9/4〜9/10のSANFRECCE Diary
<22.9.10>
中国新聞によると、体調不良(たぶんコロナ)のため離脱していた満田と藤井が昨日の練習から合流したとのこと。スキッベ監督も「コンディションに問題はない」とメンバー入りを明言したそうです。また出場停止の塩谷に代わって出場する可能性が高い住吉は「(マルシーニョに)1対1で絶対に負けない。自分の能力を示すいいチャンスにもなる」と闘志を燃やしているそうです。今日はいつものようにチーム一丸となって積極的なサッカーを展開して、クラブタイ記録のリーグ戦6連勝を達成して欲しいと思います。
今日の試合会場は等々力陸上競技場で、午後6時半キックオフ。試合中継はDAZNのみの予定です。今日は可能であればブログでの速報を行う予定ですので、スタジアムに行けない&DAZNを見れない方はこちらにアクセスしてみて下さい。
<22.9.9>
明日はJ1リーグ戦第29節。サンフレッチェはアウェイで川崎フロンターレと対戦します。
昨年はシーズンを通してわずか2敗と圧倒的な成績で4度目の優勝を果たした川崎Fは、今季も序盤は勝ちを積み重ねて3連覇に向けて突っ走るか、に見えました。そして第14節鳥栖戦から8試合を2勝2分け4敗と調子を落としたものの第24節から4連勝。首位・横浜FMと勝点差3まで迫っています。前回の対戦以降のリーグ戦の戦績は次の通り。
5A ○2-0 広島 【川】OG、山根
6H ●1-4 C大阪 【川】マルシーニョ、【C】乾2、山田2
7A △1-1 磐田 【川】知念、【磐】大森
8H ○1-0 柏 【川】レアンドロ・ダミアン
12A ○2-0 清水 【川】脇坂、マルシーニョ
13H ○2-0 福岡 【川】遠野、車屋
11A ○1-0 神戸 【川】谷口
14A △0-0 鳥栖
15H ●0-4 湘南 【湘】町野2、池田、タリク
16A ●0-1 京都 【京】OG
17H ○5-2 札幌 【川】家長2、小林2、マルシーニョ、【札】青木、荒野
18H △1-1 磐田 【川】山根、【磐】伊藤
19A ●1-2 C大阪 【川】谷口、【C】舩木、パトリッキ
21H ○4-0 G大阪 【川】レアンドロ・ダミアン、マルシーニョ、脇坂、家長
23A ●1-3 浦和 【川】家長、【浦】伊藤、松尾、岩尾
24H ○2-1 横浜FM 【川】レアンドロ・ダミアン、ジェジエウ、【横】仲川
26A ○4-1 福岡 【川】マルシーニョ3、家長、【福】山岸
27H ○2-1 鹿島 【川】家長、脇坂、【鹿】仲間
20H ○4-0 鳥栖 【川】知念、シミッチ、マルシーニョ、大島
28A ●1-2 湘南 【川】知念、【湘】町野、阿部
前節は前半20分にセットプレーから先制点を奪ったものの、後半5分にPKを与えて同点に追いつかれると、後半アディショナルタイムに勝ち越し点を奪われて痛恨の敗戦を喫しています。ただ、中2日の試合でコンディションが厳しかった前節とは違い、明日は中6日。万全のコンディションを整えて、広島対策を十分に練って待ちかまえているに違いありません。
対するサンフレッチェですが、前節レッドカードで退場になった塩谷が出場停止。またC大阪戦で途中退場となった佐々木も怪我のため出場は不透明な状況です。と言うことで、私の予想メンバーは次の通り。
大迫
野上 荒木 住吉
松本泰 野津田
茶島 柏
森島 Bカリファ
ピエロス
SUB:川浪、今津、川村、青山、柴崎、エゼキエウ、Dヴィエイラ
広島は川崎Fよりも勝点1上回っていますが、残り試合数が2試合少ないことを考えると、負ければ優勝争いから脱落する、と言っても良いでしょう。中2日でのアウェイ連戦となりますが、いつも以上にチーム一丸となって広島に勝点3を持ち帰って欲しいと思います。
<22.9.9>
日本サッカー協会は昨日、天皇杯準決勝の試合日程と対戦カードを発表しました。それによるとサンフレッチェの対戦相手は京都サンガで、10/5(水)の午後7時半キックオフで、試合会場はサンガスタジアム by KYOCERAとなります。またチケットは9/23(金・祝)の10時から発売される、とのことです。
<22.9.8>
昨日ヨドコウ桜スタジアムで行われた天皇杯準々決勝C大阪戦は、終盤の柏と川村のゴールで逆転勝利を挙げ、7年ぶりに準決勝進出を決めました。
スキッベ監督は清水戦と同じ先発メンバーを送り出して、以下の布陣で戦いました。
大迫
塩谷 荒木 佐々木(→住吉HT)
松本泰 野津田
(→川村HT)
茶島 柏
(→野上61分)
