2/26〜3/4のSANFRECCE Diary


<23.3.4> 昨日アウェイで行われたJ1リーグ戦第3節横浜FM戦は、終盤の数的優位を生かせず引き分けに終わり、今季初勝利を逃しました。
 森島とソティリウが今季初めて先発起用されて、以下の布陣で戦いました。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木

    野津田  川村

満田             東(→志知HT)

       森島

  Bカリファ  ソティリウ
  (→中野70分)

SUB:川浪、松本大、エゼキエウ、松本泰、柏
 対する対する横浜FMは、GK:一森、DF:松原、畠中、角田、永戸、MF:渡辺、喜田、西村(→マルコス・ジュニオール87分)、FW:井上(→水沼71分)、アンデルソン・ロペス(→上島79分)、エウベル(→ヤン・マテウス87分)、と言うメンバーでした。立ち上がりから激しいプレスの掛け合いになりましたが、先に主導権をとったのは広島。前半3分、高い位置でカットすると右の高い位置で受けた満田がドリブルからクロス。ここに走り込んだ東が決めて、広島が先制点を奪いました。
 これで流れを掴んだ広島は、次々とチャンスを作ります。5分にはロングパスを収めたベン・カリファがDFをかわしてシュートしましたがGKが好反応で弾き、CKにソティリウが合わせましたが枠外。6分には森島がシュート性のクロスを入れたものの枠を捉えることができず、続いて7分には満田がGKの位置をよく見てFKを直接狙いましたが惜しくもポストに弾かれます。しかし横浜も11分に左サイドを抜け出した西村がフリーでシュートを放ちましたが大迫がナイスセーブ。17分には井上のクロスに西村が合わせましたが大迫がキャッチします。そして前半18分、角田のパスで抜け出したエウベルが満田をかわしてクロス。これを中央で待ちかまえていたアンデルソン・ロペスが胸で押し込んで、同点に追いつかれてしまいました。
 これで勢いがついた横浜FMは、22分にも速攻からのクロスに井上が合わせましたがクリアします。広島も25分に森島がミドルを放ったもののGK正面を突き、33分の塩谷のミドルも枠外に外れます。また42分にもソティリウのパスを満田が打ちましたが枠を捉えることができません。前半はお互いに追加点を狙いに行ったものの得点は生まれず、同点でハーフタイムを迎えました。
 後半も井上の突破からチャンスを作る横浜に対して、広島も5分に川村が惜しいシュートを放ちます。逆に8分には松原のシュートを佐々木がクリア。11分にはCKのボールを狙われましたが大迫が倒れながらもセーブします。流れが横浜に傾きかけたところで右サイドに中野を投入したスキッベ監督。そして後半30分、中野との競り合いで肘を使ったとして永戸が一発退場となります。この直後のFKでは野津田が右のスペースにボールを流し、走り込んだ満田のクロスにソティリウがヘッドで合わせましたが上に外れてしまい、39分の中野のシュートはブロック。42分には満田のパスにソティリウが合わせましたがGKがぎりぎりで弾きます。横浜FMはマルコス・ジュニオールとヤン・マテウスを投入。後半アディショナルタイムにはこの2人の力でシュートまで持ち込みましたが大迫がキャッチします。結局後半は両チームともにチャンスを作ったもののゴールは生まれず、勝点1ずつを分け合うことになりました。
 試合後にスキッベ監督は「後半は満足できる内容でした」と語る一方で「最後にカウンターから失点しなかったのは良かったので、負けなくて良かった」と語っています。一方のマスカット監督も「いろいろな面が出たゲームでしたが、全体的には満足している」と振り返っています。ハイプレスを基本戦術にし、昨年はリーグ優勝とルヴァンカップ優勝を遂げた両チームの対戦でしたが、どちらも持ち味を出し切って90分を通して緊張感が高く、どちらに転んでもおかしくない試合だったと思います。広島としては相手に退場者が出たこともあって勝つチャンスを逃した、と言う思いの方が強い感じはしますが、しかし今季公式戦3連勝中のチャンピオンチーム相手に互角の戦いができたと言うことは、勝点1以上の価値はあったと思います。ここまでリーグ戦3試合を終えて勝点2にとどまっているものの、今後に向けての手応えを感じることのできた試合だった、と言えるかも知れません。

