8/21〜8/27のSANFRECCE Diary


<22.8.27> モバイルサイトによるとスキッベ監督は今日の勝利のポイントとして「自分たちが高いレベルに到達すること。特にオフェンスにおいて、それが必要です。と同時に、ディフェンスラインもしっかりと安定させる必要がある」と述べています。リーグの上位を争い、カップ戦で勝ち残り、そして最近の試合で良い結果を残しているチーム同士の対戦ということで、いつも以上にハイレベルのせめぎ合いになるのは必然のこの試合。今日はこれまで以上に高いクオリティを発揮して、難敵を下して欲しいと思います。
 今日の試合会場はヨドコウ桜スタジアムで午後7時キックオフ。試合中継はDAZNのみとなっています。また今日も仕事の関係でブログでの速報はできないので、スタジアムに行けない&DAZNを見れない方はモバイルサイトの速報などをご覧ください。
<22.8.26> 明日はJ1リーグ戦第27節。サンフレッチェはアウェイでセレッソ大阪と対戦します。
 シーズン当初こそ勝ちに恵まれなかったものの徐々に順位を上げてきたC大阪はこのところ公式戦11試合負けなしで、リーグ戦消化は2試合少ないながら6位に付けています。前回の対戦以降の戦績は次の通り。
17A ●1-2 広島  【C】ブルーノ・メンデス、【広】野津田、ドウグラス・ヴィエイラ
天3 ○3-2 仙台  【C】ブルーノ・メンデス、ヨニッチ、パトリッキ、【仙】加藤千、鎌田
18H △1-1 清水  【C】舩木、【清】OG
19H ○2-1 川崎F 【C】舩木、パトリッキ、【川】谷口
20A △3-3 鹿島  【C】OG、加藤陸、パトリッキ、【鹿】アルトゥール・カイキ、鈴木優、エヴェラウド
21H △2-2 横浜FM 【C】加藤陸、タガート、【横】レオ・セアラ2
天4 ○2-1 名古屋 【C】OG、為田、【名】マテウス・カストロ
22A ○2-1 G大阪 【C】山田、パトリッキ、【G】クォン・ギョンウォン
23H ○2-0 福岡  【C】ヨニッチ、上門
YQF1 △1-1 川崎F 【C】タガート、【川】脇坂
24H ○3-0 神戸  【C】タガート、鈴木徳、加藤陸
YQF2 △2-2 川崎F 【C】加藤陸、山田、【川】マルシーニョ2
 直近の試合は8/10のYBCルヴァンカップ準々決勝2nd legの川崎F戦。後半8分に2点目を奪われてトータルスコアが1-3となり、敗退が濃厚になった後半45分に山中のクロスを加藤陸次樹がヘッドで決めて1点差に迫ると、ラストプレーで山田が貴重な同点ゴールを決めてアウェイゴールの差で勝ち抜きを決めています。その後のリーグ戦は台風とACLの影響で2試合空いて明日は3週間ぶりの試合となりますが、その間に負傷者や体調不良だった選手が次々と戻ってきているとのこと。広島と同様にルヴァン杯、天皇杯とともに「三冠」の可能性を残しているだけに、明日は万全の準備を整えて広島を迎え撃とうとしているに違いありません。
 対するサンフレッチェですが、横浜FM戦2nd legで脇腹を痛めた塩谷は順調に回復しているらしく、メンバーに入ってくる可能性もありそう。2試合連続ゴール中の松本泰の先発起用の可能性や、前節ベンチからも外れた藤井の復帰など何人か代えてくる可能性もありますが、一応前節と同じ先発で予想しておきます。
       大迫

