8/7〜8/13のSANFRECCE Diary


<22.8.13> 明日はJ1リーグ戦第25節。サンフレッチェはアウェイで柏レイソルと対戦します。
 今季はシーズン開始当初から上位をキープしていた柏は、第18節から3連敗で一時は6位に後退したもの第21節以降は4連勝で2位に上がってきています。前回の対戦以降の戦績は次の通り。
11A ○2-1 広島  【柏】森2、【広】Jサントス
12H △0-0 浦和
13H ●0-1 G大阪 【G】ダワン
14A △0-0 FC東京
15A ○6-1 札幌  【柏】高橋、細谷、マテウス・サヴィオ、小屋松、森2、【札】青木
16H ○3-1 清水  【柏】マテウス・サヴィオ、細谷、大南、【清】片山
17H ○3-1 神戸  【柏】椎橋、マテウス・サヴィオ、武藤、【神】橋本
18A ●0-4 横浜FM 【横】西村、レオ・セアラ2、水沼
19H ●1-2 鹿島  【柏】武藤、【鹿】キム・ミンテ、エヴェラウド
20H ●0-1 名古屋 【名】マテウス・カストロ
21A ○1-0 鳥栖  【柏】武藤
22H ○1-0 札幌  【柏】細谷
23A ○1-0 神戸  【柏】細谷
24A ○2-1 京都  【柏】OG、武藤、【京】武田
 前節は前半7分に先制点を許したものの、相手のミスによるオウンゴールで同点に追いつくと、後半アディショナルタイム8分に武藤の劇的な勝ち越しゴールが生まれて連勝を4に伸ばしています。残り試合が10試合で首位との勝点差6はやや大きいものの、勝ち続けて行けば必ず追いつけると思っているはず。明日は1週間の準備期間があった利を生かして、必勝体制で試合に臨もうと思っているに違いありません。
 対するサンフレッチェですが、横浜FM戦で途中退場となった塩谷は左内腹斜筋肉離れで全治6週間と診断されて広島に戻ったとのこと。また野上は右足首の捻挫でそれほど悪くはないものの、中国新聞によるとスキッベ監督は「練習の様子を見る限り大丈夫そうだが、ぎりぎりまで見極めたい」と語っているそうです。と言うことで、私の予想メンバーは次の通り。
       大迫

  今津   荒木  佐々木

    野津田  松本泰

藤井             柏

   満田     森島

      Bカリファ

SUB:川浪、野上、茶島、川村、柴崎、エゼキエウ、Dヴィエイラ
 中2〜3日の連戦が5試合目となるサンフレッチェですが、このところ3連勝と波に乗っているだけに選手は疲れは感じていないはず。明日も前から積極的に行くサッカーで勝利して、上位との勝点差を詰めて欲しいと思います。
<22.8.13> 中国新聞によると、サンフレッチェはブルガリア一部のルドゴレツからキプロス代表のFWピエロス・ソティリウを獲得することが分かりました。ソティリウには昨年末から浦和が獲得に動いている、と言う情報がありましたが、広島もリストアップして動向を追っていたとのこと。移籍金を払った上で、完全移籍で獲得する見込みだとのことです。
<22.8.12> 「広島国際ユースサッカー Balcom BMW CUP 2022」は昨日までに全日程を終えて、U-17日本代表が優勝しました。3日間の全結果は次の通り。
【第1日】
広島ユース     0-2 U-17日本代表
広島県高校選抜U-18 3-1 クラブ・レオン

【第2日】
広島ユース     2-0 クラブ・レオン
広島県高校選抜U-18 0-4 U-17日本代表

【第3日】
U-17日本代表    5-1 クラブ・レオン
広島県高校選抜U-18 1-6 広島ユース

          勝点 勝 分 負 得失差
1 U-17日本代表    9    3   0   0   +10
2 広島ユース     6    2   0   1    +5
3 広島県高校選抜  3    1   0   2    -7
4 クラブレ・レオン  0    0   0   3    -8

<22.8.11> 昨日アウェイで行われたYBCルヴァンカップ準々決勝2nd legは2-1で快勝し、2連勝で準決勝進出を決めました。
 サンフレッチェの鹿島戦からの先発の入れ替えは野上だけで、以下の布陣で戦いました。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木
  (→藤井40分)
    野津田  松本泰(→青山62分)
    (→柴崎62分)
野上             柏
(→川村68分)
   満田     森島