ブログ速報  前半  後半
広島公式サイト  横浜FM公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ  戦評  VAR運用の変更    満田
日刊スポーツ  スコア詳細  一森
サッカーダイジェストWeb  両翼でこじ開けた!広島の先制弾  永戸の一発レッド
Football LAB
<23.3.3> モバイルサイトによるとスキッベ監督は、横浜FMについて「総合力としてすごく優れている...ただ彼らは力を持っているとは思いますが、自分たちのサッカーがしっかりできれば十分対抗できる」と語っています。昨シーズンはルヴァンカップも含めて3勝1敗だった横浜FM戦ですが、しかしアウェイで行われた第20節はプレスをかわされ縦に速い攻撃から3失点して敗れているだけに、いかにチーム全体で連動して「自分たちのサッカー」を続けられるか、が勝敗を分けることになりそうです。
 今日の試合会場はニッパツ三ツ沢球技場で午後7時キックオフ。試合中継はDAZNのみとなっています。今日もDAZNを見ながらブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&DAZNを見れない方は、こちらをご覧下さい。
<23.3.3> 日本サッカー協会は一昨日U-15日本代表候補を発表し、広島からユースの梅田とジュニアユースの原が選ばれました。今回選出されたのは次の36人。
【GK】渡邊麻(FC東京U-15深川)、内田(清水Jrユース)、新堀(FC東京U-15むさし)、
    佐藤(山形Jrユース村山)
【DF】梅田(広島ユース)、針生(FCフォーリクラッセ仙台)、吉田(スプレッドイーグル函館)、
    渡邉春(東京VJrユース)、宇南山(会津サントスFC)、田中遥(FC東京U-15深川)、
    西村(神戸U-15)、篠崎(鹿島つくばJrユース)、大島(VIVAIO船橋Jrユース)、
    坂口(神戸FCJrユース)、
    高橋(浦和Jrユース)、米湊(鳥栖U-15)
【MF】岩崎(横浜FCJrユース)、川端(京都U-15)、加藤(松本U-15)、野口(ソレッソ熊本)、
    神谷(名古屋U-15)、平島(鹿島Jrユース)、大野(鳥栖U-15)、原(広島Jrユース)、
    安井(G大阪Jrユース)、小川(浦和Jrユース)
【FW】廣岡(柏U-15)、山縣(千里丘FC)、葛西(リベロ弘前U-15)、塩尻(C大阪西U-15)、
    山﨑(新潟U-15)、吉田(多摩Jrユース)、姫野(千葉U-15)、田中陽(横浜FMJrユース)、
    加茂(柏U-15)、安西(さぬき南中)
 このメンバーは3/6から3/10にJ-GREEN堺で行われるトレーニングキャンプに参加します。
<23.3.2> 明日はJ1リーグ第3節の「フライデーナイトJリーグ」。サンフレッチェはアウェイで横浜Fマリノスと対戦します。
 昨年、3年ぶり5回目のリーグ制覇を果たした横浜FMは、仲川、岩田、レオ・セアラらが移籍したのに加えて高丘も海外挑戦を決意。開幕直前に守護神を失う事態となりました。しかし昨シーズンを通して作り上げてきた厚みのある戦力は揺るがず、スーパーカップでは順当に甲府を下すと、リーグ戦でも2連勝して首位に立っています。ここまでの公式戦の戦績は次の通り。
FFSC ○2-1 甲府  【横M】エウベル、西村、【甲】ウタカ
1A ○2-1 川崎F 【横M】西村、エウベル、【川】橘田
2H ○2-0 浦和  【横M】アンデルソン・ロペス、ヤン・マテウス
 前節は前半18分に完璧な崩しで先制点を奪うと、後半はやや押し込まれる時間もあったものの、後半終了間際に追加点を奪って逃げ切っています。新監督を迎えて新しいチーム作りを進める浦和に「王者の貫録」を見せつけた横浜F・マリノス。明日は昨年1勝3敗に終わった「リベンジ」を賭けて、広島戦を迎えようとしているに違いありません。
 対するサンフレッチェですが、札幌戦、新潟戦ともにチャンスを量産しながら1点しか取れなかったことを考えると、ある程度先発メンバーの入れ替えをしてくるのではないでしょうか。と言うことで、私の予想メンバーは次の通り。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木

