11/26〜12/2のSANFRECCE Diary


<23.12.2> 明日はJ1リーグ戦第34節。サンフレッチェはアウェイでアビスパ福岡と対戦します。
 昨年は第33節にJ1残留を果たした福岡でしたが、今季は開幕から勝点を積み重ねて第7節を消化した時点で3位。その後は調子を落として12位まで順位を落としたものの、後半戦は10勝1分け5敗で順位を上げ、またルヴァンカップでは浦和を下して悲願の初タイトルを取っています。夏の中断以降のリーグ戦とルヴァンカップの戦績は次の通り。
22A ○1-0 鳥栖  【福】金森
23H ○2-0 横浜FC 【福】佐藤2
24H ●0-1 新潟  【新】OG
25A ●0-2 京都  【京】原2
26A ○2-1 FC東京 【福】佐藤、山岸、【東】熊田
LQF1 ●0-1 FC東京 【東】アダイウトン
LQF2 ○2-0 FC東京 【福】山岸、小田
27H ○1-0 名古屋 【福】ウェリントン
28A ○3-1 柏   【福】紺野2、金森、【柏】ジエゴ
29H △0-0 鹿島
LSF1 ○1-0 名古屋 【福】鶴野
LSF2 ○1-0 名古屋 【福】ウェリントン
30A ●2-4 川崎F 【福】ドウグラス・グローリ、山岸、【川】瀬川、小林、遠野、宮代
31H ●0-4 横浜FM 【FM】アンデルソン・ロペス2、植中、宮市
LF  ○2-1 浦和  【福】前、宮、【浦】明本
32A ○2-1 G大阪 【福】山岸、ルキアン、【G】クォン
33A ○3-1 浦和  【福】紺野2、小田、【浦】ショルツ、シャルク

<23.12.2> 一昨日(日本時間昨日早朝)行われたなでしこジャパンとブラジル女子代表との親善試合は、後半アディショナルタイムの失点で3-4で敗れました。日本のメンバーは、GK:平尾、DF:清水、南、古賀(→石川HT)、遠藤、MF:熊谷(→谷川23分)、長谷川、長野、FW:宮澤(→中嶋79分)、植木(→田中美23分)、藤野(→清家HT)。先制点は日本で、前半38分、左サイドのスペースでパスを受けた宮澤がダイレクトでクロスを送ると、長谷川の折り返しを藤野が決めました。しかしその3分後にペナルティエリア手前で与えたFKを直接決められ、同点でハーフタイムを迎えました。後半は移動の疲れかミスが目立つようになり、16分に熊谷のバックパスを奪われて勝ち越しゴールを許すと、その2分後にも最終ラインの連係ミスからリードを広げられます。しかし日本は次々とフレッシュな選手を送り込み、後半39分には田中美とのワンツーで抜け出した谷川が倒されてPKを獲得。これを遠藤が決めて1点差に迫り、更に43分には清水のクロスに田中美が左足アウトサイドで合わせて同点に追いつきました。しかし後半アディショナルタイム6分にルーズボールを奪われたところから決勝ゴールを許し、悔しい敗戦となりました。
 なお広島から選出された中嶋淑乃選手ですが、2点を追う後半34分に投入されると、いきなり左から仕掛けてペナルティエリア角からバー直撃のシュートを放つなど見せ場を作りました。

JFA公式サイトマッチレポート JFA TV試合動画
<23.11.30> 来季のシーズンチケットの一般販売が昨日の昼から開始されていますが、プライムシート、プレイヤーズアイシートとカテゴリー1〜5、及びアッパースペシャルシートは完売となり、個人向けで残席があるのはサポーターシート(指定席、自由席)とカテゴリー6,8,9のみとなっています。残席のある席種もサポーターシートの指定席とカテゴリー6が約1,000席、カテゴリー8が約2,500席と残り少なくなっています。購入を考えている方は、ぜひ早めにご購入下さい。
<23.11.29> プレスリリースによると、レジーナの塩田満彩選手が先週金曜日に左膝外側半月板の部分切除手術を受けました。全治は2〜3ヶ月で、前半戦の出場は難しくなりました。
<23.11.28> 日曜日に行われた高円宮杯プレミアリーグウェスト第21節で、サンフレッチェ広島ユースは米子北高を1-0で下して、優勝に王手をかけました。広島のメンバーは、GK:山田、DF:黒木、MF:石原、鳥井、中島(→小林90+1分)、竹山、橋本、木吹、FW:角掛(→木村90+1分)、中川(→石橋85分)、井上愛(→宗田77分)。JFA公式サイトによると、米子北高のロングボール攻撃を木吹の高さではね返して試合の主導権を握ったとのこと。そして前半27分、井上愛の2度のシュートはGKに阻まれたものの、最後は中島が押し込んで先制点を奪いました。しかし後半は米子北高に押し込まれ、14分にはゴールネットを揺らされたもののオフサイドの判定に救われます。その後も米子北高に攻め込まれるものの広島は耐えに耐えて、1点差を守って逃げ切りました。第21節の全試合結果と順位表は次の通り。
【第21節】
履正社高  0-2 神戸U-18
静岡学園高 2-1 磐田U-18
名古屋U-18 2-1 横浜FCユース
米子北高  0-1 広島ユース
大津高   2-1 鳥栖U-18
神村学園高 2-1 東福岡高