      Bカリファ(→Dヴィエイラ68分)

SUB:川浪、エゼキエウ
 対する横浜FMはリーグ戦から藤田以外の全員を入れ替えて、GK:オビ、DF:松原、畠中、角田(退場14分)、小池裕(→小池龍76分)、MF:渡辺、藤田(→實藤20分)、マルコス・ジュニオール(→村上HT)、FW:水沼(→山根66分)、レオ・セアラ(→アンデルソン・ロペス66分)、吉尾、と言うメンバーでした。最初のビッグチャンスは横浜で、3分に右サイドでパスを奪われハーフカウンターから水沼にフリーで打たれましたが大迫が右足で弾きます。それに対して広島は6分、畠中のトラップが大きくなったところをベン・カリファが奪い、GKの位置を見てシュートを決めて先制点を奪いました。
 続いて前半13分には、高い位置でカットしたボールを森島が持ち出そうとするところを角田が倒して一発退場となります。早い時間に数的優位となった広島でしたが、しかし前半20分、マルコス・ジュニオールからの水沼がワンタッチで裏へ。これで抜け出したレオ・セアラに決められ同点に追いつかれてしまいました。
 しかし広島はその後も臆することなくパスをつなぎ、また前からのプレスを敢行してペースを握ります。23分にはベン・カリファの左からのクロスを松本泰が打ちましたがGKがキャッチ。26分には右からのクロスに満田が合わせましたが枠を外れます。そして前半36分、佐々木のスルーパスで抜け出した柏のクロスに走り込んだ野上がゲット。これはいったんはオフサイドでノーゴールとされましたが、VARの介入によりゴールが認められて広島が勝ち越します。これで2戦合計で3点差をつけた広島はその後も落ち着いてゲームをコントロールして、1点リードでハーフタイムを迎えました。
 後半の最初にチャンスを作ったのも広島で、0分に高い位置で奪った満田のパスを森島が狙いましたが枠外。4分にはロングパスを収めた満田の突破からベン・カリファがチャンスを迎えましたが打てず、10分にはドリブルで持ち上がった佐々木のパスでフリーになった満田がシュートしましたが枠外に外れます。12分にはDFラインにかけられたプレスを外して繋いで野津田がミドルを放ちましたがブロック。14分にも即時奪回から松本が抜け出しを狙いましたがレオ・セアラにファウルで止められ、FKを野津田が狙いましたがわずかに外れます。続いて18分には森島がヒールで狙いましたがGKがキャッチ。27分には柏のクロスにドウグラス・ヴィエイラが合わせましたが枠を捉えることができず、その直後にも相手陣内で奪って森島がフリーで打ちましたが枠を外してしまいます。更に32分には森島が奪われたものの即時奪回からドウグラス・ヴィエイラが決定機を迎えましたが枠外に外れ、42分には満田がペナルティエリア内から狙ったもののブロックされます。横浜はレオ・セアラ、松原、小池龍が遠目からシュートを打ってきたものの散発的。後半は両チームとも得点はなかったものの内容的には広島が圧倒したままに終わり、広島の準決勝進出が決まりました。
 試合後に横浜FMのマスカット監督は「最初にビッグチャンスを作りましたし、5、6分までは良いスタートを切ることができました。しかし、自分たちが相手に与える形で失点し、1人少なくなり難しい状況を招いてしまいました」と振り返っています。確かに3分の水沼の決定機を大迫が防いだことと、相手のミスからベン・カリファが先制点を奪ったこと、そして13分に退場者が出たことはこの試合の大きなポイントだったと思います。ただ横浜も前半20分にはこのチームらしい素晴らしいコンビネーションから同点に追いついたわけで、少なくとも前半の途中まではそれぞれに持ち味を出した試合だったように思います。ただ、後半はほぼ一方的に広島のペース。前線からのプレスで何度も相手ボールを奪ってビッグチャンスを作り、守っては横浜にほとんどチャンスを与えることなく終わりました。相手は中2日だったものの先発のうち10人はフレッシュなメンバー。しかも日本代表に選ばれた畠中、小池裕、水沼やマルコス・ジュニオール、レオ・セアラや質の高い選手を多く揃えていたことを考えれば、コンディションが悪かった、とはとても言えないと思います。それに対して広島は、横浜とほぼ同じ日程をメンバーをほとんど変えずに戦っているにも関わらず疲れも見せずに強度の高いサッカーを続けているわけで、チーム力そのものと言うよりも監督のマネージメント力の差がこの結果に繋がった、と言えそうな気がします。

