7/3〜7/9のSANFRECCE Diary


<22.7.9> 明日はJ1リーグ戦第21節。サンフレッチェはホームに湘南ベルマーレを迎えます。
 第8節までリーグ戦の勝ちがなく最下位に沈んでいた湘南でしたが、第14節以降は5勝1分け1敗。特に直近の4試合は負けなしで、順位を13位まで上げてきています。前回の対戦以降のリーグ戦の戦績は次の通り。
6H ●0-1 広島  【広】満田
7A ●1-2 名古屋 【湘】大橋、【名】OG、阿部
8H △0-0 磐田
9A ○1-0 G大阪 【湘】山本脩
10A ●0-1 札幌  【札】菅
11H ●1-4 清水  【湘】大岩、【清】中山、鈴木唯、白崎、鈴木義
12A △0-0 福岡
13H ●1-4 横浜FM 【湘】ウェリントン、【横】水沼、小池、アンデルソン・ロペス、レオ・セアラ
14H ○2-1 神戸  【湘】町野2、【神】菊池
15A ○4-0 川崎F 【湘】町野2、池田、タリク
16H ●0-2 C大阪 【C】タガート、加藤
17H ○2-0 FC東京 【湘】池田、町野
18A ○1-0 京都  【湘】町野
19H △0-0 名古屋
20H ○1-0 G大阪 【湘】大橋
 
<22.7.8> 先週末に行われた高円宮杯プレミアリーグウェストの第11節で、サンフレッチェ広島ユースは東福岡高を2-1で下して今季2勝目を挙げました。広島のメンバーは、GK:名越、DF:渡邉、MF:畑野、井野、笠木(→木吹90+4分)、越道、高下(→中島76分)、石原、FW:滝口、濱田(→妹尾HT)、中川(→角掛90分)。先制点は後半20分で、高下の右からのクロスを受けた笠木が決めました。また追加点は後半33分で、笠木のクロスを妹尾がダイレクトで決めました。そして後半43分に1点を返されたものの、6分近いアディショナルタイムを凌いで逃げ切りました。第11節の全結果と順位表は次の通り。
【第11節】
履正社高   3-1 大津高
C大阪U-18  7-1 清水ユース
神戸U-18   1-0 静岡学園高
磐田U-18   1-2 鳥栖U-18
東福岡高   1-2 広島ユース
G大阪ユース 1-0 名古屋U-18

         勝点 試合 勝 分 負 得失差
1 鳥栖U-18     24    10    8   0   2   +18
2 磐田U-18     21     9    7   0   2    +7
3 静岡学園高    19    10    6   1   3   +10
4 C大阪U-18    17     9    5   2   2   +16
5 神戸U-18     16    10    5   1   4    +2
6 履正社高     11    10    3   2   5    -1
7 名古屋U-18    10     8    3   1   4    -3
8 広島ユース     9    10    2   3   5    -6
9 清水ユース     9    10    2   3   5    -7
10 東福岡高      9     7    3   0   4    -9
11 G大阪ユース    5     7    1   2   4   -13
12 大津高       4     8    1   1   6   -14

<22.7.7> 昨日アウェイで行われたJ1リーグ戦第20節横浜FM戦は0-3で敗れ、首位との勝ち点差は10に広がりました。
 サンフレッチェのメンバーは前節と同じで、以下の布陣で戦いました。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木

    松本泰  野津田(→野上67分)
    (→柴崎61分)
柏              東
(→藤井HT)
   森島      満田(→棚田87分)
   (→柴崎56分)
      Bカリファ(→Jサントス61分)