森島 Bカリファ(→エゼキエウHT)
ピエロス(→Dヴィエイラ70分)
SUB:川浪、柴崎
対するC大阪はリーグ戦から2人変更して、GK:キム・ジンヒョン、DF:松田、ヨニッチ、鳥海、山中、MF:毎熊(→中原83分)、鈴木、為田(→パトリッキ77分)、奥埜、FW:タガート(→山田77分)、加藤(→ブルーノ・メンデス83分)、と言うメンバーでした。最初にビッグチャンスを作ったのは広島で、5分に茶島の突破からのクロスを森島がシュートしたものの枠外に外れます。しかしその後はC大阪のプレスと速攻からチャンスを作られ、10分には山中のクロスに毎熊が合わせましたが大迫がキャッチ。11分にはハーフカウンターから加藤に打たれましたが枠外に外れて助かります。続いて12分にはCKのこぼれを鈴木に打たれたもののDFが身体を張って守り、17分にも山中のアーリークロスにタガートが合わせましたが枠外に外れます。広島も22分には右サイドの細かいパス交換で相手を引きつけ、サイドチェンジを受けた柏のクロスを森島が折り返したもののGKに抑えられます。その後もセレッソのペースは続き、25分には加藤の抜け出しからタガート、奥埜に危ういシュートを打たれ、30分にもGKからのロングフィードを収めたタガートにシュートを許します。そして前半40分、為田のアーリークロスにタガートが飛び込んでヘッドを合わせるとさすがの大迫も反応できず、セレッソの1点リードでハーフタイムを迎えることになりました。
スキッベ監督は後半の頭から3枚替えで流れを変えようとします。そして10分には住吉がブレ球のミドルシュートを放つなど攻勢を強めますが、セレッソも一歩も引かずにカウンターを狙ってきます。24分には川村がシュートしたもののGK正面。35分には塩谷がミドルを放ったものの惜しくも枠を外れます。終盤は守りを固めるセレッソに対して広島がこじ開けようとする、と言う展開が続く中の39分。右からのCKはクリアされたもののこぼれ球を拾って攻撃を続け、ドウグラス・ヴィエイラのからのボールを塩谷がペナルティエリア内へのパス。ここに走り込んだ柏がニアサイドを打ち抜いて、ついに同点に追いつきました。
その後は両者とも勝ち越しを狙ってお互いに攻め合います。41分には山田の仕掛けからセレッソがCKを取りましたが山中のボールをクリアすると、カウンターからエゼキエウが持ち上がったものの野津田のクロスはクリア。また43分には山中が、エゼキエウがそれぞれ相手ゴールに迫ります。そして後半アディショナルタイムにいったんはセレッソ陣内でボールを奪われたものの、これを野上と森島が連動して奪い返すと森島が中を冷静に見てクロス。ここに飛び込んだ川村がヘッドで決めてついに広島が勝ち越し。その後のセレッソの放り込みを落ち着いて跳ね返して、クラブ史上初となる2つのカップ戦でのベスト4を決めるホイッスルが鳴り響きました。
今季これまでのセレッソとの試合はいつも難しい試合になっていましたが、この試合はこれまで以上に厳しい試合展開でした。セレッソの小菊監督は「85分までは今季のベストパフォーマンスと言えるくらいの内容だった」と語っていますが、少なくとも前半はセレッソのゲーム。広島のチャンスは5分の森島のシュートぐらいだったのに対して、セレッソは何度も広島ゴールに迫っていて、広島守備陣の奮闘が無ければ前半だけで勝負が決まっていたかも知れません。また後半は広島が前からの圧力を強めて押し込む時間が長くなったものの、ヨニッチを中心としたセレッソの守備は堅くなかなか崩し切ることができず。後半40分を過ぎても得点できないと言う展開から、正直言ってさすがにもうダメかも、と思って見ていました。ところが、我らがサンフレッチェの選手たちは違いました。まず後半41分のシーンは塩谷が相手ゴール前まで攻め上がって、ドウグラス・ヴィエイラのポストプレーからシュートを放つか、と見せかけてのパス。そしてそのボールを受けた柏は「パスが来る前からビジョンを描けて...ファーに打つと見せかけてニア」(モバイルサイトによる)を打ち抜くと言う、2人のベテランの落ち着きと質の高さが生み出したものでした。そして決勝ゴールとなった2点目は、ボールを奪われた瞬間にプレスをかけてボールを奪い切った森島と野上の決意と技術、そして余裕を持って上げた森島のクロスに「相手のディフェンスがみんなボールウォッチャーになっていたので、うまく入り込めば決められると思っていた」と言う川村の冷静さによるゴールでした。今季広島はセレッソと3回戦って3勝したわけですが、双方の力の差はほんのわずか。しかしその差は自分たちのサッカーを突き詰めたところにある差であって、ここまでのディテールの積み重ねによってできたものなのだと思います。この勝利は「奇跡のような逆転劇」ではありますが、しかし決して本当の意味での奇跡ではない。この勝利は、スキッベ監督と選手たちがこれまで積み上げてきたものがあったからこその「必然の勝利」だった、と言って良いのではないでしょうか。
