3/5〜3/11のSANFRECCE Diary


<23.3.11> 明日はJ1リーグ戦第4節。サンフレッチェはアウェイでG大阪と対戦します。
 昨年は「強いガンバ」の復活を目指しながら片野坂監督のサッカーが浸透せず8月に解任。松田監督の下で残留争いを戦って、最終節に引き分けてぎりぎり15位でJ1残留を果たしました。そこで徳島を率いていたポヤトス監督を招聘し、チュニジア代表としてW杯にも出場したイッサム・ジェバリやイスラエル代表のネタ・ラヴィらを補強して今季を迎えました。しかし開幕戦で試合終了間際に追いつかれて勝点2を失うなど、リーグ戦ではここまで勝利はありません。今季の公式戦の戦績は次の通り。
1A △2-2 柏   【G】宇佐美、ダワン、【柏】片山、細谷
2H △1-1 鳥栖  【G】鈴木、【鳥】樺山
3A ●0-4 神戸  【神】大迫、酒井2、武藤
L1A ○3-1 京都  【G】福田、ダワン、石毛、【京】山﨑
 前節は開始早々の前半3分に大迫に先制点を許すと、その後は神戸の高い位置からのプレスをかわし切れずに次々と失点して大敗を喫しました。しかし先発8人を入れ替えて臨んだルヴァンカップの京都戦では、昨年途中に加入した山本理仁らの活躍で今季初勝利を挙げています。もともとガンバは各ポジションに個人能力の高い選手を揃えているだけに、新監督の戦術が浸透すれば「強いガンバ」が戻ってくるはず。京都戦の勝利で自信をつけて、リーグ戦の初勝利を狙ってくるに違いありません。
 対するサンフレッチェですが、ルヴァンカップ横浜FC戦では見事な逆転勝ちで、こちらも今季初勝利を挙げています。ただリーグ戦も勝利がないとは言え内容は悪くないだけに、前節のメンバーを踏襲した布陣で戦う可能性が高いのではないでしょうか。と言うことで、私の予想は次の通り。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木

    野津田  川村

満田             東

       森島

  Bカリファ  ソティリウ

SUB:川浪、志知、中野、青山、エゼキエウ、柏、鮎川
 昨年もリーグ戦は第5節まで勝利がなかったものの、ルヴァンカップで活躍した満田らがチームを活性化してその後の躍進につなげています。明日は先発だけでなくベンチスタートのメンバーも心を一つにして、リーグ戦の初勝利を勝ち取ってきて欲しいものです。
<23.3.9> 昨日ホームで行われたYBCルヴァンカップグループステージ第1節横浜FC戦は、逆転で今季公式戦初勝利を挙げました。
 スキッベ監督はリーグ戦から先発全員を入れ替えて、以下の布陣で戦いました。
       川浪

  住吉   山﨑   志知

    松本泰  青山

松本大            柏(→佐々木72分)
(→Bカリファ72分)
   柴崎    エゼキエウ(→川村61分)
   (→満田61分)
       棚田(→鮎川HT)

