2/27〜3/5のSANFRECCE Diary


<22.3.5> 明日はJ1リーグ戦第3節。サンフレッチェはホームにヴィッセル神戸を迎えます。
 昨年はクラブ史上最高の3位でリーグ戦をフィニッシュした神戸は、初のリーグ制覇とACL優勝を目標に掲げて今季を迎えました。そしてフェルマーレン、ドウグラスらを放出したものの浦和から槙野と汰木を補強。また清水にレンタルしていた藤本を呼び戻して新シーズンに臨みましたが、しかし守備も攻撃も噛み合わず23年ぶりの4戦未勝利でのスタートとなっています。ここまでのリーグ戦の戦績は次の通り。
1A ●0-2 名古屋 【名】稲垣、OG
9A △2-2 浦和  【神】武藤、槙野、【浦】松崎、柴戸
2H △0-0 福岡
10A ●0-2 横浜FM 【横】西村2
 前節は過密日程を考慮して主力数人を温存してスタートしましたが、武藤が前半17分に負傷退場したため大迫を投入。また後半早々にイニエスタとサンペールが出場したもののチャンスを生かせず、逆に後半アディショナルタイムに追加点を奪われて敗れています。これまでなかなか結果が出ていない神戸ですが、しかしベテランから若手まで能力の高い選手を揃えているのは確か。一つきっかけを掴めば爆発する可能性は秘めているだけに、油断するわけにはいきません。
 対するサンフレッチェですが、名古屋戦で活躍した選手をどうリーグ戦のメンバーに組み込むかがポイントでしょう。ただ札幌戦の試合途中からの内容は悪くなかっただけに、私は先発メンバーの入れ替えはない、と予想します。
        林

  野上   荒木  佐々木

     野津田 塩谷 

藤井             柏

   浅野      森島

       永井

SUB:大迫、住吉、青山、川村、柴崎、満田、Jサントス
 ルヴァンカップは2連勝と好スタートを切ったものの、リーグ戦はまだ勝利がないサンフレッチェ。鳥栖も札幌もパス回しが上手く、なかなかプレスがかからず苦戦しましたが、しかしそこはどれだけ勇気を持ってボールを奪いに行くかにかかっている、と言えるでしょう。明日はこれまで以上にチーム全体で心を一つにして、積極的なプレスでリーグ戦初勝利を挙げて欲しいと思います。
<22.3.4> 日本サッカー協会は昨日、来週行われるU-21日本代表候補トレーニングキャンプのメンバーを発表し、広島からは鮎川が選ばれました。今回選出されたのは次の24人。
【GK】小畑(仙台)、山田(鹿島)、佐々木(柏)、鈴木彩(浦和)
【DF】成瀬(名古屋)、西尾(C大阪)、木村、半田(山形)、
    加藤(長崎)、馬場(東京V)、大嶽(柏)、チェイス(尚志高)
【MF】宮城(川崎F)、鮎川(広島)、鈴木唯(清水)、山本(東京V)、
    藤田(横浜FM)、櫻井(徳島)、田中、平岡(湘南)、
    甲田(名古屋)
【FW】藤尾(徳島)、櫻川(千葉)、細谷(柏)
 U-21代表は3/23-29にUAEで行われるドバイカップU-23に出場することから、今回のキャンプでメンバーの絞り込みを行うものと思われます。
<22.3.3> 昨日のYBCルヴァンカップグループステージ第2節名古屋戦は、満田とジュニオール・サントスのゴールで今季のホーム初勝利を挙げました。
 札幌戦から塩谷、佐々木以外の9人を入れ替えて、以下のメンバーで戦いました。
       大迫

  塩谷   住吉  佐々木(→野上81分)

    川村    青山

茶島             東(→満田24分)
(→松本泰81分)
   エゼキエウ   仙波(→森島69分)
   (→柴崎69分)
     Dヴィエイラ(→Jサントス33分)