        勝点 試合 勝 分 負 得失差
1 広島ユース  43    21   13   4   4   +22
2 神戸U-18   42    21   13   3   5   +18
3 静岡学園高  40    21   12   4   5   +12
4 横浜FCユース 31    21    9   4   8    -3
5 米子北高   30    21    9   3   9    +5
6 大津高    30    21    9   3   9     0
7 名古屋U-18  30    21    8   6   7     0
8 東福岡高   28    21    8   4   9    +2
9 鳥栖U-18   24    21    7   3  11    -8
10 神村学園高  24    19    7   3  10   -10
11 磐田U-18   23    21    7   2  12    -6
12 履正社高   10    19    3   1  16   -32
 広島ユースの最終節の対戦相手は神村学園高で、勝てば優勝が決まります。また2位の神戸U-18と3位の静岡学園高が直接対決するため、その結果次第では敗れても優勝の可能性があります。
<23.11.27> 昨日アウェイで行われたWEリーグ第4節で、サンフレッチェ広島レジーナは大宮アルディージャVENTUSに競り勝ち、今季のリーグ戦初勝利を挙げました。
 レジーナの先発は前節埼玉戦と同じで、以下の布陣で戦いました。
       木稲

近賀   左山  市瀬   島袋
(→呉屋70分)
     柳瀬  渡邊

松本            中嶋
(→立花85分)
       上野

       髙橋

SUB:福元、中村、森、大内、吉野
 対する大宮は、GK:望月、DF:有吉、乗松、長嶋、鮫島、MF:林、阪口、杉澤、船木(→西澤58分)、仲田(→大島58分)、FW:井上、と言うメンバーでした。広島は立ち上がりからハイプレスで試合の主導権を握り、3分には柳瀬がシュートを放ちましたがGK正面。4分にも高い位置で奪って髙橋がシュートしましたがGKにセーブされます。10分にはCKのこぼれを近賀が狙いましたが枠外。13分には即時奪回から松本のスルーパスを髙橋が打ちましたがGKに抑えられます。そして前半35分、柳瀬が奪ったボールを受けた中嶋がドリブルで持ち込むと余裕を持ってクロス。これを逆サイドに飛び込んできた松本がヘッドで叩き込んで先制点を奪いました。続いて41分、中盤でボールを奪うと柳瀬がすかさず前線へのパス。これはDFに引っかけられたものの奪い返した上野がループ気味のシュートを決めて、2点リードでハーフタイムを迎えました。
 後半12分に阪口にミドルシュートを決められて1点差に迫られると、その後は大宮に攻め込まれて押し込まれます。何としても初勝利が欲しい広島はDFラインの下げて守りを固め、大宮の猛攻を凌いで1点差で逃げ切りました。

サンフレッチェ広島公式サイト
大宮アルディージャ公式サイト
WEリーグ公式サイト
WE Love女子サッカーマガジン
<23.11.26> 昨日ホームで行われたJ1リーグ戦第33節G大阪戦は、満田、中野、加藤のゴールで勝利し、エディオンスタジアム広島での最後の試合を飾りました。
 青山が今季初めてリーグ戦で先発。またドウグラス・ヴィエイラが出場停止から戻ってきて、以下の布陣で戦いました。
       大迫(→林83分)

  塩谷   荒木  佐々木

     青山  川村
     (→柴崎73分)
中野就            東

   加藤      満田(→柏83分)
   (→野津田88分)
     Dヴィエイラ(→Bカリファ73分)