  野上   荒木  佐々木

       野津田

茶島             柏

   満田     森島

   ピエロス Bカリファ


SUB:川浪、塩谷、松本泰、藤井、柴崎、エゼキエウ、Dヴィエイラ
 今、J1で最も調子の良いチームの一つであるC大阪との対戦は難しい試合になるのは間違いないところですが、だからこそハイレベルの好試合が期待できる、と言うもの。サンフレッチェの選手たちにはこれまで積み上げてきたものを信じて、アグレッシブなサッカーで戦って連勝を伸ばして帰ってきて欲しいと思います。
<22.8.25> G大阪戦の勝利でリーグ戦3連勝となり、暫定2位に浮上したサンフレッチェ。首位・横浜FMとの勝点差を4としていますが、ただ横浜FMはACLのために2試合消化が少ないため、まだまだ差は大きいと考えた方が良い、とは思います。この、26試合消化時点での勝点44は1試合平均の勝点に換算すると1.69。優勝の目安と言われる平均勝点2.00は、残り8試合を全勝すれば到達できる数字です。従って可能性は高いとは言えないものの、優勝が見える位置に来たのは確かだ、と言えるでしょう。
 因みにサンフレッチェが2度目のリーグ優勝をした2013年シーズンを振り返ると26試合消化時点での勝点は47で、首位の横浜FMを勝点差4で追っていました。そして残り2試合で首位横浜FMが62、2位浦和が58、広島が57だったところから、2連勝で逆転優勝を果たしてます。逆に城福監督の1年目だった2018年は第26節時点での勝点が55に到達していたもののそこから失速。勝点差6で追っていた川崎Fに逆転での初戴冠を許しました。これ以外にも2014年のG大阪は首位との勝点差7の4位から逆転優勝を飾っていますし、2007年の鹿島は残り8試合で勝点差10をひっくり返して優勝しています。従って今のサンフレッチェが十分に優勝を狙える位置にいる、と言えるのは確か。少なくともこの3連勝の勢いを持続できるならば、シーズン最後まで優勝の可能性を残したまま戦い続けることができるのは間違いありません。
<22.8.24> またまた遅くなりましたが、「紫熊倶楽部」9月号(Vol. 295)を紹介します。
 まず最初の記事は、クラブ史上最多となるA代表に6人、なでしこジャパンに2人選出されたE-1選手権について。広島の選手たちがそれぞれ優勝に貢献したことを「誇りに思いたい」と書くのと同時に、「韓国が弱すぎた」などとネガティブに書いていた評論家等がいたことについて書いています。続く巻頭特集記事で取り上げられているのは塩谷選手。毎試合50組のご家族を招待する「塩谷司シート」を発案した理由から、「声出し応援」と言う日常が戻りつつあるJリーグ、そしてスキッベ監督が率いる今季のサンフレッチェについてなど、「大人になった」塩谷選手の心中を描いています。
 C大阪戦のミドルシュートが6月度の月間ベストゴールに選出された野津田選手と、相変わらず野津田選手に対して微妙な態度を続けているサンチェの記事に続いて、2つ目の特集記事はベン・カリファ選手のインタビュー。一般的に我が強い、と思われているFWなのになぜ「僕はチームプレーヤーです」と常に口にし、実際にチームの勝利のために全力を尽くせるのか。その理由を、彼が生まれたスイスと言う国を分析することによって解明しています。
 「Match Report」はリーグの横浜FM戦、淞南戦、京都戦、FC東京戦と、天皇杯の群馬戦。今年から開催される「WEリーグカップ」の記事と、鳥栖に完全移籍した長沼選手と岡山に期限付き移籍した仙波選手の記事が続きます。「READERS AREA」を挟んで、後ろカラーページの最初は「アウェイ見聞録」。群馬から京都に自動車で移動する途中に立ち寄った「さわんど温泉」での一夜を紹介しています。続く記事では、クラブ史上最多となるJ1通算431試合出場を達成した青山選手について森崎和幸氏が語っています。またミニインタビューではエゼキエウ、今津、川村、住吉のトップチームの4人と、レジーナの柳瀬、瀧澤、増矢、森、近賀各選手に加えて中村監督を取り上げています。そして最後は「SANFRECCE HIROSHIMA REGINA PLAYERS」でレジーナの選手一人ひとりの近況と、「SIGMA CALENER」で7/11-8/14の動き、そして「紫熊短針」ではトップチームの全選手の状況を紹介しています。
 サンフレッチェオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は税込396円。ホームゲーム会場、V-POINT、広島県内の大手書店と東京・銀座のtauで販売中です。また通販はJリーグオンラインストアからどうぞ。
<22.8.23> WEリーグは先週、2022-23シーズンの日程を発表しました。それによるとレジーナの日程は次の通り。

