4/2〜4/8のSANFRECCE Diary


<23.4.8> 明日はJ1リーグ戦第7節。サンフレッチェはホームにサガン鳥栖を迎えます。
 昨年は主力が大きく入れ替わったにも関わらず川井監督の下で終盤まで8位(最終順位は11位)と健闘していた鳥栖ですが、今季も宮代、ジエゴ、垣田らが移籍。またファン・ソッコや富樫など怪我人が続出したこともあってリーグ戦5試合で1勝1分け3敗と苦しいスタートとなりました。しかし前節は大宮から緊急補強した河田が後半アディショナルタイムに決勝ゴールを決めて勝利し、ルヴァンカップにも勝って初連勝するなど調子を上げてきています。今季のここまでの公式戦の戦績は次の通り。
1H ●1-5 湘南  【鳥】小野、【湘】大橋3、平岡、小野瀬
2A △1-1 G大阪 【鳥】樺山、【G】鈴木
3H ○1-0 名古屋 【鳥】長沼
L1H △0-0 札幌
4A ●1-2 C大阪 【鳥】本田、【C】香川、加藤
5H ●0-1 神戸  【神】泉
L2H ●0-2 横浜FM 【M】植中、吉尾
6H ○1-0 FC東京 【鳥】河田
L3A ○2-1 磐田  【鳥】アクム、樺山、【磐】小川
 リーグ戦から10人を入れ替えて臨んだ水曜日のルヴァンカップ磐田戦は、開始早々に先制して後半36分に追いつかれたものの、その5分後に勝ち越してルヴァンカップの初勝利を挙げています。この勢いで流れをつかもうと、強い気持ちで勝利を目指してくるに違いありません。
 対するサンフレッチェですが、神戸戦でトップ下でプレーした満田が2ゴールを挙げたことなどを考えると、この試合の布陣で戦う可能性が高いのではないかと思われます。と言うことで、私の予想メンバーは次の通り。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木

    野津田  川村

中野             東

   森島      満田

      Bカリファ

SUB:川浪、山崎、志知、越道、エゼキエウ、鮎川、Dヴィエイラ
 リーグ戦3連勝で4位まで浮上してきたサンフレッチェ。首位との勝点差は4、2位との差が2であることを考えると、ぜひとも連勝を伸ばして更にジャンプアップしたいところ。明日はホームのファミリーに、勝利の歓喜をプレゼントして欲しいと思います。
<23.4.7> サンフレッチェは昨日、トルコ・シリア地震の救援金を日本赤十字社広島県支部へ寄附した、と発表しました。サンフレッチェは1/11-28ににトルコ・アンタルヤで一次キャンプを行いましたが、帰国後の2/6に大地震が発生したことを受けて、開幕戦で選手会が中心になって救援会募金活動を実施しました。中国新聞によるとここで集まった133万円に選手会とクラブの救援金を合わせて200万円を寄附したとのこと。仙田社長は「選手や監督、コーチたち全員がショックを受け、寄附を呼びかけた。有効活用して欲しい」と語っていたそうです。
<23.4.7> 先週末に行われた中国プログレスリーグの第5節で、サンフレッチェ広島Jrユースは5-0でサンフレッチェびんごに勝って首位を守りました。第5節の全結果と順位表は次の通り。
びんご    0-5 広島Jrユース
岡山U-15   1-2 Jフィールド岡山
クレフィオ     くにびき
シーガル広島 4-0 鳥取U-15
ツネイシU15  5-0 ハジャス

       勝点 勝 分 敗 得失差
1 広島JY  15    5   0   0   +18
2 ツネイシ  13    4   1   0    +6
3 J岡山   10    3   1   1    +6
4 シーガル  10    3   1   1    +1
5 岡山U-15  10    3   1   1    +5
6 びんご    4    1   1   3    -5
7 ハジャス   4    1   1   3    -6
8 鳥取U-15   3    1   0   4   -11
9 くにびき   0    0   0   4    -7
10 クレフィ   0    0   0   4    -7

<23.4.6> 昨日アウェイで行われたYBCルヴァンカップグループステージ第3節神戸戦は、満田の2ゴールなど5点を奪って快勝し、2位をキープしました。
 「U-21枠」として越道を起用した他は鹿島戦と同じメンバーで、以下の布陣で戦いました。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木翔

