6/25〜7/1のSANFRECCE Diary


<23.7.1> モバイルサイトによるとスキッベ監督は新潟について「本当に危険なチームだと思います」と語っています。前回の新潟との対戦では後半に盛り返したものの、前半は良いリズムでパスを回されなかなか取りに行けず、良いコンビネーションから2点を取られたことが敗戦に繋がっただけに、今日も注意が必要なのは間違いないところ。プレスに行くべきところをはっきりさせ、素早い切り替えから得点を決めて、勝利してきて欲しいと思います。
 今日の試合会場はデンカビッグスワンスタジアムで午後6時キックオフ。試合中継はDAZNのみの予定です。今日は移動の関係でブログでの速報はできません。スタジアムに行けない&DAZNを見れない方は、モバイルサイトの速報などをご覧ください。
<23.7.1> サンフレッチェは昨日、レジーナの松原志歩選手の退団と、齋原みず稀選手の現役引退を発表しました。
 大阪生まれの松原志は、C大阪のアカデミーを経て武庫川女子大に進学。卒業後はアマチュア選手としてプレーしながらコーチとしても活動しました。そしてその後新潟レディースへのレンタルを経て2021年にレジーナに加入し、開幕から3試合に先発出場しました。また中断明けの後にも3試合連続で先発起用されたもののその後は出場できずに1年目の出場は7試合。また今季もWEリーグカップでは2試合に先発したものの、リーグ戦は1試合の出場にとどまっていました。公式サイトによると「サッカー選手を続けるうちはチャレンジし続けたいという思いと、海外でサッカーをしたいという夢があったことから今回の移籍を決断」したとのこと。レジーナの経験を活かして、羽ばたいて欲しいと思います。
 広島市生まれの齋原はアンジュヴィオレ広島、広島大学、バニーズ京都を経て2020年に愛媛FCレディースに加入し、2021年にレジーナ入り。1年目の開幕戦ではベンチ入りできなかったものの、第6節浦和戦で途中出場で決勝ゴールを決めるなど8試合に出場して存在感を見せました。また2年目も主に途中出場でカップ戦3試合、リーグ戦10試合にしたもののノーゴールに終わりました。公式サイトによると「自分の人生を考えた時に、もっと自分の可能性を広げたい」と思っての決断だったとのこと。どこに行くことになったとしても、頑張って欲しいと思います。
<23.6.30> 明日はJ1リーグ戦第19節。サンフレッチェはアウェイでアルビレックス新潟と対戦します。
 開幕から4試合を2勝2分けと好スタートを切った新潟でしたが、その後の14試合はわずか2勝で、現在15位まで後退しています。前回の対戦以降のリーグ戦の戦績は次の通り。
2A ○2-1 広島  【新】太田、鈴木孝、【広】塩谷
3H △2-2 札幌  【新】伊藤、太田、【札】青木、浅野
4H ○1-0 川崎F 【新】伊藤
5A ●1-2 浦和  【新】太田、【浦】酒井、明本
6H ●1-3 名古屋 【新】太田、【名】永井、ユンカー、稲垣
7A △0-0 神戸
8H ○3-2 福岡  【新】伊藤3、【福】紺野、小田
9H ●0-2 鹿島  【鹿】鈴木優、垣田
10A ●1-2 FC東京 【新】伊藤、【東】仲川、ディエゴ・オリヴェイラ
11A ●0-1 横浜FC 【横FC】ユーリ・ララ
12H △0-0 柏
13H ○2-1 横浜FM 【新】伊藤、三戸、【横FM】藤田
14A ●0-2 鳥栖  【鳥】小野、河田
15H ●1-3 G大阪 【新】舞行龍、【G】倉田、ファン・アラーノ、黒川
16A △2-2 湘南  【新】谷口2、【湘】町野、小野瀬
17H ●1-3 京都  【新】新井、【京】豊川、パトリック2
18A △0-0 柏
 ここまでチームの攻撃の中心だった伊藤涼太郎がシントトロイデンに移籍した、と言うことで、それまでのワントップからツートップに変えて臨んだ柏戦は、ボールを保持しつつチャンスを作ったものの決め切れずにスコアレスドローに終わっています。苦しい戦いが続いているものの、伊藤の移籍を戦い方を進化させる良いきっかけにしようとしている新潟。明日はいつも通りのアグレッシブなサッカーで、6試合ぶりの勝利を狙ってくるのではないでしょうか。
 対するサンフレッチェですが、今季初めて4バックで臨んだ前節はエウベルの個人技にやられて敗戦しています。ただ選手を交代させて臨んだ後半は前からのプレスが機能して主導権を握り続けることが出来ただけに、指揮官は手応えを感じている様子。明日は前節の後半の布陣を基本にして戦うのではないでしょうか。
       大迫

