6/12〜6/18のSANFRECCE Diary


<22.6.18> モバイルサイトによるとスキッベ監督は今日のC大阪戦について「すごく楽しみですね。対戦相手も凄くいい状態にあるチームだし、トップ(の質を競う)ゲームになるんじゃないかと思っています」と語っています。ここまで公式戦6連勝と絶好調のセレッソですが、広島も直近の5試合は負けなしで、敗れた清水戦もルヴァンカップの勝ち抜きが決まった後の「消化試合」だったことを考えれば、チーム状態はほぼ同等と言って良いでしょう。レベルの高い試合に勝利して、「9連戦」に向けて勢いをつけるゲームにして欲しいと思います。
 今日の試合会場はエディオンスタジアム広島で、午後7時キックオフ。試合前イベントとしては「サンフレッチェカップ」のU-9とU-11が2時半から、「フォリアカップ」が4時45分から行われます。「WE FIGHT TOGETHERコーナー」では「おしゃべり唐あげ あげ太くん」の唐あげ太くん&山田龍三くんが来場して特別動画を初公開。「クラブ創立30周年企画 レジェンドOB」はJリーグの創成期に主にサイドバックとして活躍した柳本啓成さんが来場して、「にぎわいステージ」とハーフタイムにトークショーを行います。メインスタンド前のおまつり広場では、「ゆめアプリダウンロードキャンペーン」として先着1,500名様に「ゆめタウンオリジナルサンフレッチェパスケース」をプレゼント。「ニチバンPRブース」ではニチバン「Wグリップ」体験会などを行います。また「おしゃべり唐あげあげ太くん」やSPL∞ASH、はつかいちサンブレイズ、片岡みかが登場する「メガエッグにぎわいステージ」は3時からです。
 先着プレゼントは「ぶち紫ハリセン」を各入場ゲートにて5時から配布します。サンフレッチェクラブ会員限定プレゼントは、柴崎選手のプレミアムカードです。また各飲食売店はおまつり広場は3時から、コンコースは4時半からとなっています。グルメ情報の詳細とアクセス情報、チケット情報はサンフレッチェ広島公式サイトをご覧ください。
 試合中継ですが、今日もDAZNのみとなっています。いつものようにブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&DAZNを見れない方はこちらをどうぞ。
<22.6.17> 明日はJ1リーグ戦第17節。サンフレッチェはホームでC大阪と対戦します。
 リーグ戦3連勝で5位に浮上してきたC大阪は、ルヴァンカップもグループ2位でグループステージを突破すると、プレーオフでも湘南に2連勝してプライムステージ進出を決めています。今季のこれまでの公式戦の戦績は次の通り。
1A △2-2 横浜FM 【C】進藤、清武、【横】仲川、アンデルソン・ロペス
L1A ○3-2 G大阪 【C】為田、上門、中原、【G】山本、柳澤
2H △1-1 京都  【C】乾、【京】武富
L2A ○1-0 鹿島  【C】北野
3H ●0-1 FC東京 【東】紺野
4A ○3-1 清水  【C】OG、奥埜、上門、【清】高橋
5H △2-2 札幌  【C】山田、ブルーノ・メンデス、【札】岡村、中島
L3H ○6-1 大分  【C】毎熊、中原、岡澤、加藤、乾、山田、【分】小出
6A ○4-1 川崎F 【C】乾2、山田2、【川】マルシーニョ
7H ●0-1 柏   【柏】細谷
8A ○1-0 神戸  【C】加藤
L4H ●1-3 鹿島  【C】北野、アルトゥール・カイキ
9A △0-0 福岡 
L5H △0-0 G大阪
10H ●0-3 鹿島  【鹿】鈴木、松村、アルトゥール・カイキ
11A △1-1 鳥栖  【C】ブルーノ・メンデス、【鳥】藤田
12H ○2-1 磐田  【C】毎熊2、【磐】ファビアン・ゴンザレス
13A ●0-1 名古屋 【名】仙頭
L6A △3-3 大分  【C】加藤、為田、北野、【分】サムエル、渡邉2
14H ○3-1 G大阪 【C】アダム・タガート、奥埜2、【G】山見
15H ○2-0 浦和  【C】清武、毎熊
16A ○2-0 湘南  【C】アダム・タガート、加藤
天2 ○3-1 関西大 【C】加藤、ブルーノ・メンデス、舩木、【関】西村
LPO1 ○1-0 湘南  【C】鳥海
LPO2 ○4-1 湘南  【C】ヨニッチ、為田、清武、奥埜
 前節は前半18分に先制すると、その後は湘南に攻め込まれたもののキム・ジンヒョンを中心に無失点に抑え、後半アディショナルタイムに相手GKのパスミスからダメ押しゴールを奪ってリーグ戦の連勝を3に伸ばしました。そしてリーグ戦に続いて湘南との対戦になったルヴァンカップのプレーオフは、セットプレーからホームでの1st legに勝利すると、2nd legでは開始早々から得点を重ねて逃げ切っています。乾の退団と言うアクシデントをものともせずに、公式戦6連勝と波に乗るセレッソ。今、最も勢いのあるチームの一つだと言って間違いありません。
 対するサンフレッチェですが、体調不良で離脱していた選手も続々と戻ってきていて、昨日の練習では12対12の紅白戦で鎬を削っていたとのこと。明日はその中からベストの11人を並べて戦うことになるものと思われます。と言うことで、私の予想メンバーは次の通り。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木

