)
 なお、年間最優秀ゴール賞は月間ベストゴールの中から選ばれるので、6月度の野津田と9月度の川村が候補に挙がっています。今季のJリーグアウォーズは今日の午後6時半からで、DAZNやJリーグ公式YouTubeチャンネルなどで配信される予定です。
<22.11.7> サンフレッチェは昨日、ミヒャエル・スキッベ監督と来季の契約を更新した、と発表しました。中国新聞によると契約は1年で、仙田社長は「リーグ開幕戦に入国が間に合わなかったが、素晴らしいチームをつくってくれた。2024年の新スタジアム開業に向け、地方クラブとしてJリーグを引っ張る存在になって欲しい」と語っているとのことです。
<22.11.6> 昨日アウェイで行われたJ1リーグ戦第34節鳥栖戦は2-2の引き分けで勝点1を確保して、スキッベ監督の初年度を3位でフィニッシュしました。
 荒木の欠場により住吉をリベロに起用して、以下の布陣で戦いました。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木

    野津田  川村
    (→青山83分)
野上             柏(→松本泰63分)
(→藤井89分)
   森島      満田
   (→柴崎89分)
      Bカリファ(→ピエロス83分)

SUB:川浪、今津
 対する鳥栖は、GK:朴、DF:長沼、ファン・ソッコ(→小野73分)、田代、ジエゴ、MF:西川(→垣田79分)、福田(→藤田57分)、本田(→堀米73分)、小泉、岩崎、FW:宮代(→菊地79分)、と言うメンバーでした。広島は立ち上がりから前からの守備を敢行して、鳥栖のDFラインにプレッシャーをかけます。1分には鳥栖が思わずバックパスをミスして広島がCKを得ると、野津田のボールに飛び込んだ佐々木がワントラップから押し込んで、広島が先制点を奪いました。
 これに対して鳥栖も反撃して、5分には宮代のミドルシュートがバーを叩き、11分には長沼が狙いましたがDFがブロック。その後も広島のDFラインの裏を狙って来ますが守備陣が高い集中力ではね返します。広島も前半26分には川村が惜しいシュートを放ち、31分にはベン・カリファが決定的な場面を作りましたがシュートは枠外に外れます。そして40分の鳥栖の攻勢をはね返した直後に、左サイドのパス回しから柏がDFラインの間を割るパスを送ると、ぎりぎりで抜け出した満田がファーサイドを狙ったコントロールシュート。これがポストに当たってゴール内で弾んで、広島の2点リードでハーフタイムを迎えました。
 後半立ち上がりもいきなり川村がバー直撃のシュートを放つなど、広島が積極的に攻め込みます。7分にはDFラインの裏に抜けた森島がシュートしましたがGKに弾かれ、9分には佐々木のクロスにベン・カリファがヘッドで合わせましたが惜しくも枠外に外れます。そして後半11分、柏のバックパスを佐々木がトラップミス。これを奪われて一気のカウンターから宮代に決められて、1点を返されてしまいます。更に後半14分、CKをジエゴにニアで逸らされ、逆サイドに詰めていたファン・ソッコに押し込まれて同点に追いつかれてしまいました。
 同点に追いついた勢いで一気に攻め込んでくる鳥栖。広島は松本泰を中盤に入れて落ち着かせようとします。なかなかセカンドボールも拾えない時間が続きましたが何とか押し返すと、27分にはベン・カリファのパスから満田がシュートしましたがわずかに枠外に外れます。また31分には大迫のパントキックで抜け出した森島のパスをベン・カリファがループで狙いましたが、やや高すぎたからかGKが戻って弾き出します。終盤は両チームとも必死で足を動かして攻め合いましたがゴールは生まれず、勝点1ずつを分け合うことになりました。
 最終戦をこれまで積み上げてきた積極的なサッカーを表現して戦った広島は、開始早々に先制点を奪うと前半終了間際に追加点。そして後半立ち上がりにも追加点を奪いに行って、一気に試合を決めに行きました。しかしそんな流れの中でミスから得点を奪われると、その流れを押し返すことのできないままに同点に追いつかれてしまいました。良い内容のサッカーを展開しながらちょっとしたことで得点を奪われて勝利を逃す、と言うパターンは今季何度か見られたことですが、それについては経験を積み重ねる中で対応力を磨いて行くしかないでしょう。スキッベ監督も「失点してしまった5分間は少し悔やまれるところです。ただ、そのあとはしっかりと持ちこたえて残りの20分、25分というところを強いメンタリティーで盛り返せたところが素晴らしかった」と語っているように、鳥栖の時間帯をチーム全体で凌いで、「勝点1以上取って3位を確保する」と言うミッションを完遂できたのですから問題なかった、と言えます。W杯のために通常よりも1ヶ月もシーズンが短くなった中で公式戦を53試合戦ってきたサンフレッチェが、最後まで力を振り絞って戦ったこの結果は、シーズンを締めくくる試合にふさわしいものだったと言えるのではないでしょうか。
 サンフレッチェは2022年シーズンをルヴァンカップは1位、天皇杯は2位、リーグ戦は3位と言う素晴らしい結果でシーズンを終えることができました。新監督が就任したもののシーズン当初の「新戦力」はレンタルバックが中心で、決して前評判の高くなかった中でこれだけの結果を挙げることができたのは、監督とスタッフだけでなく、選手たち一人ひとりが成長して、チームのために一丸となって戦ったからだと思います。来季はぜひこれ以上の結果を、と今から期待が高まるところですが、しかし他チームのマークが厳しくなるのは間違いないところ。選手もチームもより一層頑張らなければすぐに後退してしまうのは世の中の常です。スキッベ監督も語っているようにこれからの2ヶ月のオフはW杯でも観ながらのんびり過ごして、そして身体と精神のコンディションを整えて、全員良い準備をして来季のスタートを迎えて欲しいと思います。

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