11/24〜11/30のSANFRECCE Diary


<24.11.30> 明日はJ1リーグのホーム最終戦。サンフレッチェはコンサドーレ札幌と対戦します。
 ペトロヴィッチ監督の下で6年連続でJ1残留を果たしてきた札幌でしたが、今季は開幕戦を引き分けた後第2節から5連敗、と最悪のスタート。その後もなかなか調子が上がらず、第22節終了時点での勝ち点は11。19位と勝ち点7差、残留圏の17位とは12差に開いた最下位に沈んでいました。しかし夏場に大﨑やパク・ミンギュらの補強と怪我人復帰の効果が出て、第23節以降の14試合で勝ち点23を積み上げています。8月の中断明け以降のリーグ戦の戦績は次の通り。
25A ●2-3 横浜FM 【札】浅野、菅、【横】エウベル、ヤン・マテウス、アンデルソン・ロペス
26H △2-2 福岡  【札】鈴木、田中、【福】ザヘディ、亀川
27H ○5-3 鳥栖  【札】スパチョーク、駒井2、OG、バカヨコ、【鳥】福田、久保、堺屋
28A ○2-0 磐田  【札】近藤、青木
29H ○2-0 川崎F 【札】青木、鈴木
30H ●0-2 東京V 【V】山田、チアゴ・アウベス
31A △0-0 町田
32H ○2-0 京都  【札】岡村、近藤
33A ●1-2 G大阪 【札】白井、【G】宇佐美2
34A ○2-0 名古屋 【札】駒井、鈴木
35H △1-1 C大阪 【札】青木、【C】山﨑
36A △1-1 湘南  【札】駒井、【湘】田中
 前節は後半5分に先制点を奪われたものの、その4分後に追いつくとその後次々と交代選手を投入して勝ち越しを狙いに行ったもののゴールは生まれず、勝ち点1にとどまっています。残り2試合で残留圏の柏との勝ち点差は6と、崖っぷちに追い込まれている札幌。奇跡のJ1残留を果たすために、大量得点での2連勝を狙うしかありません。
 対するサンフレッチェですが、ドウグラス・ヴィエイラが帰国し、新井がカヤFC戦で怪我をしてしまいまったことから、メンバー予想は次の通り。
       大迫

  塩谷   荒木  佐々木

    松本泰  川辺

中野              東

   加藤    アルスラン

     パシエンシア

SUB:川浪、柏、中島、満田、マルコスJ、ソティリウ、井上
 リーグ戦では3連敗中と調子を落としているサンフレッチェですが、これは明らかに優勝争いのプレッシャーのためでしょう。試合内容は悪くないだけに、普段通りの力を発揮すれば自ずと結果は付いてくるはず。明日はいつも通りのサンフレッチェのサッカーで、笑顔で青山選手の引退セレモニーを行って欲しい、と思います。
<24.11.29> 昨日アウェイで行われたACL2のMD5カヤFC戦は、後半23分の井上のゴールで追いついて負けなしを5に延ばしました。
 先発メンバーはシドニーFC戦から5人入れ替えて、以下の布陣で戦いました。
       田中

  越道   細谷  松本大

     中島  木吹(→松本泰HT)

茶島            志知(→中野HT)
(→新井HT→柏53分)
   満田   マルコスJ(→ソティリウ82分)