    野津田  川村
    (→山﨑76分)
越道             東
(→中野68分)
   森島      満田(→鮎川78分)
   (→エゼキエウ68分)
      Bカリファ(→DヴィエイラHT)

SUB:川浪、志知
 対する神戸は、GK:メギオラーロ、DF:尾崎、高橋、大崎、寺阪、MF:扇原(→安達26分)、中坂(→サンペール57分)、川崎、泉(→イニエスタ57分)、FW:佐々木大(→冨永73分)、リンコン(→ムゴシャ73分)、と言うメンバーでした。広島は立ち上がりから高い位置からのプレスをかけて、主導権を握ります。前半7分には満田がFKを直接狙いましたがGKの正面。10分にはGKのパスミスを奪った満田のパスを、ベン・カリファがダイレクトで打ちましたが惜しくも枠外に外れます。また19分には右サイドにこぼれたボールを越道がシュートしましたが左ポストを舐めるように外れます。そして前半29分、越道のシュートはDFに当たって外れたものの、そこで得たCKで満田のボールを佐々木翔が押し込み、広島が先制点を奪いました。
 広島はこの後もゲームを支配して、31分には波状攻撃から越道がヘッドで狙いましたが枠外に外れます。対する神戸も何度か速攻からチャンスを作り、33分にはゴール前でパスを収めたリンコンがシュートしましたが大迫が落ち着いてキャッチ。44分にも川崎にシュートを打たれましたが枠外に外れます。前半は広島がチャンスを何度も作ったものの得点は1点にとどまって、1-0でハーフタイムを迎えました。
 後半最初のシュートも広島で、越道が強烈なミドルを放ちましたがGKがセーブ。1分にも満田のクロスに越道が合わせましたがDFがクリアします。神戸も何度か反撃してきたものの、しかし試合を動かしたのは広島。後半7分、神戸のプレスを剥がして左サイドを崩すと、東のクロスを満田が決めてリードを2点に広げました。
 流れを変えたい吉田監督は、イニエスタとサンペールを投入します。しかし広島の勢いは止まらず、14分には越道のクロスを川村がヘッドで決めて3点目。24分にはエゼキエウのクロスを満田が決めて4点目を奪います。その後も満田やドウグラス・ヴィエイラ、エゼキエウ、山﨑、中野が次々と決定的なシュートを放ったものの、神戸の必死の守りに防がれます。しかし後半40分、中野のシュートはGKに弾かれたものの、こぼれを山﨑が決めてダメ押しの5点目を奪います。後半アディショナルタイムにはパスミスからピンチになりかけたものの大迫がキャッチして、クリーンシートで試合を締めました。
 リーグ戦首位の神戸と4位の広島と言う好調同士の対戦となったこの試合でしたが、越道以外は全員がリーグ戦と同じメンバーだった広島に対して、神戸は先発全員を入れ替えたと言うことで、その違いが結果に現れたと言って良いでしょう。神戸も前半から何度か鋭い攻撃から広島ゴールに迫りましたが、全体としては広島がペースを握り続け、前半が1-0に終わったのが不思議なほどの内容でした。そして後半になると広島の勢いは加速して、着々と加点してリードを広げました。たまらず神戸はイニエスタ、サンペールらを投入したものの焼け石に水。むしろ広島で途中交代で入った選手たちが躍動して、後半はほぼ一方的に攻撃し続けました。神戸の守備は大差がついても粘り強く対応していたため5得点にとどまりましたが、もっと点差がついても不思議でない展開でした。試合後にスキッベ監督は「前半...相手を疲れさせることができたことで、後半得点がたくさん取れた」と語っていますが、まさにそんな感じ。先発したメンバーの戦術理解度の差が、最終的な結果に結びついたと言って良いのではないでしょうか。
 ところでプロとして初めての先発出場となった越道ですが、素晴らしい出来だったと言って良いでしょう。立ち上がりから得意のドリブルで何度も仕掛け、前半19分に決定的なシュートを放つなど終わって見ればチーム最多のシュート5本。先制点に繋がるCKも越道のシュートからのでしたし、川村の得点をアシストするなど68分間躍動し続け、足りなかったのは得点だけ、と言う感じでした。昨シーズン終了後に移籍した3人がいずれも右サイドをプレーエリアとする選手だったことから不安視されていた広島の右WBでしたが、途中出場で活躍した中野と合わせて人材は十分にいることを示した、と言えるでしょう。
 今節は名古屋も勝って勝点を9に伸ばしたため広島は2位のままですが、他の組の2位チームはいずれも勝点4にとどまっているためグループステージ突破に1歩前進した、と言って良いでしょう。この勝利で前節の逆転負けの悔しさを払拭したサンフレッチェ。この勢いで、リーグ戦もルヴァンカップも勝ち進んで行って欲しいものです。