広島公式サイト  横浜FM公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ  戦評
日刊スポーツ  スコア詳細
サッカーダイジェストWeb  戦評  改めて佐々木の凄みを実感
<22.8.10> モバイルサイトによるとスキッベ監督は「そもそも日本人はこの暑さの中でずっとやってきていますからね」とコンディションについては問題ない、と自信を見せています。引き分け以上で勝ち抜きが決まる試合ではあるものの、「忘れてはいけないことはしっかりと攻撃して点を取りに行くということ」。今季これまでに培ってきたスタイルを貫いて、難敵を下して勝ち抜いて欲しいと思います。
 今日の試合会場はニッパツ三ツ沢球技場で午後7時キックオフ。テレビ放送はフジテレビTWO(スカパー!CS308とスカパー!プレミアムサービスch615)及びスカチャン6(スカパー!プレミアムサービスch586)で生放送が予定されています。またスカパー!番組配信とSPOOXのサッカーLIVE target="_blank"でも視聴可能です。今日も個人的な事情によりブログでの速報はできない予定ですので、スタジアムに行けない&TVや配信を見れない方は、モバイルサイトなどの速報をご覧ください。
<22.8.9> 明日はYBCルヴァンカップ準々決勝2nd leg。サンフレッチェはアウェイで横浜F・マリノスと対戦します。
 先週水曜日に1st legを終えた後、中3日でJ1リーグ戦第24節を川崎Fと戦った横浜FMは、前半終了間際に速攻から仲川のゴールで同点に追いついたものの、後半アディショナルタイム9分にジェジエウに渾身のヘッドを決められて公式戦2連敗となっています。明日は中2日での戦いとなりますが、川崎F戦では高丘、小池龍、藤田以外の8人を入れ替えて戦っていることを考えると、再びターンオーバーで戦ってくる可能性が高そう。明日は2-0以上で勝利すれば勝ち抜きを決めることができるだけに、序盤から積極的な戦いを挑んでくるに違いありません。
 対するサンフレッチェですが、アウェイ2連戦ですが中3日での戦いとなることから、メンバーを大きく変えずに戦う可能性が高いのではないかと思われます。と言うことで、予想メンバーは次の通り。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木

    松本泰  野津田

藤井             柏

   森島      満田

      Bカリファ

SUB:川浪、野上、青山、川村、柴崎、エゼキエウ、Dヴィエイラ
 引き分け以上で勝ち抜きが決まるサンフレッチェですが、守りを固めるのは「スキッベサッカー」の流儀ではありません。明日も積極的に前から行くサッカーで、勝って準決勝進出を決めて欲しいと思います。
<22.8.8> 毎年恒例の「広島国際ユースサッカー Balcom BMW CUP 2022」は今日から開幕します。参加チームはサンフレッチェ広島ユース、広島県高校選抜U-18のほか、U-17日本代表とメキシコのクラブ・レオンU-18で、日程は次の通りとなっています。
8/8(月) 16:00 広島ユース×U-17日本代表
     18:00 広島県高校選抜U-18×クラブ・レオンU-18

8/10(水)16:00 広島ユース×クラブ・レオンU-18
     18:00 広島県高校選抜U-18×U-17日本代表

8/11(木)15:00 U-17日本代表×クラブ・レオンU-18
     16:40 広島県高校選抜U-18×広島ユース
 会場は広島広域公園第一球技場で、入場は無料です。
<22.8.7> 昨日アウェイで行われたJ1リーグ戦第24節鹿島戦は、終盤の2ゴールで5試合ぶりにリーグ戦勝利を挙げました。
 メンバーは控えも含めて横浜FM戦と同じで、以下の布陣で戦いました。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木