     野津田 川村

中野             東

   森島      満田

      Bカリファ

SUB:川浪、住吉、志知、中野、松本泰、棚田、ソティリウ
 お互いに高い位置からのプレッシャーを戦術の肝としている両チームの対戦と言うことで、立ち上がりから激しいものになるのは間違いないところ。明日もチーム一丸となって「スキッベサッカー」を表現して、今季初勝利を挙げてきて欲しいと思います。
<23.3.1> レジーナの選手とスタッフは一昨日、新幹線とバスを乗り継いで4時間半かけて鹿児島県指宿市に移動して、春季キャンプをスタートしました。練習場では地元の方々による激励会が開催されたそうで、指宿市長からの激励の言葉とともに黒毛和牛もも肉10kgや春採れじゃがいもなど地元の名産品を頂いたとのこと。これに対して近賀キャプテンが「後半戦に向けて、この素晴らしい環境でトレーニングを積み、皆さんに良い報告ができるように頑張ります」と決意を述べました。WEリーグは今週末に再開しますがレジーナは試合がないため「WE ACTION DAY」になりますが、ひょっとすると指宿と広島でそれぞれ実施することになるのかも知れません。
<23.2.27> 昨日ホームで行われたJ1リーグ戦第2節新潟戦は、シュート22本を放つ猛攻を見せたものの前半の2失点を取り返せず、1-2で敗れました。
 柏が今季初先発した以外は前節と同じで、以下のメンバーで戦いました。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木
       (→越道90+1分)
    松本泰  野津田(→松本大77分)
    (→森島HT)
中野             柏(→東HT)
(→ソティリウHT)
   満田      川村

      Bカリファ

SUB:川浪、志知
 GK:小島、DF:藤原、トーマス・デン、千葉、堀米(→田上85分)、MF:高、秋山(→島田65分)、太田(→松田85分)、伊藤(→谷口65分)、三戸、FW:鈴木(→ネスカウ72分)、と言うメンバーでした。立ち上がりから攻勢に出たのは広島で、1分には川村が初シュート。また8分には松本泰が強烈なシュートを放ちましたがGKに止められ、12分には波状攻撃から野津田がミドルを放ちましたがGKの正面に行ってしまいます。逆に前半13分、縦パスを受けた伊藤が反転して三戸に渡すと、横へのドリブルからのスイッチから太田に決められ先制点を許してしまいました。
 追いつきたい広島は15分、満田の右からのCKをニアでベン・カリファが逸らして柏が飛び込みましたがシュートはバーを直撃して弾かれます。逆に新潟は17分、ハーフカウンターから太田が打ってきましたがポストを直撃。続いて24分にも伊藤に強烈なミドルを打たれたものの大迫が触ってバーが弾きます。その後も広島がプレスに行くものの嵌まらず、新潟に自在なパス回しを許します。そして前半36分、GKからのロングパスを荒木がクリアに行ったものの鈴木に収められ、伊藤、太田とつながれ鈴木に決められて追加点を許します。その後も太田や鈴木に危ういシュートを打たれたものの何とか凌いで、新潟の2点リードでハーフタイムを迎えました。
 2点を追う広島は後半頭からの3枚替えで点を奪いに行きます。早速後半1分には東がシュートまで持ち込んだもののGKの正面。続いて4分には東のクロスが枠内に飛びましたがGKがぎりぎりでクリアします。その後も広島は相手にボールを渡さず一方的に攻め続け、川村、塩谷、ソティリウ、ベン・カリファらがシュートを放ったもののなかなかゴールに結びつきません。フレッシュな選手に入れ替えて何とか凌ごうとする新潟。広島も足が攣った野津田に代えて松本大を投入します。そして後半33分、満田のFKはクリアされたもののこれを塩谷がダイレクトボレーシュート。これが糸を引くような弾道でゴールネットに突き刺さって、ようやく1点差に迫りました。
 その後も広島はクロスやセットプレーから新潟ゴールに迫ります。後半40分にはCKからの佐々木のヘッドに川村が飛び込みましたが惜しくも空振り。広島はその後も何度もゴールに迫り、アディショナルタイムには大迫もゴール前に上がって力攻めで相手陣内に攻め込みますがゴールネットは揺らすことができません。そして2分追加されたアディショナルタイムも生かすことができず、試合終了を告げる無情のホイッスルが鳴り響きました。
 Football LABによると、広島のシュートは新潟の3倍以上の27本。枠内シュートは10本で、ゴール期待値は2.634と1点しか取れなかったのが不思議なくらいの試合だったと言えます。試合後のスキッベ監督は「気持ち的には、20以上もの攻撃をしたにもかかわらず、同点にまで追いつけなかったので、残念な気持ちでいっぱいです」と語っていますが、これはサンフレッチェファミリー全体の気持ちだったと思います。クロスからの攻撃が多くやや単調だったこと、コンビネーションで崩そうとするシーンが少なかったことなど反省点はあるものの、キャンプでメンバーを固めずにチーム作りを進めてきたことが一因でしょう。昨年も第5節まで3得点しか取れず3分け2敗でスタートしたこと、その後スキッベ監督の来日とともに得点を取る形が整備され、結果を出せるようになったことを考えると、それほど悲観する必要はないと思います。今後チーム戦術が熟成し、怪我人が多かった攻撃陣のコンディションが上がってくれば、点は取れるようになるに違いありません。
 ただその一方で、前半に新潟の攻撃を止められずに2失点を喫したことは修正が必要だと思います。新潟は立ち上がりの広島の攻勢をはね返すと、その後はリズムの良いパス回しでチャンスを量産。大迫の好セーブがなければ3点目、4点目を失っても不思議ではない展開でした。その要因は新潟のキープレーヤーである伊藤に自由にプレーさせてしまったこと、そして後ろから上がってくる選手を捕まえられなかったことだと思います。スキッベ・サッカーの肝である連動したプレスがチーム全体でできなければこうなる、と言う教訓を得た試合だったと言えるかも知れません。この試合が終わって順位は14位に後退してしまいましたが、自分たちのサッカーを信じて、次の試合に向かわなければなりません。