ブログ速報  前半  後半
広島公式サイト  神戸公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ  戦評
日刊スポーツ  スコア詳細  イニエスタが途中出場
サッカーダイジェストWeb  ルヴァン杯GS3節
<23.4.5> モバイルサイトによるとスキッベ監督は今日の試合のメンバーについて「一番良いチームでいきたい」と語っています。怪我で離脱していたソティリウも一緒にトレーニングできているそうで、チーム全体に鹿島遠征の疲れもないとのこと。2試合連続のアウェイゲームですが最後まで集中して戦って、グループステージ突破に前進して帰ってきて欲しいと思います。
 今日の試合会場はノエビアスタジアム神戸で、午後7時キックオフ。試合中継はスカパー!プレミアムサービスのスカチャン10(ch590)とSPOOXのサッカーLIVEで生放送が、またスカパー!のCS800で明朝9時半から録画放送が予定されています。スカパー!のサッカーセットの契約者の方はスカパー!番組配信で見れますので、そちらをご覧下さい。今日もスカパー!を見ながらブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&スカパー!を見れない方は、こちらをご覧下さい。
<23.4.4> 明日はルヴァンカップグループステージ第3節。サンフレッチェはアウェイでヴィッセル神戸と対戦します。
 昨年は残留争いに巻き込まれてしまった神戸ですが、終盤に怒濤の5連勝で13位でフィニッシュしました。そして今季は前線からのハイプレスの戦術に切り替えて、リーグ戦は開幕から3連勝。また浦和戦に敗れたものの続く2試合にも勝利して、現在首位に立っています。今季のここまでの公式戦の戦績は次の通り。
1H ○1-0 福岡  【神】パトリッキ
2A ○3-1 札幌  【神】大迫、佐々木、山口、【札】金子
3H ○4-0 G大阪 【神】大迫、酒井高2、武藤
L1H ●0-2 名古屋 【名】酒井宣2
4H ●0-1 浦和  【浦】伊藤
5A ○1-0 鳥栖  【神】泉
L2A ○1-0 横浜FC 【神】大迫
6A ○3-0 京都  【神】汰木2、大迫
 前節は京都とプレスをかけあう激しい展開となりましたが、後半の汰木の2ゴールと大迫のダメ押しゴールで押し切っています。イニエスタら外国人選手の出遅れによって日本人選手だけでメンバーを組むことの多い今季の神戸ですが、それが逆に強い団結を生んでいるのかも。ルヴァンカップはここまで1勝1敗とこれ以上勝点を落とすわけにはいかないだけに、強い気持ちで戦いを挑んでくるに違いありません。
 対するサンフレッチェですが、こちらもここまで1勝1敗で勝点を落とせない試合となります。昨年は連戦でも主力メンバーで戦うことの多かったスキッベ監督ですが、今季はチームの層の厚みを増やすことを重視している様子。と言うことで、私はターンオーバーで戦うのではないかと考えメンバーは次のように予想します。
       川浪