SUB:林卓人、越道
 対する横浜FCは、GK:市川、DF:林幸多郎、杉田、西山、武田、MF:吉野(→清水83分)、井上、小川慶、カブリーニ(→高塩69分)、新井、FW:マルセロ・ヒアン(→伊藤64分)、と言うメンバーでした。立ち上がりから前からのプレスに行く広島でしたが、横浜FCのパス回しになかなか奪うことができず、逆にシンプルな攻撃からチャンスを作られます。12分には吉野のロングパスで抜け出したマルセロ・ヒアンに決定的なシュートを打たれましたが川浪がナイスセーブ。30分の小川慶の決定機も川浪が防ぎ、続いて杉田のシュートはバーが弾きます。対する広島も27分には青山のクロスに山﨑がヘッドで合わせたものの惜しくも枠外。30分にはカウンターから棚田が抜け出したもののDFに当たり、38分には棚田、松本泰が決定機を迎えましたが決めることができません。更に41分には青山のフィードを受けたエゼキエウが倒されてPKを得て、自ら蹴ったもののGKのファインセーブの阻まれてバーにも嫌われます。前半は両チームともに決定機を迎えながらも得点は生まれず、スコアレスでハーフタイムを迎えました。
 スキッベ監督は後半立ち上がりから鮎川を投入して流れを変えようとします。しかし先にスコアを動かしたのは横浜FC。後半12分、杉田のパスで抜け出した小川慶のクロスは川浪が弾いたものの、こぼれ球をカプリーニに決められて先制点を許してしまいました。
 ここでスキッベ監督は川村と満田を投入して攻撃のギアを上げます。続いて26分にはベン・カリファと佐々木を投入。志知を左WBに上げてクロスからの得点を狙いに行きます。そしてそれが功を奏したのが後半29分。志知のクロスはGKに弾かれたものの、満田が右から強烈なシュートを決めて同点に追いつきます。更に35分には満田のCKを佐々木が難しい体勢からヘッドで流し込んで勝ち越し点を奪うと、43分には山﨑のロングパスで抜け出した満田のクロスをDFがオウンゴールして点差を広げます。その後も広島がペースを握りつつ横浜FCの反撃を許さず、そのまま逃げ切りました。
 昨年はカップ戦でもメンバーを変えずに戦ってルヴァンカップ優勝と天皇杯準優勝を勝ち取ったスキッベ監督でしたが、今年のルヴァンカップの初戦は「完全ターンオーバー」で来ました。そのためか立ち上がりからハイプレスに行ったもののなかなか嵌まらず、横浜FCにパスを回され何度かビッグチャンスを作られました。そして後半12分、中盤からのスルーパスで小川慶が抜け出したところから先制点を許します。そこまでは広島も何度か良い形を作りながらも得点できずにいただけに、悪い雰囲気になりかけていたようにも思いました。しかしそこで投入された川村と満田、更に交代で入ったベン・カリファと佐々木が流れを変えて、一気の逆転勝利に繋げました。結果だけ見ると「レギュラー組」の力強さが目立ったようにも思いますが、それもそこに至るまでに全員で「スキッベサッカー」を貫いていたからこそ。「控え組」の頑張りとそれを引き出したスキッベ監督の采配が、勝因だったと言って良いのではないでしょうか。
 ところでこの試合で特に印象的だったのは、今季初出場となった青山のプレーでした。中盤での激しい守備やゲームコントロール、そしてエゼキエウのPK奪取に結びつけたシーンに見られる鋭いパスはさすがと言うべきものだったのですが、それ以上に驚いたのはセットプレーのキッカーを務めていたこと。しかもそのボールの多くが鋭く曲がり落ちる球質で、後半33分には住吉の決定的なシュートを導きました。昨年から出場機会が限られる中で、自らを成長させてきたことが分かりました。彼ほどの選手が苦しい状況でもいっさい手を抜かずに鍛えている姿は、きっと若手にも良い影響を与えているはず。チーム力の底上げが着々と進んでいることが実感できる試合だった、と言って良いかも知れません。

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<23.3.8> 中国新聞によると、スキッベ監督は今日の試合について「全く違うチームになる」と語り、先発の大幅入れ替えを示唆していたとのこと。ここまでベンチ入りもなかった青山や2度の手術を乗り越えた鮎川らが「リーグ戦に出ているメンバーを脅かすプレーをしたい」と語っていたそうです。
 今日の試合会場はエディオンスタジアム広島で、午後7時キックオフ。試合前イベントとしては、メインスタンドスロープ下のサンチェひろばで「サンチェふわふわドーム」と、メインスタンド正面の総合案内付近での「ルヴァンカップキッズイレブン サンフレッチェ広島といっしょにファイナルを目指そう!!」をそれぞれ4時から開催します。また入場者には「ぶち紫ハリセン」を7,000名様に配布します。その他、スタジアムグルメやイベント情報の詳細はサンフレッチェ広島公式サイトをご覧下さい。
 テレビ放送は「スカパー!プレミアムサービス」のch592とSPOOXのサッカーLIVEで生放送、また「スカパー!サービス」では3/11(土)の4時半から録画放送が予定されています。スカパー!サッカーセット契約者の方はMyスカパーIDでログインして番組配信でご覧下さい。今日もスカパー!を見ながらブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&スカパー!を見れない方は、こちらをご覧下さい。
<23.3.7> 明日はYBCルヴァンカップグループステージ第1節。サンフレッチェはホームで横浜FCと対戦します。
 昨シーズンは勝点80を挙げて2位で1年でのJ1復帰を果たした横浜FCは、昨年終了時のメンバーから11人がチームを去った一方で20名を獲得。小川航、長谷川、ブローダーセンら昇格に貢献したメンバーを中心にJ1を戦える陣容を整えました。しかし、第2節湘南戦では後半38分に追いついて勝点1を確保したものの、まだ今季初勝利は得られていません。今季のこれまでの戦績は次の通り。
1H ●0-1 名古屋 【名】ユンカー
2A △2-2 湘南  【横FC】小川航2、【湘】町野、OG
3H ●1-3 鹿島  【横FC】小川航、【鹿】藤井、鈴木、アルトゥール・カイキ
 前節は前半9分にクリアボールを拾われて藤井に移籍後初ゴールを許したものの、前半24分にPKで追いつくと、その後は互角の展開に持ち込みました。しかし前半38分に鈴木のゴールで勝ち越しを許すと、その後はなかなか押し返されないままに敗戦を喫しています。明日は広島と同様に今季初勝利を目指しての戦いとなりますが、総勢29名の登録メンバーを抱える利を生かして、フレッシュなメンバーで戦いを挑んでくる可能性が高そうです。
 対するサンフレッチェですが、今季から再導入される「U-21選手の先発出場義務ルール」の条件を満たすためには越道か棚田の先発が必須となります。ただ、昨年までのスキッベ監督の起用法を考えると、大幅なメンバー変更は無さそう。と言うことで、私は次のように予想します。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木