開催日
kick off
対戦相手
競技場
1
10/23(日)
14:00
ジェフユナイテッド市原・千葉レディース
広島広域公園第一球技場
2
10/30(日)
14:00
ノジマステラ神奈川相模原
広島広域公園第一球技場
3
11/6(日)
15:00
三菱重工浦和レッズレディース
浦和駒場スタジアム
4
11/26(土)
14:00
INAC神戸レオネッサ
広島広域公園第一球技場
5
12/4(日)
14:00
日テレ・東京ヴェルディベレーザ
味の素フィールド西が丘
6
12/10(土)
14:00
ちふれASエルフィン埼玉
熊谷スポーツ文化公園陸上競技場
7
12/24(土)
14:00
アルビレックス新潟レディース
広島広域公園第一球技場
8
1/7(土)
14:00
AC長野パルセイロ・レディース
広島広域公園第一球技場
9
3/4(土) or 3/5(日)
WE ACTION DAY
10
3/11(土) or 3/12(日)
大宮アルディージャVENTUS
11
3/18(土) or 3/19(日)
マイナビ仙台レディース
12
3/25(土) or 3/26(日)
INAC神戸レオネッサ
13
4/1(土) or 4/2(日)
ジェフユナイテッド市原・千葉レディース
14
4/22(土) or 4/23(日)
日テレ・東京ヴェルディベレーザ
15
4/29(土・祝)
AC長野パルセイロ・レディース
16
5/3(水・祝)
三菱重工浦和レッズレディース
17
5/7(日)
アルビレックス新潟レディース
18
5/13(土) or 5/14(日)
WE ACTION DAY
19
5/20(土) or 5/21(日)
大宮アルディージャVENTUS
20
5/27(土) or 5/28(日)
マイナビ仙台レディース
21
6/3(土) or 6/4(日)
ちふれASエルフィン埼玉
22
6/10(土) or 6/11(日)
ノジマステラ神奈川相模原


<22.8.22> 8/15から行われていた「第37回日本クラブユースサッカー選手権U-15大会」で、サンフレッチェ広島Jrユースは準々決勝で敗れました。グループステージからの膳結果は次の通り。
【グループステージ】
フェルボール 0-4 広島Jrユース
FC東京むさし 3-0 広島Jrユース
広島Jrユース 4-0 鹿児島U-15

【ラウンド32】
広島Jrユース 2-1 徳島Jrユース

【ラウンド16】
名古屋U-15  2-2 広島Jrユース
      PK2-3

【準々決勝】
神戸U-15   4-0 広島Jrユース

<22.8.22> レジーナは昨日シーガル広島U-14との練習試合を45分×2+50分で行い、5-4で勝ちました。1本目の46分と2本目の2分、8分に失点して一時は0-3となりましたが、2本目の44分に島袋が得点して反撃を開始すると、3本目の6分、12分に大内が決めて追いつき、24分に立花が決めて勝ち越し。また40分に大内が決めて突き放すと、その後の失点を1点に抑えて逃げ切りました。
<22.8.21> 昨日ホームにG大阪を迎えてJ1リーグ戦第26節を戦ったサンフレッチェは、2度リードされたもののベン・カリファのハットトリックなどで逆転勝利し、リーグ戦の暫定順位を2位に上げました。
 スキッベ監督は加入したばかりのピエロス・ソティリウを先発起用。また茶島を今季初めてリーグ戦で先発させて、以下の布陣で戦いました。
       大迫

  野上   荒木  佐々木

       野津田(→柴崎90分)

茶島             柏(→川村90分)
(→エゼキエウ70分)
   満田     森島(→松本泰83分)

   ピエロス Bカリファ
   (→Dヴィエイラ70分)