       井上

SUB:大迫、川浪、佐々木、荒木、東、青山、加藤
 対するカヤFCは、GK:デイト、DF:カサンブレ(→バンディウグ69分)、メンジ(→アルボレダ77分)、MF:パク・イヨン、エッソ(→アンヘレス77分)、ロサリオ(→ロタ63分)、山崎、FW:齊藤、堀越、メリサ(→ロペズ・メンディ63分)、駒木、と言うメンバーでした。最初のチャンスはカヤFCで、5分に堀越の左からシュート性のクロスを入れてきましたが田中がキャッチします。対する広島も6分に茶島がシュートしましたが枠外。続いて7分には中島が惜しいシュートを放ちます。また14分には満田のクロスにマルコス・ジュニオールがヘッドで合わせましたがわずかに枠を外れます。対するカヤFCは17分、左から仕掛けた堀越のクロスに駒木が当てると、ボールはそのままゴールに転がり込んで先制点を許してしまいました。
 これで勢いの出たカヤFCは、22分にメリサがFKを狙ってきましたが枠外。続いて25分にはパクに打たれましたが田中が横っ飛びでキャッチします。その後は広島も押し返し、28分にはCKに木吹が合わせましたが枠外。また32分には満田がシュートしたものの枠外。36分には右からのクロスに井上が合わせましたが枠外に外れ、45分にも満田のシュートが惜しくも枠外に外れます。前半は広島もチャンスを作ったものの得点はカヤFCの1点のみで、ハーフタイムを迎えました。
 後半に入るとスキッベ監督は中野、新井、松本泰の3人を投入。左右のWBに新井と越道を入れて得点を奪いに行きます。ところが開始早々の3分に新井が自ら座り込んでしまい担架で運び出されます。すぐに柏に代えたもののなかなか流れを掴めない広島。10分には満田がミドルレンジから狙いましたが枠外に外れます。そして後半23分、左サイドを突破した松本泰のクロスを逆サイドで満田が折り返すと、カヤFCのDFのクリアが井上の足に当ってゴールへ。井上愛廉のトップチームでの初ゴールが幸運な形で生まれて、広島が同点に追いつきました。
 同点になった勢いのまま、その後も広島が攻め込みます。後半24分には松本泰のクロスにマルコス・ジュニオールがヘッドで合わせましたが枠外。25分の満田のシュートは枠外に外れ、28分の満田のクロスは井上の目の前でGKが抑えます。終盤はカヤFCの攻勢に押し込まれる時間帯があったもののしっかりとゴール前で集中してはね返し、勝ち点1ずつを分け合うことになりました。
 アウェイゲームでは守りを固めてきたカヤFCでしたが、この試合ではラインを高くして前からのプレッシャーをかけてきました。そして積極的にサイド攻撃を仕掛けて得点を奪いに来ていました。前半17分の先制点はそのような流れで生まれたもので、広島の守備の連係ミスもあったもののカヤFCの狙い通りのものだったと思います。広島も前半から何度もビッグチャンスを作ってはいたのですが得点できなかったことから、スキッベ監督はハーフタイムでの3枚替えで流れを変えようとしました。ところが誤算だったのは新井がすぐに負傷退場してしまったこと。ここで4枚目のカードを切らざるを得なくなったことで、その後の戦術的交代がし難くなってしまいました。「消化試合」とは言え勝ち切れなかったのは、特にこの日の試合に賭けていたであろう「控え組」にとっては残念な結果だったと思います。井上のプロ初ゴールと言うご褒美はあったものの、広島にとっては不完全燃焼な試合だったと言えるでしょう。

広島公式サイト
Jリーグ公式サイト試合データ
ゲキサカ  戦評
スポナビ
日刊スポーツ
<24.11.28> 公式会見によるとスキッベ監督は、慣れていない人工芝のグラウンドや高温多湿を気にしながらも「気候については問題ない...人工芝のピッチにしても、お互いに同じ環境ですから」と述べています。中国新聞によると今回の遠征では中島、井上、木吹の3人のユース組が帯同しているとのこと。普段人工芝で練習している彼らが奮闘して、チームを勝利に導いてくれるのではないでしょうか。
 今日の試合会場はリサール・メモリアル・スタジアムで日本時間の午後7時キックオフ。試合中継はDAZNのみとなっています。今日は仕事の関係で速報はできませんので、スタジアムに行けない&DAZNを見れない方はモバイルサイトの速報などをどうぞ。
<24.11.27> 明日はACL2グループステージMD5。サンフレッチェはカヤFCイロイロとアウェイゲームを戦います。
 昨シーズンはフィリピンリーグで無敗で優勝したカヤFCは、今季も無敗を続けるなど好調を持続。また3連敗スタートとなっていたACL2も、前節の東方戦は後半24分に退場者が出て数的不利になり、しかも直後に同点に追いつかれながらも41分にロペス・メンディのゴールで初勝利を挙げています。現在最下位のカヤFCですが、しかし2位シドニーFCとの勝点差は3。ここで勝てば最終節に自力で突破できる可能性が出てくるだけに、必勝体制で広島を迎え撃とうとしているに違いありません。
 対するサンフレッチェですが、中国新聞によると中2日で札幌戦を戦わなければならないことを考えて若手中心で戦うとのこと。と言うことで、メンバーは次のように予想しておきます。
       田中