SUB:川浪
 対する名古屋は、GK:ランゲラック、DF:成瀬(→宮原60分)、中谷、チアゴ、吉田、MF:長澤(→レオ・シルバ60分)、稲垣、仙頭(→酒井HT)、FW:甲田(→相馬HT)、柿谷、マテウス(→齋藤79分)、と言うメンバーでした。ファーストシュートは2分に稲垣でしたが、その後は高い位置からのプレスが効いて広島がペースを握ります。そして9分には佐々木のパスから川村がシュートしましたがGKがセーブ。11分にはドウグラス・ヴィエイラが、15分にはエゼキエウが突破を狙いましたが止められます。その後19分には東、29分にはドウグラス・ヴィエイラが相次いで怪我のために退場し、満田とジュニオール・サントスが交代出場となりましたが広島のペースは落ちません。そして前半43分、高い位置でボールを奪った川村がすぐに前線に展開すると、これを足下で受けた満田がDFを抜ききらずにシュートを打ってゴール。広島はルーキーのプロ初ゴールで先制点を奪いました。
 後半から名古屋は酒井と相馬を投入して流れを変えようとしますが、広島はひるまず追加点を奪いに行きます。4分には満田が惜しいシュートを放ち、10分にはFKから住吉がシュート。続いて19分には高い位置で奪った川村がシュートしたもののGKにセーブされます。名古屋は相馬、齋藤の突破やマテウスのFKでゴールを狙ってくるものの、広島の守備陣の集中は切れません。終盤には茶島が痛んで交代しましたが、左WBに入った川村と右WBに回った満田が前への推進力を維持します。後半38分の満田、39分の柴崎とジュニオール・サントスの決定機は生かせなかったものの、後半41分、住吉のロングパスを受けた満田は吉田に奪われましたが、ジュニオール・サントスがランゲラックのトラップが流れたところに飛び込んでゴールに押し込み、貴重な追加点を奪います。そしてその後も前からのプレスを継続して名古屋にチャンスを与えず、今季初めてホームでの勝利をつかみました。
 シュート数は広島の10本に対して名古屋は5本だったものの、長谷川監督が試合後に「今日は完敗です」と語っているように、シュート数の数字以上に広島が内容的に圧倒した試合だったと言えます。広島は徳島戦と同様に試合全般を通じてオールコートプレスを敢行し、名古屋にコンビネーションを出させる隙を与えませんでした。そして得点はいずれも高い位置でのボールカットから。パス1本でシュートまで行った1点目と川村が奪ってから青山、住吉、松本泰、住吉、満田と繋いだ2点目とパターンは違うものの、いずれも川村のボールに向かって守備をする姿勢がきっかけでした。スキッベ監督が目指すサッカーがチームに浸透してきたことを示すアグレッシブな守備と攻撃が、この勝利を導いたと言えるでしょう。
 この中で特に高く評価すべきなのは、得点を奪った満田とジュニオール・サントスだったと思います。2人ともこの日はベンチスタートだったものの、東とドウグラス・ヴィエイラのアクシデントによって急きょ投入されました。特に満田は本来のポジションではなかったはずですが、しかしそれでもしっかりと試合に入って行って結果を出せたのは、普段の練習からこの試合に至る準備が良かったからに違いありません。他のFW陣に先を越されて焦る気持ちをぐっと抑え、ゴールという結果を出したことによって、大きな自信になったに違いありません。一方のジュニオール・サントスは、今季は体重を5kg絞ってキャンプに参加し、苦手な守備にも積極的に取り組んでこれまでも何度かチャンスを作ってきました。そしてその積み重ねが試合終了間際のGKへの強烈な詰めに繋がり、ゴールという結果を得ることができたわけですから、まさにこれまでやってきたことが実を結んだ、と言うところだと思います。この1点で掴んだ自信と確信が、今後のゴール量産に繋がって行く可能性もありそう。リーグ戦ではこれまで2引き分けと波に乗りきれていない広島ですが、ルヴァンカップの2連勝はきっとチームに勢いを与えるに違いありません。