この試合の結果、サンフレッチェはJリーグ開幕以降9回目の準決勝進出となりました。これまで何度も挑戦しながら果たせなかった天皇杯のタイトルにまた一歩近づいたわけですが、しかしながらここから頂点にたどり着くまでがより難しい、と言うのはクラブに関わる誰もが知っていること。まずは準決勝の京都戦の前にあるリーグ戦とルヴァンカップの5試合をしっかりと戦って、チーム全員の力で前進して欲しいと思います。
ブログ速報
前半
後半
広島公式サイト
C大阪公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ
戦評
日刊スポーツ
スコア詳細
戦評
広島逆転4強
サッカーダイジェストWeb
天皇杯準々決勝
<22.9.7>
中国新聞によると昨日は台風11号の影響が吹き荒れる中、広島市内で約1時間身体を動かして大阪に移動したとのこと。スキッベ監督は「いい準備ができた。目の前の一戦に集中するだけ」と語っていたそうです。今日は90分で決着がつかなければ延長PK戦まであるだけに、どんな展開になっても粘り強く戦うことが重要。いつも通りにチーム一丸となって、ベスト4進出を勝ち取って欲しいと思います。
今日の試合会場はヨドコウ桜スタジアムで午後6時半キックオフ。テレビ放送はJSPORTS 1(スカパー!サービスBS242とスカパー!プレミアムサービスch603)とスカチャン6(ch586)で生中継が予定されています。今日もブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&テレビを見れない方はこちらをご覧ください。
<22.9.6>
明日は天皇杯の準々決勝。サンフレッチェはアウェイでC大阪と対戦します。
攻め込みながらも広島の堅い守備を破れず無得点で連勝が止まったC大阪は、前節も札幌に逆転負けを食らってリーグ2連敗となっています。前回の対戦以降の戦績は次の通り。
27H ●0-3 広島 【広】茶島、松本泰、ピエロス
28A ●1-2 札幌 【C】中原、【札】キム・ゴンヒ、青木
札幌戦は堅い守備からの速攻が機能して、序盤から縦に速い攻撃でチャンスを作り、後半33分には途中出場の中原が先制ゴールを決めて有利に進めました。しかし後半41分に同点に追いつかれると、後半アディショナルタイムに青木に鋭いミドルを決められて悔しい敗戦を喫しています。リーグ戦は残り8試合で首位との勝点差9と窮地に追い込まれているC大阪ですが、天皇杯は別の大会だと言うことで切り替えてくるのは間違いないところ。小菊監督が札幌戦のあとに「この2連敗を、われわれが天皇杯を獲りにいくにあたって大きな学びにしたい」と語っているように、広島とのリーグ戦での戦いを分析して、勝利のために最高の準備をして待ちかまえているに違いありません。
対するサンフレッチェですが、清水戦で退場になった塩谷は川崎F戦で出場停止になるため明日の出場は可能です。一方中国新聞には川村について「7日のC大阪戦で出場が見込まれる」と書かれていることから、私の予想メンバーは次の通り。
大迫
塩谷 荒木 佐々木
松本泰 野津田
柏 川村
森島 Bカリファ
ピエロス
SUB:川浪、住吉、茶島、青山、柴崎、エゼキエウ、Dヴィエイラ
「3冠」を狙える立場にあるのは広島だけでなくC大阪も同じ。特に天皇杯は負けたら終わりなので、明日は最後まで目を離せない試合になるのは間違いないところです。明日はこれまで以上に勝利にこだわって、チーム全員が一丸となって最後まで戦い抜いて欲しいと思います。
<22.9.6>
週末に行われた高円宮杯プレミアリーグウェストの第13節で、サンフレッチェ広島ユースは履正社高に勝利して7位をキープしました。広島のメンバーは、GK:中原、DF:渡辺、畑野、滝口、石原、MF:井野、笠木、越道、高下(→木村90+6分)、竹山(→中川73分)、FW:妹尾(→濱田90+2分)。前半3分に相手パスをインターセプトした越道がゴールを決めると、35分には笠木のパスを妹尾が決めてリードを広げました。そして後半は攻め込まれたものの履正社高の反撃をPKからの1点に抑えて逃げ切りました。第13節の全結果と順位表は次の通り。