SUB:川浪、今津
 対する横浜FMは前節から3人入れ替えて、GK:高丘、DF:松原(→小池57分)、畠中(→藤田69分)、エドゥアルド、小池、MF:岩田、山根、西村、FW:水沼(→仲川69分)、レオ・セアラ(→マルコス・ジュニオール80分)、エウベル(→宮市57分)、と言うメンバーでした。序盤は横浜FMの出足の鋭さにビルドアップもままならず押し込まれます。1分には西村のクロスからエウベルのシュートはブロック。2分にはレオ・セアラがシュートしましたがDFが弾き返し、6分には水沼のクロスを大迫の前でクリアした荒木のボールがゴール方向に飛んであわやオウンゴール、と言うシーンを作られます。それに対して広島も、11分に塩谷の縦パスから満田がファーストシュートを放ったのをきっかけに反撃に出ます。15分には森島のクロスから佐々木が打ったものの枠外。17分には森島、19分には満田がシュートしたもののいずれも枠外に外れ、21分にはバイタルエリアで前を向いた満田がDFの間を通すシュートを放ったもののGKの正面。22分にはCKに飛び込んだ東がフリーで合わせましたが枠を捉えることができません。更に29分にはベン・カリファがカットインからシュートしましたがDFに防がれます。逆に前半31分、カウンターから抜け出した水沼が逆サイドへのクロス。これを小池にヘッドで決められて、先制点を許してしまいました。
 広島はその後も気落ちすることなく攻撃を続け、32分にはクロスのこぼれをベン・カリファがヘッドで狙いましたがGKの正面。41分には松本泰がフリーで打ったものの枠を捉えることができず、42分の佐々木の突破からのクロスにベン・カリファが合わせたシュートもポストに弾かれます。前半は横浜FMのシュート4本に対して広島は10本放ったものの得点を奪えず、横浜FMの1点リードでハーフタイムを迎えました。
 後半も立ち上がりから広島が攻勢に出て、1分にはベン・カリファがフリーで打ったものの枠外。9分には藤井のカットインからのシュートはGKが弾き、こぼれを東が狙いましたがDFに当たって流れます。そんな中の後半12分、広島が前からプレスに行ったもののかわされて持ち込まれ、宮市のサイドチェンジから水沼のパスを小池がシュート。これを西村がコースを変えて、リードを広げられてしまいました。
 2点を追いかけるためにスキッベ監督は、ジュニオール・サントスと柴崎を投入します。そして18分にはFKのこぼれを森島が打ちましたが枠外に外れ、25分には塩谷のパスから柴崎が狙いましたがクリアされます。続いて27分にはジュニオール・サントスがペナルティエリア内から決定的なシュートを打ちましたがDFに防がれ、30分にもジュニオール・サントスが仕掛けましたがDFにクリアされます。その後も広島は佐々木や柴崎が惜しいシュートを打ったもののゴールを決めることができず、逆に後半アディショナルタイムに仲川に左サイドを破られるとグラウンダーのクロスを宮市に決められて決定的な3点目を奪われ、万事休すとなりました。
 Football LABによるとシュートは横浜FMが14本だったのに対して広島は20本。またゴール期待値は横浜FMの1.72に対して広島は2.283で、内容的に悪かったわけではなかった、と言うことが分かります。スキッベ監督も「自分たちのチームにも同じくらい称賛を送りたいです。多くの場面で相手を上回り、チャンスを作っていたからです」と語っていますが、首位・横浜FM相手に堂々と戦いを挑み、チームとしてやるべきことをやり切った、と言うのは間違いないと思います。ただそれでも0-3と「完敗」と言えるスコアに終わったのは、やはり攻撃の質の点で劣っていたからだと言わざるをえないように思います。横浜FMの得点シーンはいずれも速攻から複数の選手が絡んで広島の守備を崩して奪っているのに対して、広島のシュートはほとんどが強引に狙った感じ。やはりここぞと言うところでのサッカーの熟成度の差が出てしまったのかも知れません。広島が優勝を狙うためには、もっともっと成長しなければならないと言うことを教えられた試合だった、と言えそうな気がします。この結果横浜FMとの今季のリーグ戦の対戦成績は1勝1敗となりましたが、8月上旬にはルヴァンカップでホーム&アウェイでの対戦があるだけに、そこでは何としてでも相手を上回って、タイトルに向けて勝ち進んで欲しいと思います。