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日刊スポーツ  スコア詳細  戦評  太田
サッカーダイジェストWeb  採点寸評|広島  戦評  塩谷驚愕のダイレクトボレー  "あと数センチ"をいかに埋めるか
Football LAB
<23.2.26> 中国新聞などによるとスキッベ監督は新潟について「このレベルを維持できればJ1でも良い順位に入る。相手の良さを出させず、自分たちのサッカーをやり続けることが重要」と語っています。今日はどれだけ迫力をもってプレスに行けるか、またいかにボールを奪ってゴールまで迫れるかが勝敗のカギを握ることになりそうです。
 今日の試合会場はエディオンスタジアム広島で、午後2時キックオフ。試合前イベントとしては、メインスタンドスロープ下のサンチェひろばで「サンチェふわふわドーム」を、おまつり広場では「キックターゲット」と「ICONパスマシーン」をそれぞれ10時から開催します。10時から開始する「メガ・エッグにぎわいステージ」では、3度のリーグ優勝に貢献した水本裕貴さんのトークショーを行います。その他、チアリーディングスクール「ドリームレインボーボーイズ」、プロロードレースチームの「ヴィクトワール広島」、フリースタイルフットボールの「FUTRIBES」、サンフレッチェレディースSPL∞ASHが登場します。
 ご来場プレゼントは「ぶち紫ハリセン」を13,000名様に。サンフレッチェクラブ会員への先着プレゼントは、新加入選手の選手カードです。
 試合中継DAZNのみとなっています。今日もDAZNを見ながらブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&DAZNを見れない方は、こちらをご覧下さい。
<23.2.26> 昨日レジーナは広島経済大学フットボールパークでサンフレッチェ広島ジュニアユースとの練習試合を45分×3本で行い、5-6で敗れました。得点は1本目の29分に大内、33分に左山、3本目の6分に増矢、18分に山口、23分に川島。失点は1本目の39分、2本目の11分、19分、25分、38分、3本目の15分でした。
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