SUB:川浪、住吉
 対するガンバは、GK:東口、DF:高尾、三浦、昌子、藤春、MF:齊藤(→ダワン89分)、奥野(→クォン・ギョンウォン89分)、食野(→山本悠62分)、ファン・アラーノ(→倉田62分)、FW:レアンドロ・ペレイラ(→鈴木HT)、パトリック、と言うメンバーでした。開始早々に試合を動かしたのはガンバで、1分にレアンドロ・ペレイラがドリブルで突進すると横パスを受けたパトリックがシュート。これはDFが弾いたものの、こぼれ球をレアンドロ・ペレイラに決められて先制点を許してしまいました。しかし広島は落ち着いてゲームを進め、3分には茶島のクロスにソティリウがヘッドで合わせましたがGKにキャッチ。5分には即時奪回からベン・カリファのクロスは味方に合わず、6分には満田の低いクロスにベン・カリファが飛び込みましたが東口がキャッチします。そして前半10分、満田の左タッチライン際からのクロスにベン・カリファがヘッドで合わせると、このボールがバーを叩いてゴールに飛び込み同点に追いつきました。
 その後は低い位置でブロックを作るG大阪に対して、広島がボールを動かして崩そうとします。21分には細かいつなぎから野津田がミドルを放ったもののGKが横っ飛びで抑え、29分にはピエロスのポストから茶島がシュートしましたが枠外。また31分にも速攻から茶島のクロスに森島がヘッドで合わせましたが枠外に外れ、34分にはピエロスのワンタッチの落としを満田が叩きましたがこれも枠を捉えることができません。そして前半35分、森島が奪われたところからカウンターを受けて、ファン・アラーノのパスを齊藤に決められて勝ち越しを許してしまいます。前半はその後も広島がパスを回しながら隙を窺い、G大阪がカウンターを狙うと言う流れのままハーフタイムを迎えました。
 後半に入るとG大阪はレアンドロ・ペレイラに代えて鈴木武蔵を投入して、よりカウンター狙いを明確にしてきます。そして1分にはFKにパトリックが合わせてきましたが大迫がキャッチ。3分にはFKのこぼれを茶島が狙いましたがDFにブロックされ、4分にはCKから森島がヘッドで狙いましたが東口に抑えられます。続いて後半10分にはCKのこぼれを森島が蹴り込みましたがオフサイドの判定。後半14分には藤春のクロスからファン・アラーノにフリーで打たれましたが枠を外れます。その後も広島は15分のベン・カリファ、21分の森島らが決定機を迎えながら決め切れないのに対して、後半22分にはクリアミス三浦にヘッドで狙われましたが大迫が素晴らしい反応で防ぎます。そして後半26分、野津田の鋭いパスを太ももでトラップしたベン・カリファが落ち際を叩いてゴールネットに沈め、ついに同点に追いつきます。更に後半30分には満田のドリブルでDFを引きつけて左でフリーになっていたベン・カリファにパス。ベン・カリファはこれをワンタッチでファーサイドに流し込んで、この試合で初めてリードを奪いました。
 何としても勝点が欲しいガンバは、後半33分に左からのクロスを山本悠がフリーで打ちましたが柏がゴール前でクリアします。しかしその後は再び広島がペースを握り、後半36分には佐々木のパスで左サイドに抜け出した柏のクロスを満田が右足で突き刺してリードを広げます。その後も攻め続ける広島は、エゼキエウ、佐々木、ベン・カリファが決定的なシュートを放ちます。そして42分には佐々木のパスでペナルティエリア内に走り込んだ松本泰が昌子をかわしてシュートを決めてダメ押しとも言える5点目をゲット。その後アディショナルタイムにはドウグラス・ヴィエイラとパトリックがお互いにシュートを放ったものの点は動かず。広島が公式戦5連勝で雨の中詰めかけた15,110人のファミリーとともに歓喜の声を上げました。
 松田新監督が就任したG大阪は、前線に強力なツートップを並べて攻撃を任せ、堅い守備ブロックを作って失点を防ぐ、と言う戦い方を選択してきました。そして試合開始早々にパトリックとのコンビでレアンドロ・ペレイラが先制ゴールを決めると、35分には見事なカウンターから追加点を奪いました。松田監督にとってはまさに狙い通りの戦い方だったと言えるのではないでしょうか。
 それに対して広島も久々のツートップを採用。加入したばかりのピエロス・ソティリウを先発起用して、守りを固める相手のゴールをこじ開けようとしました。そしてそれによって輝きを放ったのがベン・カリファ。得点シーンはいずれもボールを受ける前の巧妙な動きでマークを外して、フリーの形で落ち着いてゴールを狙うことができました。これまでは他の選手を生かす仕事に忙殺されていた感のあったベン・カリファでしたが、ピエロスが入ったことによってマークが分散して、ベン・カリファのストライカーらしさをより強く発揮できた試合だった、と言えるのではないでしょうか。
 そしてそのベン・カリファが活躍できる環境を用意したのは、90分を通して走り回った他の選手たちだった、と言って良いと思います。カウンターを警戒して腰を引くのではなく、常に前からプレスをかけ続けて相手を押し込み、攻め込まれた時には最後まで身体を張ってゴールで守り抜く。J1残留のためには何としても勝点が欲しい、と言うG大阪の気迫を上回っていたからこそ、最後に決定的な追加点を奪って勝ち切ることができたのだと思います。
 この試合の結果サンフレッチェは勝点を44として、暫定順位を2位に上げました。首位の横浜FMと6位のC大阪が2試合、3位の川崎Fが3試合、5位の鹿島が1試合消化試合数が少ないため順位自体は参考程度にしかならないのですが、それでも「優勝争い」が見える位置になってきたのは間違いありません。来週はC大阪との直接対決があるなど難しい戦いが続きますが、これまで通りに選手全員が一丸となって、積極的な戦いで3つのタイトルにチャレンジして欲しいと思います。

広島公式サイト  G大阪公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ  戦評
日刊スポーツ  スコア詳細  戦評  ベン・カリファがハットトリック  松田監督
サッカーダイジェストWeb  戦評  佐々木→柏→満田の連携ゴラッソ  「必ず逆転できる」何が選手たちを信じさせたのか
Football LAB
SANFRECCE Diaryトップページに戻る