6/11〜6/17のSANFRECCE Diary


<23.6.17> 明日はルヴァンカップグループステージ第6節。サンフレッチェはアウェイで名古屋グランパスと対戦します。
 リーグ戦では第9節からの5試合を1勝3分け1敗とやや停滞していた名古屋でしたが、広島戦の逆転勝ちで勢いを取り戻してこのところ4連勝。首位・横浜FMに勝点1差に迫っています。前回の対戦以来の公式戦の戦績は次の通り。
14H ○2-1 広島  【名】ユンカー2、【広】川村
L5H ●0-1 神戸  【神】リンコン
15A ○2-1 札幌  【名】ユンカー、マテウス・カストロ
16H ○3-1 C大阪 【名】和泉、丸山、マテウス・カストロ、【C】カピシャーバ
17H ○2-1 福岡  【名】マテウス・カストロ、ユンカー、【福】佐藤
 ルヴァンカップの第5節神戸戦は、既にグループステージ突破を決めていたということもあって直前のリーグ戦から先発全員を変更。平均年齢22歳と言う若手メンバーで戦って、敗れはしたものの将来に繋がる戦いを展開しています。明日も「消化試合」となることを考えると若手を多く起用してくる可能性がありますが、ただリーグ戦から1週間空いているだけにある程度は主力を起用するかも知れません。
 対するサンフレッチェですが、代表に招集されている大迫と、体調不良で辞退した川村を欠いて戦うことになります。勝ち抜きのために現状のベストメンバーで戦うのは間違いないと思いますが、ただこのところチャンスは作るものの得点が奪えずに敗れる、と言う試合が続いているだけに、攻撃の形を変えてくる可能性もありそう。と言うことで、私の希望も込めた予想メンバーは次の通り。
       川浪

  住吉   荒木  佐々木

    野津田  松本泰

越道             東

       森島

  Dヴィエイラ  鮎川

SUB:川浪、山﨑、茶島、青山、柏、エゼキエウ、ベン・カリファ
 引き分けや負けでも他のグループの結果次第では勝ち抜きの可能性がありますが、しかしここは勝って確実にグループステージ突破を決めたいところ。明日もいつものようにチーム一丸となって、ここまで名古屋戦2連敗の悔しさを晴らして欲しいと思います。
<23.6.16> 昨日行われた国際親善試合で、日本代表はエルサルバドルに6-0で勝ち、森保新体制になっての初勝利を上げました。
 日本代表のメンバーは、GK:大迫、DF:菅原(→相馬HT)、谷口、板倉、森下、MF:守田(→伊藤敦76分)、三苫(→中村敬HT)、堂安(→川辺65分)、旗手、久保(→浅野65分)、FW:上田(→古橋65分)。試合開始のホイッスルとともに猛然とラッシュをかけた日本代表。前半1分に久保のFKを谷口がヘッドで叩き込んで先制点を奪うと、その1分後には上田が前線からのプレスでボールを奪ってドリブル突破を狙ってPKを獲得。(その上DFも退場。)これを自ら決めて追加点を奪いました。その後も日本代表は攻撃の手をゆるめず、前半25分には相手陣内でボールを奪い返した三苫が横パスを送ると、反応した久保がGKから逃げるボールでシュートを決めて3点目。更に前半44分には三苫のシュートはGKが弾いたものの、詰めていた堂安が押し込んで4点リードでハーフタイムを迎えました。後半も開始早々にシュートのこぼれを上田が押し込んだシーンはVARによって取り消されたものの、15分には久保のパスを中村敬が流し込んで5点目。更に後半28分には相馬のクロスを古橋が決めて、6-0で試合を締めました。
 開始早々の2得点。しかも相手に退場者が出たということもあって一方的な試合になってしまいましたが、それでもお互いに集中力を保ちながら90分を戦い抜いたと言うことで、収穫はあったと思います。特に約1年ぶりの代表での出場となった大迫にとって、ほとんど相手陣内で試合が進むと言う展開は難しかったに違いありません。その中でも唯一の危ないシーンはと言えば前半24分。誰も触れずにゴールマウスに飛んだFKのボールを、素晴らしい反応で弾き出して難を逃れました。日本代表が早々に2点を奪った後にしばらく膠着した展開だったので、ここで失点してしまうと流れが変わってしまう可能性はあったわけで、その後の大量得点を陰で演出したと言っても過言ではないと思います。その後も冷静なプレーでチームを落ち着かせていたことを含めて、上々のプレーだったと言って良いのではないでしょうか。
<23.6.15> 日本サッカー協会とサンフレッチェ広島は昨日、川村拓夢選手が体調不良により日本代表チームを離脱する、と発表しました。川村は合宿初日の12日は試合の翌日だったと言うことで軽めの調整で引き上げたそうですが、翌13日は体調不良のためホテルで療養していたとのこと。川村にとって初めての代表招集は、無念の途中離脱となってしまいました。
<23.6.14> 一昨日、2022-23シーズンのWEリーグアウォーズが行われ、優勝した浦和レッズレディース、2位のINAC神戸レオネッサ、3位の日テレ・東京ヴェルディベレーザが表彰されました。またMVPに輝いたのは浦和の安藤梢選手、得点王は東京Vの植木理子選手。ベストイレブンはGK:山下(神戸)、DF:安藤、石川(浦和)、守屋(神戸)、MF:楢本、清家、柴田(浦和)、藤野、木下(東京V)、FW:植木(東京V)、田中(神戸)の各選手で、優秀選手賞を受賞した中嶋淑乃選手は選ばれませんでした。2年目のWEリーグは観客動員が伸びない等の課題はあったものの、後半から声出し応援が解禁されてスタジアムの雰囲気も良くなって来ているだけに、来季は攻めの姿勢でリーグを盛り上げて欲しいと思います。
<23.6.13> 昨日、広島市役所で新サッカースタジアムの命名権締結式が行われ、スタジアムの名称として「エディオンピースウイング広島(EDION PEACE WING HIROSHIMA)」と発表されました。
<23.6.12> 昨日アウェイで行われたJ1リーグ戦第17節川崎F戦は、攻め込む時間帯が長かったものの点は奪えず0-1で敗れ、前半を5位で折り返すことになりました。
 越道、エゼキエウ、東が先発に復帰して、以下の布陣で戦いました。
       大迫