    野津田  川村

越道             東

    満田   森島

      Bカリファ

SUB:川浪、松本大、志知、エゼキエウ、松本泰、柏、ソティリウ
 昨年は初めてルヴァンカップのタイトルを取ったサンフレッチェですが、そのスタートはグループステージ初戦の徳島戦での3-0の勝利でした。今季はここまで勝ちのないサンフレッチェですが、昨年同様にグループステージで好スタートを切って、連覇を目指して欲しいと思います。
<23.3.6> サンフレッチェ広島レジーナは一昨日、「広島広域都市圏サッカー教室」を開催しました。これはWEリーグチームがリーグ戦が組まれていない週末に行う「WE ACTION DAY」の一環で、「女子サッカー・スポーツを通じて、夢や生き方の多様性にあふれ、一人ひとりが輝く社会の実現・発展に貢献する」と言うWEリーグの理念を実現するために行っています。この日は広島経済大学フットボールパークで選手18名が参加して、広島県、山口県、島根県にまたがる「広島広域都市圏」の小学1年生〜4年生約70名を集めて、選手によるデモンストレーションやミニゲーム、抽選会や質問コーナーを行ったそうです。

サンフレッチェ広島公式サイト
<23.3.6> 「高円宮杯JFA U-15サッカーリーグ2023中国プログレスリーグ1部」は昨日開幕し、サンフレッチェ広島Jrユースは鳥取U-15に7-0で勝ちました。得点は河上、内田、西川、信重3でした。なお中国プログレスリーグ1部はこの2チームの他に岡山U-15、クレフィオ山口Jrユース、サンフレッチェくにびきJrユース、ハジャスJrユース、Jフィールド岡山、シーガル広島、FCツネイシU15、サンフレッチェびんごU15の10チームが参加して10月初旬まで2回戦総当たりのリーグ戦を行います。
<23.3.5> レジーナは指宿キャンプ6日目の昨日、トレーニングマッチを2試合行い、鹿児島ユナイテッドU-14に15-0で、神村学園高女子サッカー部に2-0で勝ちました。鹿児島戦の得点は、1本目の15分、29分、39分、45分に大内、29分に齋原、32分に瀧澤。2本目は2分と22分に齋原、11分に中嶋、28分に大内、31分に上野、34分と38分にに谷口、36分に立花、42分に増矢。 target="_blank"公式サイトによると、ボールを失っても高い位置からプレッシャーをかけて奪い返し、一方的に攻め続けて得点を重ねたとのことです。一方の神村学園高戦の得点は、1本目の4分に谷口、26分に上野。早い時間帯で2点を奪ったものの、その後は最後の局面で攻めあぐねたり、シュートの精度を欠くなど追加点はならず。逆に鋭いカウンターから何度かピンチを招いたものの、福元の好セーブもあって無失点で終えることができた、とのことです。
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