【第13節】
名古屋U-18 0-1 東福岡高
広島ユース 2-1 履正社高
鳥栖U-18 4-0 静岡学園高
大津高 2-2 神戸U-18
勝点 試合 勝 分 負 得失差
1 鳥栖U-18 30 12 10 0 2 +23
2 磐田U-18 21 10 7 0 3 +6
3 静岡学園高 20 12 6 2 4 +6
4 神戸U-18 20 12 6 2 4 +6
5 C大阪U-18 17 11 5 2 4 +12
6 東福岡高 16 10 5 1 4 -7
7 広島ユース 15 13 4 3 6 -5
8 履正社高 14 13 4 2 7 0
9 清水ユース 12 12 3 3 6 -7
10 大津高 12 12 3 3 6 -12
11 名古屋U-18 10 10 3 1 6 -7
12 G大阪ユース 9 11 2 3 6 -12
<22.9.5>
昨日、今季のホーム開幕戦となるWEリーグカップ第3節を戦ったサンフレッチェ広島レジーナは、セットプレーから先制点を奪ったものの逆転され、結果的には1-5で敗れました。レジーナは上野、増矢がコンディションの問題でベンチにも入らず、以下の布陣で戦いました。
福元
松原優 左山 中村 木崎
(→塩田70分)
小川(→近賀78分)
松原志 柳瀬
(→大内58分)
川島 中嶋(→瀧澤70分)
(→立花58分)
谷口
SUB:木稲、島袋
対するベレーザは、GK:田中、DF:坂部、村松、岩清水、宮川(→宇津木75分)、西川(→藤野HT)、MF:菅野(→岩崎85分)、三浦、木下、北村、FW:植木(→山本85分)、と言うメンバーでした。先制点はレジーナで、前半33分に右からのCKのこぼれを中村が繋ぎ、川島のシュートが相手DFに当たってゴールネットを揺らしました。それに対して後半2分にCKを村松に決められて同点に追いつかれると、8分にはペナルティエリアの右角から藤野に強烈なミドルを叩き込まれて逆転。続いて後半31分には宇津木のフィードに走った植木が中村との競り合いを制して3点目を決められ、その6分後にも中盤からのフィードに走り込んだ植木のシュートが決まってベレーザのリードが3点に広がります。更に後半アディショナルタイムには再び藤野に強烈なミドルを決められ、5失点で今シーズンの初戦を終えました。
サンフレッチェ広島公式サイト
日テレ・東京Vベレーザ公式サイト
WEリーグ公式サイト
試合ハイライト
<22.9.4>
昨日ホームで行われたJ1リーグ戦第28節清水戦は、塩谷の退場により10人になりながらも川村の2ゴールで勝って5連勝。川崎Fが敗れ横浜FMが引き分けたため暫定首位に立ちました。
塩谷が先発に復帰した一方で満田がベンチにも入らず、以下の布陣で戦いました。
大迫
塩谷 荒木 佐々木
(退場65分)
松本泰 野津田
(→青山90+9分)
茶島 柏
(→柴崎90+9分)
森島 Bカリファ(→川村75分)
(→住吉66分)
ピエロス(→Dヴィエイラ75分)
SUB:川浪、エゼキエウ
対する清水は、GK:権田、DF:原(→後藤87分)、立田、鈴木義、片山(→山原82分)、MF:白崎、松岡、ピカチュウ(→鈴木唯75分)、乾、FW:カルリーニョス・ジュニオ(→北川82分)、チアゴ・サンタナ、と言うメンバーでした。序盤は広島のプレスがはまらず清水にペースを握られます。そして前半5分にはプレスを剥がされ乾にシュートを打たれたものの枠外。9分にはチアゴ・サンタナにシュートを許したもののDFが身体を入れ、13分にはチアゴ・サンタナのシュートのこぼれを松岡に狙われましたが枠外に外れます。前半20分ごろからは広島が主導権を握れるようになり、32分には野津田がFKを直接狙ったものの枠外。38分にはベン・カリファのクロスに森島が飛び込みましたが惜しくも枠外に外れ、43分にはCKのこぼれをベン・カリファが打ちましたがGKの正面を突きます。前半は両者ともチャンスは作ったもののゴールは生まれず、スコアレスでハーフタイムを迎えました。