ブログ速報  前半  後半
広島公式サイト  名古屋公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ  戦評
日刊スポーツ  スコア詳細
サッカーダイジェストWeb  C大阪、広島、湘南が2連勝
<22.3.2> 中国新聞によると、ドウグラス・ヴィエイラが今季初めて先発するとのこと。またトップ下には仙波が入ることになりそうです。先週の札幌戦ではルヴァンカップから中2日で先発起用された選手も多かっただけに、ここで結果を出してリーグ戦のメンバー入りしたいと思っている選手も多いはず。今日はその気持ちをぶつけて、強敵・名古屋に勝利して欲しいと思います。
 今日の試合会場はエディオンスタジアム広島で、午後7時キックオフ。今日は「みっちゃん総本店DAY」と言うことで、みっちゃん総本店の「冷凍お好み焼き受付ブース」が出店します。またメインスタンド前のおまつり広場では「ルヴァンカップキッズイレブン」としてシュートゲームとキックボーリングを開催。参加者には「チップスターSうすしお」をプレゼントします。
 サンフレッチェクラブ会員限定プレゼントは、新加入選手のプレミアムカードを3,000名様に。メインスタンド3Fコンコースとバックスタンドコンコースの飲食売店はいずれも午後4時半に開店して、2022公認弁当や広島お好み焼き、広島焼きそば、尾道ラーメンなどを販売します。当日券は試合会場のメイン側、バック側のチケットBOXとJリーグチケットで全席種販売予定です。
 テレビ中継はBSスカパー!(スカパー!BS241とスカパー!プレミアムサービスch579)で生放送が予定されています。またネット配信はSPOOXによるサッカーLIVEの他、Amazonプライムでも見ることができます。いつものようにスカパー!を見ながらブログでの速報を行う予定ですので、スタジアムに行けない&TVや配信を見れない方はこちらをご覧ください。
<22.3.1> 明日はYBCルヴァンカップのグループステージ第2節。サンフレッチェはホームに名古屋グランパスを迎えます。
 昨年は過密日程の55試合を戦ってルヴァンカップを制したものの、リーグ戦は終盤の猛追も及ばず5位に終わり、ACLの出場権を逃しています。そこでクラブは更なる進化を求め、堅固な守備を作り上げたフィッカデンティ監督との契約を満了して長谷川健太監督を招聘。鳥栖から仙頭と酒井、鹿島からレオ・シルバを加えて、リーグ制覇を目標に今シーズンをスタートさせました。そして開幕戦では新戦力の活躍で神戸に快勝したものの、ルヴァンカップの初戦はスコアレスドロー。そして第2節FC東京戦はコロナの影響で延期となって、明日は1週間ぶりの試合となります。
1H ○2-0 神戸  【名】稲垣、OG
L1H △0-0 清水
 前節清水戦はリーグ戦から8人を入れ替えて戦いましたが、むしろそちらの方が実績豊富な選手が多かったことを考えると、明日もしっかりと戦えるメンバーを揃えて勝利を狙ってくるに違いありません。
 対するサンフレッチェですが、迫井ヘッドコーチが「監督が来れなくなって私が引き受けることになったときから、選手には全員で戦うということは伝え続けてきた」と語っていることから、再びリーグ戦から大きくメンバーを入れ替えて戦う可能性が高そうです。と言うことでメンバーは難しいところですが、私の予想は次の通り。
       大迫

  住吉   野上   今津

    川村    青山

茶島             東

   エゼキエウ   仙波

       鮎川

SUB:林、佐々木、松本泰、柏、柴崎、Jサントス、Dヴィエイラ
 札幌戦では序盤は相手のパス回しの上手さになかなかプレスがかかりませんでしたが、途中から勇気を持って前に出て流れを掴んでいます。技術の高い選手が揃う名古屋もハイプレスをかけるには厳しい相手だと思いますが、チーム全員で心を合わせて今季のホーム初勝利を挙げて欲しいと思います。
<22.2.28> レジーナは昨日、サンフレッチェ広島Jrユースとの練習試合を45分×3本で行い、5-3で勝ちました。得点は1本目の15分に谷口、2本目の26分に上野、3本目の30分と42分に大内、45分に島袋。失点は2本目の30分と3本目の20分、37分でした。
<22.2.27> 昨日アウェイで行われたJ1リーグ第2節札幌戦は、後半の森島のゴールで追いつき2試合連続の引き分けとなりました。
 徳島戦から中2日で永井、森島、野津田を先発起用して、以下の布陣で戦いました。
        林

  野上   荒木  佐々木

     野津田 塩谷 
     (→青山70分)
藤井             柏(→東70分)