ブログ速報  前半  後半
広島公式サイト  横浜FM公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ  戦評  大迫  小池1  小池2  宮市  山根
日刊スポーツ  スコア詳細  マスカット監督
サッカーダイジェストWeb  採点&寸評  戦評
Football LAB
<22.7.6> 中国新聞によると藤井は「前回は相手にまだ発展途上感があったが、現在はサッカーの形がしっかりできている。当時とは違うチームなので粘り強く戦いたい」と語っているとのこと。横浜FMは前回の対戦以降1敗しかしていないことからも分かるように高い完成度を誇りますが、広島も連戦を通じて成長しているのも間違いないところ。今日もこれまでに作り上げてきたものを全てぶつけて、勝ち点3を持ち帰って欲しいと思います。
 今日の試合会場は日産スタジアムで、午後7時キックオフ。今日はDAZNの配信の他に、NHK-BS1での生放送があります。今日も試合をテレビ観戦しながらブログで速報を行いますので、スタジアムに行けない&BSやDAZNを見れない方はこちらをご覧ください。
<22.7.5> 明日はJ1リーグ戦第20節。サンフレッチェはアウェイで横浜F・マリノスと対戦します。
 今季は開幕から好調で上位に付けていた横浜FMは、第15節から5連勝で首位を走っています。前回の対戦以降の国内の公式戦の戦績は次の通り。
7A ●0-2 広島  【広】森島2
8A ○3-0 鹿島  【横】アンデルソン・ロペス、西村、OG
12H ○2-1 名古屋 【横】エウベル、アンデルソン・ロペス、【名】中谷
13A ○4-1 湘南  【横】水沼、小池、アンデルソン・ロペス、レオ・セアラ、【湘】ウェリントン
11A △3-3 浦和  【横】水沼、アンデルソン・ロペス、宮市、【浦】ユンカー3
14A ●0-1 福岡  【福】クルークス
15H ○2-0 京都  【横】小池、松原
16A ○2-0 磐田  【横】仲川、レオ・セアラ
天2 ○3-0 鈴鹿  【横】西村、小池、レオ・セアラ
17A ○2-1 G大阪 【横】西村、水沼、【G】ダワン
天3 ●0-2 栃木  【栃】神戸、ジュニーニョ
18H ○4-0 柏   【横】西村、レオ・セアラ2、水沼
19A ○5-3 清水  【横】西村、レオ・セアラ3、宮市、【清】神谷、チアゴ・サンタナ、片山
 前節は清水の「クラブ創設30周年記念マッチ」を国立競技場で戦って、2度追いつかれながらもその都度突き放して大勝し、J1通算500勝を達成しています。ここまで19試合戦って総得点は41と他のチームを圧する攻撃力で首位を走る横浜FM。前回の対戦ではしてやられた広島相手に、何としてもリベンジしようと高いモティベーションで待ちかまえているに違いありません。
 対するサンフレッチェは明日は「9連戦」の6試合目。酷暑の中での過密日程ということで選手のコンディションが心配ですが、今回は中3日休みがあったことを考えると磐田戦のメンバーを替えずに戦う可能性が高そうです。と言うことで、予想メンバーは次の通り。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木

    松本泰  野津田

柏              東

   森島      満田

      Bカリファ

SUB:川浪、野上、今津、藤井、柴崎、棚田、Jサントス
 横浜FMとの勝ち点差が7のサンフレッチェとしては、明日は勝てば4差に迫るのに対して、敗れれば10差に広がる「6ポイントゲーム」となります。明日もこれまでと同様に前に向かった攻撃と守備で、難敵・横浜FMから勝ち点3を取って来て欲しいと思います。
<22.7.5> サンフレッチェ広島とファジアーノ岡山は昨日、永井龍選手が岡山に期限付き移籍する、と発表しました。2020年に松本から広島に移籍した永井は、前線からの献身的な守備で城福監督のサッカーを牽引する働きを見せていましたが、怪我が多かったこともあって一昨年のリーグ戦は15試合、昨年は3試合の出場にとどまっていました。そして今季も前からボールを追いかけるスキッベ監督のサッカーにマッチしてルヴァンカップの徳島戦に先発して今季初ゴールを挙げると、リーグ戦でも第8節までに4試合先発していましたが、福岡戦のPK失敗もあってリーグ戦の得点はなく、加えてベン・カリファの加入によって出場機会も減少してここ5試合はベンチ入りもありませんでした。「怪我でサッカーをやめようと思った時もありましたが、今サッカーを続けていられるのは広島のみんなのおかげ」と語る永井の本領はこれから発揮されるはず。まずは岡山でチームをJ1昇格に導いて、また戻ってきて欲しいと思います。
<22.7.4> 週末に行われた「2022年度第37回日本クラブユース選手権(U-15)大会中国地区予選」で、サンフレッチェ広島ジュニアユースは準々決勝と準決勝を勝ち抜いて決勝進出を決めました。決勝戦はファジアーノ岡山U-15との対戦で、7/9(土)10:30からびんご運動公園陸上競技場で行われます。
【準々決勝】
広島ジュニアユース   13-0 ローザス・セレソン 【広】澤原4、徳山2、小林2、土井川2、空久保2、稲田
サンフレッチェくにびき 0-0 FCツネイシ

【準決勝】
広島ジュニアユース   1-0 レノファ山口U-15 【広】土井川

<22.7.3> 昨日ホームで行われたJ1リーグ戦第19節磐田戦は、セットプレーなどから3点を取って勝利し、4位川崎Fと勝ち点1差に迫りました。
 野津田が出場停止から復帰。また4試合ぶりに柏を先発起用して、以下の布陣で戦いました。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木
       (→今津84分)
    松本泰  野津田

