2/19〜2/25のSANFRECCE Diary


<23.2.25> 明日はJ1リーグ戦第2節。サンフレッチェは2試合連続のホームゲームでアルビレックス新潟と戦います。
 昨年は序盤こそ出遅れたものの第8節から8試合負けなしで首位に立つと、その後は昇格圏の2位以内を明け渡すことなく第40節でJ1昇格を決定。次節には19年ぶりのJ2優勝を決めて、勝点84、得点73、失点35、得失点差38は全てリーグトップと言う堂々とした成績でJ2を「卒業」しました。そして今季は新加入選手は4人にとどまったものの、昨年の主力は全員が残留して、6年ぶりのJ1の戦いに臨んでいます。前節の試合結果は次の通り。
1A △2-2 C大阪 【新】谷口、千葉、【C】為田、奥埜
 両チームともに持ち味を出して序盤から激しい競り合いとなりましたが、前半22分、DFラインへのプレスをかわして前線に展開すると、伊藤のドリブルからの横パスを谷口が決めて新潟が先制点を奪いました。その後前半28分と後半30分にいずれも山中のクロスからC大阪に2点を奪われたものの、後半35分にCKから千葉和彦がヘッドで決めて、そのまま勝点1ずつを分け合っています。昨年5位で今季は優勝候補の一角にも挙げられているC大阪相手に堂々とした戦いぶりを見せた新潟。これまで積み上げてきたスタイルはJ1でも十分に通用する、と言う手応えを得ているのではないでしょうか。
 対するサンフレッチェですが、中国新聞によるとふくらはぎ痛のため開幕戦を欠場した森島が昨日の練習でフルメニューを消化し、実戦形式の練習でもキレのある動きを見せていたそうです。因みにこの実戦形式の練習は相変わらずメンバーをシャッフルして行っていたとのことなので、明日のメンバーも大きく変えてくる可能性もあるものの、良く分からないので前節と同じ先発メンバーを予想しておきます。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木

    松本泰  野津田

中野             東

   満田      川村

      Bカリファ

SUB:川浪、住吉、松本大、志知、柴崎、森島、ソティリウ
 前節は相手GKの好セーブ連発や誤審もあって無得点に終わりましたが、昨年のスタイルを踏襲した戦い方でほぼ90分間にわたって相手を圧倒しました。明日はその勢いをそのままぶつけて、今度こそJ1ホーム通算750ゴールを決めて、勝点3をゲットして欲しいと思います。
<23.2.24> レジーナは昨日、広島経済大学フットボールパークで福岡J・アンクラスとの練習試合を45分×3本で行い、9-0で勝ちました。得点は1本目の14分と45分に谷口、20分に山口、2本目の19分に渡邊、42分に川島、3本目の11分と38分に中嶋、16分に齋原、35分に瀧澤でした。
<23.2.24> 日本サッカー協会はトレーニングキャンプに参加するU-18日本代表候補を発表し、広島からはユースの中川選手が選ばれました。今回選出されたのは次の28人。
【GK】濱崎(川崎FU-18)、中村(静岡学園高)、小林(FC東京U-18)
【DF】桒原(G大阪ユース)、櫻井(鹿島学園高)、稲垣(浦和ユース)、
    尾崎(大阪桐蔭高)、池田、畑野(横浜FMユース)、市原(大宮U-18)、
    水木(横浜FCユース)、本間(神戸U-18)、喜多(京都U-18)
【MF】平賀(京都)、岡崎、由井(川崎FU-18)、石渡(C大阪)、
    鈴木(名古屋U-18)、中川(広島ユース)、永田(横浜FCユース)、
    神田拓(尚志高)、林(鳥栖U-18)、早川(浦和ユース)、
    清水(C大阪U-18)
【FW】貴田(名古屋U-18)、横山(帝京高)、網代(尚志高)、
    神田奏(静岡学園高)
 このメンバーは2/27から3/3にかけて、高円宮記念JFA夢フィールドで行われるトレーニングキャンプに参加します。
<23.2.23> 日本サッカー協会は昨日、扇谷健司審判委員長が臨時のメディアブリーフィングを行い、広島×札幌の試合で誤審があったと発表しました。これは後半29分に野津田のCKを佐々木が流したボールに川村が飛び込んでシュートを放ったシーン。菅野が左足でクリアしたためゴールは認められず、VARチェックもあったもののオンフィールドレビューは行わずにノーゴールとジャッジされていました。扇谷委員長は「本来なら審判は得点を認める事象であったと結論づけた。審判が今回、下した決断はあってはならない。おわびをして、信頼性のあるVARを目指さないといけない」と語っていたそうでで、広島まで出向いてスキッベ監督、仙田社長らサンフレッチェの関係者に直接説明と謝罪を行ったそうです。ただ、今回の事象は「競技規則の適用ミス」ではないため試合結果は変わらず、広島は誤審によって勝点2を失った、と言う事実だけが残ることになります。サンフレッチェ広島公式サイトによると仙田社長は「サンフレッチェ広島といたしましては、試合は成立しており、JFA審判部の真摯なご対応を受けて、問題を蒸し返すことは避け、再発防止のために今後いっそうの審判員の練度向上を要望」したとのこと。またスキッベ監督も「過ちというものは人間にはつきものだ。試合が成立していることでもあり、甘んじて受け止めます」と語っていたそうです。
 このシーンは私はDAZNで見ていましたが、リプレー映像を見る限りでは明らかにゴールラインを割っていたためVARによってゴールが認められるもの、と思っていました。しかし実際には主審によるオンフィールドレビューもなし(※)でノーゴールとなり、その結果として引き分けに終わったことから割り切れない気持ちが残っていました。報道によるとVARが見ている映像はDAZNなどよりも解像度が低いらしく、判断が難しかったのは分からないでもないのですが、しかしせっかく試合を止めて確認したのであればもう少ししっかりと見て欲しいところ。少なくとも主審が自分の目でチェックして最終判断を下して欲しかった、と思います。サンフレッチェの選手、スタッフとファミリーにとっては割り切れない気持ちだけが残る結末となりましたが、スキッベ監督が言うように過ちをおかすのが人間であり、ミスジャッジも許容した上で成り立つのがサッカー。選手たちには次の新潟戦で文句の無いゴールを決めて、しっかりと勝点3をゲットして欲しいと思います。