    松本泰  野津田

藤井             柏(→川村83分)
(→野上73分)
   森島      満田(→柴崎90+6分)
   (→エゼキエウ73分)
      Bカリファ(→DヴィエイラHT)

SUB:川浪、青山
 対する鹿島は、GK:クォン・スンテ、DF:常本、三竿、キム・ミンテ、広瀬、MF:樋口(→土居、ピトゥカ(→舩橋70分)、和泉、アルトゥール・カイキ(→仲間70分)、FW:エヴェラウド、鈴木、と言うメンバーでした。ファーストシュートは鹿島で、前半5分にクロスのクリアを拾ったピトゥカが打ちましたが枠外。続いて8分には和泉が左から仕掛けてシュートしましたが大迫が抑えます。広島は前半10分に塩谷がミドルを放ったものの枠外。13分には相手のクリアミスを拾った満田が突破して横パスを出したもののDFがカット。17分には相手パスを奪った満田のドリブルからのパスを森島がアウトにかけてシュートしましたが惜しくも枠を捉えることができません。その後は鹿島がロングボールから広島陣内に攻め込みましたが粘り強い守備で得点を許さず、スコアレスでハーフタイムを迎えました。
 後半最初にビッグチャンスを作ったのは鹿島で、6分に鈴木の右からのクロスをアルトゥール・カイキがヘッドで狙いましたが枠外に外れ、11分のピトゥカのFKからのピンチも大迫がセーブします。また後半26分には常本のクロスに鈴木が飛び込みましたがわずかに合わずに助かります。その後は鹿島の足が止まるとともに広島がボールを支配する時間が長くなり、広島が波状攻撃を仕掛けます。そして後半39分、鈴木のパスミスを奪った川村のパスを松本泰がフリックすると、エゼキエウがマークを振り払ってドリブルから野上へのクロス。ここに走り込んでいた川村が見事なゴールを決めて、広島が先制点を奪いました。
 これで勢いのついた広島は、その後もハイプレスで鹿島の自由を奪って追加点を奪いに行きます。そして後半48分のエゼキエウのクロスはDFに対応されたものの、後半50分には相手ボールを奪った佐々木が前線へ鋭いパス。これを受けたエゼキエウがDF3人に囲まれながらも右足を振り抜くと、これが美しい弾道でファーサイドのネットに突き刺さって、鹿島の息の根を止めました。
 横浜FM戦の激闘から中2日でこの試合に臨んだ広島に対して、鹿島は中6日だったと言うことで、途中までは鹿島の強度の高さに難しい対応を強いられることも多かったように思います。しかしそこを凌ぐと先に足が止まったのは鹿島。広島の出足の鋭いプレーにブロックを作って守るしかなくなり、後半途中からはほぼ一方的に広島がゲームを支配して、最後は川村、エゼキエウ、野上ら途中出場の選手たちのフレッシュな力で2ゴールをゲットして勝利しました。これは、チーム作りから選手起用も含めた監督のマネージメントと、そしてそれに応えた選手たちの勝利だったと言えるでしょう。
 ところでこの試合で最も印象的な活躍をした選手は、と言えば川村拓夢選手でした。広島市安佐南区で生まれ、子供の頃からサンフレッチェを応援し、ユースからトップ昇格したものの愛媛で3年間の「武者修業」をしてきた川村。今季広島に戻ってきながら怪我もあってなかなか結果が出せませんでしたが、被爆77周年にあたるこの日についにJ1初ゴールを決めることができたわけです。広島生まれ、広島育ちの広島っ子が、広島にとって重要な日にゴールを決めてチームを勝利に導いたと言うことで、このゴールはは全ての「サンフレッチェファミリー」にとって特別なものとなった、と言えます。川村のパスカットがゴールの起点だったことからも分かるように、チーム全体が前への気持ちで戦えば勝利は付いてくるということを、改めて確認した試合だったと言えるのではないでしょうか?

広島公式サイト  鹿島公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ  戦評  川村  大迫  満田  三竿
日刊スポーツ  スコア詳細  広島  鹿島
サッカーダイジェストWeb  採点&寸評  戦評  エゼキエウの美技弾  アンガールズ山根が大興奮
Football LAB
SANFRECCE Diaryトップページに戻る