後半は広島が前からのプレスを強める一方で、清水がカウンターから点を狙いに来ます。そして後半4分にはカルリーニョス・ジュニオが抜け出してフリーでシュートしたものの大迫がファインセーブ。続いて6分にはクロスのこぼれを乾に狙われましたが、大迫が素晴らしい反応で得点を許しません。また12分にもカウンターから乾にミドルを打たれましたが大迫ががっちりと抑えます。続いて14分にはカウンターから抜け出そうとした乾を塩谷が倒すと、VARによりDOGSO(Denying an Ovious Goal-Scoring Opportunity=決定的得点機会阻止)と判定されて一発レッドで退場となってしまいました。
直後に森島を下げてDFラインに住吉を入れ、守りを固める広島。25分にはショートカウンターからチアゴ・サンタナに打たれましたが枠外に外れ、28分の白崎のミドルも枠外。また32分のチアゴ・サンタナのヘッドも枠外に外れて助かります。逆に後半37分、ドウグラス・ヴィエイラが粘って出したボールで柏が抜け出すと、このパスを川村が左足で決めて広島が先制点を奪いました。
1点を守りに入った広島に対して、その後は清水が力任せの攻めに来ます。しかしゴール前に人垣を作って侵入を許さず、クロスはことごとく跳ね返してシュートも打たせません。逆にアディショナルタイム5分、左サイドでスローインを受けたドウグラス・ヴィエイラのパスを受けた川村がハーフウェイラインよりも手前から左足を振り抜くと、これが権田の頭を越えてワンバウンドでゴールネットに飛び込み貴重な追加点を奪います。清水も諦めずに点を取りに来たものの、アディショナルタイム9分の乾のシュートを跳ね返すと試合終了のホイッスル。試合を通して選手を声で励まし続けたスタンドのファミリーとともに歓喜の声を上げました。
満田が欠場(おそらくコロナ)せざるを得なかった、と言うことで、スキッベ監督はベン・カリファを下がり気味の位置に配した3-2-4-1の布陣で戦いました。しかし序盤は前線からのプレスがうまく嵌まらず度々清水のカウンターを受けました。しかしそこを凌ぐと前半の後半は広島ペース。前半はそれぞれが持ち味を出しつつも探り合いの様相もあってスコアレスで折り返すことになりました。一方後半は広島のプレスのかかりが良くなったものの、しかしそれを上回ったのが清水。前半以上に鋭いカウンターで広島ゴールを脅かし、大迫の活躍がなければこの時間帯での失点もあり得たと思いますし、塩谷の退場もその流れでのものでした。新監督の戦術が浸透して5試合連続負け無しでここまで来ていた清水が、ほぼ狙い通りの試合展開に持ち込まれていたと言って良いでしょう。
しかし数的不利になってからの広島の戦い方は素晴らしいものだった、と思います。さすがに11人の時のように前からの守備を続けることはできなかったものの、バイタルエリアで自由にさせず決定機を作らせず、数少ないショートカウンターもしっかりと対応して得点を許しませんでした。そして後半37分の先制シーンでは川村が相手との競り合いに勝って得たボールを預けて前線に走ると、同時に松本泰とドウグラス・ヴィエイラも連動してゴール前に走り込んでDFを引きつけていました。守備から攻撃まで足を止めずにゴールに向かった川村の殊勲のゴールだったのは間違いないのですが、チップキックでアシストした柏の技術も含めてチーム全員で奪ったゴールだった、と言って間違いありません。そして追加点となったアディショナルタイム5分のシーンでもスローインを受けたドウグラス・ヴィエイラが粘って川村に預けたからこそ決まったゴールだったと言えます。まさにチーム全員で戦って、そして勝利した。スキッベ監督のサンフレッチェがスタジアムのファミリーも一体になって勝ち取った勝利だった、と言って良いでしょう。
第28節は広島が勝ち、川崎Fが敗れ横浜FMが引き分けたため広島が2チームを勝点1上回って暫定首位に立ちました。川崎Fは2試合、横浜FMは3試合消化が少ないためこの勝点差にさほど意味はありませんが、しかし両チームにプレッシャーをかける勝利だったのは間違いないと思います。今週は水曜日に天皇杯準々決勝があり、その後には川崎Fとの直接対決が控えていますが、これまで以上に一丸となって勝ち続けて欲しいと思います。
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前半
後半
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第28節のまとめ
サッカーダイジェストWeb
採点&寸評
混戦模様のJ1優勝争い
川村驚愕の60メートル弾
柏は先制点アシストを自画自賛
Football LAB
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