  住吉   荒木  佐々木
  (→山﨑84分)
    野津田  川村
    (→Bカリファ64分)
越道             東(→志知85分)
(→茶島64分)
   森島   エゼキエウ(→松本泰90分)

     Dヴィエイラ

SUB:川浪、柏、柴崎
 対する川崎Fは、GK:上福元、DF:山根、大南、車屋、登里、MF:シミッチ、大島(→小塚90分)、脇坂(→瀬川79分)、FW:家長(→山村90分)、宮代(→遠野79分)、小林(→レアンドロ・ダミアン27分)、と言うメンバーでした。立ち上がりから積極的に前に出た広島は、開始早々にドウグラス・ヴィエイラのシュートがポスト直撃。5分には大迫のフィードでエゼキエウが抜け出したもののシュートまでいけず、7分には森島のパスを川村がダイレクトで打ったもののGKのファインセーブにあいます。続いて12分には越道のクロスを野津田が打ったものの枠外。18分にはFKのこぼれを森島が打ちましたがブロックされます。防戦一方だった川崎Fでしたが、23分に小林が太ももを痛めてレアンドロ・ダミアンに交代すると、それが良かったのか27分には左サイドのつなぎから山根がファーストシュートを放ちます。前半34分には越道が惜しいシュートを放ったもののGKが反応。36分にも東の横パスを川村が打ちましたがdFにブロックされます。その後は広島のプレスがかからなくなって、家長や宮代に危ないシュートを打たれたものの大迫を中心に守ります。前半は両者ともチャンスを作ったもののゴールは生まれず、0-0のままハーフタイムを迎えました。
 後半最初のシュートは広島で、8分に森島が直接FKを狙いましたが大きく枠を外します。逆に後半10分、東が奪われたボールを繋がれ脇坂が野津田、佐々木をかわしてシュート。大迫が反応したものの届かず、先制点を許してしまいました。
 リードを奪って重心を低くした川崎Fに対して、広島は選手を入れ替えながら何とか点を取ろうとします。そして26分にはエゼキエウが狙ったもののブロックされ、33分には高い位置で奪った森島がシュートしたものの枠外。44分にもCKに佐々木が合わせましたがDFがぎりぎりで防ぎます。広島は何度もセットプレーやクロスからゴール前に迫りますが得点は奪えず、10分近かったアディショナルタイムも無為に過ぎて無情のホイッスルが鳴り響きました。
 試合後にスキッベ監督は「まず今日のパフォーマンスに関しては、素晴らしいパフォーマンスで、満足しています...われわれが示した情熱には非常に満足している。体を張って守り、最後まであきらめない、それが表れた試合だった」と語っています。確かに前半の終盤を除いて試合は広島のペースで、シュート数は川崎の9本に対して広島は15本。またペナルティエリア進入も川崎の8回の倍近い15回で、高い位置からの守備で何度も川崎ゴールに迫っていました。昨年の2試合はいずれもチームとしての完成度の違いを見せつけられたような結果でしたが、今回は内容的には上回っていたと言えます。ただその一方で、枠内シュートはわずかに3本。ゴール期待値も0.89と決して高くはなく、無得点に終わったのも止むを得ない内容だったと思います。モバイルサイトによると東選手は「やっぱりシュートのところ」と語っていますが、ここぞというところで決め切る力をもっともっと磨いて行かないといけない、ということなのだと思います。スキッベ監督は珍しく「自分たちの選手3名...がいないことで、若干クオリティーが落ちている」と嘆いていますが、いない選手のことを言っても仕方がないのも確か。今出ている選手たちがもっと自分の力を高めて、点を取る力、勝ち切る力を得るしかないのではないかと思います。5〜6月の戦いで神戸、名古屋、浦和、川崎Fと上位相手のアウェイゲームでことごとく敗戦したサンフレッチェですが、この経験を糧にして、後半のホームゲームでは絶対にリベンジしなければなりません。