SUB:エゼキエウ、松本泰
 対するG大阪は、GK:東口、DF:半田、三浦、佐藤、クォン(→中野伸84分)、黒川、MF:食野(→ジェバリ60分)、倉田(→山見60分)、ダワン、山本、FW:鈴木(→宇佐美67分)、と言うメンバーでした。ファーストシュートはガンバでしたが、その後は広島がペースを握ります。5分には左サイドでのつなぎから青山が左足で狙いましたがDFがブロック。その直後には青山のクロスを加藤がダイレクトで狙いましたが惜しくも枠を捉えることができません。そして8分、大迫からボールを繋いで左サイドでボールを持った加藤がクロス。これをゴール前で待ちかまえていた満田が流し込んで、広島が先制点を奪いました。続いて10分にも左サイドでボールを繋ぐと、東のクロスに飛び込んだ中野就がプロ入り初ゴールを決めて、リードを広げました。
 この後も圧倒的にゲームを支配する広島。15分には高い位置でのボール奪取から川村のシュートは東口がぎりぎりでセーブ。22分にはFKの落としをドウグラス・ヴィエイラが狙いましたが右に外れます。30分には川村の抜け出しから青山が打ったもののDFがブロック。45+1分には加藤がミドルを放ちましたがGKに抑えられます。ガンバのチャンスは前半17分に食野が抜け出してGKとの1対1になりかけたシーンぐらいで、広島が内容的にも圧倒してハーフタイムを迎えました。
 後半もゲームを支配する広島。後半7分には川村のパスをペナルティエリア内で受けた加藤が、ワントラップからコントロールショットを決めてリードを3点に広げます。その後も広島がボールを支配する展開が続き、12分には満田のFKに佐々木が合わせましたがGK。14分には中野のロングパスを満田がダイレクトに打ちましたが枠を外れます。18分には中野のクロスにドウグラス・ヴィエイラが合わせたものの枠外。後半32分には東のクロスを柴崎が叩きましたがポストに嫌われます。大迫に代えて林、満田に代えて柏を投入するスキッベ監督。41分には柏の落としを川村が打ちましたが枠外に外れます。何とか一矢報いたいガンバも、44分に宇佐美のFKに佐藤がヘッドで合わせて来ましたが林が落ち着いてキャッチし、G大阪にチャンスを作らせないままに試合をフィニッシュしました。
 エディオンスタジアム広島での公式戦はこれが最後と言うことで、青山を先発起用したスキッベ監督でしたが、選手たちはその采配に見事な形で応えました。先制点のシーンは大迫のFKから佐々木、加藤、ドウグラス・ヴィエイラ、東がワンタッチパスを繋いで左サイドでスペースを作ると、加藤が中をよく見てクロス。これを満田がDFの前でヘッドで合わせてゴールを決めたと言うもので、広島らしさが詰まった得点シーンだったと言って良いでしょう。また2点目も起点は大迫。佐々木のフィードから東のパスはいったんはDFに引っかけられたものの、これを拾った満田のパスを受けて余裕を持って中を見て正確なクロスを送ったことが中野の得点を生みました。更に3点目は中盤でのボールの奪い合いに勝利して前を向いた川村が、すかさず加藤に送ったことがゴールに結びついています。この2年間、スキッベ監督の下で積み上げてきたサッカーが花開いた勝利だった、と言えるでしょう。
 この試合はエディオンスタジアム広島での最後の試合と言うことで、青山が今季初先発。また柴崎、林、柏が途中出場で勝利に貢献しました。今季は若手の台頭でなかなかベンチ入りも難しくなったベテラン選手たちでしたが、久々の起用でもきっちりと結果を出せたと言うことは、この間常に準備を怠らなかった証明だったと言えます。特に青山はここまで4分間しか出場時間がなかったとは思えないほどのパフォーマンスを見せました。この日が「引退試合」となった林を含めて、出場機会がなくても手を抜かずに鍛え続けるベテラン選手たちがいることがこのチームの強さの源であることを、如実に示した試合だったと言えるでしょう。
 今節は5位名古屋、6位鹿島が敗れたため、サンフレッチェの4位以上が決まりました。また浦和が敗れたことから次節に勝てば自力で3位を確保することができます。今季は優勝争いに絡めなかったことは残念でしたが、しかしJ1では予算規模が中ぐらいの広島が2年連続で3位でフィニッシュできれば画期的なことだと言えます。来季の新スタジアムでの開幕を最高の形で迎えるため、次節もチーム一丸となって勝利して、激動のシーズンを良い形で締めくくって欲しいと思います。

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