  住吉   山﨑  佐々木

    松本泰  青山

越道             柏

   柴崎    エゼキエウ

     Dヴィエイラ

SUB:林、中野、松本大、川村、満田、鮎川、棚田
 前節名古屋戦は後半に逆転負けを喫しましたが、その悔しさは試合でしか晴らすことはできません。明日は誰が出場することになってもチーム一丸となって、勝って広島に帰ってきて欲しいと思います。
<23.4.4> 週末に行われた高円宮杯プレミアリーグウェストの開幕戦で、サンフレッチェ広島ユースは名古屋U-18に逆転負けを喫して、黒星スタートとなりました。広島のメンバーは、GK:山田、DF:山根、黒木、中光、石原、MF:松本(→中島75分)、木村(→木吹75分)、石橋(→桝谷89分)、竹山(→井上愛85分)、FW:角掛、中川。先制点は広島で、前半37分にこぼれ球を拾った石橋のパスを木村がダイレクトで決めました。前半終了間際にPKを与えて同点に追いつかれたものの、後半18分に相手パスをインターセプトした角掛がそのまま持ち込んで勝ち越します。しかしその後は名古屋の逆襲を受けて、32分、39分、44分、47分に立て続けに失点して敗れました。第1節の全結果と順位表は次の通り。
【第1節】
鳥栖U-18   3-2 神村学園高
横浜FCユース 1-1 神戸U-18
磐田U-18   1-1 米子北高
広島ユース  2-5 名古屋U-18
東福岡高   4-1 履正社高
大津高    1-5 静岡学園高

        勝点 試合 勝 分 負 得失差
1 静岡学園高   3     1    1   0   0    +4
2 名古屋U-18   3     1    1   0   0    +3
3 東福岡高    3     1    1   0   0    +3
4 鳥栖U-18    3     1    1   0   0    +1
5 横浜FCユース  1     1    0   1   0     0
5 磐田U-18    1     1    0   1   0     0
5 神戸U-18    1     1    0   1   0     0
5 米子北高    1     1    0   1   0     0
9 神村学園高   0     1    0   0   1    -1
10 広島ユース   0     1    0   0   1    -3
11 履正社高    0     1    0   0   1    -3
12 大津高     0     1    0   0   1    -4

<23.4.3> 一昨日アウェイで行われたWEリーグ第13節ジェフユナイテッド市原・千葉レディース戦は、両者とも決定力を欠いてスコアレスドローに終わりました。
 レジーナは前節と同じメンバーで、以下の布陣で戦いました。
       木稲

近賀   左山  呉屋   塩田

     小川  柳瀬

瀧澤     上野     中嶋
(→谷口71分)(→増矢61分)
       大内(→齋原84分)

SUB:福元、中村、川島、立花
 対する千葉は、GK:清水、DF:田中、鶴見、市瀬、蓮輪、MF:今井、岸川、大熊(→小川73分)、城和(→藤代HT)、FW:鴨川(→広瀬81分)、大澤(→大滝90分)、と言うメンバーでした。広島は前半29分に中嶋のクロスに上野がヘッドで合わせましたがGK正面。41分には右からのクロスに大澤が合わせましたが枠外に外れます。また前半アディショナルタイムには鴨川のクロスを大澤に狙われましたがわずかに上に外れます。前半はレジーナの良さが出なかった感じで、スコアレスでハーフタイムを迎えました。
 後半に入るとレジーナは、いつものようなアグレッシブなサッカーを展開します。最初のビッグチャンスは8分で、柳瀬のパスで右サイドのスペースに抜け出した上野のクロスに中嶋が合わせましたが惜しくも枠外。続いて15分には相手のボールを奪った中嶋がペナルティエリア内まで持ち込んでシュートしましたがGKが反応します。その後も相手を押し込み続けるレジーナ。後半42分には中嶋が長いドリブルからシュートまで持ち込みましたがGKに防がれます。対する千葉も後半アディショナルタイムに広島ゴールに迫ったものの木稲が立ちはだかって、両者得点の無いままに試合終了となりました。

サンフレッチェ広島公式サイト  千葉公式サイト
WEリーグ公式サイト
<23.4.2> 昨日アウェイで行われたJ1リーグ戦第6節鹿島戦は、ドウグラス・ヴィエイラの2ゴールで鮮やかな逆転勝利を収め、順位を4位に上げました。
 先発は柏戦と同じで、以下の布陣で戦いました。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木

    野津田   東
    (→エゼキエウ73分)
満田            志知(→中野73分)

   森島      川村
   (→鮎川82分)
      Bカリファ(→Dヴィエイラ68分)