   浅野      森島(→エゼキエウ81分)
   (→柴崎61分)
       永井(→Jサントス81分)

SUB:大迫、住吉
 対する札幌は、GK:菅野、DF:田中駿、宮澤、福森(→深井77分)、MF:金子、駒井、高嶺、ルーカス・フェルナンデス(→トゥチッチ70分)、ガブリエル・シャビエル(→菅55分)、小柏(→荒野77分)、FW:興梠(→青木70分)、と言うメンバーでした。広島は立ち上がりから札幌にプレスをかけますが、パス回しとロングボールでかわされ攻め込まれます。そして前半10分、札幌の速攻から福森のシュートは防いだものの、こぼれ球を興梠にシュートを打たれて先制点を許してしまいました。
 立て直したい広島は、13分には柏のオーバーラップからのシュートはブロックされ、浅野のシュートも大きく外れます。しかし札幌も追加点を奪いに来て、15分には小柏にシュートを許しましたが枠外。17分のルーカス・フェルナンデスのシュートは林がキャッチします。また22分には高嶺にシュートを打たれましたがわずかに外れて助かります。その後は広島も押し返して、40分には野津田がミドルを放ったものの枠外。41分には永井のヒールパスを受けた森島が巻いたボールでファーサイドを狙ったもののポストに弾かれ、藤井、浅野が狙いましたが得点は奪えません。更に前半終了間際には藤井と森島が惜しいシュートを放ったもののゴールは割れず、1点リードを許してハーフタイムを迎えました。
 後半に入ると広島のプレスの強度と連携が良くなり、札幌を自陣に押し込みます。6分には野津田のCKに荒木が合わせましたが枠外。7分には藤井のクロスに柏が飛び込みましたがわずかに合いません。そして後半8分、塩谷のグラウンダーのパスを受けた森島がペナルティエリアのやや外から左足を振り抜くと、DFの股の間を抜けてゴール右隅に飛び込み同点に追いつきました。
 ホームで何としても勝ちたい札幌は、その後はギアを上げて勝ち越し点を奪いに来ます。そして9分のルーカス・フェルナンデスのシュートはわずかに外れ、10分の菅のシュートは林が後ろに逸らしたものの柏がゴールライン上でクリア。11分には金子にフリーで打たれましたが林が好反応で弾きます。また12分にもCKのこぼれを菅に打たれましたが大きく外れます。その後は広島も押し返して、16分にはクサビのパスを受けた永井が反転シュートを狙いましたがDFがブロック。19分には野津田が直接FKを狙いましたが菅野にセーブされます。その後は再び札幌のペースとなって、金子や菅に危ういシーンを作られ、38分には深井のシュートも枠外に外れます。選手交代で流れを変えようとする迫井ヘッドコーチ。41分にはFKを佐々木が狙いましたがわずかに外れ、46分には塩谷の鋭いパスに東が合わせたもののわずかに枠を外れます。終盤は両者とも勝ち越しを狙って攻め合ったものの決着が付かず、勝ち点1ずつを分け合うことになりました。
 迫井ヘッドコーチは試合後に「最初の失点のところは、少しうまく試合に入り切れなかった中での失点だったので残念だったが、そこからよく盛り返しながら同点に追いついたと思います。ただ、勝ち切りたかった、というのが正直なところ」と振り返っています。この試合も鳥栖戦と同様、序盤は前からのプレスに行こうとしながらもはまらず押し込まれ、先制点を許すなど難しい試合になってしまいました。しかし前半の途中から後半の10分ごろにかけては良い守備から攻撃への切り替えができるようになり、いくつか作ったビッグチャンスの中から得点を奪うこともできました。試合の入りの部分でうまく行かず、失点してしまったのは反省材料ではありますが、しかし試合中に修正して追いついたのは新しいサッカーが浸透しつつある、と言うことなのではないでしょうか?鳥栖戦に続いて勝ち点1にとどまったのは残念でしたが、チームとして前進していることが見えた試合だったと思います。来週は名古屋、神戸と強敵相手の試合が続きますが、ここまでやってきたことをぶれずに続けて内容を良くして、結果に繋げて欲しいと思います。

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