  イヨハ  細谷  志知

     青山 松本大

茶島              柏

   満田    マルコスJ

       井上

SUB:川浪、薄井、中野、荒木、松本泰、東、越道、川辺、加藤、
    パシエンシア、ソティリウ
 今季の公式戦は残り4試合なので、ここで出場する選手にとっては最後になるかも知れないチャンスです。グループステージ突破が決まっている広島にとっては「消化試合」ではありますが、出場する選手たちには全力で戦って勝利して、チームに勢いをつけて欲しいと思います。
<24.11.27> プレスリリースによると、ドウグラス・ヴィエイラ選手は昨日、左膝の治療のためにブラジルに一時帰国したとのことです。
<24.11.26> サンフレッチェは昨日、柏好文選手との来季の契約を更新しない、と発表しました。
 山梨県出身の柏は国士舘大を経て2010年に甲府でプロとしてのキャリアをスタート。1年目の前半こそ出場機会をつかめなかったものその後はコンスタントに出場するようになり、2012年の城福監督就任に伴ってレギュラーをつかんでJ2で41試合に出場し4ゴール。続く2013年もJ1で全試合に出場して4ゴールを挙げて翌年広島に移籍。その後11年間に渡って広島の「左の翼」として攻守に奮闘してきました。その中で特に印象的だったのは2015年のJリーグチャンピオンシップの1st legで、G大阪が1点リードしていた後半24分にミキッチに代わって投入されると、35分にはドウグラスの同点ゴールをアシスト。更にアディショナルタイムには勝ち越しゴールを決めて、この試合のMOMに選ばれるなど、V3の立役者の一人となっていました。広島でリーグ戦285試合、カップ戦40試合、天皇杯20試合に出場するなどチームを代表する選手の一人と言える柏でしたが、ここ2年間は出場機会が激減していたことから「まだまだやれる」と言う気持ちは強かったはず。来季はおそらく他のチームでプレーすることになると思いますが、どこに行ったとしても応援して行きたいと思います。
<24.11.25> 昨日行われた高円宮杯プレミアリーグウエストの第20節で、サンフレッチェ広島ユースは米子北高を6-0で下して3位に上がりました。得点は前半1分に井上愛、6分、31分、後半2分に宗田、16分に林、37分に井上愛でした。第20節の全結果と順位表は次の通り。
【第20節】
長岡帝京高  0-3 神戸U-18
岡山U-18   2-2 東福岡高
鳥栖U-18   2-1 名古屋U-18
大津高    2-1 静岡学園高
米子北高   0-6 広島ユース
鹿児島城西高 1-2 神村学園高

         勝点 試合 勝 分 負 得失差
1 大津高     52    20   17   1   2   +45
2 神戸U-18    45    20   14   3   3   +18
3 広島ユース   36    19   11   3   5   +26
4 名古屋U-18   36    20   11   3   5   +16
5 神村学園高   33    20   10   3   7    +4
6 鳥栖U-18    32    20   10   2   8    +4
7 帝京長岡高   27    19    8   3   7    -3
8 東福岡高    24    20    6   6   8    -3
9 静岡学園高   20    20    5   5   9   -12
10 岡山U-18    16    20    4   4  12   -20
11 米子北高    10    20    3   1  16   -36
12 鹿児島城西高  7    20    1   4  15   -39
 なお今節の結果、大津高のプレミアリーグウエストでの優勝が決まりました。
<24.11.24> 昨日アウェイで行われたWEリーグ第10節AC長野パルセイロレディース戦は、前半に失った1点を取り返すことができず0-1で敗れ、3試合連続で勝ち無しとなりました。
 レジーナは前節から先発3人を入れ替えて、以下の布陣で戦いました。
       木稲

塩田   左山  呉屋   藤生
         (→島袋87分)
     小川  渡邊

古賀     瀧澤     中嶋(→早間87分)
(→柳瀬59分)(→髙橋美87分)
       上野(→李70分)

SUB:福元、中村楓
 対する長野は、GK:伊藤、DF:安倍、岩下、坂井、岡本、MF:菊地、伊藤、三谷(→源間73分→奥川87分)、FW:髙橋雛、大内、川船(→中村恵85分)、と言うメンバーでした。最初のシュートは広島で、前半14分にCKに走り込んだ藤生がミドルレンジから狙いましたが枠外に外れます。対する長野は前半18分、左への展開のボールを収めた岡本が塩田を振り切ってクロス。飛び出した木稲が触ったものの弾き切れず、こぼれ球を大内に押し込まれて先制を許してしまいました。対する広島は26分、横に流したCKを中嶋が打ちましたがGKのファインセーブに防がれます。逆に40分にはバックパスを川船に奪われてGKとの1対1にされましたが木稲が足に当てて防ぎ、後半4分にもゴール前でパスを奪われ、髙橋雛にフリーで打たれましたがシュートミスに救われます。その後は広島が押し込み、23分にはCKのこぼれを柳瀬が打ちましたが枠外。26分には柳瀬の左からのクロスに瀧澤がヘッドで合わせたもののGKに弾かれ、瀧澤、柳瀬が続けざまにシュートを放ちましたがGKに防がれます。後半34分には中嶋が右から仕掛けてシュートを放ちましたがGKの正面。終盤には3枚替えでゴールをこじ開けに行きましたが有効な攻撃はできず、1点差のまま逃げ切られました。
 試合後に瀧澤は「今はいろいろなフォーメーションでいろいろな選手がプレーしていることもあって、ここ数試合は自分たちが作り上げてきたサッカーが分からなくなっているような、みんなのイメージが合わなくなっている感覚があります」と語っていますが、確かにそんな感じ。上手くいっている時はいいのですが、劣勢になったり、あるいは追いかける展開になったときに自分たちのサッカーができなくなっているように思います。今季の序盤は良い流れで来たものの、このところ壁にぶつかっているレジーナ。選手一人一人、そしてチームとして成長することで、乗り越えて行かなければなりません。

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