       野津田

藤井             柏

   森島      満田

  Bカリファ  Jサントス

SUB:川浪、野上、松本泰、東、柴崎、永井、棚田
 中止になったG大阪戦が6/29に行われることになったため、明日から7/10の湘南戦まで週2試合の「7連戦」が決定。天皇杯3回戦に勝利すれば、7/17京都戦までの9試合を中2、3日で戦わなければなりません。まずは明日の初戦に勝利して、チーム一丸で乗り越えて欲しいと思います。
<22.6.16> 中国新聞によると、大迫が昨日からチーム練習に合流しました。2年5ヶ月ぶりの代表招集でしたが、4試合で一度も出場はなく「試合に出られず悔しかった」とのこと。しかし練習や紅白戦は「一つ一つのクオリティーが高く、楽しかった」そうで、他のGKと比較して「シュートストップは負けていない」とむしろ自信をつけて戻ってきたそうです。今後Jリーグと、そして国内組で臨む予定のE-1選手権で成長して、カタール行きの切符をつかみ取って欲しいと思います。
<22.6.15> 先週発売の「紫熊倶楽部」7月号(Vol. 293)を紹介します。最初の記事は、スキッベ監督のJ1リーグ4月度月間優秀監督賞受賞について。Jリーグの選考委員による選考理由とともに、スキッベ監督のコメントを紹介しています。続いて取り上げられているのは藤井智也選手。プレスがはまらず「正直、地獄でしたね」と言う開幕戦の鳥栖戦から、スキッベ監督来日後のチームと自分自身の変化、そして「どういう状況になれば、俺等が負けるのか、想像がつかない」と言い切れるようになった現在までを綴っています。
 「SANFRECCE HIROSHIMA NEWS」では、日本代表に復帰した大迫選手、他のGK不在の中でチームを支えた川浪選手、ストッパーとして輝きを見せつつある長沼選手、爆発の予兆を見せているジュニオール・サントス選手、そしてチームプレーヤーであり、かつストライカーであるベン・カリファ選手を取り上げています。そして「前半戦総括」と言う記事では、スキッベ監督不在の中で行われたプレシーズンでの準備と来日後の指揮官の信頼が、いかにチームを成長させたかについて分析しています。
 「match report」はリーグの浦和戦、京都戦、名古屋戦、ルヴァンカップの清水戦、札幌戦1st legと天皇杯のホンダロック戦。また、当日に中止が決まったG大阪戦の経緯をまとめています。「READERS AREA」を挟んで、「アウェイ見聞録」はレジーナのアウェイ最終戦が行われた新潟への遠征記。スタジアムでのファミリーの皆さんの写真の後は、レジーナのミニ特集で、シーズン終了にあたっての近賀ゆかりキャプテンのインタビューと、終盤になって大爆発した上野真実選手のドキュメントが綴られています。またレジーナの選手名鑑も掲載されています。そして最後は、いつものように「SIGMA CALENDAR」と「紫熊短信」となっています。