住吉   荒木  佐々木  志知

       山﨑
    
エゼキエウ          東

     森島  川村

      Bカリファ

SUB:川浪、茶島、松本泰、野津田、柏、柴崎、Dヴィエイラ
 なかなか得点が取れずに勝ち星が伸びていないサンフレッチェですが、チャンスは作れているのでいずれは点が取れるはず。自分たちがやっているサッカーに自信を持って、最後まで勝利を目指して戦い抜いて欲しいと思います。
<23.6.30> サンフレッチェは昨日、大宮アルディージャVENTUSから髙橋美夕紀選手を完全移籍で獲得した、と発表しました。
 福岡県出身の高橋は2016年にアルビレックス新潟レディースに加入。その後ニッパツ横浜FCシーガルスに移籍して、2021年の7月に大宮入りが決まりました。そしてWEリーグの2021-22シーズンは全試合に出場して4得点。続く2022-23シーズンも全試合に出場して4得点とチームの主軸として活躍してきました。特に今季の第10節の対戦では大宮の5得点のうち4点に絡む活躍でレジーナを粉砕しただけに、待望の点取り屋の獲得だと言えるのではないでしょうか。
<23.6.30> サンフレッチェは昨日、増矢理花、松原優菜選手のINAC神戸レオネッサへの移籍と、谷口木乃実選手の岡山湯郷Belleへの移籍を発表しました。
 増矢は2014年にJFAアカデミー福島から当時なでしこリーグのINAC神戸に加入して、在籍中の7年間に133試合に出場して27得点を挙げる活躍を見せていました。またなでしこジャパンでも27試合に出場して6得点を挙げていましたが、WEリーグ開幕にあたって新しくチームを作ったサンフレッチェに移籍。開幕戦では1ゴール2アシストと全得点に絡む活躍でチームを勝利に導きました。しかし後半34分の負傷が左膝前十字靭帯損傷と診断されて、結局2021-22シーズンの出場は1試合のみ。また復活が期待された2022-23シーズンもなかなか全盛期のパフォーマンスが戻らず、16試合の出場にとどまっていました。
 松原優はC大阪レディースから2021年にレジーナに加入して、開幕戦に先発フル出場するとその後も右SBのポジションを確保してリーグ戦17試合出場で2ゴールを挙げました。しかし今季はWEリーグカップでは3試合出場したもののリーグ戦ではなかなかベンチ入りもできず、出場はわずか2試合12分間に終わってしまいました。
 2017年に大学に在籍したまま高槻でリーグ戦全試合に出場し、8得点を挙げてなでしこリーグ2部新人賞を受賞した谷口は、バニーズ京都を経て2021年にレジーナに加入しました。そしてリーグ戦当初は途中出場が多かったものの第6節浦和戦に初先発して先制ゴールを決めるとその後はレギュラーに定着して、全20試合に出場して2得点を挙げる活躍を見せました。そして今季もWEリーグカップの全試合に出場して1得点を挙げ、リーグ戦も開幕から7試合連続で先発して1ゴールを挙げたものの、その後は大内にポジションを奪われる形となって19試合890分出場で2得点で終わっていました。
<23.6.29> サンフレッチェは昨日、レジーナの中嶋淑乃、呉屋絵里子、瀧澤千聖、立花葉、福元美穂、木稲瑠那、柳瀬楓菜、中村楓、上野真実の9選手との契約更新を発表しました。
<23.6.28> サンフレッチェは昨日、レジーナの近賀ゆかり、左山桃子、小川愛、島袋奈美恵、藤田七海、渡邊真衣、吉野真央、大内梨央、塩田満彩、巻胡花、森宙舞の11選手との契約更新を発表しました。