柏              東
(→藤井70分)
   森島      満田(→柴崎78分)
   (→棚田78分)
      Bカリファ(→Jサントス70分)

SUB:川浪、野上
 対する磐田は、GK:三浦、DF:山本義(→ジャーメインHT)、小川(→松本昌64分)、伊藤、グラッサ、MF:鈴木雄、鹿沼(→山本康HT)、遠藤(→金子72分)、FW:上原、大森(→杉本54分)、吉長、と言うメンバーでした。ファーストシュートは磐田で、4分にロングクロスを胸トラップ鈴木雄が打ってきたものの大迫が落ち着いてセーブ。広島は8分に森島がミドルシュートを放ちましたが枠外に外れます。最初の決定機は前半17分で、塩谷のパスを右のスペースで受けた森島がマイナスのパスを送ると走り込んだ松本泰が叩きましたがGKがナイスセーブを見せます。そして前半20分、左タッチライン際からの満田のFKを荒木がヘッドで決めて、広島が先制点を奪いました。
 追いつきたい磐田は丁寧なパス回しで広島を押し込んで、30分には吉長にミドルを打たれたものの大迫がキャッチ。吉長は38分にもシュートを打ってきましたがDFがブロックします。その後広島も押し返して、44分には満田が強烈なミドルを打ったもののGKがキャッチ。また前半アディショナルタイムには佐々木がドリブルからシュートしましたがGKに抑えられます。前半は磐田にボールを回される時間が長かったものの広島が効果的な攻撃を見せて、1点リードでハーフタイムを迎えました。
 後半も立ち上がりは磐田に攻め込まれ、1分には吉長に狙われましたが枠外。4分のジャーメインのシュートは大迫がキャッチし、6分の大森のミドルは枠外に外れます。その後は広島が押し返して、左右からのクロスで磐田ゴールに迫ります。そして後半17分、右コーナーフラッグ近くからのFKを野津田が蹴ると、ニアで佐々木がヘッドで決めてリードを2点に広げます。更に後半22分、GKからのロングパスを塩谷が跳ね返すと、これが磐田ゴール前にいた森島につながり右足からのシュートをゴールに突き刺しました。
 その後は両チームともに選手交代で運動量を確保しつつ攻め合います。31分には満田のパスでジュニオール・サントスがGKと1対1になりましたがシュートは枠外(しかもオフサイド)。逆に33分には鈴木雄が抜け出して決定的なシュートを放ったもののポスト直撃。40分にはショートカウンターからジュニオール・サントスのシュートはブロックされ、藤井のクロスに棚田が合わせましたが枠外に外れ、続いて43分にも棚田が左から仕掛けてシュートしましたがクリアされます。終盤には磐田に攻め込まれたものの広島の守備の集中は途切れず、1ヶ月ぶりの完封勝利を挙げました。
 Football LABによるとこの試合の広島のボール支配率は49.7%で、相手にボールを回される時間も長かった印象だったのですが、しかしシュート数は18対7で枠内シュートも8対3。またゴール期待値は今季平均の1.390を上回る1.448だったの対して、磐田は今季平均の1.006より低い0.687だったことからも分かるように、攻守に磐田を上回る内容だったと言えます。スキッベ監督が「G大阪戦は自分たちのやりたいことや、自分たちを見失っているところがあり、ゴールを奪えませんでした。ただ、そこをしっかり修正できたことが、今日の勝利につながった」と述べているように、G大阪戦の敗戦から学んで、自分たちのサッカーを貫いたことがこの勝利の要因だった、と言って間違いありません。そしてそれ以上に重要だったのは、今季初めてセットプレーから2得点できたこと。SIGMA CLUB WEBによると、先週月曜日の練習でスキッベ監督が「みんな、いいプレーを続けている。だが、1つだけ足りないのは、セットプレーでの得点だ。だから今から、それをやるから」と言って、かなり長い時間にわたってセットプレーのトレーニングを繰り返していたとのこと。その成果がこの試合で出たわけで、監督のマネージメントの勝利だと言って良いのではないでしょうか。「9連戦」の6試合目は水曜日の横浜FM戦。現在5連勝中の首位チームに勝利して優勝争いに絡んで行けるかどうかは、守備も攻撃も前に向かうサッカーをチーム全体で貫けるかどうか、にかかっている、と言えそうです。

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