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<23.6.11> 昨日アウェイで行われたWEリーグ最終節のノジマステラ神奈川相模原戦は中嶋と瀧澤のゴールで勝利。サンフレッチェ広島レジーナのWEリーグ2年目は、5位でのフィニッシュとなりました。
 レジーナは前節と同じ先発麺ー場で、以下の布陣で戦いました。
       木稲

近賀   左山  呉屋   島袋
(→渡邊88分)
     小川  増矢(→柳瀬52分)

瀧澤     上野     中嶋
(→川島71分)
       大内(→齋原71分)

SUB:福元、中村、立花
 対する相模原は、GK:久野、DF:伊東、大賀、畑中(→井上63分)、平野、MF:杉田、石田千(→浜田遥83分)、藤原、FW:松本(→石田み83分)、浜田芽(→西郡63分)、南野、と言うメンバーでした。ホームでの最終戦を白星で飾りたい相模原は、立ち上がりから積極的に前に出てきます。前半7分には平野に危ないシュートを打たれたものの木稲が好反応でセーブするなど粘り強く戦うと、最初のチャンスを得たのは前半9分。相模原の組み立てのパスを中嶋が奪うと、反転して思い切ってミドルシュート。これがものの見事に突き刺さって、広島が先制点を奪いました。
 これで勢いのついた広島は、高い位置からの守備で追加点を奪いに行きます。前半16分には小川のクロスのこぼれを呉屋がループで狙いましたが枠外に外れます。その後は再び相模原にペースを握られ、23分にはパスミスを奪われピンチになりかけましたが左山がクリア。26分には浜田芽にオーバーヘッドで狙われましたが枠を外れて助かります。前半は我慢の時間帯が長かったものの1点リードを保ってハーフタイムを迎えました。
 後半最初のチャンスは広島で、2分には上野のクロスに大内が飛び込みましたがわずかに届かず。5分には松本に左サイドを破られシュートを打たれましたがぎりぎり外れます。後半9分にはCKのこぼれを呉屋がシュートしましたがDFに当たって枠外。13分には島袋が強烈なミドルシュートを放ちましたが枠を捉えることができません。そして後半16分、CKのこぼれを呉屋が戻すと、これを瀧澤が強烈な弾道で突き刺してリードを2点に広げました。
 2枚替えで反撃を試みる相模原。しかし広島は高い位置からの守備で主導権を渡しません。終盤には相模原がサイドからの際どいクロスやミドルシュートで得点を奪いに来たものの広島の守備陣が集中を切らさず、落ち着いてコントロールしてそのまま逃げ切りました。
 試合後に中村伸監督は「試合内容は良くなかった。今までであれば、そのまま負けていた。しかし、今日は自分たちで声をかけあって、繋がりをもって我慢する部分は割り切って我慢し、戦えるようになったのは彼女たちの成長だと思う」と語っています。確かに立ち上がりは相模原の圧力に負けて押し込まれ、先制点を奪った後もなかなかペースを握れず苦しい戦いを強いられました。ただ後半は高い位置からのプレスが効いて、終始主導権を握っていた印象があります。監督の立場からはまだまだ不満の残る出来だったのかも知れませんが、勝てば順位を上げることができると言う試合で勝利して、5位でシーズンを終えることができたのは良かったと思います。今季の終盤は8試合勝利なしと言う苦しい戦いが続いていましたが、そのトンネルを抜け出して2連勝でシーズンを終了することができたのは、選手たちが最後まで諦めずに戦ったからこそ、なのではないでしょうか。
 WEリーグ最初のシーズンを6位でフィニッシュしていたサンフレッチェ広島レジーナとしては、それよりも1つ上の5位で終えることができたと言うのは良い結果だったと言えるでしょう。ただ、勝ち点は昨年の25よりも1少ない24。また優勝チームとの勝ち点差も昨年の25から27に広がったことに見られるように、リーグの中での立ち位置を上げることはできなかった、と言う感じだった2022-23シーズンのサンフレッチェ広島レジーナ。チームとしての戦術の熟成が必要なのはもちろんですが、それ以上に一人ひとりの選手の心技体に渡ってのレベルアップが必要だと言うことを、改めて思い知らされたシーズンだったと言えるのではないでしょうか?

サンフレッチェ広島公式サイト
WEリーグ公式サイト
<23.6.11> モバイルサイトによるとスキッベ監督は川崎Fについて「今の順位では真ん中あたりですけれども、そこにいるようなチームじゃない」と強調。今日は「やっぱり難しい試合になる」と語っています。昨年はホーム、アウェイとも大差で敗れた川崎F戦ですが、今日は何としても勝ってその時の悔しさを晴らして欲しいと思います。
 今日の試合会場は等々力陸上競技場で午後7時キックオフ。試合中継はDAZNのみとなっています。今日もDAZNを見ながらブログでの速報を行いますので、スタジアムに行けない&DAZNを見れない方はこちらをご覧下さい。
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