<23.6.27> サンフレッチェは昨日、千葉レディースから市瀬千里が、またノジマステラ神奈川相模原から松本茉奈加選手がそれぞれ完全移籍でレジーナに加入する、と発表しました。
 千葉県出身の市瀬はU-15からU-18を経て2017年に千葉レディースに昇格し、そのまま千葉でWEリーグ開幕を迎えました。そして2021-22シーズンはリーグ戦19試合に出場して1得点。また2022-23シーズンは全試合にフル出場して1得点を挙げるなど、チームの主軸として活躍してきました。アカデミー時代から11年間過ごしてきた千葉から移籍の決断をした、と言うのは相当の決意の表れだと思いますが、きっと広島でもレギュラーをとって、チームをレベルアップさせてくれるのではないでしょうか。
 一方の松本は神奈川県出身で、早稲田大学在学中の2019年にはユニバーシアード女子日本代表に選ばれて(因みに現レジーナの大内はこの時のチームメイト)4試合に出場して準優勝に貢献しました。またWEリーグでは2021-22シーズン、2022-23シーズンともに20試合に出場して2得点を挙げるなど、主力選手として活躍してきました。今季のレジーナはFWの得点力に課題があっただけに、ぜひともレギュラーをとって得点を量産して欲しいと思います。
<23.6.27> サンフレッチェは昨日、山口千尋選手のジェフユナイテッド市原・千葉レディースへの移籍と、川島はるな選手のノジマステラ神奈川相模原への移籍を発表しました。
 1996年生まれの山口は、2021年に愛媛FCレディースからレジーナに加入し、リーグ開幕戦から2試合に途中出場すると、第3節の東京V戦で初めて左ワイドで先発。続く新潟戦でも先発出場して、上野の同点弾を導くラストパスを出しました。しかしその後は徐々に出場機会が減少して1年目はリーグ戦12試合の出場にとどまり、続く2022-23シーズンの出場は皇后杯4回戦に途中出場しただけで、リーグ戦は1試合にベンチ入りしただけに終わりました。「広島に来て2年半、悔しさに溢れた日々」だった、と言う山口ですが、千葉ではぜひともレギュラーをとって、悔しさを晴らして欲しいと思います。
 一方の川島は、2021年にノジマステラ神奈川相模原からレジーナに加入し、初年度は開幕からレギュラーとして起用されてリーグ戦全20試合に出場し2得点を挙げました。また今季もWEリーグカップで2試合連続ゴールを決めるなど中心選手としての活躍が期待されましたが、しかしリーグ戦は瀧澤の加入もあって出場機会が減少し、先発起用は一度もなく8試合の出場に終わりました。得点力のあるゲームメーカーとしてまだまだやれる選手だとは思いますが、しかし「残りそう長くはないであろう現役生活の中で、自身の集大成をかけてもう一度挑戦したいという思いのもとこの決断に」至った、とのこと。古巣に戻って、ぜひとももう一花咲かせて欲しいと思います。
<23.6.26> 昨日安芸高田市サッカー公園で愛媛FCとの練習試合を行い、0-1で敗れました。失点は後半29分でした。
<23.6.25> 昨日ホームで行われたJ1リーグ戦第18節横浜FM戦は、またもや1点が遠くリーグ戦2連敗で首位との勝点差が10に開きました。
 スキッベ監督は公式戦で初めて4バックを採用して、以下の布陣で戦いました。
       大迫