 サンフレッチェ広島オフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は税込み396円。ホームゲーム会場、V-POINT、広島県内大手書店、東京銀座のひろしまブランドショップtauなどで販売中です。また通販は(まだ出てませんが)オフィシャルオンラインショップからどうぞ。
<22.6.14> サンフレッチェは昨日、AC長野パルセイロ・レディースから瀧澤千聖選手を完全移籍で獲得した、と発表しました。2001年に長野県で生まれた瀧澤は、十文字高在学中に大宮アルディージャVENTUSの前身であるFC十文字VENTUSでプレーして、2017年にはチャレンジリーグ10試合に出場しました。そして高校を卒業した2019年に長野に加入すると、WEリーグ初年度はリーグ戦全試合に出場して4得点を挙げて「WE Love女子サッカーマガジン」が選出する「ベストヤングプレーヤー賞」を受賞しています。また広島サポーターとして印象深いのは第9節のレジーナとの試合。後半アディショナルタイムに、レジーナを奈落の底に突き落とす2点目を決めたのが瀧澤でした。代表歴はU-16からU-20までの年代別代表だけですが、いずれ日本の女子サッカーを背負って行く可能性の高い選手の一人だ、と言って良いのではないでしょうか?
<22.6.13> サッカーダイジェストWebの記事によると昨日トップチームとユースの練習試合を行い、トップが棚田のハットトリックなどで9-1で勝ちました。出場した選手について公表はされていませんが、公式インスタグラムによると棚田、柴崎、住吉、ドウグラス・ヴィエイラ、長沼、仙波、浅野、川村、今津、松本泰が出場していた模様です。この試合についてスキッベ監督は「目的はふたつあります。ひとつはユースの選手をしっかり見てみたかったから。ふたつ目はトップチームで試合にあまり出場できていない選手や怪我あがりの選手に対して、90分のゲームに出してあげたいということがありました」と語っていたとのこと。トップチームは素早いパス回しからシュートまで行っていたのに対して、ユースも自分たちのサッカーを見せていたそうで、いろいろと収穫のあった試合だったのではないかと思われます。
<22.6.12> 昨日ホームで行われたYBCルヴァンカッププレーオフステージ2nd legは、先制点を許したものの満田のゴールで追いつき、2試合合計4-1で札幌を下して3年ぶりのベスト8進出を決めました。
 スキッベ監督は1st legから先発4人を入れ替えて、以下のメンバーで戦いました。
       川浪

  野上   荒木  佐々木

     野津田 青山(→松本泰75分)

茶島             東
(→藤井56分)
    満田    森島(→浅野89分)
    (→川村89分)
      Jサントス(→Bカリファ75分)