サッカーダイジェストWeb  広島が声明を発表  札幌GK菅野孝憲が心境綴る

※ あとでVARの詳細について調べたところ(例えばこちら)、「得点となっていたかどうか(ゴールラインを完全に越えたかどうか)」はオフサイドやファールがあった位置(ペナルティエリア内かどうか)の判定と同様に「VARオンリービュー」となるとのこと。従って今回の場合はVARが得点だと判定しなければ、主審はそのまま流すのが正しい、と言うことになります。おわびして訂正します。
<23.2.22> 先々週発売された「紫熊倶楽部」3月号(Vol. 301)を紹介します。「久保允誉がトルコキャンプを訪問した」と言う記事に続いて、東俊希選手のドキュメンタリー。ドクターに「交通事故の時しか診たことがない」と言われ、プロサッカー選手での症例はなかった、という「コンパートメント症候群」になってしまった彼がどのように復帰してきたか、この半年間の苦闘を描いています。これに続くのは棚田選手のインタビュー。名古屋で生まれたものの1歳から広島で育ち、ジュニアユースからユース、そしてトップチームと育ってきた彼の軌跡と、そして今季に向けての決意を語っています。また、足立強化部長がトルコキャンプの成果を語っています。
 「match report」はWEリーグの長野戦と皇后杯の東京Vベレーザ戦、キャンプ中に行われたグルーニク・サブジェ戦、CSKAソフィア戦、LASKリンツ戦、FKムラドスト・ルチャニ戦、カスムパチャSK戦、FC東京戦。「READERS AREA」を挟んで、アウェイ見聞録はトルコ編。「ようこそ、サンフレッチェ広島へ」では、新加入の志知選手、田中選手、中野選手、山﨑選手を紹介。またユースから昇格した越道選手、レンタルバックの松本大弥選手、ユースから練習参加した木吹、中島両選手について書いています。続いて「今季に賭ける精鋭たち」と題して、エゼキエウ選手、荒木選手、川村選手、鮎川選手を取り上げ、更に「トルコキャンプTOPICS」として「ミハエル・ミキッチとの再会」と「スキッベ監督の愛弟子・ポドルスキ」と言う記事が続きます。そして最後はいつものように、レジーナの選手たちを紹介する「SANFRECCE HIROSHIMA REGINA PLAYERS」と「SIGMA CALENDER」「紫熊短信」となっています。
 サンフレッチェオフィシャルマガジン「紫熊倶楽部」は税込396円。ホームゲーム会場とV-POINT、広島県内の大手書店と東京・銀座のtauで販売中です。また通販は公式オンラインショップからどうぞ。
<23.2.21> プレスリリースによると、サンフレッチェ広島レジーナは2/27-3/4の日程で鹿児島キャンプを行います。場所は「指宿フットボールパーク」で、練習は初日と最終日を除いて午前9時からと午後3時から。また最終日は10時から鹿児島ユナイテッドU-14と、12時15分から神村学園女子サッカー部と練習試合を行います。キャンプ中は毎日スタンドを開放して、練習の見学ができるとのこと。お近くの方はぜひ、リーグ戦再開に向けて鍛えるチームの姿をご覧下さい。
<23.2.20> 昨日、安芸高田市サッカー公園でFC今治との練習試合を45分×2で行い、1-2で敗れました。得点は後半29分に棚田。失点は後半7分と25分にヴィニシウス。メンバーは公表されていませんが、サンフレッチェ広島公式インスタグラムによると棚田、住吉、エゼキエウ、志知、青山、松本大、越道、柏、田中らが出場した模様です。
<23.2.19> 昨日ホーム・エディオンスタジアム広島に13,121人を集めてで行われたJ1リーグ開幕戦は、度重なるチャンスを決め切れずにスコアレスドローに終わりました。
 東が昨年7/30に負った大怪我以来の先発。また新人・中野が先発に起用されて、以下のメンバーで戦いました。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木