SUB:川浪、山﨑、青山
 対する鹿島は、GK:早川、DF:常本、植田、昌子、安西、MF:佐野、樋口(→中村86分)、土居(→垣田65分)、FW:藤井(→松村71分)、鈴木、知念(→仲間86分)、と言うメンバーでした。立ち上がりは広島が攻勢に出たものの、その後は鹿島に押し返されます。10分にはスルーパスで右のスペースに抜け出した土居のクロスは大迫がキャッチ。11分には藤井が突破してクロスを入れましたがクリアし、23分には常本の攻め上がりから知念にヘッドで狙われましたが枠外に外れます。広島も25分にベン・カリファがシュートしたもののGKがセーブし、29分には森島のパスを東がつないで川村が打ちましたが惜しくも枠外に外れます。前半の終盤は鹿島に攻め込まれて、40分にはクリアボールが知念に当たって広島ゴールに飛んだものの、間一髪で大迫が弾きます。前半は両者とも持ち味を出して攻め合ったものの得点は生まれず、スコアレスでハーフタイムを迎えました。
 後半最初の決定機は広島で、東がベン・カリファとのパス交換からフリーになってシュートしましたが惜しくも枠を外れます。また15分には東のパスからベン・カリファがシュートしましたがGKに止められます。そして後半23分、中盤やや右寄りからのFKを樋口が蹴ると、このボールを知念に決められ先制点を許してしまいました。
 中野と東を左右のWBとし、川村と満田のボランチ、エゼキエウのトップ下にして流れを変えようとするスキッベ監督。後半36分には鮎川も投入して前への圧力を強めます。そして後半38分、CKのボールに反応した佐々木を松村が手を使って倒したと言うことで、広島にPKが与えられます。これをドウグラス・ヴィエイラが冷静に決めると、その2分後には中野が奪ったボールをエゼキエウが鋭いパス。これを収めて反転したドウグラス・ヴィエイラがポストに当てながらゴールを決めて、広島があっという間に逆転します。そして鹿島の最後の力攻めを凌いで、広島の勝利を告げるホイッスルが鳴り響きました。
 スキッベ監督は試合後に「今日の試合に関して言えばラッキーな勝者だった」と語っています。Football LABによると広島のボール保持率は45.8%。シュート数は鹿島の9本に対して広島は8本。また攻撃のチャンスビルディングポイントも鹿島が12.49に対して広島は11.96だったと言うことで、試合全体としては鹿島のペースの時間帯が長かったと思います。失点はセットプレーからでしたが、それも鈴木と知念が重なるように飛んでDFが付きにくい形を作って決めると言う、良くデザインされたものでした。松村がPKを与えたのは不用意だったと思いますが、そこまでは鹿島が流れを掴んでいた、と言って良いでしょう。大岩監督は「失点を防いで得点を奪いにいく」のが狙いだったと語っていますが、その鹿島の思い通りの80分間だった、と言って良いように思います。
 それに対して広島は、なかなか自分たちのサッカーができない時間が続きました。特に前からプレスに行ってもなかなか嵌まらず、後ろに重心を置かざるを得ない時間帯が長く続きました。そんな中で先に失点したと言うことで流れは非常に悪かったのですが、しかしそこで次々と選手を入れ替え、またポジションも替えて流れを掴むことができました。一気に逆転まで行けたのは運の要素もあったかも知れないのですが、しかしそこでギアを上げることができたこと、特に2点目は高い位置からのプレスで相手のボールを奪って一気に得点を奪うことができたのは、ここまで築いてきたサッカーの成果でしょう。特にキャンプからいろいろな布陣、選手の組み合わせを変えながら練習を重ねてきたからに違いありません。苦しいときでも自分たちの戦い方を貫くだけでなく、状況に応じてシフトチェンジができるようになっていることが、このこの試合の勝因になったと言っても良いのではないでしょうか。
 この結果サンフレッチェは勝点を11に伸ばし、順位も4位に上げました。今季のリーグは始まったばかりとは言え、序盤から良い位置に付けていると言うのはシーズンを戦う上で有利なのは間違いありません。4月はルヴァンカップが入ってくるため7試合戦わなければなりませんが、この勢いのままで、激戦を勝ち抜いて欲しい者です。

ブログ速報  前半  後半
広島公式サイト  鹿島公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ  戦評
日刊スポーツ  スコア詳細
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Football LAB
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