SUB:名越、今津
 対する札幌は深井を起用した以外は1st legと同じで、GK:中野、DF:岡村、宮澤、福森(→田中宏85分)、MF:金子、深井、荒野(→ガブリエル・シャビエル69分)、菅、西(→ドウグラス・オリヴェイラ75分)、青木、駒井、と言うメンバーでした。ファーストシュートは広島で、前半3分に茶島のクリアのこぼれを青山が狙いましたが枠外に外れます。続いて9分には東のクロスにジュニオール・サントスがフリーで合わせましたがGKが好反応でセーブ。18分のジュニオール・サントスのシュートもGKに止められ、こぼれ球を満田が狙ったものの枠外に外れます。また21分には佐々木がボールを奪った勢いでドリブルで突き進み、シュートまで行きましたが枠を捉えることができません。その後は札幌の反撃を受け、23分には菅のクロスを駒井がヒールで流しましたが川浪が反応。続いてCKのクリアボールを駒井が打ちましたが大きく外れ、25分の青木のミドルはDFが身体を張って止めます。広島も25分、東のクロスに森島がフリーで合わせましたが惜しくも枠外。27分にはジュニオール・サントスが、31分には満田が狙いましたがDFに防がれ、32分にはCKのこぼれを荒木が狙いましたがGKの頭に当たってしまいます。そして前半34分、福森のダイアゴナルのパスを受けた西の逆サイドへクロスを青木に決められて、先制点を許してしまいました。
 これで勢いのついた札幌は2点目を狙って前掛かりに来ます。広島もカウンターから得点を狙いに行き、39分には森島のスルーパスで抜け出したジュニオール・サントスが決定機を迎えましたが決めることができません。逆に前半アディショナルタイムには札幌右からのクロスを川浪が弾き、ゴール前で縺れたものの荒木が必死でクリアします。両者とも見応えのある攻防を繰り広げたものの、札幌の1点リードで前半を終了しました。
 後半も最初のビッグチャンスは広島で、3分には青山のスルーパスでジュニオール・サントスがフリーになったものの枠を捉えることができず。6分には森島のドリブルからのクロスに満田が飛び込んだものの惜しくも合いません。逆に8分には札幌のカウンター返しから金子が抜け出しましたがクロスを青山がクリア。12分には岡村にヘッドで狙われましたが枠外で助かります。後半21分には東のパスを受けたジュニオール・サントスがフリーでシュートしましたがまたもやGKに防がれます。その後は両者ともに選手を入れ替えながらゴールを狙いに行くと後半41分、高い位置でのボールカットからの森島の突破は止められたものの、東が即時奪回すると中央にポジションをとった満田にパス。満田は冷静にシュートフェイントでGKの体勢を崩すとコースを狙って蹴り込み広島が同点に追いつきます。その後スキッベ監督は久々に浅野と川村を起用して、トータルスコア4-1で試合をクローズしました。
 試合後にスキッベ監督は冒頭で「チャンスを何回も逃してしまいました。そこは少し残念に思います」と語ったものの、「満足のいくパフォーマンスだった」と試合を振り返っています。確かに3点取って逆転を狙ってきた札幌に先制点を許し、追加点を奪われるピンチもあったものの全体的な流れをつかんでいたのは広島。ジュニオール・サントスが何度もあった絶好機で一つでも決めていれば、早々に札幌の気持ちを折ることができていたかも知れません。ただそんな中でも集中を切らさずプレッシングとブロックを作る守備のバランスを取りながら追加点を許さず、終盤にはハイプレスと即時奪回から得点を奪って引き分けに持ち込んだのですから、ほぼ狙い通りの試合ができたと言って良いでしょう。怪我人続出かつ中2日の札幌のコンディションが厳しかったのは確かだと思いますが、それでも逆転に燃える相手を抑えることは簡単なことではありません。スキッベ監督と選手たちが良い準備をしてこの試合を迎え、そして選手全員がこの試合のミッションを完遂した結果が勝ち抜きに繋がったということで、胸を張って良い結果だと言えるでしょう。
 そしてそのような中でもスキッベ監督はこのところリーグ戦での先発がなかった青山、野上、茶島、森島を先発させ、松本泰、浅野、川村の3人も途中交代で起用しました。監督は「今日の狙いとしては今まで出続けていた選手たちを休ませることがありました。それから出ていなかった選手たちにチャンスを与えるという2つの意図がありました」と語っていますが、来週以降の過密日程に向けて、しっかりと布石を打ったと言うことだと思います。長いシーズン、そしてカップ戦と平行した日程を勝ち抜くためには、選手が入れ替わってもサッカーの質を落とさないことが重要。そういう意味でこの試合は、単に勝ち抜きを決めた以上の価値のある試合だった、と言えるのではないでしょうか?

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