住吉   荒木  佐々木  志知

       山﨑(→柏83分)
    
柴崎             東(→青山89分)
(→エゼキエウHT)
     森島  川村
     (→松本泰83分)
      Bカリファ(→DヴィエイラHT)

SUB:川浪、茶島
 対する横浜FMは、GK:一森、DF:松原、上島(→畠中83分)、エドゥアルド、小池裕、MF:渡辺(→藤田83分)、喜田、西村、FW:ヤン・マテウス(→水沼68分)、アンデルソン・ロペス(→植中61分)、エウベル(→宮市68分)、と言うメンバーでした。キャンプで取り組んでいたとは言え、Jリーグ開幕後は一度も採用したことのなかった4バック。しかも決断したのは当日の朝で、練習でもやっていなかった布陣だったと言うことで序盤から横浜FMに攻め込まれます。0分に喜田にシュートを打たれたのを手始めに、5分には小池裕、7分には西村にシュートを打たれます。しかし徐々にペースをつかむと、22分には森島のクロスに東が合わせましたが惜しくも枠外。23分にはCKから荒木がヘッドで狙いましたが枠外に外れ、29分には川村がロングシュートを放ちましたが枠外。また31分にはCKのこぼれを東が狙いましたがこれも枠外に外れます。そして前半39分、柴崎が奪われたところからショートカウンターを受けると、カットインしたエウベルが追いすがるDFをかわしてシュート。大迫が反応したものの届かず、先制点を奪われてしまいました。
 後半からドウグラス・ヴィエイラとエゼキエウを投入するスキッベ監督。また広島は前からプレスに行くようになって攻勢に出ます。5分には川村がシュートしたものの弱くGKに抑えられ、6分のドウグラス・ヴィエイラのシュートはDFに当たってGKがクリア。10分と11分には山﨑の上がりで惜しいチャンスを作ります。23分からは川村が何度もチャンスを迎えましたが、どうしても決めることができません。守りを固めてカウンターを狙う横浜FMは、32分には宮市のクロスに植中が合わせましたが大迫がファインセーブ。33分にはGKからのパスを受けた西村が打ちましたが枠外に外れ、続いて植中のシュートはバーが弾きます。何としても追いつきたい広島は柏、泰志、青山を投入して攻め続け、39分には東がミドルを放ちましたが惜しくも枠外。41分のドウグラス・ヴィエイラのシュートはDFに弾かれ、エゼキエウの仕掛けも青山のシュートもゴールを割ることができません。横浜は何度も危険なカウンターを繰り出してきましたが、大迫が冷静に対応して追加点を許しません。最後は青山のFKに大迫も上がって得点を狙いに行ったものの執念は実らず、またもや1点差を追いつくことができずに悔しい終了のホイッスルとなりました。
 試合後にスキッベ監督は「アンラッキーな敗戦だった」と総括。「今日のパフォーマンスに関しては非常に満足しています。ただ、点を取れなかったところは満足していません。敗れてしまったところも納得いかない部分です」と語っています。川崎F戦、名古屋戦でカウンターから失点したことから4バックで戦ったサンフレッチェは、さすがに準備不足が祟ったか序盤はなかなかペースがつかめませんでした。ただそんな展開ながら粘り強く戦えていたのは確かで、前半はそのままスコアレスで凌いで後半勝負というつもりだったのかも知れません。しかしエウベルの「個の力」にやられて先制点を許し、それによって横浜の守備を固めてカウンター、と言う戦い方を許してしまったわけで、その点は残念だったとしか言いようがありません。最終的にシュート数は相手の倍の20本放っていますし、また鋭いカウンターに対して2点目を許さなかったことを含めて、選手は100%を出して戦っていたのは間違いない。今はなかなか結果が出ずに苦しい時期ですが、しかしだからと言って下を向く必要はありません。この苦い思いを糧にして、チームも選手もより一層成長すること。そしてそれを結果に繋げること。この敗戦の悔しさを晴らす方法は、それしか無いのだと思います。

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