    松本泰  野津田
    (→エゼキエウ67分)
中野             東(→松本大84分)
(→柴崎84分)
   満田      川村

      Bカリファ(→ソティリウ67分)

SUB:川浪、住吉、志知
 対する札幌は、GK:菅野、DF:田中駿、岡村、福森(→中村88分)、MF:浅野(→小林HT)、荒野、宮澤(→馬場88分)、菅、金子、青木、FW:キム・ゴンヒ(→中島90+5分)、と言うメンバーでした。立ち上がりから主導権を握ったのは広島で、3分には川村がファーストシュートを放ち、6分にはCKをベン・カリファが頭で逸らしましたが菅野がぎりぎりで弾きます。その後は中盤での競り合いが続きましたが、広島が高い位置からのプレスでペースを掴むと、13分には満田のクロスから東がペナルティエリア内からシュートしたもののDFに当たってしまい、16分にはCKを荒木が狙いましたがポストに弾かれます。続いて21分には東、荒木が続けざまにチャンスを迎え、25分には塩谷のスルーパスで抜け出した川村がフリーでシュートを放ったものの枠を捉えることが出来ません。対する札幌も、26分にはリスタートから青木がシュートしたものの枠外に外れます。その後も広島はショートカウンターやセットプレーから何度も札幌ゴールに迫ったものの決めきれず、両チーム無得点のままハーフタイムを迎えました。
 札幌は後半から浅野に代えて小林を投入して流れを変えようとします。しかし広島は流れを渡さず次々と相手陣内に攻め込みます。7分にはFKに中野がヘッドで合わせたものの枠外。9分の満田のミドルはブロックされ、18分にはペナルティエリア内からの川村のパスをベン・カリファがフリーで打ったものの枠を捉えることができず頭を抱えます。続いて21分には野津田のスルーパスから川村がシュートしましたがGKがセーブ。22分には野津田のクロスに川村が飛び込んだものの菅野のスーパーセーブに阻まれます。更に後半28分には野津田のCKを佐々木が逸らし、逆サイドに飛び込んだ川村がヘッドで狙ったものの菅野がライン上でクリア。VARチェックがあったものの、残念ながらゴールは認められません。逆に後半44分には札幌のショートカウンターから菅にポスト直撃のシュートを打たれ、こぼれ球をキム・ゴンヒに狙われましたがクリアします。両チームともに最後まで攻めあったものの得点は生まれず、広島は3年連続の開幕ドローに終わりました。
 Football LABによるとシュート数は札幌の5本に対して広島は15本。札幌の決定機と言えば前半の青木のシュートと後半44分にシーンぐらいだったの対して、広島のシュートは多くが決定的な形。菅野のスーパーセーブ連発のおかげで無得点に終わりましたが、内容的には圧倒した試合だった、と言って良いでしょう。結果は昨年の同じ開幕戦と同じでしたが、鳥栖に押し込まれながら何とか勝点1を確保したのと比べると、大きな違いのあった今季開幕戦だったと言えます。スキッベ監督は試合後のインタビューで「まずは相手が作った1回の決定機によって負けなかったことが良かったと思います」と語っていますが、一方で「われわれのチームのパフォーマンスに関しては非常に満足しています。魅力的で攻撃的なサッカーができたと思っています」と言うように、今季のチームの仕上がりに手応えを感じているのは確かでしょう。今季は昨年以上に魅力的なサッカーを展開して、良い結果に導いてくれるに違いありません。

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